結核
結核とは
結核とは、せきやくしゃみで飛び散った結核菌を吸い込み(空気感染)、人から人へ感染する病気です。結核は、発病すると主に肺に炎症を起こし、せき・痰・微熱などの風邪に似た症状があらわれます。治療せずにいると、息切れや血の混じった痰が出始め、いのちにかかわることもあります。
結核は、きちんと薬を飲めば治る病気です。感染症法では、結核と診断された方が安心して治療を受け、周囲に感染を広げないよう、医療費の公費負担制度などが定められています。
- 2週間以上の長引くせき・痰・微熱などの症状が続く場合は、医療機関に相談しましょう。
- 結核は免疫が弱ったときに発病しやすくなります。規則正しい生活と十分な食事・睡眠、適度な運動により、日々 健康管理をしていきましょう。
- 年に一度は職場検診や住民健診などで胸部レントゲン検査を受けましょう。
なお、高齢になるほど結核菌を保有する割合が高く、加齢による体力の低下や持病の悪化などにより発病しやすくなります。65歳以上の方は、年に一度は胸部レントゲン検査を受けるよう、感染症法で義務付けられています。
※感染症法=感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
もっと知ろう!結核のこと
毎年9月24日~9月30日は『結核予防週間』
厚生労働省では、毎年9月24日から30日を「結核予防週間」と定め、結核に関する正しい知識の普及啓発を図ることとしています。
結核の感染・発病を予防するためには、ひとりひとりが正しい知識を持ち、行動することが重要です。他人事だと思わず、早期発見・早期治療を心がけましょう。
結核集団感染について(公表資料)
平成30年12月に届出のあった結核患者について、保健所の調査により、結核の集団感染事例に該当すると判断しました。結核は、平成30年に国内で1万5,000件以上、新潟市でも70件以上発生し、過去の病気ではないことから、結核についての注意喚起を目的とし、公表しました。
<公表日>令和元年5月22日
結核指定医療機関の指定に関する申請等について
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