江南区意見交換(令和7年7月3日)

最終更新日:2025年8月15日

概要

(1) 児童館について

発言者

 亀田の児童館が閉鎖されるという話を聞きました。18歳までの中高生にとって、児童館というのは居場所です。部活動の地域クラブ活動移行には大賛成ですが、もっと準備をしないとできないのではないかなと、現場にいた者は思っています。これから大至急、いろいろ指導者を募ることになると思います。今までは割と大勢の子どもが学校で遅くまで部活動をやって、くたくたになって家に帰ってという状況でした。今度は放課後、自由にいろいろなところに行けるこどももいるし、行かないこどももいるし、それはとてもいいことです。先生方の負担もなくなるし、働き方改革で、大事な授業の準備とか、こどもたちの相手ができるようになると思います。
 そうすると活力ある中学生たちがどうなるのかが少し心配です。まっすぐ家に帰って、何か勉強したり好きなことをしたりする子もいるでしょうが、今まで部活動でエネルギーを発散していたこどもたちの受け皿として、これから児童館がますます大事になってきます。
 江南区では、亀田に1つ児童館があります。こどもは行きたくても曽野木から亀田までは行けないので、本当は中学校単位であったほうがいいと思います。放課後の大事な受け皿になるので、ぜひ児童館は存続していただきたいし、部活動についても、きっちりといろいろな準備をしてからやってほしいというのが希望です。

市長

 部活動について、私たちの時代は夕方遅くまで部活動をやって、へとへとになって帰って、ただ寝るだけみたいなところがありました。そのおかげと言っていいか分かりませんが、エネルギーがなくて悪いこともしなかったみたいなところもあります。お話を聞いて、そうだよねと実感しました。
 亀田の児童館については、地域の皆さんと相談しながら、例えば1箇所を拠点にして、出張児童館という形で展開していきます。どこかに1個造ったとしても、ほかの地域からは遠いと不平不満が出るわけです。今、新潟市のいくつかの区では、区の中でいろいろな施設を活用しながら、出張児童館という形で広く展開しているところです。
 今後、公共施設のあり方について、議論に参加していただく中で、児童館をどうするかということは確かに重要ですので、検討していきたいと思います。

(2) 大江山農村環境改善センターと地域クラブ活動について

発言者

 大江山農村環境改善センターが今、新たに改築することになっています。私も利用していますが、非常に駐車場のスペースが少ないです。今はもう車社会ですから、駐車場の整備をやっていただきたいです。隣の農協も石山支店に統合されて、敷地は非常にたくさんあると思うので、ある程度の青写真はできているのかもしれませんけれども。
 大江山地区は11月3日の文化とスポーツの祭典を頑なに守っています。これは大江山地区だけです。我々のいいところは、先輩の今までやってきたことを継続している。ただし、それをそのままずっと続けているわけにはいきません。やはりこれからの時代に合わせて考え方も変わってくるので、変化に対応していくことは必要だと思います。
 また、平屋の設計になっていると思いますが、できれば2階建てにしてほしいです。
 次に、地域クラブ活動移行の話です。教員の方に負担をかけるのは本当に大変なので、保護者がこどもを送り迎えする負担をいかに軽減するか、みんなで地域と市、区の方といろいろ相談しながら、その辺を少しでも解消していければいいと思います。
 たまたま妻が書をやっていて、大淵小学校の地域教育コーディネーターから、こどもたちに書を教えてほしいということで、妻はすごく喜んで行っていて、スポーツだけでなくて、そういうところから文化面、芸術面にも少しずつ浸透していければと思っています。
 大淵は俳句の盛んな地域だったから、お年寄りがそういうノウハウを持っています。スポーツ面では、中学校の卓球が結構いい成績を収めていました。そういう昔のことを考えるといいものがありますので、お年寄りの方にお手伝いしてもらって、これから地域の活性化にも、こどもと保護者と一緒になって活発に活動できればと思っています。

市長

 11月に大江山で開催される文化スポーツの祭典について、継続は力なりでずっと続けていただいて、コミュニティを大切にしていただき、感謝申し上げます。また、大淵をはじめ地域の中にそれぞれ伝統がまだ残っているということで、そうした伝統も、ぜひ、活用させて今後の取組みにつなげていければと考えております。

