地域猫活動支援事業
最終更新日:2017年10月24日
新潟市では、「野良猫が増えて困っている。」「ふん尿や鳴き声などで迷惑している。」など、飼い主のいない猫(野良猫)の相談が多数寄せられています。
また、地域の中で、迷惑を受けている人と猫にエサを与えている人との間でトラブルに発展している場合もあります。
野良猫を不要なものとして排除するのでなく、地域の問題として捉え自らが解決するための「地域猫活動」と呼ばれる方法が進められるようになってきました。地域猫活動の取り組みを行うことで、野良猫の数をゼロにするのでなく、地域のトラブルの数をゼロにすることを目指しています。
●地域猫とは
特定の飼い主がなく、地域に住みつき、その地域に住む人たちに適切に管理されている猫のことをいいます。
●地域猫活動とは
地域にいる飼い主のいない猫の問題を、地域住民・問題解決に取り組むボランティア・行政の三者が協力しあって解決を目指すことにより、人と猫が共生する地域づくりをしていくという考え方です。具体的には、猫を増やさないようにして、猫のトイレ、エサなどを地域で適正に管理することにより、飼い主のいない猫によるトラブルを減らし、地域環境を改善していく活動です。
●地域猫のルール
不妊去勢手術を行い、これ以上飼い主のいない猫を増やさないようにする
猫は年に2~3回出産します。不妊去勢手術をすることでこれ以上飼い主のいない猫が増えないようにし、一代限りの命を全うさせます。
決められた時間と場所でエサを与え、食べ残しは片付ける
エサをあげっぱなしでは地域の理解は得られません。片付けまで行うことが大切です。
猫トイレの設置を行い、フン清掃と周辺の美化に努める
他人の庭でフンをさせないためにもトイレを設置し、そこにフンをさせる必要があります。
●支援内容
動物愛護センターで無償手術する支援
事業認定中に限り、動物愛護センターで手術を受けられるもので手術費用はかかりません。
また、動物愛護団体(ボランティア)の豊富な活動経験や蓄積したノウハウに基づいて、取組手法に関する技術提供など活動への助言や協力を行います。
●猫がかわいそうと思っても
痩せてお腹をすかせた猫がいれば、エサを与えたくなる気持ちは分かります。しかし、その猫に不妊去勢手術やフン尿の管理などをしないで放っておくと、猫による被害や子猫が産まれ結果として不幸な猫を増やすことになってしまいます。
不幸な猫を増やさないため、また猫が嫌われものにならないためには、きちんと猫を管理することがとても大切だということを理解して下さい。
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このページの作成担当
保健衛生部 保健所環境衛生課 動物愛護センター
〒950-0933 新潟市中央区清五郎343番地2
電話:025-288-0017 FAX:025-288-0018
