連載第2回 なぜ「新バスシステム」が必要なの?

最終更新日:2013年5月24日

 新バスシステムを導入する理由の一つは、バス利用者の減少に歯止めを掛け、持続可能な公共交通体系の実現を図るためです。

 マイカー依存度の高い本市のバス利用者数は平成12年から22年までの10年間で約40パーセントの減、バスの運行便数は平成13年から24年までで約20パーセントの減となっています(図)。利用者が少ない路線は減便や路線の廃止などサービスの低下を招き、そのことが原因で、さらに利用者が減少するという負の連鎖が続いています。

 このため、将来、超高齢社会が進み、それまでマイカーで移動できていた人が年齢などの理由で公共交通を頼らなくてはならなくなった時に、公共交通が利用しづらくなっている恐れがあります。

 こういった課題に対応するため、新バスシステムでは、まちなかで過剰気味に走行しているバスを集約し、生じた余力を郊外路線の維持・拡充につなげます。

 郊外ではバスの運行本数を増やし、時間通りにバスが来るようにするなど利便性を高め、まちなかでは、BRT(次世代型バスシステム)を導入し、スムーズな運行や乗車時の快適性を高めるなど質の高い交通環境を整えます。

 これにより、多くの人から「利用しやすい」と思われるバスシステムをつくり、利用者減少に歯止めを掛け、持続可能な公共交通の実現を図ります。

バス利用者は平成2年から平成22年までで約65パーセント減少。平成12年から平成22年までの10年間でも約40パーセント減少している
バス利用者数の推移

バス運行便数は平成13年から平成24年までで約20パーセント減少している
バス運行便数の推移

市報にいがた2412号(平成25年5月19日)掲載

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