教育次長

 地域クラブ活動の実態について、こどもたちが通える範囲にたくさんクラブ活動を作っていきたいと思います。江南区は、今26クラブあります。まだ数は足りなくて、数を増やし、こどもたちが通える範囲のところで選べるような数にしていきたいと思います。
 もう1つ、お年寄りの方のお手伝い、活躍という話は全くそのとおりで、新たな運営団体を立ち上げるのではなく、既存の団体に登録してもらった例として、囲碁や将棋があります。公民館で活躍されているベテランの方々が、中学生も参加していいよと声をかけてくださっているのです。そういう団体は大歓迎で、もし江南区にもそのような団体がありましたら、ぜひ団体リストへ登録していただいて、少しでも団体を増やしていければと考えています。

(3) 地域クラブ活動移行について

発言者

 こどもたちは、今、自分たちが入っている部活が残るのかということをとても心配しています。親御さんもそうです。クラブ化していくのは仕方ないけれども、ではクラブ化してくださいと言っても、そんなに簡単に指導者ができて、クラブになるというのはなかなか難しいです。だから、その辺をよく考えてほしいのが1点です。
 また、学校で地域支援本部というものを作って、指導者が見つからないクラブは少し面倒を見る形にしていこうかなと考えています。その間に指導者を一生懸命見つけて、またクラブとして活動できるように作ろうと思っています。それを作るにしても、私たち地域も協力しますが、どうしても学校だけだと力不足のところがあるので、何とか市や区の協力をお願いしたいと思います。

教育次長

 確かに学校だけに任せて地域クラブ活動への移行はとても成り立ちません。昨年から教育委員会の中に地域クラブ活動推進室を立ち上げました。今年度からは、クラブ設立コーディネーターを3名新たに配置して、4月、5月の段階で各中学校区の校長会を回っています。どんなことに困っているか、例えばこの学校にはこの部活動はあるけれども、この学校はその部活がないから一緒にできないかといった話を聞かせてもらったところです。これから夏休み前までに、57すべての中学校をコーディネーターが回り、一つ一つ学校に入って、指導者、場所、用具など、どの学校に何が必要で、どういうものが足りないのか個別に詰めていきたいと思います。そこで出てきた課題を推進室に持ち帰って、また学校にお願いしたり地域にお願いしたり、指導者をマッチングしたりして進めていきたいと思います。もし何か困ったことや不安がございましたら、推進室にも連絡を取っていただければと思います。

(4) 地域クラブ活動の人・物・金の問題について

発言者

 地域クラブ活動の件について、いろいろな仕組みづくりをやろうと苦慮されているのはよく分かるのですが、いわゆる人・物・金だと思うのです。人というのは指導員の確保です。私は空手の指導員をやっており、多くの小中学生に来てもらっています。指導員の確保ということで、私も含め、かなり老齢化してきております。これはどちらかというと主催するクラブの問題ですが、何らかのヘルプがあればいいと思います。
 物ですが、中学校の体育館や武道館は、夏場は38、39度、冬場は2、3度という施設で、我々が少しお金を出してもいいので、冬場にストーブを使えませんかと言ったら、いや、火気厳禁ですと。夏場は、扇風機も用意できないということです。中学校施設を利用できる仕組みづくりはけっこうですが、具体的に、どういう問題があるのか、夏場、冬場の環境に少し目を配っていただきたいと思います。
 最後にお金ですが、私どものクラブは協会があって、会員登録制度なので、それなりに保護者の負担があります。国の負担のあり方について検討中ということで、保護者に費用を援助するのかと思いましたが、先般の会議で、指導員にいくらか援助があると伺いました。私どもはすべてボランティアでやっていて、お金はほとんどいただいておりません。ただ、クラブへ補助金が入るのであれば、結果的に保護者の費用負担が減るのではないか。いろいろな大会に出るときに、バスの借上費用などに充てられると考えました。ところが、いや、それはだめですと言われました。まだ検討中ということですので、今実際にやっている地域クラブの方々を交えて、検討会などを開いていただければと思います。

