秋葉区意見交換(令和7年6月16日)
最終更新日:2025年7月28日
概要
(1) 傾いた家を直す技術について
発言者
このたび、特許庁に傾いた家を3時間で直す技術が評価されました。水圧で穴を掘って、約1メートル四方くらいの穴が空くのです。そこにコンクリートを流し込んで、パイプの中に鉄を入れて、上のところにレンチゴムを入れながら持ち上げれば、それで終わりです。そうすると、1日で家がちゃんと直ります。その技術が評価されて、特許庁に載っています。ぜひ、大いに利用していただきたいということです。
要するに、困っている人に無料でやってもらいたいなという。お金はかかりません。うち、機械みんな持っています。よろしくお願いします。
市長
またよくお話を聞かせていただいて、困っておられる方に、機会がありましたら紹介させていただきます。
(2) 公共施設のこれからのあり方について
発言者
秋葉区もかなり老朽化した施設がたくさんございます。地区によってはそこをねらっているコミュニティ協議会も大変多くおります。これからの公共施設を考えるときに、今までの例から言うと必ず出てくるのが、予算がないというのが最初。それで終わってしまうと何もなりませんので、どのような形で優先順位をつけて進めていくのかを少し聞かせていただきたい。緊急性のあるものについては大至急取りかかっていただかないと困りますし、そんなに急がないものについては2番手、3番手ということでしていただくということでお願いしたいと思います。ただ、同じ秋葉区ですので、同じ地区で施設の取り合いが起きると本当に今まで仲よくやってきた秋葉区の住民同士で施設を取り合うような形になると大変困りますので、その辺を考えながら、どのような形で進めていくのか、行政も検討いただきたいと思っております。
財産経営推進担当部長
今ほどお話にもありましたとおり、施設の老朽化度合いですとか、維持運営に係るコストの状況がどうなのかとか、あとは、どれくらいの方が利用されているのか、利用率がどうなのかといった情報をまず、皆さんにきちんとお示しして、その中で施設が、例えば、複合化、多機能化することによって空いている施設の時間帯にほかの施設でやっていたサービスや事業を持ってきて、施設を統合することによって、予算がなくてなかなか直せないものを集約化することによって、そこに修繕の予算をつけていくというようなことを皆さんで一緒になって議論していただく。そのために、まずは我々からすべての情報を皆さんにお示しする、そして、地域ごとにお話し合いをさせていただくということで、今後、副市長が、まずはコミュニティ協議会の会長の皆様とお話をさせていただいて、地域ごとに今後、どういうお話し合いの進め方をしますかということで、皆さんと一緒になってそこのルール決めをして進めていくということで予定をしております。
決して新しい施設をうちの地域に持ってきてほしいとか、そういう誘致合戦になるようなご心配は出ないように、丁寧にお話し合いを進めていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
(3) 部活動の地域移行について
発言者
私のすぐ近くにバレーボール部に入ったというので喜んでいた中学校1年生の女の子がいたのですけれども、でもすぐなくなるのですという話をしていた。校長先生に聞いたら、今、小須戸中学校の1・2年生でバレー部員女子は22名いるというのですね。その22名は来年度以降どうするのですかと聞きましたら、金津中学校と一緒になって、毎週火曜日の7時から9時までの間、部活動をやることになるようだという話でした。けれども、今度、親御さん等に聞いたところ、その時間帯だと送迎しなければいけないので、行けるかどうか分かりません、それで22名のこどもたちはみんな悩んでいますという話でありました。本当は部活をやりたいけれども、今年度いっぱいで学校でやれなくなる。今のような形であれば、行けないこどもが相当出てくる。本当はやりたいのだけれどもやれないこどもをどうやって把握なさるのですか。こどもたちに対してどういう手当てをしていくのですか。ほかにもそういうこどもがいると思います。今やっている部活ができなくなると受け止めている中学生はたくさんいると思います。そのこどもたちにどうやって理解してもらい、どういう手立てをしていくのかを私はお尋ねしたい。
