中央区意見交換1

最終更新日:2015年4月27日

平成27年2月28日(土曜)

(1)

豊照地区の避難所について

(2)

区政について

(3)

情報発信について

(4) 越境入学に対する規制について

(5)

地域教育コーディネーターの活動について

質問1

豊照地区の避難所について

発言者

 現在は、豊照地区においては豊照小学校、湊地区においては湊小学校と、それぞれ学校が防災拠点になっているが、4校統合となると避難所ではなく、避難場所となると聞いて愕然とした。豊照地区にはあまり高い建物がないので、地震による津波があった場合に逃げ込む4階建て、5階建ての高層ビルが必要である。現在は、豊照小学校の体育館、校舎が避難所として住民に認識されている状況なので、避難所にならないとなると非常に困る。統合によって不安が残ることのないように対策を考えていただきたい。

市長

 基本的にはまず4つの小学校を統合いただく。また北部コミュニティセンターも非常に老朽化してきた。そのため、学校として使わなくなる湊小学校、豊照小学校と、今のままでは安全面で心配な北部コミュニティセンターの新しい方向を早期に皆さんと相談しながら決めていく必要があると思う。
 下町では高齢化も非常に進んでいるのでお年寄りに対応する施設や、新しく子育て世代に下町に入って来てもらえるような機能も必要なのではないかと思っている。
 大畑少年センターも非常に老朽化し、都市計画道路にも重なることから、二葉中学校の跡地については、その機能をつけさせていただきたい。また、海岸沿いであれだけの建物は新潟市内でもないので、新潟の西海岸を一般の方に眺めていただくような部分も必要なのではないかと考えている。
 民間でも高層のマンションが仮にできるとすれば、津波避難ビルに指定させていただき、いざというときにはそこに逃げ込めるという青写真を作る。しかし、学校でなくなった段階で今の体育館や校舎はどうなるのかがご心配のところだと思うので、青写真が現実の形になるまで何年くらいかかるのか、そして取り壊しの間どこに避難すればいいのかということについては皆さんと意見交換をしながら考えていく。命を助けるために逃げ込むところと、本当の避難所として半月から1か月以上避難生活を送るところが必要になる。これから大きな機能について合意させていただく中で、その地域にどういう影響が出るかということで話し合いをさせていただき、最善の方向を選択していく。

区長

 何か災害が起きたときには、まず命を守り、その後、食べるものや着るものも必要であり、暖もとらなければならないということが避難所のイメージである。そうすると、避難所には非常電源も含めて、あかりや水、下水の接続が必要であるので、身近なところで言えば、近隣の小中学校が該当する。
 学校であろうが、ビルであろうが、命を守っていただくのが基本だと思うので、それは今の校舎を含めて考えていく。
 そして、暖を取ったり、食料を用意したりといった話になるとシステムとして必要なので、避難所として開設するためだけに、学校にさまざまな機能を保存していくということは、現実問題として難しい。そのため、避難場所として活用をいただくことを基本にしながら、地域の方々がどのように避難するのかということについては、避難のときの物資の搬送するシステムなども含めて、区の総務課で危機管理防災局と一緒にシステムづくりを行っているので、詳しいことは総務課で話を伺いたい。

質問2

区政について

発言者

 ひまわりクラブの運営や地域包括ケアシステムなど、これからのコミュニティ協議会の役割が非常に大きくなる。今まで以上の説明をお願いするとともに、問題点をご理解いただきながら進めてほしい。
 下町は非常に観光資源の豊かなところである。新潟の下町宝さがしとして8年間取り組んできて、今年も引き続き行いたいと思っている。また、養浜事業が進んできているので、昔のように安心安全な砂場として利用できるよう、海岸清掃をお願いしたい。

市長

 ひまわりクラブや地域包括支援センターなど、これまで以上に地域の皆さんとの連携、協働が欠かせないことから、区役所の全ての課長がコミュニティ協議会の会長、副会長の顔が分かるようにならなければならない。
 観光面については、下町は非常に可能性の大きいところである。下町の宝さがしについて、早川堀なども利用いただき大変ありがたい。みなとぴあから小澤邸、下本町市場がラインになってきたので、市民の皆さんに認識していただき、観光客にアピールするために、ゴールデンウィークのみなとぴあでのプロジェクションマッピングを定例化していきたい。
 夏の新潟海岸は大変に魅力的な場所である。まちなかにあれほど近い海水浴場がある所は大都市ではほとんどないので、宝物だという認識を市民の皆さんと共有し、アピールしていきたい。海岸清掃の体制を見直し、国との連携を前進させていきたい。

