南区意見交換(令和7年7月8日)
最終更新日:2025年8月15日
概要
(1) 財産経営推進計画と学校適正配置の一体的推進について
発言者
財産経営推進計画と学校適正配置の一体的推進について質問です。白南中学校区では、財産経営推進計画が発表された当初から学校再編について注目し、早くから準備会を立ち上げ、地域で検討を進めてきました。その地域プランという形で、住民が作り上げた白南未来図を提案しています。簡単に言うと、小学校3つと中学校を統合して、小中一貫教育校を目指す提案です。この地域は児童数の猛烈な減少が進んでおります。スピード感を持った対応が保護者と私たちの願いで、市当局と学校適正配置の検討を進めていますが、私たちが描いた小中一貫教育校のプランと、実際に進んでいるプランがだんだんかけ離れてきました。財産経営推進計画と学校適正配置が一体的に推進されていないところに原因があるのではないでしょうか。上位プランは財産経営推進計画だと思いますが、それに先立つ形で学校適正配置が進んでいます。私たちが夢を描くとすれば、財産経営推進計画の方法論である複合化や多機能化などの使いやすい施設になるための部分です。面積は小さくなってもいいし、学校を地域からなくしてもいいので、白南地区に使いやすい子育て施設を残すのが願いです。学校適正配置は、複合化や多機能化までの権限を持たないような検討の場になっていて、大局的に見た地域の未来図に対しては心もとない感じを受けています。もちろん教育委員会も、南区も、財産活用課の皆さんも一生懸命やってくれていると思いますが、何とかこの行き詰まり感を解消できたらと思います。教育委員会だけではなく、スピード感を持って、強いリーダーシップで一体的な推進をお願いします。
市長
白南未来図のプランを作っていただき、積極的に前へ進めていることに感謝を申し上げます。学校適正配置と公共施設の再編について、齟齬が起こっているのではないかという話ですが、公共施設の中で、学校は地域の皆さんの特別な思いが入っていると思います。やはり先に学校の統合について話をしていただき、同時並行的に白南地域の公共施設の状況を踏まえて、施設の再編を検討していく順番がよいと考えているところです。引き続き、皆さんからご意見をいただきながら、スピード感を持って取り組みを進めていきたいと考えています。
教育次長
白南未来図に「小学生と中学生の交流、学び合い」という言葉が出てきます。本当に大切な視点で、教育課程を含めて、白南地域の教育をどうしていくかということだと思います。学校適正配置検討会は、学校教育に主眼を置いて考えていくということで、他の公共施設とは別に検討する必要があると考えています。ただし、学校適正配置を行うには、地域の公共施設のあり方について検討することが有効になってきます。公共施設のあり方の検討については、情報をお互いに共有しながら、市長部局と教育委員会で連携しながら進めていきたいと思います。もちろんスピード感は前提になることだと思います。
財産経営推進担当部長
スピード感という指摘はごもっともだと思います。皆さんのほうで先行して、学校の統合と合わせて空いた校舎をどう使っていくか検討いただいていて、そのスピード感に私どもがなかなか追いついていなかったので、不安に感じられたことと思います。その点は本当に申し訳ございませんでした。今回、市長を筆頭に、財産経営推進計画と本部を再起動、再始動したということで、スピード感をもって、全庁、教育委員会、市長部局関係なく連携し、公共施設のあり方検討を進めていきます。今後、副市長を交えた意見交換で改めて地域にお伺いし、今後の進め方を相談させていただきます。
(2) 地域クラブ活動とスポーツ施設利用について
発言者
部活動について、新潟市の取り組みはすごく遅れていると感じています。自治協議会で建議書を提出しましたが、来年はっきりしたものが出るから、それに合わせてと説明がありました。こどもたちは3年間しかありません。今年度、部活動の募集がなかった中学校では、市の対応が遅れるほど、こどもたちの機会が失われると思います。また、時間が短縮されたことで、準備してもすぐ片づけをしなければいけないような部活動もあります。保護者に話を聞くと、親が送迎できないから地域クラブ活動に参加できないとか、部活動のときはほとんどの子が入部していたのに、今年度は入部が非常に少なかったと聞いています。地域移行についてこどもたちや保護者に先にアンケートを取って、影響がどのくらいあったのか、数字をしっかり見るべきではないか。そういったアンケートをすぐ出してもらって、自分たちの地域で何が困っているのか、自治協議会で考えていきたいと思いますが、可能でしょうか。
