人とペットの災害対策

最終更新日:2021年5月12日

同行避難 ~ペットと一緒に避難しましょう~

 ペットは家族の一員であるという意識が一般的になりつつあることから、ペットと同行避難することは、動物愛護の観点のみならず、飼い主である被災者の心のケアの観点からも重要です。また、飼い主とはぐれたペットが放浪状態となり、被災地の生活環境が悪化してしまうことを防止し、公衆衛生の確保にも寄与します。

・同行避難とは
 ペットとの同行避難とは、災害発生時に飼い主がペットを同行し、避難所まで安全に避難することをいいます。避難所でペットと人が同じスペースで過ごすこと(同伴避難)を指すものではありません。それぞれの避難所のルールに従ってください。

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。・環境省パンフレット「ペットを飼っている皆様へ -災害時のペットとの同行避難について-」(外部サイト)

自分のペットを守れるのは飼い主さんだけです

 災害の発生時には、まずは飼い主が自身の安全を確保した上で、災害の状況を見極め、より安全な避難場所を確保するために、ペットと共に避難行動(同行避難など)をとることがペットを守るための第一歩です。
 日頃から家族で最寄りの避難所や避難経路について確認しておきましょう。また、家具の固定やガラスの飛散防止対策など、住まいの安全確保に取り組みましょう。

新規ウインドウで開きます。・新潟市の「防災・災害」に関するホームページ(災害・防災情報のお知らせ、避難場所、防災対策等)

飼い主の責務としての「備え」

 災害時のペットの安全確保や飼養については自助が基本となります。
 平常時から、災害に備えたペット用備蓄品の確保や避難ルートの確認等はもちろんのこと、ペットが社会の一員としての適性をもつべきことを認識し、ペットの同行避難に必要なしつけや健康管理を行いましょう。

1 飼い主が行うべき対策の例
【平常時】
・住まいや飼養場所の防災対策
・避難所や避難ルートの確認などの準備
・避難所以外の避難先やペットの預け先の確保
・飼い主同士の共助のためのコミュニケーションと良好な関係の構築
・避難訓練への参加と家族単位の避難訓練(シュミレーション)の実施
・ペット用の避難用品や備蓄品の確保
・所有者明示(首輪と迷子札、マイクロチップなど[犬は狂犬病予防法において、鑑札及び注射済票の装着が義務付けられています])
・ペットのしつけと健康管理
・不妊・去勢手術の実施
・治療記録やワクチン接種歴などの記録のまとめ

【災害時】
・人とペットの安全確保
・避難が必要な際のペットとの同行避難
・避難所や応急仮設住宅におけるペットの適正飼養(飼養マナーの遵守、衛生管理及びペットの健康と安全の確保など)

2 同行避難するために必要な「しつけ」とは?
・ケージやキャリーバッグに入ることを嫌がらない
・「待て」「おいで」「お座り」などの基本的な動作ができる
・不必要に吠えない など

3 避難所で生活するために必要な「健康管理」とは?
・狂犬病予防接種や各種ワクチンを接種しておく
・寄生虫の予防や駆除を行う
・不妊去勢手術を行う など

4 ペット用の備蓄品とは?
【優先順位1 動物の健康や命にかかわるもの】
・療法食、薬
・ペットフード、水(少なくとも5日分[できれば7日分以上])
・キャリーバッグやケージ
・予備の首輪、リード
・排泄物の処理用品
・トイレ用品
・食器

【優先順位2 飼い主やペットの情報】
・飼い主の連絡先とペットに関したその他の連絡先
・ペットの写真
・ワクチンの接種状況、既往歴、投薬中の薬情報、検査結果、健康状態、かかりつけの動物病院などの情報

【優先順位3 ペット用品】
・タオル、ブラシ
・ペット用ウエットタオル等
・おもちゃ
・洗濯ネット(猫の場合、屋外診療の際などに有用)
・ポリ袋や新聞紙
・ガムテープやマジック

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。・公益社団法人新潟県獣医師会パンフレット「準備しておきたい防災グッズと心構え」(外部サイト)

ペットの防災に関するリンク集

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DC

このページの作成担当

保健衛生部 保健所環境衛生課 動物愛護センター

〒950-0933 新潟市中央区清五郎343番地2
電話:025-288-0017 FAX:025-288-0018

このページの作成担当にメールを送る

本文ここまで