江南区意見交換1

最終更新日:2015年4月23日

平成27年2月8日(日曜)午前

(1)

コミュニティ協議会の運営基盤の強化について

(2)

公共交通の充実について

(3)

旧小学校の一部を雨宿りなどに利用できないかお聞きしたい

(4) 学校区について

(5)

農家レストランについて
(6) 水と土の芸術祭について
(7) 通学路における除雪の改善について

質問1

コミュニティ協議会の運営基盤の強化について

発言者

 コミュニティ協議会の運営基盤の強化をお願いしたい。当コミュニティ協議会では、事務所を会長宅にいまだに置いている。活動拠点の整備ということでぜひ検討していただきたい。

市長

 コミュニティ協議会の活動拠点の状況についても把握しているが、旧新潟市に脆弱な地域が多く、恐縮に思っている。例えば、空き家を地域の茶の間としてコミュニティ協議会が運営するということであると支援がしやすいのではないか。そこにコミュニティ協議会の事務局も構えることについて、今後さらに踏み込んで意見交換、情報交換させていただきたい。
 今回も若干のコミュニティ協議会への支援増強を行ったが、子育てや介護などの地域福祉の分野でコミュニティ協議会に大きな役割を担っていただけると大変ありがたい。ひまわりクラブの運営や介護保険の生活支援を行うときには、事業費を差し上げることになる。ひまわりクラブを運営してくれているコミュニティ協議会の中には、NPO法人の資格も取って金銭関係の透明化を図っているところもある。
 従来の支援では、事務局の拠点と人材、活動資金が不足しているということもご指摘いただいているので、新年度は少し前進させる。拠点についてはいくつかのパターンがあるので、地域の状況を踏まえて、また相談させていただきたい。

質問2

公共交通の充実について

発言者

 私どもの地域では、今年度試験運行で地域バスを走らせていただいているが、少子化の関係で利用者が思うように伸びず、本運行にはならないだろうと判断している。BRT運行後は、交通をコントロールすることもできるという話があったので、現在運行している酒屋から亀田を通って古町へ行くルートと、酒屋から新光町を通って万代シテイバスセンターへ行くルートの、朝晩の増便を検討いただきたい。

市長

人口密度の小さいところ、営業バス路線の遠いところの住民バスの支援を厚くするということで、そのような地域はこれまで一律に示してきた30パーセントという数字を割り込んでいても運行させていただく。
 また、全国各地の過疎地では、タクシーを使ったデマンド交通が充実しているところが出てきている。今後は、どうしても住民バスでも補えないところには、デマンド交通を活用していく必要があると思っている。すでに北区などで社会実験を行っているので、そのようなものも参考にしていただきたい。
 新年度から、各区で公共交通を検討する委員会に本格的に動いてもらうので、そこから出た要望、意見を第三者委員会で精査していく。そして路線バスの充実について、地域路線も含めて提案いただき、新潟交通が可能と判断したものは営業バスとさせていただく。それ以外を区バス、住民バス、デマンド交通という3つのやり方で、公共交通空白区を少なくしたいと思っている。
 また、両川での実践結果を年度末に点検させていただき、相談させていただきたいと思う。

質問3

旧小学校の一部を雨宿りなどに利用できないかお聞きしたい

発言者

 平成27年度からの区ビジョンづくり構想の中で、閉校になった旧酒屋小学校と旧割野小学校の体育館を地域の多目的施設として耐震構造にして残していただきたいという要望をしたが、行政としては解体、売却との回答をいただいた。それについては地域としても承知している。
 旧酒屋小学校には、広く水はけのよい屋外グラウンドがあり、現在、少年野球チームが練習に使わせていただいているが、雨が降ったときの雨宿りの場所もトイレも無い。両川地区にきちんとしたスポーツ施設がないので、正式な軟式野球場に改良することも区づくり構想の中の予算の要望として出している。それが決定すればきちんとしたダグアウトやトイレがついた野球場になると思うのだが、それまでの間、旧小学校の施設の一部を雨宿りなどに利用できないかお聞きしたい。

市長

 使われなくなった公共施設については、基本的には売却でお願いしたい。しかし、例えば旧万代小学校跡地が売却されたが、一部は地域の方が活用できるようにという良い提案が民間から出ている状況である。
 農村田園地帯などで土地が売れないというところは、点在している公共施設を集約させ、複合施設にしていただけないかという話し合いに入っていく。
 現在、一部では旧校舎が植物工場に利用されるというところが出てきているので、田園農村地帯の旧校舎の活用という中で、一つ大きな視点として加えたいと思っている。
 基本的には、地域の方が納得される施設、できれば地域の子ども子育てや、超高齢社会に対応するような施設、健康寿命を延ばしていく施設、そのようなものがありがたい。

区長

 耐震性の問題が一番重要である。どのくらいの需要があるか再確認させてもらいながら、どれくらいの規模が必要かなどについて、総合的に意見交換させていただきたい。

質問4

学校区について

発言者

 学校区の区割りがアンバランスではないかと感じている。実態に合わせて学校区を見直したら良いのではないか。 

市長

 基本的には校区の学校に行くことになるが、行政区を作った際に、校区と行政区が合わない部分が、東区や中央区などで存在している。
 これを性急にそろえていくということは難しいが、行政区と学校区が別れているようなところは改善をしていただければ一番ありがたいと思う。また、特定の学校に子どもが集中してしまうと、さらに多い方へ行ってしまう状況もあるので、できれば子どもの数のバランスが良くなるようにしていきたい。
 長年の経緯や、特に、今まで市町村が分かれていたという部分については抵抗感があるところもあると思うが、これからこのようにしていきたいということを地域に示していくほうがいいのではないかと思っている。