2つ目、地域クラブの公共施設利用の優先や減免措置です。今は一般利用の方と一緒なので、保護者が平日に会社で携帯を使って予約している状況で、そうしないと練習場所も確保できないと聞いています。学校は優先して使えますが、ほかのスポーツ施設は一般料金と一緒なので、非常に高額です。他市であれば燕市は中学生が無料、上越市などでは半額くらいです。新潟市は大人の働き方改革が優先されて取り組みが始まっていますが、こどものフォローが全然できていないと思います。減免措置と優先利用に関して、今年、何とか取り組んでいただきたいのですが、可能でしょうか。
最後に、各区によって課題は違うと思います。南区は移動距離も大きいですし、各地域ともう少し話し合って地域移行を進めてほしいという意見を建議書に書きましたが、ぜひここもお聞かせ願います。
市長
市の地域クラブへの移行の対応が遅れるほど、こどもたちの部活動や地域クラブの機会が失われるのではないかということについては、全くそのとおりだと思います。我々も皆さんに地域クラブ活動について説明ができるようにしっかり準備を進めていきたいと考えております。
教育次長
1つ目と3つ目について説明します。こどもたちの実態をきちんと把握せずに地域展開は進められないので、大事な視点だと思います。今年度こどもたちにアンケートを取った結果があります。新潟市では部活動のみに参加している生徒が48パーセント、南区では39パーセントです。地域クラブのみに参加している生徒は新潟市が15パーセント、南区が17パーセントです。部活動と地域クラブ両方に参加している生徒もいて、新潟市は17パーセント、南区は20パーセントです。まとめると、南区では部活動を含めて地域クラブに参加している生徒は37パーセントいて、かなりの割合が参加している状況です。これは4月当初に取ったもので、こどもたちの実態も変わってくると思います。アンケート結果の共有について、こどもたちは一人1台iPadを持っているので、それでアンケート等を投げかけ、集約することも可能です。その結果については、また共有させてもらいたいと思います。
次に、区ごとに実態が異なるというのはそのとおりで、区内でも学区で変わってくるので、実態をどうとらえるかがとても大事な視点です。今年度、学校支援課の地域クラブ活動推進室にコーディネーターを3名配置しました。それぞれ8区を担当し、5月までの間に各中学校区を回り、それぞれの課題を確認したところです。今後56校すべての学校を回り、それぞれの学校の今の問題点や課題、どういうことに困っているかを把握したいと思っています。白根地区で言うと、2つの学校ですでに調査が終わり、あと4つの学校は7月下旬までにすべて終わらせる予定です。区ごとというくくりだけでなくて、各学校でどんなことが困っているのかも含めて把握しながら、例えば、この学校には吹奏楽部があるけれども、ここにはないから一緒に合体してやろうなどという形で考えていきたいと思います。
文化スポーツ部長
文化スポーツ部は、教育委員会と一緒に、部活動の地域展開について検討しています。地域クラブの活動場所については、中学校施設の利用を中心に調整することとしております。国から地域クラブの定義、要件や、受益者負担の目安が夏ぐらいに示され、冬には総合的なガイドラインの改定を予定しています。加えて、公共施設にはスポーツ施設や文化施設がありますが、現在、教育委員会とともに、中学校の部活動での実際の利用状況や、使用料減免の規定がそれぞれ違うので、現状を把握するための調査と、地域クラブで中学校施設の利用をする希望があるか意向調査を行っているところです。使用料については、現在の部活動と同等のような減免措置が適当と考えていますが、国の動向や利用実態や意向調査、一般利用者との公平性に加え、先ほど話があった他都市の事例なども調べながら、しっかり検討を進めていきたいと思います。
(3) 地域の交流施設への希望について
発言者
公共施設の関係で、地域に合わせて施設を複合化、多機能というのは非常にいいことですが、それに加えて少子高齢化で、施設の中にこどもと老人の居場所のほか、中間に交わるスペースを作ってもらうと、老人は今までの豊富な経験があるので、こどもが学べるのではないか。世代間の交流施設を作るに当たって、そういったスペースを持った方がいいのではないかということです。
