「いのちの神髄に触れる」
優さん、このたびは安吾賞の受賞、本当におめでとうございます。
優さんは、どこからあれだけのバイタイリィーがでてくるのか、そしてこれまでいくつの人生を生きてきたのかと思うほど、多くの経験を膨大な書物の中に書き続けていらっしゃいます。
今まで読ませていただいた文章の中で心に残っているものは、やはりお母様の戦争体験について書かれていた時の表現です。命の原点というものに触れあえた時の、佐藤さんの表現は本当に素晴らしいものでした。
安吾賞を受賞された優さんが、これからも、たとえ世の中の規範からはずれたとしても、もっと本質的な意味で、人の命の神髄に触れるような真実を求め、突き進んでいかれることを心から願っています。
(授賞式当日はビデオメッセージとして上映されました)
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