教育長

 最初に学校区ができたときには、そのときの集落や団体の関係があって、現在のように決まったものと思っているが、現在は市内のいろいろな場所で学校区がおかしいのではないかという話も出てきている。
 西区では、地域全体を隣の学校区に移してほしいという要望があって、その部分だけが動いたという例もある。地域ごとに全体の意見が一つになり、それが子どもたちにとって良いことであれば、こちらとしても考えさせていただいているというのが現状である。そのようなお話があれば、教育支援センターなどにお話しいただければと思う。

質問5

農家レストランについて

発言者

 農業戦略特区の指定を受けて、その効果に期待をしている。特に、新潟市の魅力度アップに無限の可能性を感じているので、農家レストランのビジョンが具体的に動き出していることに期待している。
 私はカフェを経営しており、無農薬の野菜を中心にした料理や、アレルギーに対応したスイーツを提供している。インターネットを通じてそのような情報を発信しているので、県外からもお客さんが来る。農家レストランとなると、ロケーションも素晴らしく、生産者の顔の見える食材を提供できるメリットもあり、絶好の機会だと思っているので、その取組に大いに期待し、かかわれるところがあればかかわっていきたい。

市長

 無農薬で栽培すると全国から買い求められるという状況が新潟県の農家で何件も出ている。
 特に米については、「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんに定期的に指導に来ていただいているので、若い農家が集まって、北区などで自然栽培も伸びている状況である。首都圏の意識の高い消費者は、そのような方面に関心が高いので、農家レストランで無農薬のお米、野菜などを提供していただくことで首都圏が反応して交流人口が増加するのではないかと感じている。
 ただ、農業戦略特区の指定をいただき、農業地でレストランが造れるという規制は緩和されたが、国土交通省や農業サイドでも様々な問題があるので、農家レストランが思うように建設されるかどうか分からない。情報をしっかり共有しながら、少しでも早く多くの成果を上げていただくように頑張りたいと思っている。
 新潟が農業戦略特区に指定されたことで、様々な面で効果が出ているので、最大限新潟の農業を全国にアピールしたいと思っている。

質問6

水と土の芸術祭について

発言者

 水と土の芸術祭について、地域文化の発信ということで極めて有意義だと思っているが、会場形式的な一過性のイベントのような面も見られる。もう少し地域に密着したものができないのかと感じる。
 地域に昔からある伝統的なものや文化などを活性化していく形で進めてはどうかと思っている。地域を深く掘り起こしながら、魅力ある、活気あるまちづくりを創造するようなプロジェクト、地域のふれあいができるような施策はできないか。

市長

 2009年にはじめて水と土の芸術祭を実施した時は、政令指定都市となって間もない時期だったので、新しい新潟市の素晴らしい伝統芸能や風景を市民自ら味わっていただくために、全域に点在するという形でアートプロジェクトを行わせていただいた。
 このときには、市民プロジェクトではなくて地域プロジェクトという言い方をしていたが、2回目から市民プロジェクトと名称を変えさせていただいた。名称は変わったが、地域の伝統芸能、神楽などに光を当てるということに2009年に続いて2012年にも取り組んでいただいた。2015年も市民プロジェクトという名前だが、地域に根付いている伝統芸能に光を当てるなど、地域が盛り上がるきっかけにしていただきたいので、市民プロジェクトに当たるかどうかについて相談いただきたい。
 今回は潟と日本海を中心にするということで、北区の福島潟、鳥屋野潟、佐潟、上堰潟をメイン会場にし、旧二葉中学校も非常に良い景観なので会場として使用することを考えているが、市民プロジェクトは全域で行っていただきたい。

質問7

通学路における除雪の改善について

発言者

 通学路における除雪を改善していただきたい。歩道が両側にある場所でも雪を山にして、子どもが車道を通らなければならないような除雪のしかたをしている。また、歩道のないところは学校の指導で白線の内側を1列で登校しているのだが、それも白線が出ないような除雪をしているため、子どもたちは狭い車道を、車を避けながら危険な状況で通っている。通学路については車だけ通せばいいということではなく、子どもたちも通るのだということを配慮した除雪を除雪業者に徹底指導をしていただきたい。

市長

昨年12月に最初に雪が降ったときに、まだ除雪業者と契約が終わっていなかったり、契約の期間に入っていなかったりという部分もあり、ご迷惑をおかけした。
 歩道の除雪まで手が回らないということでご迷惑をかけている部分があるが、地域の中にはコミュニティ協議会や自治会、自治連合会が新潟市から除雪機材を借りて、自ら除雪していただいているところもある。一部の地域では、業者が全て除雪をしている歴史があるが、業者をいつまで確保できるかということも心配である。そのため、できるだけ地域の方にも汗を流していただくこともお願いしていきたいと思う。
 通学路でありながら歩道がない、白線さえも引けないところも残念ながらいくつかあるという状況であるので、喫緊の課題として改善していかなければならない。しかし、道路構造そのものを変えられないというところもあるので、非常に大変である。何とか安全な通学路を確保し、それを雪のときでも通れるようにしていくということで、業者にはその旨を徹底していくが、ぜひ、地域で歩道除雪を行うということも頭に置いていただければと思っている。個別の問題については、報告を受け、改善できるところから改善していきたいと思う。

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