もう1つ、小さくてもいいので、施設の中にある程度地域の特性を持ったもの、例えば白根だと農業とか、アンテナショップとまではいかないけれども、そこに行けば何か情報が得られるようなものや、何か情報を発信する場を設けてもらえれば、気軽に地域の方が行けるのではないか。
もう1つは、こどもたちや老人も行ける、安く提供できるような、小さな食堂などの施設があればいいのではないか。これは希望ですが、よろしくお願いいたします。
市長
先ほど紹介した江南区の曽野木コミュニティセンターには、2階にこどもたちが勉強するようなスペースがあって、下で高齢の方が文化活動をしていれば、活動の内容によっては、相互にコミュニケーションできるようなつくりになっていました。今後、皆さんから公共施設のあり方について検討して、希望を出してもらう中で、そういう可能性もあると思います。ご要望の件につきましては、我々もしっかり受け止めて、対応していきたいと思います。
(4) 部活動や地域クラブに参加していないこどもたちについて
発言者
部活動や地域クラブに加わっているこどもたちは大体30パーセント以内でしょうか。心配なのは、それ以外の70パーセントのこどもたちで、文化活動やスポーツ活動にかかわれないのか、かかわりたくないのか。事情があるなら、その事情は何か。私たちの時代は、部活動で先生やほかの生徒たちといろいろなコミュニケーションが取れて、本当に楽しくそれぞれの学生生活を送ったのではないかと思います。今のこどもたちは少し違っているのかもしれませんが、その7割の生徒たちはどんな考えを持っているのか。3年間何もせずにいたら、その先の社会生活に何らかの影響がないのかということを心配しています。あるいは、現実、費用的な負担もかなりあるので、心配した保護者がクラブ活動を制限しているのか。それは本当にあってはならないことだと思います。7割の人たちが利用しない理由についても、アンケートなどを取るなどして、結果によっては、市として対応していかなければならない部分があると感じているので、意見として言わせていただきます。
市長
自分のことを考えると、中学校時代は部活動に入って、夕方遅くまで部活動にいそしんで、エネルギーを使っていたので、うちへ帰ったら大体ご飯を食べてばたっと倒れるという感じで、その代わり悪いことをしないで済んだみたいなところもあるかもしれません。
現在の状況や、ご質問いただいた点については、教育次長から説明させていただきます。
教育次長
費用面や、合う種目がない、会場が遠いなどといったことがネックになって、本当は入りたいけれども入れないこどもがいることを一番懸念しています。入りたいこどもが入れる体制を整えるのが大事だと思います。南区には今リストに載っている運営団体が19ありますが、それ以外にもいくつか学校の努力で立ち上がっているものがあります。市全体の話をすると、運動部や文化部だけでなくて、公民館で行っている囲碁将棋サークルで、中学生も参加してもいいと言ってくれた団体もあり、そうなると多世代交流もできるわけです。こどもたちが、これだったらちょっとやってみようかなとか、これとこれを2つ組み合わせてみようとか、多様な選択肢が提供できるように、コーディネーターを中心として、団体リストを増やすよう進めていますので、ぜひ地域の方からもご協力いただければと思います。
(5) これからの公共施設のあり方検討について
発言者
これからの公共施設のあり方検討を加速するため、市役所の全部署で連携して取り組みを再スタートするという説明があり、私も本当に心強いです。私どもは白南未来図として、南児童館、放課後児童クラブも一緒に加えたらどうかと提案しています。縦割りの垣根を乗り越えて、連携していくと考えてよろしいでしょうか。これから先を考えたとき、やはりまたにぎわいを戻したい。みんなで集まって話し合うことによって、にぎわいが戻ってくると思います。公共施設のあり方について、何とか各部署で垣根を越えた連携プレーを取ってほしいというのが私の切なる願いですので、もう1回、市長から考えを聞かせてください。
市長
正直に申し上げて、新潟市の行政を進めていく中では、現実的に縦割りの部分もあると思います。ただし、今回の公共施設のあり方の検討については、10年たって、改めて再スタートすることとしました。今まではそういう体制を作ることができませんでしたが、私が本部長になり、関連する施設を持っているすべての部長が参加、連携して、新潟市役所をあげて取り組む決意でスタートしました。ご心配いただくところも、簡単にすっといけるかどうかは別として、必ず乗り越えられるようにやっていきたいと思いますので、どうかご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
