2013年12月18日、東京都内のホテルにおいて、出版・報道各社、関係者などを招き、会田誠さん出席のもと受賞者発表会を開催した。当日は、会田さんの所属するミヅマアートギャラリーのエグゼクティブディレクターの三潴末雄さんもお祝いに駆けつけ、安吾賞の歴代受賞者である瀬戸内寂聴さん、荒木経惟さんからもメッセージが寄せられた。
席上、会田さんは「安吾と僕は、新潟の砂と風が吹き荒れる乾いた原風景を共有していると思う。初の受賞が安吾賞でよかった。親は安心したんじゃないですか。海外の芸術賞だと反応はないですけど、新潟市の出す安吾賞だと実感があるんじゃないですかね。安吾が経験した戦争とかを全く知らない自分というのが結構作品の重要なモチベーションです。だから僕は現代の無頼派というよりは、そういうところから遠く離れてしまった世代だという意識が結構作品のポイントになっているつもりです。そういう意味で、安吾のような人をずっと気にしているということでもあるんですけどね。」と語った。
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