2つ目。校長先生が一番困っていたのは、吹奏楽部の顧問がいない、見つからない、受け皿がないのだという話でした。新津第一中学校にあるけれどもそこに行くには難しいし、近くにはないのだということで、小須戸地区で何とか探したいけれども、誰かいい人いませんかという話でした。先週の話で、やっとその話が出てくる。校長先生に、今までここにこういう人がいて、こういう団体がありますよということは、行政から照会とかはないのですかとお尋ねしましたら、そういうことはないですと。ほかの部活についても、校長先生たちが一生懸命になって受け皿を探しているように感じられました。どうもその手当てが十分でない。学校の先生方が本当に一生懸命になって探して、こんな形はどうだということで取り組んできているのが実態のような感じがしています。先ほど、行政の支援と市長はおっしゃいましたけれども、必ずしもそれが十分とは私には思えません。
この話の大本は、先生方の働き方改革ということもあったわけで、そこは一切触れられていない。私の今の話を総合して考えると、先生方の働き方改革、大人の都合でこどもたちがやりたいことがやれなくなるような状況が感じられるのです。やはり、それではまずいと思いますので、十分な受け皿を用意して、移行していけるようにしていただきたいのがお願いであります。
教育次長
いくつかのご質問がありましたけれども、まず、秋葉区の実態をお話しさせてください。今、全部で207団体リストに登録しているクラブがございます。その内、秋葉区で団体として活動できると言っているクラブが19あるのです。19というクラブにつきましては数がまだまだ足りないと思っています。今、秋葉区の部活動に所属しているこどもたちが1,502名いるのです。そのこどもたちの全員が秋葉区の、19のクラブに分散したときに、55パーセントの受入数しかないのです。ということは、45パーセントのこどもたちの受け入れがまだできていない状況であるということです。ですので、これから団体リストに記載するクラブの数を増やしていく。その増やしていく作業、観点ですけれども、先ほどお話がありました、生徒が何を希望していて、どのような部活動が、地域移行、地域展開になったときに必要だと思っているのかということをきちんと把握する必要がございます。
それにつきましては、今年度、コーディネーターという役職を3名、今、学校支援課の地域クラブ活動推進室に設けました。この3名が何をしているかといいますと、まず、それぞれの学校に出向き、実際にどの部活動のどういうところが受け皿としてなくて、困っているかということを確認して、秋葉区内の近くの学校と合同でできないかとか、新たな運営の団体リストに載せるチームを作れないかとか、そういうマッチングを今やっているところでございます。こどもたちが、自分たちで通える範囲のところに少しでも団体リストのチームとして記載できるように、今、団体の数を増やしているということが1点目です。
2点目に吹奏楽部のお話がございましたけれども、秋葉区には今、2つ吹奏楽の団体がリストに記載されています。ただ、6つ中学校区がございますので、まだ2つでは足りないと私も思っています。ですので、ほかの中学校との合同で行うとか、また、新たな指導者の発掘とかに今、尽力しているところで、これは行政だけではもちろんできませんので、地域の方からのお声もお聞きしながら今、進めているところでございます。
最後に、こどもの主体性のところですけれども、働き方改革で教員という話がございました。今回、働き方改革の側面は全くないとはもちろんいいませんけれども、こどもたちが主体的にさまざまなことを考えて放課後活動をデザインしていくというのが、地域クラブ活動の一番大きな点だと思っています。こどもたちが主体的に選ぶために、近くにさまざまな団体があり、こどもの選択肢が増やせるようなことを考えています。地域の方のご協力なくしてはとてもできませんので、ぜひ、この機会を利用して、地域の方からも、こういう指導者がいるよとか、今、運営団体はあるけれども指導者がいないから何とかマッチングしてほしいとか、そういう声を推進室に上げていただければ、対応させてもらおうと思っています。
(4) 地域クラブ活動と保護者負担について
発言者
地域クラブ活動移行に伴い、こどもたちが相撲クラブに入ってきていただくとなると、今、土俵が痛んでいるため整備をしてもらいたいのと、シャワールームが2つしかないので、こどもたちが増えてしまうと待ち時間があるので、それも対応していただきたいというのがあります。
我々の相撲教室では、一昨年辺りから全国大会に出場するこどもたちが増えてきています。相撲連盟でもお金を保護者の方に交通費として出していただくのですが、やはり、足りない部分があります。できれば保護者の方々の負担にならないように、補助金を少し考えていただけるとありがたいと思っています。どうかご検討をお願いします。
教育次長
さまざまな運動種目や文化芸術があることはとてもいいことだと思っています。