(6) 観光情報の発信と観光拠点について
発言者
私は地域の観光振興という面に、民間のほうから取り組んでいます。南区は農業や伝統行事など、いろいろいいところ、観光資源がありますが、外部に伝える発信力が弱いと感じています。新潟市はPR下手と言われることもありますが、特に南区の情報は人口80万人の新潟市の中で、どうしても埋もれてしまう傾向にあります。また、一生懸命SNSを発信してもらっていますが、行政の発信だと特定の店舗を紹介できないような制限があって、我々がやる民間側の発信は、自由度はありますが、どうしても資金面で限界があります。
もう1点、施設の集約で多機能化という話がありましたが、特に南区は物理的な観光拠点が少ないと感じています。例えば、田上町の道の駅や五泉市のラポルテ五泉のように、物産販売、こどもの遊び場、観光情報、イベントなど、いろいろ一体になった施設が南区にもあればと思います。
以上2点について、新潟市として我々がやっているような民間からの観光情報の発信に対して、新潟市として資金的、技術的なサポートは可能でしょうか。施設の集約で多機能化にあたって、観光という観点からも機能を盛り込むことを考えてもらえればと考えています。
市長
南区は大変魅力が多い地域だと思います。白根の大凧合戦をはじめ、角兵衛獅子、笹川邸、かぼちゃ電車と、たくさん地域の中に魅力が点在していると考えています。そうした魅力を積極的に発信していく際に、財源などが必要になってくるという話だったと思います。こうした魅力を積極的に今後も発信していきたいと考えておりますが、質問のあった地域主導の観光発信を資金的、技術的にサポートする制度は残念ながらないので、今後皆様方のご意見を伺いながら、どのようなことができるか検討していきます。
地域の拠点施設について、新潟市内には道の駅が3つあります。豊栄は建設省が造りましたし、新潟ふるさと村は県が主体になって造りました。花夢里にいつは旧JA新津さつきが主体になって、国、県、市の補助金をもらって建てたということです。皆さんと相談しながら、どのような拠点施設が可能か、検討していきたいと考えております。
(7) ガソリン税の暫定税率の新潟市予算への影響について
発言者
今、参議院選挙期間中で、盛んにガソリンの暫定税率の話を聞きます。暫定税率はインフラ整備に使われていると報道されています。新潟市として、ガソリン税の暫定税率の予算への影響はいくらなのか、分かったらお願いします。
南区長
今そこまで詳しい手持ち資料がないので、調べて別途お答えしたいと思いますが、よろしいでしょうか。いつでも顔を合わせることが多いと思うので、なるべく早くお答えします。
※回答は、現在確認中です。
(8) 住民税や水道代を下げる施策について
発言者
なぜ人口減少が起こり、少子化になったのかというところで、もしかして住みにくいのではないか。1月に水道代を値上げしたのも、整備するのにお金がかかるし、仕方がないとは思いますが、国がなかなか動いてくれないなら、市ができるところで、水道代だけでも新潟市として下げるとか、補助を入れて、消費税を取らないでほしいと思います。お金持ちしか買えない地域振興券ではなくて、その方が全員に利益が広がると思います。
新潟市はせっかく政令指定都市になったのに、どんどん人口が減っているのはもったいない。南区には農業を頑張っている方がたくさんいるし、農業特区の指定があってアグリパークもできたので、IT企業を誘致するくらい予算をつけて、もっと農業を補助して、活発化してはどうか。人がいないと経済も発展しないので、なぜ人口減少が起きているのかということの解決。日本全体がそうだからではなくて、増えているところもあります。住みよい新潟市を目指したときに、学校の統廃合や公共施設の再編で、住んでいる人たちが便利になっているのか確認していただきたいと思います。学校は災害が起きたときに皆さんが避難する場所で、本当になくしていいのか。水害も地震もあったので、近くに避難所がないと困ることは身に染みていると思います。福島から避難して来ている人もいるので、農業を守る意味でも、原発のことをどう考えているのかもはっきりした方がいいと思います。住民が住みよくなるために、新潟市として住民税を下げたり、水道代を下げたりする施策をしてほしいと思いますが、どうでしょうか。
市長