教育次長

 人・物・金ということで、お話をいただきました。指導者について、指導者リストがあり、県と市で共有しているものに70名ほど登録されています。中学校の教員は今、約1,200名新潟市内におりまして、4月、5月に実施したアンケートによると、そのうち150名が何らかの形で地域クラブ活動の指導にかかわってもよい気持ちがあるとアンケートで答えてくれています。ですので、この方々へさらに周知やお願いをしていきたいと思います。
 物について、これから熱中症等も大変心配ですが、ご指摘のとおり、夏場、冬場の特性などもありますし、各学校に入ったときにはそれぞれの状況も違うと思いますので、確認して進めていきたいと思います。
 最後に、お金のことですが、現在市内全体で245団体が登録されています。そこに登録してもらうと指導者謝金という形でお支払いできますが、登録の際には9つ条件があり、それを満たしてはじめて登録できることになっています。手続きはかなり煩雑になっていると思いますが、やり方等、地域クラブ活動推進室に連絡いただければ、こちらで直接伺ってお話もできますし、連絡を取らせてもらいたいと思います。

(5) 地域クラブ活動の推進について

発言者

 地域クラブ活動の推進に向けてお聞きします。1点目は、各区に地域クラブを設立すると話がありましたが、こどもたちが行くには交通手段も限られています。保護者が送迎するに当たり負担が大きくなってしまいます。学校に呼ぶことは可能でしょうか。また、使わないコミュニティ施設を活用して、そこに指導者を呼んで指導してもらうのはどうでしょうか。
 2点目、部活動は野球やサッカー、吹奏楽以外にも、eスポーツやデジタルアートなどの人気も高まっていますが、その点はどう考えていますか。

教育次長

 最初に、交通手段や場所については、前提として、中学校の体育館や音楽室などの施設を使用することを考えているので、なるべく生徒が遠くまで行かなくても、自分たちが参加できるものがあるような形を整えていきたいと思っています。
 もう1点、スポーツだけではありませんが、さまざまな種目があります。江南区は面白い種目がかなりありまして、26団体のうち、例えば少林寺拳法やチアリーディング、ブレイキングが最近増えました。マンガも、もちろん吹奏楽もあります。子どもたちのさまざまなニーズに応えられるように、いろいろな団体からスポーツや文化、芸術問わず、少しでも多く登録してもらって、これだったらやってみたいということがかなえられるように、団体リストを増やせるように私たちも一層挑戦していきたいと思っています。

(6) 江南駅について

発言者

 江南駅の早期実現について、これは毎年、篠田市長時代からこういうトークの際にお願いしています。両川地区はご存じのとおり過疎化と少子高齢化が大変進んでいて、江南駅ができるということで、特に割野地区は線路から近く、少しでも過疎化、少子高齢化にブレーキがかかるのではないかということで、私どもも自治会を通して運動していました。
 この3月に中央区の上所駅が財政的な力添えもあって開業いたしました。江南駅もこれに続いて、できるだけ早く開業してほしいと願っていますが、なかなかハードルが高いというのが客観的な情勢ではないかと思います。開発の前提となる周辺地域の市街化区域の線引きもまだ行われておらず、パークアンドライドによって地域とセットといわれる、新潟中央環状道路もこの地域についてはなかなか開通の見通しが立っていないと聞いています。市長には割野地区に来ていただき、前向きな発言をいただいたこともあり、上所駅同様、江南駅の実現に積極的に取り組んでいただきたいというお願いです。

市長

 本当に強く、江南駅の設置についてご要望いただいていることを承知しております。この地域については、線引きの候補地になったということですが、残念ながら、計画の熟度がなかなか高まらないことが、前に進まない原因になっております。もう一度リセットするような話も聞いていますので、まずはまちづくりの計画をしっかりした上で、地域の皆さんと協力しながら、引き続きJRと協議していきたいと思います。

