接種後の副反応について
最終更新日:2022年5月26日
副反応などについての相談窓口
ワクチンの安全性や副反応について新潟県新型コロナワクチン医療健康相談センター(外部サイト)で相談を受け付けています。
ワクチン接種後3日経っても腫れているが、医療機関を受診した方がよいかなど、接種後の副反応や体調の変化についてはこちらにご相談ください。
電話番号 | 025-385-7762 |
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受付時間 | 8時30分から18時まで |
ワクチンの副反応について
主な副反応の症状
接種後の副反応については、次のことが報告されています。
- 新型コロナワクチンの主な副反応は、注射した部位の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気、発熱などがあります。
- 一番多い副反応は接種部位の痛みです。
- 接種直後よりも翌日に痛みを感じている人が多いです。
- 症状のほとんどは、接種後数日以内に回復しています。
- 疲労や関節痛、発熱など、1回目より2回目の方が頻度が高くなる症状もあります。
- 稀に起こる重大な副反応として、接種後すぐにアナフィラキシー(急性アレルギー反応)や血管迷走神経反射が起こる可能性があります。
- 今回接種するファイザー社製と武田/モデルナ社製のワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状がでる可能性があります。接種後に気にある症状がある場合は、接種医またはかかりつけ医にご相談ください。
- 接種会場では、万が一アナフィラキシーが起こった場合にもすぐに必要な対応がとれる体制を整えています。
- ワクチンの性質上接種を受けることができない場合や注意が必要な場合があります。接種の注意事項やワクチンの種類などについて詳しくはこちらをご覧ください。
新型コロナワクチン接種後の副反応への対応方法(PDF:224KB)
接種後に現れる可能性がある症状
アナフィラキシー |
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|
血管迷走神経反射 |
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発現割合 | ファイザー社 |
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50%以上 | 接種部位の痛み、疲労、頭痛 |
10~50% | 筋肉痛、悪寒、関節痛、下痢、発熱、接種部位の腫れ |
1~10% | 吐き気、嘔吐 |
発現割合 | 武田/モデルナ社 |
50%以上 | 接種部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛 |
10~50% | 関節痛、悪寒、吐き気・嘔吐、リンパ節症、発熱、接種部位の腫れ、発赤・紅斑 |
1~10% | 接種後7日以降の接種部位の痛みや腫れ、紅斑 |
※ワクチン添付文書より
3回目接種の副反応
ファイザー社のワクチンの場合、3回目接種時の副反応は、2回目の接種後と概ね同様であると確認されています。
- ただし2回目の接種後と比較して、主にわきの下のリンパ節の腫れが多く(5%程度)報告されています。
- 3回目接種の1~4日目に、主に腋窩リンパ節の腫れがみられます。ほとんどの場合は症状は軽く、数日以内に回復することが多いですが、腫れがひどかったり長引く場合は、医療機関を受診してください。
3回目接種の副反応について詳しくはこちらをご確認ください。厚生労働省新型コロナワクチンQ&A(3回目の副反応)についてはこちら(外部サイト)
4回目接種の副反応
接種後、数日以内に現れる可能性の症状について
海外の研究では、4回目接種後21日目までにおいて、重大な副反応は認めなかったと報告されています。
報告割合 | ファイザー社または武田/モデルナ社 |
---|---|
50%以上 | 疼痛 |
10~50% | 倦怠感、筋肉痛、頭痛、硬結・腫脹 |
1~10% | 関節痛、37.5度以上の発熱、リンパ節腫脹、紅斑・発赤、知覚障害、アレルギー反応 |
※対象:274人(ファイザー社:154人、武田/モデルナ社:120人)
・接種直後よりも翌日に痛みを感じている方が多いです。
・これらの症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。4回目接種を受けた方へ(厚生労働省)(PDF:592KB)
ワクチンの種類による副反応の違い
ファイザーを接種した方へ接種後の注意点(厚生労働省)(PDF:810KB)
モデルナを接種した方へ接種後の注意点(厚生労働省)(PDF:742KB)
- いずれのワクチンも同様に上記の副反応が報告されています。異なる臨床試験の結果を単純に比較することはできませんが、臨床試験の結果では、武田/モデルナ社のワクチンの方がこれらの副反応の発生頻度が5~20ポイント程度高く報告されているほか、接種から1週間くらい経った後に、接種した場所の痛みや腫れなどがみられることが報告されています。こうした症状の大部分は接種後数日以内に回復しています。
- さらに、いずれのワクチンも高い有効性があることを踏まえると、こうした軽い副反応の頻度の違いを重視するよりも、いずれかのワクチンを接種できるときに接種することをお勧めします。
- また、いずれのワクチンも添加剤の中に、稀なアレルギー反応との関連が懸念されているポリエチレングリコール(PEG)が含まれています。
副反応疑い報告
- ワクチン接種との因果関係が不明な場合も含めて、医師が副反応を疑う事例を国へ報告するものです(予防接種法第12条)。市町村には国から県を経由して報告内容が通知されます。
新潟市内での総接種回数 | 1,693,712回 | |
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新潟市に報告のあった副反応疑い報告件数 | 58件 | |
(1)上記報告のあったうち、病状の程度が重くないもの |
35件 | |
(2)上記報告のあったうち、病状の程度が重いもの |
23件 | |
(2)の内訳 ※ |
1.死亡 | 4件 |
2.後遺症 | 2件 | |
3.未回復 | 2件 | |
4.軽快 | 9件 | |
5.回復 | 6件 |
※ 医師が診断した当時の状況です。
年代 | 件数 |
---|---|
90代 | 0件 |
80代 | 4件 |
70代 | 1件 |
60代 | 3件 |
50代 | 11件 |
40代 | 12件 |
30代 | 12件 |
20代 | 12件 |
10代 | 3件 |
関連情報
新型コロナワクチンについてのQ&A | 詳しくは、![]() |
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新型コロナワクチンの有効性・安全性について | 詳しくは、 |
副反応の疑いの報告事例や症状について | 詳しくは、 |
接種後の過ごし方のご案内動画
新潟県広報動画「ワクチンはみなさんを安全に新型コロナから守ります」(外部サイト)
新潟市の新型コロナワクチン接種についてのお知らせ動画(外部サイト)
予防接種健康被害救済制度
一般的に、ワクチン接種では、副反応による健康被害(病気になったり障がいが残ったりすること)が、極めて稀ではあるものの避けることができないことから、救済制度が設けられています。
救済制度について詳しくはこちらをご覧ください。
問い合わせ
新型コロナワクチン接種による副反応・安全性に関する相談
電話番号 | 025-385-7762 |
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受付時間 | 午前8時半から午後6時(土日・祝日含む) |
新型コロナワクチン接種に関するお問い合わせ
電話番号 | 025-250-1234 |
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受付時間 | 午前8時半から午後6時(土・日曜、祝・休日含む) |
聴覚に障がいのある方 |
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