エボラ出血熱について
最終更新日:2015年6月15日
平成26年3月以降、西アフリカを中心にエボラ出血熱の流行が続いています。
世界保健期間(WHO)は、平成26年8月8日、エボラ出血熱の感染拡大について、世界的な取り組みが必要な「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言しました。
西アフリカの流行国のうち、リベリアについては、平成27年5月にWHOが流行の終息を宣言したことから、厚生労働省はエボラ出血熱の流行国としての対応を取りやめましたが、ギニアとシエラレオネについては、未だに流行が続いており、対応が継続されています。
エボラ出血熱とは
- エボラウイルスによる感染症です。
- 症状が出ている患者の体液等(血液、分泌物、吐物、排泄物)に十分な防護なしに触れた際に、ウイルスが傷口や粘膜から侵入することで感染します。流行地では野生動物からも感染します。一般的に症状のない患者からは感染しません。空気感染もしません。
- エボラウイルスに感染すると、2から21日(通常は7から10日)の潜伏期間の後、突然の発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、咽頭痛等の症状が出ます。次いで、嘔吐、下痢、胸部痛、出血(吐血、下血)等の症状が現れます。
- 現在、ワクチンや特異的な治療法はないため、患者の症状に応じた対症療法が中心となります。
- 予防としては流行地域に渡航しないことが第一です。やむを得ず渡航する必要がある場合は、渡航前に現地の流行状況や最新情報を厚生労働省検疫所や外務省の海外安全情報のホームページ等でご確認下さい。
相談・お問い合わせ先
- 発生地域(ギニア、シエラレオネ)から帰国した後1か月以内の方で、発熱などの症状がある場合は、医療機関を受診する前に、保健所へ電話でご相談下さい。
新潟市保健所保健管理課感染症対策室 電話:025-212-8194
関連リンク
エボラ出血熱について(厚生労働省のホームページ)(外部サイト)
エボラ出血熱に関するQ&A、通知などが掲載されています。
エボラ出血熱の流行情報や海外で流行している感染症情報が掲載されています。
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