率直に新潟市に住んでいる実感と、こうなれば新潟市はよくなるというお話をいただいたものと思います。新潟市の予算の組み立てとして、市民の皆さんから税金でいただく自主財源が約4割で、約6割は国からの交付金、国から助けてもらうお金でまかない、毎年、予算を組んでいます。消費税については国税なので、新潟市も地方分として1パーセント程度もらっていますが、これは国税なので手をつけられません。住民税や水道代については、確かに手をつけられますが、残念ながら6割を国などからお金をもらわなければならない財布の中で、水道代や住民税を安くして、自分たちの使えるお金をさらに減らすことはなかなか困難ですので、ご理解いただきたいと思います。
また、新潟市は水田面積の占める割合が日本一ですので、やはり農業で稼ぐことが大事になってきます。農業政策については、議会でもいろいろ質問をいただいていますが、引き続き、農業が盛んで、元気になって、もうかる農業になるように力を入れていきたいと考えています。
学校の統廃合については、もちろん学校があった方がいいと思いますが、こどもたちのことを考えれば致し方ない部分もあると思います。避難所としての機能については、地域の皆さんから公共施設の再編の中で検討いただければと考えています。
(9) 食の発信と食育の推進について
発言者
食育マスターをやっています。新潟市は、何がおいしい、何がとれる、何がうまいという発信力が少し複雑怪奇になっていると思います。先日、市報にいがたに載っていた、のどぐろの美宝も県民はほとんど分かっていません。ル レクチエもようやくラ・フランスと同等になってきた感じで、かきのもとって何だ、新潟の人は菊を食べるのかということも耳にします。フランスのように、そのとき採れるものを中心にしてアピールしていけば、もう少しめりはりのある宣伝効果になると思います。
フランスでは、学校で食育を学べる期間があります。小学生、中学生でも高級レストランでご飯を食べることができます。食育の日を各区役所や市役所の中の食堂でもやっていますが、何が食べられるか、いくらなのか全然見えてこない。そんなに細かくしなくていいので、冬に出回る越後姫を全市でやりましょうとか、例えばにいがた2kmの古町で、こちらは軽食、こちらはデザートということが見えるような店舗配置や、宣伝をしてほしいと思います。新潟ジャズストリートによく行きますが、人は集まるけれども、古町には食べるところがない。食べようと思っても時間が過ぎていたり、駐車場がなかったりします。酒の陣もそうです。そういうイベントは、新潟交通でもタクシーでもいいので、一緒に絡ませながらやった方がいいと思います。フランスだと、1チケット買うと駐車場や交通料金も全部含まれています。その辺を考えながら、あまり細かく宣伝するのではなくて、区切りをつけながら発信していただきたいと思います。
市長
食育マスターに新潟の食の情報発信のあり方について貴重なお話を伺えたと思います。お話を参考に、今後、新潟市のよさをアピールしていきたいと考えています。
話が少しずれるかもしれませんが、新潟市も昨年度から年2回、バス無料デーを設けています。バスに乗るきっかけを市民の皆さんに提供するために始めたわけですが、今はそれに加えて、地域にもにぎわいを作ってもらおうということで、地域の魅力やイベントとつなげて活性化していく取り組みを始めています。バス無料デーに地域でやっていることがあれば、ぜひ皆さんからも教えていただき、アピールしていきたいと考えています。
教育次長
学校では給食週間等を設けていますが、全員給食について、中学校28校がスクールランチでしたが、5校はすでにスクールランチから全員給食にしています。夏休み明けにあと23校、計28校が全員給食になります。これは同じ温かい給食を食べることで、食育の観点をさらに深めていこうという趣旨もあります。全員給食化したときに、食育をさらに充実できるように考えていきます。
発言者
今年1年生の給食を担当したときに驚いたのが、食べる時間が20分しかないのです。あとは10分黙食、その後、音楽が鳴るのですが、マツケンサンバが鳴り出して、どうかと思いました。食と音楽と見た目と、三位一体の提供をぜひともよろしくお願いします。できればクラシックか何かかけてもらって、ゆっくりご飯を食べられるような環境を整えてもらえれば本当に助かると思います。
市長
どのような曲がいいか、教育委員会と、こどもたちにも考えてもらいたいと思います。
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