会場については、まず中学校施設を中心に私たちは考えているのですけれども、相撲だと道場がどうしても必要であり、中学校施設ではなかなか賄えないところもあると思うのです。そこは今、検討中ということですけれども、具体的には、国で8月をめどに公的負担と受益者負担の割合について、詳しい資料を出すということを言っておりますので、それを受けて、新潟市としてもさまざまな会場、施設のあり方について検討してまいりたいと思っています。そして、国は冬に新しい地域クラブ活動のあり方に関するガイドラインの改訂版を出すと言っていますので、そこも合わせて、相撲だけではありませんけれども、各種目に応じた会場なり物品なり施設なりについても検討してまいりたいと思っています。
(5) 能代川のしゅんせつと生活保護の広報について
発言者
1つは、能代川の浅瀬というのでしょうか、砂が出てきて、本来の地図に書いてあるものの深さがないのです。特に荻川の場合は、小阿賀野川と能代川がぶつかるところですので、危ないところでございます。ぜひ、しゅんせつしてほしいということと同時に、管理は国土交通省で、一級河川ですから県だと思うのですけれども、新潟市民の命と財産を守るという立場で、知らないなんて言わないでください。水位が上がってオーバーフローしたりどこかがやられたりした場合には、新潟市民が困るのです。
2つ目は、生活保護の関係ですけれども、40年間国民年金をまじめに払った人の年金が生活保護より低いのです。生活保護をもっと受けなさいと言って宣伝することになっているのだけれども、一向にポスターが出てきません。年寄りの購買力を高めるためにも、40年間まじめに働いた人の年金が生活保護よりも低いというおかしな関係は、ぜひ、直してください。そのためには、もっとみんなが受けられるように、生活保護のポスターを権利ですよと言って、頑張ってください。
市長
1点目は、区で現場を確認させていただきまして、県管理の川ですので、区から県に要望させていただきます。
2点目の生活保護の件ですけれども、本当に困窮している方々については、新潟市として生活保護の受給を促していきたいと考えています。
(6) 文化系の地域クラブ活動について
発言者
地域クラブ活動についてお聞きしたいのですが、文化系クラブのことはどうなっているか、ご説明いただけますでしょうか。地域クラブの移行に関しましては、どうもスポーツ系の部活に関しての情報はよく入ってくるのですが、文化系のクラブのことはどのようになっているか、お聞かせいただけますでしょうか。
教育次長
全部で207クラブがあるのですけれども、文化系のものは、その内の28です。数として少ないです。内訳を話しますと、吹奏楽が現時点で11、合唱が1、外国語が2などの数になっています。ですので、まだ全体として少ないということがあります。207のうち、直近で加わったものは将棋です。公民館でお年を召したベテランの方々が行っている将棋サークルがあって、そこが中学生も受け入れるよと言ってくださって団体リストに登録したのが最近の1つなのです。部活動にない文化芸術クラブも、将棋のようにさまざまな団体が、うちは中学生を受け入れられるよと言ってくださいますと、さまざまな可能性が広がるので、ぜひ、さまざまな団体からも手を挙げていただければありがたいということと、吹奏楽部が11と言いましたけれども、今ある部活動の中で入りたいと思っているこどもも多いと思いますので、吹奏楽部なども増やしていかなければいけないと思っています。
正直に言いまして、指導者の確保が一番の問題です。指導者をどのように確保していくか。また、今あるところをほかのところとくっつけるような形で行う。ある区ではこのようなことをやっています。いくつかの中学校が集まって、平日は単独で自主練習をする。週休日になりますと全員で集まって合同練習をする。そして大会等に出るということもやっていますので、そういうさまざまな取組みを通してこどもたちが参加しやすい方向を考えていきたいと思っています。
(7) 児童館の設置について(その1)
発言者
先ほど市長は、こどもの居場所づくりが大切、秋葉区に児童館がないことについては大きな課題と受け止めている、単独の児童館を建設することはできないが、既存施設を活用した児童館を設置したいということをお話しされました。ぜひ、廃園になった保育園や幼稚園または教育福祉施設を改修して児童館を設置してほしいと思います。今年から実施しているアキハ移動式こどもの居場所づくりも、居場所を増やすことになり、それも大切だと思いますが、同時に、いつでもそこにあっていつでも行ける形の児童館を、既存施設を活用して、ぜひ、児童館を設置してほしいと思います。
市長
先ほど申し上げたとおりですけれども、新たな児童館は建築することができませんけれども、場所はこれからということになります。適切な場所を探して、そこに児童福祉法に定める児童館を設置していきたいと考えています。
(8) 学校の統廃合について
発言者