(7) 亀田駅前通りの交通安全対策と鳥屋野潟南部開発に伴う渋滞対策について

発言者

 亀田駅前の通りについては、渋滞や車通りが多くて、自転車に乗って通勤、通学している人が多くいる状況です。けっこうお店が並んでいますが、そこの入口を車が曲がっていったり、たくさんお店ができたので、歩行者と車がぶつかる可能性があるのではないかと思って、毎日気にしながら見ています。亀田駅前の通りについて、道が狭いのと、人も車も通行量が多いので、道の拡張や、もっと歩行者と車が安全に通れるような施策などがあればお聞かせください。
 もう1つ、鳥屋野潟に新しい商業施設ができるという話があって、そこができた場合、亀田駅周辺などは車が混雑すると思うので、施設ができたときに渋滞が発生するのではないかと思って質問しました。何か今、対策していることはあるのでしょうか。

市長

 鳥屋野潟南部の開発については、6月20日に許可の公告を出して、今後、組合で事業が進んでいくと思います。それに伴う交通渋滞対策として、新潟市としては現在、4点考えております。1つは、国による姥ヶ山インターチェンジの改良と、それに接続する市道嘉瀬蔵岡線2号を4車線化します。スーパーセンタームサシの前までの道路改良を進めております。
 2点目は、開発によって自動車の交通量が増えるので、そこを横断する都市計画道路鳥屋野潟南部東西線、弁天線からエコスタジアムまでの750メートルが今は3車線ですが、4車線にして歩道をつけることになります。
 3点目として、弁天線の交差点の改良を行います。
 4点目として、弁天線から鵜ノ子インターチェンジへ向かう新潟亀田内野線を若干の車線の運用の改良を行います。
 それ以外に、イベントが開催されると渋滞すると思いますが、交通対策連絡協議会を令和4年度から立ち上げています。道路管理者、警察、関係者として、今後は進出してくる事業者の皆さんにも加わってもらい、イベントが開催されたときには、どういう交通混雑が発生して、どこが原因になっているのかを突き止めて、対策していきたいと思います。
 もう1つの亀田駅前の安全交通につきましては、区長から答えていただきます。

区長

 こちらは西口の方のはばたき信用組合本店までという意味でしょうか。
 区役所と警察と交通安全協会の方で、春と秋に交通安全運動をやっていて、そこを通る方に交通安全のパンフレットなどを配布しています。今、自転車はヘルメットの着用が努力義務になっているので、そういったPRをしています。今日こういったご意見があったことを関係者と共有し、検討していきたいと思います。

(8) 江南区内の景観行政について

発言者

 景観アドバイザーを務めております。江南区内の景観行政に関して市長から意見を聞きたいことと、要望の2点、お話しします。
 新潟市には、景観法に基づく景観特別区域が4か所あるわけですけれども、その内1か所は旧齋藤家別邸界隈、そして旧小澤家住宅界隈です。来年度になると古町花街が景観特別区域に指定される予定ということが、インターネット上でも記載がありました。加えて、景観の整備に関して、旧齋藤家別邸の前は石畳が市で整備されておりますし、古町花街に関しては、景観特別区域の指定がまだありませんが、すでに以前から鍋茶屋前の通りは石畳で景観が整備されている状況です。これらは新潟市の歴史が感じられるエリアということで、対外的にも新潟市の魅力を伝えるという意味でも非常に価値があることだと理解しておりますし、素晴らしいことだと思っておりますが、すべて中央区です。
 江南区にも新潟の歴史を伝える重要な施設、北方文化博物館があります。北方博物館も、市外、県外、国外から要人が来れば、必ずと言っていいほどご案内する、新潟市の顔と言ってもいい場所だと思います。周辺の景観整備に関して、景観特別区域の指定はもちろんありませんし、整備に関しても、旧横越町時代に少し整備されましたが、それ以降、新潟市と合併してから全くと言っていいほど環境整備はなされておりません。新潟市が、このエリアは景観として重要だということを外に向けて周知してもらうには、景観特別区域の指定が重要だと思います。もちろん関係住民の合意形成や理解も当然、必要ですから、その辺に関しては我々まちづくりにかかわる人間も協力を惜しみません。まずは、北方博物館界隈の景観特別区域指定に関して、市長はどういうご意見、ご意思があるのかお聞きします。
 整備に関して、古町花街は景観特別区域指定にかかわらず、新潟市として環境整備をされているわけです。それはやはり景観、歴史、まちづくりとして非常に重要な場所ということで景観整備をしているわけですが、同様に、北方博物館界隈も景観特別区域の指定の有無にかかわらず、整備をしていくべき場所ではないかと思います。歩いて魅力を感じられるような雰囲気に作れるわけです。今以上にインバウンドも含めた交流人口が増えることにもつながると思いますし、とにかく新潟市の顔に、新潟市が今まで何も手をかけてこなかったことが非常に残念ですので、ぜひその辺の整備もしていただきたいと思います。

