連載第12回 他都市の事例を教えて

最終更新日:2013年7月26日

BRT(次世代型バスシステム)の運行区間で導入を目指している連節バスと、全市的なバス路線の再編について、他都市の事例を紹介します。

連節バス

 町田市では、平成24年から、事業者が行政と連携して、市内中心部の小田急町田駅から約5キロメートル離れた住宅団地までの区間で連節バスを導入しています。

 導入の背景には、まちなかで朝夕ラッシュ時のバス利用者が多かったこと、また、路線が集中してバスが団子運転していたことなどの問題がありました。

 こういった事態に対応するため連節バスを導入し大量輸送を可能にするとともに、まちなかの運行便数を23パーセント削減し道路の混雑緩和を図りました。


町田市で運行している連節バス

バス路線の再編

 盛岡市では、平成13年から、事業者と行政の連携によりバス路線の再編に取り組んでいます。

 その理由として、郊外と都心部を結ぶ幹線道路でバスが過剰気味に運転し、都心部で渋滞をまねいていたことなどが挙げられます。

 そこで、郊外から都心部までの長い距離を1本の線で結んでいた路線を、郊外を運行する「支線バス」と都心部へ向かう「基幹バス」に分け、交通結節点で結ぶバス路線に再編(下の図を参照)。幹線道路のバスを集約し、生じた余力を郊外路線の増便にまわすとともに、急行便の導入やバス専用レーンの延伸などを組み合わせて利便性を高めました。

 再編により生じた乗り継ぎの負担は、情報案内システムの設置や乗り継ぎ割引などにより軽減しました。

都心循環バスと郊外の支線バスを交通結節点において基幹バスで結び、急行便の導入やバス専用レーンの延伸などを組み合わせて利便性を高めています


市報にいがた2422号(平成25年7月28日)掲載

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