私自身、昨年、他市から結婚を機に引っ越してきて、まだこどもはいませんが、これから自宅の購入等も検討しています。公共施設の再検討の900超の施設の中に学校教育施設も167あるかと思います。多分、学校も含まれると思っているのですが、学校の統廃合というのも場合によっては検討の一つになるのかということをお聞きしたいのと、もしその検討をされるのであれば、その計画はいつごろまでに立てる予定なのか。正直、この先の人生を考えるときに、どこに住むのかということを、まだ今、賃貸の中で、もし期間が分かるのであれば、そこを知りたいと思ってご質問しました。
教育次長
今、統廃合の話がありましたけれども、統廃合につきましては、こちらで、例えば、児童生徒数が少ないですから統廃合しましょうというように一方的に、もちろん決められるものではございません。地域の方との十分な話し合いや願いなどを十分に聞いたうえで進めていくものですから、それは地域ごとにさまざまな実情があって、何年間のうちにというようなことも、はっきりしたスパンを今、お答えできることはできないのですけれども、もしそれを行うに当たっては、地域の方に十分なヒアリング等も行って説明会等も行ったうえで進めていくことになろうかと思います。今、新潟市でもさまざまなところでそのように地域の方のお話を伺ってということを実際に行っているところです。
(9) 児童館の設置と人口減少について
発言者
この2年にわたりまして、秋葉区に児童館を造ってほしいという運動を進めてまいりました。その立場から話をさせていただきます。10日に市長あてに1万筆の署名を提出いたしました。1件1件訪ね、一人一人の声を聞きながら、秋葉区に児童館がどうしても必要だと思っております。児童館の対象年齢は0歳から18歳までです。秋葉区には対象人口が1万2,000人います。この1万2,000人の対象年齢のこどもたちがふさわしく活動できる児童館を、ぜひ、ほしいと思っております。
先ほど、既存施設ということで、構想はまだいろいろあると思うのですが、よりよいものを秋葉区に残していただいて、秋葉区の人たちの安心を保証していただきたいと思います。
もう1つ、今日、市長のお話を聞きまして非常に気になったのは、人口減少の問題であります。特殊出生率が、説明では1.20とおっしゃいましたが、去年はもう1.15であります。市長の3年の間が、人口減少は一番激しく進んでいます。人口減少をストップするという覚悟はおありなのかどうか、今日はぜひお聞きしたいと思います。全国の政令指定都市では人口減少を止めるにはどうしたらいいかという根本的な問題について議論し、いろいろな対策を練っています。新潟市民の多くの皆さんが、子育てこそ市政の中心にしてほしいというのは市長が説明したとおりでありますので、本当にそういう期待にこたえる市政に少しは転換してほしいなと私は思っています。そのことをぜひお聞きしたいと思います。
市長
まず、児童館の設置の要望につきまして、先般、1万人の署名をいただきまして、大変ありがとうございます。当日、私の都合がつかずに部長が受け取ったということで、報告を受けております。大変失礼いたしました。
人口減少の問題ですが、先ほど申し上げましたとおり、新潟市としても人口減少は避けて通ることのできない重要な課題というように認識しております。ただし、人口減少そのものが新潟県、新潟市だけではなくて、全国で進んでいる状況です。国もようやく重い腰を上げて取り組みはじめましたけれども、すでにときは遅しというような感もいたします。新潟市におきましても、私が市長に就任してからこども医療費助成の拡充をまずは小学校6年生から中学校3年生まで、その後、中学校3年生から高校3年生まで、6学年分拡充したことをはじめ、今年度は、不妊治療費の助成ということにも踏み込ませていただいたところであります。今後も新潟市は少子化対策として子育て世帯の皆さんがこどもを育てやすい環境を十分整えられるように、最大限努力をして人口減少対策に取り組んでいきたいと思います。
なお、繰り返しになる部分もあるかもしれませんけれども、すでにこどもを産める世代が減少しておりますので、人口を増やすということは現実的なことではないと思っています。
(10) 金津コミュニティセンターの駐車場について
発言者
金津コミュニティ協議会からお願いが1点です。現在、駐車場のスペースが47台あるのですけれども、とても足りません。駐車場の整備拡張を願いしたいということでございます。希望する場所は、駐車場所の隣にある1,450平方メートルの市の所有地です。この場所は現在、草が伸び放題で、毎年、除草のため外部委託で20万円くらいのお金を使っております。そのような関係で、次の3点の趣旨から、ぜひ拡張をお願いしたい。