市長

 貴重なご意見をいただきましたが、全く同感です。北方文化博物館は、新潟で開催される国際会議で要人の方々が訪れる代表的な場だと思いますし、我々新潟の宝であり、また誇りが持てる場所だと私も感じております。景観計画特別区域の指定の有無にかかわらず、皆さんからご要望があるところについては、我々も支援させてもらうことについて異論はありませんので、ぜひ皆さんからさまざまなご意見をいただければと思います。
 区域の指定に当たっては、ご承知のとおり、地域の皆さんの同意が必要になりますので、皆さんに勉強会などからスタートしてもらって、しっかり練っていただければと思います。

(9) 高齢者のごみ出し支援について

発言者

 86歳の町内の女性が、足をけがしてごみを捨てられなくなったと民生委員に言ったら、民生委員は社会福祉協議会に行きました。すると社会福祉協議会に、地域包括支援センターではないかと言われて、包括支援センターに行ったら、人がいないからできないと言われました。それで私のところに来て、頭の片隅にごみ出し支援という新潟市の事業があったので、1回150円もらって処理しました。たまたまこういうものがあったからいいけれども、これからお年寄りが増えるにつれて、こういうことが非常に増えると思います。包括支援センターや社会福祉協議会で対応できないとなると、ではだれがやるのか。町内会ではとてもできないような時代が来るので、お年寄りのことに対して、2050年までよく考えてください。

区長

 今、亀田西中学校では中学生がごみ出し支援ボランティアという活動をされていますが、その地域の皆さんのお力で地域の皆さんを支えるということをこれから検討していかなくてはいけないと思っています。
 社会福祉協議会や包括支援センターの話については、少し確認させていただきたいと思いますので、あとで教えていただければと思います。

発言者

 人が足りないという話を皆さんがするので、これからどうやっていくかについてはどうですか。

区長

 社会福祉協議会などに限らず、地域の方の担い手がどんどん減ってきていて、自治会長たちも大変な思いをされているのは我々もよく分かっておりますので、またいろいろ意見交換などをさせていただきたいと思います。

(10) 軌道系交通について

発言者

 誘客と軌道交通の設置について、先ほどの説明で、佐渡市と連携した誘客の促進とか、新潟空港の利用活性化促進という話がありました。現時点で新潟市から佐渡市へ行くには、新潟港から行くか、もしくは直江津港から行くフェリーしかないと思います。今朝の新聞では、トキエアで佐渡便という話もありましたが、新潟駅に着いたお客様は、佐渡汽船乗り場へはバスが出ています。ただ、空路で来た方については、新潟空港から一旦新潟駅に戻るか、空港からタクシーで行くしかないという意味では、利便性に欠けているのではないかという考えを持っています。新潟空港、また山の下ふ頭、佐渡汽船乗り場、さらには新潟駅をつなぐような軌道交通の設置について、どうお考えかお聞かせください。
 併せて交通手段ということで、J1のアルビレックス新潟の試合のときには、周辺住民の方々が渋滞で大変困惑されているかと思います。イベントのために軌道交通を敷くのはかなり難しいと思いますが、その周辺に何らかの誘客できるような施設を建設することによって利用してもらえるのではないかと思います。
 先ほど市長の回答にも、道路幅を広げるという説明がありました。新潟駅南口については、そういった形で道路を広げていくような算段は比較的可能なのかなと。であれば、軌道交通を富山市のライトレールや宇都宮市のような形で引いていければ、渋滞緩和に役立つし、ライトレールなどを使い、ポートライナーやゆりかもめのように無人運転ができれば、運転手不足も解消できるのかなと思います。将来的に、新潟市内の軌道交通の設置について、お考えをお聞かせください。

