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委員長、市長コメント

委員長、市長コメント

三枝成彰

<安吾賞の選考を終えて>

このたび、第8回安吾賞の選考が終わりました。今回も県の内外より、ほんとうに多数のご応募をいただきました。

選考の結果、今回の受賞者は美術家の会田誠さんに決定いたしました。

会田さんは新潟市のお生まれで、東京藝術大学大学院を修了されたのち、絵画、立体造形、写真、パフォーマンス、漫画、小説などあらゆる手法を用い、現代社会を写しとる型破りな表現をしてこられました。その後は国内での展示はもちろんのこと、海外のビエンナーレなどへの参加を経て、その才能は多くの人に知られるところとなりました。

昨年秋から今年の初めにかけては、東京・六本木ヒルズの森美術館において個展「天才でごめんなさい」を開催されました。いままでのご活動の集大成となるこの個展は内外でたいへんな反響を呼び、49万人のお客様を集めました。

現在では会田さんは日本を代表するアーティストとして世界に知られる一方、とくにアーティストを志す若い人たちの間では、アイドル的存在です。お書きになる文章もとても面白く、才気に溢れる方でいらっしゃいます。

そのご活動が安吾の精神に通じるものと考え、第8回安吾賞をさしあげることとさせていただきました。

ご応募いただきました皆さんに、心より感謝申し上げます。

新潟市長 篠田昭

第8回安吾賞は、美術家の会田誠さんに決定しました。

会田さんは、絵画のみならず、写真、立体、パフォーマンス、インスタレーション、小説、漫画など多岐にわたる表現領域で活躍されている美術家です。

都内にあるミヅマアートギャラリーを中心に国内外の展覧会に多数参加され、2012年11月から4ヶ月半にわたって開催された東京・森美術館での大規模個展「天才でごめんなさい」においては約49万人の観客を動員して大変話題になりました。

会田さんの現代を的確に見据える批評的な精神、表現の自由の上でいたずらに自主規制をせず、人が言いづらい、表現しづらいことにあえて切り込んで作品を作り出している姿勢は、まさに挑戦者魂にあふれ、私たちに勇気や元気を与えてくれるという点で、安吾賞にふさわしいと思います。

また、新潟市にゆかりのある方にお贈りする新潟市特別賞は、音楽家の大友良英さんを選ばせていただきました。 福島県で長い間過ごされたということもあって、地元の人々の協力と多彩な芸術家との連携で「プロジェクトFUKUSHIMA!」を立ち上げ、福島へのメッセージを社会へ向けて発信し続け、福島の人々に勇気を与えています。

また、「オーケストラNIIGATA!」「音遊びの会」などで、経験やジャンル、障がいの有無にとらわれず、音楽の垣根を越え即興で合奏するという新たな試みを行っているほか、新潟における活動としては、水と土の芸術祭2012において、多くの市民との作品制作があります。

自らの信念を貫き、新しい世界を表現し続ける姿勢は、新潟市民をはじめ多くの人に、感動を与えました。

新潟市はこれからも反骨と飽くなき挑戦者魂の安吾精神を発揮する「現代の安吾」に光を当て、安吾賞を広く発信してまいります。

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