1点目は、当該コミュニティセンターは避難場所に指定されております。有事の際は246名を収容することになっておりますが、とても災害対応の資機材あるいは駐車場のスペースはないというのが趣旨です。
2点目は、昨年の利用者は約1万8,700人でございまして、毎年1万8,000人から9,000人くらいが利用し、利用率も新潟市内でかなり多いと聞いております。現在では、中規模の行事でさえも駐車スペースがなくて、隣のお寺様にお借りしているのが現状でございます。
3点目は、来月7月から移動式のこどもの居場所を金津コミュニティセンターで利用する予定でございます。その際、こどもたちも元気よく遊ぶ、運動するということで、天気のいい日はその場所を活用して遊べるかということで、以上3点のお願いをしたいと思います。
区長
昨日、避難訓練に私も参加させていただいて、まさに駐車場が足りないという状況を見せていただきました。近隣のお寺の駐車場もほぼいっぱいな状況が分かっておりますので、区としても、今ほどの提案、現地を確認したうえで、どういう活用の仕方があるのか検討させていただきたいと思います。
(11) 児童館の設置について(その2)
発言者
日本国憲法のもと、地方自治法やこどもの権利条約、新潟市こども条例などに基づいての施策を行っていると思いますが、秋葉区に児童館がない。それで、先ほどの市長の話の中で、いい方向が出ているなと思っていますので、ぜひ、実現してほしいと思います。
そのあとで、移動式の居場所ということで、いつでも指導員がいて、いつでも行けるものを作っていただきたいということです。
もう1つは、先ほど署名が1万筆を超えて10日に提出したという話を聞きました。私は17歳のときから社会的な活動をしているのですけれども、1万人の署名を集めるということは大変なことなのです。それで、1万人というのは本当に必要な民の声だと思うのです。そういう重い意味を感じていただいて、いいものを作っていただきたい。秋葉区で運動している方々がいます。そういう人たちとも話し合いをして、よりよいものを作っていただけたらいいという要望です。
市長
まず、先般、わざわざ市役所にお出でいただきまして、1万人の署名を持っていただいたこと、真摯に、また、1万人という重み、真剣に私も受け止めております。そうしたうえでの、先ほどの児童館の設置をこの秋葉区に今後やっていきたいということでありますので、皆さんからもまた今後、引き続きご要望いただきながら、児童館を設置できるよう、進めていきたいと思います。
(12) にいつ夏まつりの補助金について
発言者
秋葉区でいろいろなイベント、催し物が多く開催されておりますけれども、秋葉区の一番元気の出る一番賑やかなのは、にいつ夏まつりだと思います。特に屋台まつりを中心としたにいつ夏まつりが秋葉区内では最高の大きなイベントではないかなというように考えています。市長からもお出でいただいて、屋台に乗っていただきまして、大変ありがとうございました。また今年もひとつ、ぜひ、屋台に乗っていただいて、新津のまつりを堪能していってほしいと思います。
そこで、にいつ夏まつりは私の知る限り、ずっと前から見ていますと、まつりに対する補助金の予算がどんどん減らされてきている。そういう意味で、ぜひ、地元の盛り上がりを図るために予算措置を増額していただければ大変ありがたいなと思います。要望でございます。
市長
地域のまつりというのは大事なので、きちんと助成金を出すようにということで財務部には言っているのですけれども、なかなか懐事情がよく分かっている関係上、もしかしたら徐々に削られるところもあると思われますので、またしっかりと財源を確保するように、財務部に伝えておきたいと思います。
(13) 学校給食について
発言者
力点3で、学校給食の中学校の全員給食が9月からスタートするということで、大変ありがとうございます。今まではプリペイドカードが買えずにお昼を食べないで校庭で遊んでいたこどもも過去にいたということで、温かい給食が全員食べられるということは、やはり、子育ての施策としては大変重要なことなので、みんな喜んでおります。
ところで、全国では地産地消の給食を目指していくという自治体が増えているのですが、農家の作った低農薬、または安全に配慮した農産物を使って、おいしくて安全な給食をこどもに食べさせていくことによって、知力とか体力が向上してきたというデータも出ておりますので、新潟市でも安心なお米とか農産物、たくさん取れますので、農家と連携しながらそういう給食を出していくという新たな政策も、ぜひ、実現させていただきたいと期待しております。