区長

 下町はあらためて宝物が多いところだと思った。中央区の自治協議会で北前船のまちなみづくりの提言が予定されているが、大変すばらしい試みだと思う。
 海岸清掃については、市役所だけではなく、関係の機関とも連携していきたい。

質問3

情報発信について

発言者

 観光面における情報発信が少ないのではないか。他の政令市、浜松市や岡山市、川崎市などに比べても、名所旧跡が少ないということもあるが、新潟人の気質として宣伝が下手であり、観光面における情報の発信が少ない。もっとインターネットを活用して、積極的に情報発信を行うべきである。
 現在の市のホームページは縦割りになっていて非常に分かりにくい。市外在住者に対し、特定のテリトリーについては別ページを作って、そこで東アジア文化都市などを積極的に掲載しながら、一巡できるようなコースを紹介するなど、きめ細かなことを行ってもらいたい。情報発信をもう一度全市的に見て、中央区でどうするべきかを考えていただきたい。

市長

 ホームページについてのご指摘は当たっている部分が多いと思うので、よそから来られた方を意識したページも、もう一度点検し、改善できるところは早期に改善したい。
行政情報は一定の信頼感はあるのだが、お国自慢をするという面では民間グルメサイトが新潟の情報を出してくれるというのは非常にありがたいものだと思う。また、現在ほかの情報検索サイト系の会社とも連携を探っているので、そのようなところに新潟の情報を出していきたい。
 また、東京暮らしとの比較の中で「新潟の食」がデータ的に見ていかにすばらしいかについても市民の皆さんに伝えていきたい。まず市の職員がしっかりと新潟をアピールできる職員になっていく必要があると考えている。

質問4

越境入学に対する規制について

発言者

 現在、当小学校区において児童の半分は他校区の小学校に越境入学をしている状況がある。今後も越境入学が続くと、せっかくの4校統合による日和山小学校がご破算になるような児童数の減少が続くのではないかと心配している。これを契機に越境入学に対する規制を行ってほしい。

教育次長

 住んでいるところの学校に行くことが基本原則だが、共働きでお子さんが家に帰っても保護する方がいないとか、ひまわりクラブがないなどの理由で、学区外就学の認可をするということになっている。4月からは、勤務状況を定期的に確認するなどして、適正な事務を行っていきたい。
 日和山小学校については、皆さんと一緒に魅力ある学校を作っていきたいので、ご協力いただきたい。

市長

 今後は教育委員会や教育長の立場も変わってくるので、首長と教育委員会が総合会議を定期的に開催し、どのような基準で越境入学の運用をしているのかについても、首長として判断をしていく。地域と学校の関係は、地域づくりの一番の基本だと思っているので、状況を把握しながら、助言という立場から指導という立場になる責任があることを認識した。

質問5

地域教育コーディネーターの活動について

発言者

 これまでは1小学校1コミュニティ協議会だったが、4月からは日和山小学校1校に対して4コミュニティ協議会になる。このことについては、現在4コミュニティ協議会で連絡会議を立ち上げ、学校とも話し合いもしてくれている。
 一方、説明の中で地域教育コーディネーターのさらなる活躍とあるが、どのようにお考えなのか。

市長

 4つのコミュニティ協議会が一つの小学校区ということで、最初はやりにくさが出てくる部分もあると思うが、コミュニティ協議会それぞれに教育・子育て担当というような部会を持っておられるので、合同会議などでより連携を密にするような体制を作っていただきたい。
 また、万代長嶺のように2つのコミュニティ協議会が統合し活動を行っているところもあるので、そのようなところを視察いただくことも考えられる。
 さらなる活躍については、地域教育コーディネーターとコミュニティ協議会があまり連携していないところで、しっかりとしたつながりを作っていただきたいというのが基本である。
 さらに、地域教育コーディネーターで活躍された方がコミュニティ協議会の事務局に入っていただいたり、事務局長になっていただいたりしたところがすごく活性化したという事例がいくつか出ている。PTA役員や地域教育コーディネーターも世代で変わっていくので、PTA役員や地域教育コーディネーターを務めた方がコミュニティ協議会の事務局に入っていただくような循環ができてくると非常にありがたい。
 コーディネーターが動きやすいように支援を行い、さらに活躍していただく。そのためにはコミュニティ協議会との連携強化が欠かせないので、コミュニティ協議会が地域教育コーディネーターを活用していく実例が出て、それがまたさらに波及していくとありがたい。

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