市長

 少し大きな構想になりますが、新潟空港までの軌道については、平成29年に県が構想を作りました。新潟空港アクセス改善の基本的な考え方の中で、新幹線を含む鉄道などの軌道系アクセスを長期的な改善策に位置づけており、新潟空港の利用者が135万人を超えるか、2025年度の時点でもう一度検討しようということになっていますが、現在、なかなかそこに達していないということで、県としては引き続き周辺の環境の変化を見据えながら検討していくことにしております。我々も県と協力しながら、今後、考えていきたいと思います。
 軌道系のライトレールですが、宇都宮市にしても30年かけて考えてきたということですし、富山市も100年前から市民に親しまれたものということで、ライトレールの実施もかなり時間を要していることです。新潟市はLRT、BRT、小型モノレールの3つを比較して、新潟駅から古町、鳥屋野潟開発エリアをルートとして、比較と検討を過去に行った結果、BRT、新バスシステムを採用したいきさつがあります。今後もそれぞれの地域に合った取組みを新潟市として注視していきたいと思います。また参考にさせていただければと思います。

(11) わくわくする未来の話について

発言者

 コミュニティ協議会の会長として、地域の安心・安全、高齢者の支え合いなど大切なことはたくさんありますが、私は特に、こどもたちがこの新潟市に明るい夢を持って生活してほしいと思って活動しております。今ほどさまざまな課題が挙がりましたが、それらを解決したら江南区、そして新潟市全体がよりよくなる未来が待っていると思います。ただ、本日は、タイトルにもあるとおり、すまいるトークの場として、もっとわくわくする未来の話を聞かせていただきたいと思います。
 坂井区長と中原市長に、新潟市が10年後、どんなプロジェクトに取り組んだら、こどもたちがわくわくするような新潟市、江南区になれるのか。富山県ではスマートシティプロジェクトで市民生活を便利にしたり、福岡県ではスマートアップ支援で地元企業を育てたりとかありますが、そのような難しい話ではなく、もっと、ここに来た我々が最後に笑顔で帰れるような夢の話をしていただければと思います。

区長

 こどもがわくわくするようなとのことで、江南区は8区の中で15歳未満の人口の割合が一番高いです。それと農村集落の開発です。一定の条件のもとで家を建てられますが、開発件数も8区の中で1番多く、若い世代の方にとても人気がある区だと認識しています。
 江南区には5地区ありますが、それぞれ地域の方々のコミュニティがとてもしっかりしていて、皆さんの地元愛やシビックプライドがすごくある地域だと思います。区役所としては、令和5年に区ビジョンまちづくり計画という8年間の計画を作りましたが、緑と調和した、賑わいと安らぎのあるまちという将来像を目指して取り組んでいくこととしています。今年度は、子育て世帯の方をターゲットに、江南区の魅力を分かりやすく説明するようなデータを整理して、情報紙などを作ろうと思っています。とにかく子育て世代やこどもに向けて、いろいろなことができる区だと思いますので、ぜひ皆様からのお力添えをいただきながら、よりよい、こどもの笑顔が溢れるような区にしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

市長

 新潟市内で、やはり江南区は一番可能性があるというか、夢がある地域ではないでしょうか。地理的にも中央にありますし、米菓会社もありますし、非常にほかの区からうらやましがられていると思います。引き続き、江南区が新潟市全体を引っ張っていただけるように、一緒になって取り組んでいきたいと思います。

(12) 弁天線の道路の排水について

発言者

 弁天線のイオン新潟南から早通の交差点の辺りの道路ですが、雨の日になると湖みたいな水たまりができたりして、雨の日に走るとけっこう危険で、泥はね運転などで歩行者に迷惑をかけるのではないかと思いながら運転しています。私も何度か区長への手紙を出して、改善したりしていますが、また水たまりができて、バイクだろうが車だろうが大変迷惑だと思うので、その辺を改善していただけませんか。

区長

 具体的な場所を教えていただければ、現地を確認し、改善させていただきます。

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