それから、アレルギーで、例えば小麦粉が食べられないとか、食べられないものが多いこどもが、月の半分くらいは家庭からお弁当を持っていったりしているのですけれども、そのこどもたちもやはり、学校のある日は代金を全部払っています。そうすると、本当は半分しか食べていないけれどもお金は全部取られているということで、困窮している親御さんにとっては非常に大変な問題だという声が上がっておりますので、その辺もぜひ、今後、改善するように検討していただきたいと思います。
市長
新潟市としては、少し遅くなったかもしれませんけれども、学校給食の対応を今年の夏以降から始めさせていただくことになります。これまでは、お弁当を持っていったりスクールランチ、それから給食という現状にあったわけですけれども、今度は温かな給食を提供させていただくことになりますので、ぜひ、よろしくお願い申し上げたいと思います。また、その際には、今お話しいただいたように、地産地消の安心・安全な食材を使ってほしいということについても、現在、新潟市の教育委員会で頑張っていると思っております。
それから、アレルギーがあってこういう食べ物が食べられない、こういうものを食べるとアレルギーになってしまうというこどもたちが増えておりまして、そうしたこどもたちに対する対応もしていると思っております。教育委員会から、もう少し補足させてください。
教育次長
今ご指摘のとおりに、安心・安全な給食を本当に大事にしていきたいと思っております。そこは一番大きなところです。それに伴って、アレルギーマニュアルを改訂させてもらったのです。学校給食で、この食材は新潟市では使いませんとか、こういう手順ですることで、アナフィラキシーショックを受けるこどもがいなくなるようなマニュアルを新たに改訂して、少なくともそのようなことでこどもたちが入院したり、どこかの市町村でもありましたけれども、命を落としたりということがないようにということを最善に考えています。これからも地域の方や保護者の方からさまざまなご意見を伺いながら、アレルギーマニュアルをまた見直していきたいと考えております。
(14) 新津地域交流センターの駐車場について
発言者
新津駅前に新津地域交流センターがあるのですけれども、私もそこの施設に通って、健康になりたいために運動などをやっているのです。しかし、無料の駐車場がその施設にはないのです。少し離れたところに交流センターの駐車場があります。私もそこに車を置いて、けっこう距離があるのですけれども、変形性膝関節症で、あそこから歩いて行くのがけっこうきついのです。高齢者の方も健康にそういう施設が使えるように、ぜひとも交流センターの近くに無料で使える場所を検討して確保していただきたいなと、常々思っているところであります。
区長
ご質問、ありがとうございます。度々、今のようなご提案、ご質問をいただいておりまして、交流センターの利用者団体で作っている管理運営組合と相談しながら、薬科大学の隣に、無料ではありませんが、一応、利用料を若干ですけれどもいただきながら使っていただいているという状況ですので、その利用の状況をまた確認させていただきます。
有料にしている理由というのは、無料にすると止めっぱなしの方がどうしても出て、交流センターを使わないのに止めているという方が出てきているものですから、利用団体が優先的に使えるようにということで有料化しておりますので、そこはご理解をいただきたいと思いますし、また、団体とも相談しながら、利用ニーズについて調べさせていただきたいと思います。
(15) 通学路について
発言者
こどもたちの安心・安全について、1点お聞かせください。新津第一中学校区なのですけれども、JRの用地と通学路がかぶっている場所がありまして、新津駅の西側なのですけれども、どうしてもJRの用地を通らせていただかないとこどもたちが中学校に通えない場所がございます。バイパスへの抜け道ともなっており、交通量の非常に多くなっている道路となっています。あくまでもJRの民地を通らせてもらっている立場なのですけれども、その中で、昨年も中学生が交通事故に遭ったり、先日もトラックの物損事故みたいなこともありましたので、育成協議会としても看板等の注意喚起はこれからお願いしようとは思っているのですけれども、かなり道路幅の狭いところがございますので、今後、何かしらの手立て等が打てるようであれば、お願いしたいと思います。
市長
保線区道路の土地所有者がJRということで、狭いところに車とか歩行者とか、入り組みながら通行しているという状況については、私も通るたびに認識させていただいております。今後の整備について、JR東日本と協議を進めておりますけれども、整備には用地の買収、それからJR施設を移転してもらうようであればその補償が必要になるなど、さまざまな課題がある状況ですので、当面は危険箇所への対応を行っていきたいと考えております。
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