令和4年7月14日 市長定例記者会見

最終更新日:2022年7月20日

市長定例記者会見

開催概要
期日 令和4年7月14日(木曜)
時間

午前10時00分から午前10時23分

場所 新潟市役所(本館3階 対策室)

発表内容

質疑応答

配布資料

市長記者会見動画

発表内容

1. 大河津分水通水100周年・関屋分水通水50周年 令和4年8月の通水記念に向けた取り組みについて

 おはようございます。

 はじめに、今年8月の「大河津分水通水100周年・関屋分水通水50周年の通水記念に向けた取り組みについて」です。

 この2つの分水は、水害から私たちを守り安心安全な暮らしをもたらすだけではなく、米をはじめとした「食」を新潟の強みにし、本市が誇る魅力的な水辺空間であるやすらぎ堤を創出するなど、その恩恵は私たちの暮らしの礎となっています。

 この2つの分水と本市の暮らしの関わりを多くの方に知っていただき、新潟の暮らしを未来へと繋げていくべく、現在、関係者と連携して取り組みを進めております。

 取り組みの内容についてですが、まずは歴史を知っていただくため、歴史博物館みなとぴあにて今月17日から企画展を実施いたします。

 次のステップとして、関屋分水の通水を祝い、通水日である8月10日に、国土交通省が主催する「せきぶん誕生祭」を計画しております。また、資料にはございませんが、大河津分水の通水日である8月25日には、大河津分水においても通水を祝うイベントを計画しています。

 8月27日、28日には、とりわけ次世代を担う子どもたちに水辺空間の魅力を感じていただきたいことから、やすらぎ堤を活用し、SUP(サップ)やカヌーをはじめとしたアクティビティや、川の恵みである農作物のマルシェなどのイベント、川と水辺の未来を考えていただくワークショップなどを開催する予定です。

 また、関屋分水資料館でもイベントを開催するほか、大河津分水周辺において燕市がイベントを実施するなど、流域が一体となって盛り上げていく予定であります。

 この内容については後日別途PRする予定です。

 11月、12月には、国・県・流域市町村で構成し、私が会長を務めさせていただいております実行委員会の取り組みとして、サミットやシンポジウムの開催を予定しております。
 これらの取り組みを通じまして、次の50年、100年に向けての流域の一体感の創出や、これからの川と私たちの暮らしのことを考えるきっかけにしていきたいと考えております。

※節電への協力とマスクの着用について

 次に、案件外になりますが、2点私から呼びかけをさせていただきます。

 1点目は、節電についてです。

 先回の会見でもご質問をいただいたところですが、電力の供給力低下や猛暑の影響で、全国的に電力需要がひっ迫しております。

 政府からは、9月30日までの間の節電要請が、全国規模で出されているところであります。

 市役所におきましても節電対策に取り組んでおりますが、市民の皆さまにおかれましては、熱中症予防の観点からも、エアコンは適切にご使用いただきながら、使っていない部屋や廊下の電気をこまめに消灯するなど、無理のない範囲で節電にご協力をお願い申し上げます。

 2点目は、マスクの着用についてです。

 基本的な感染対策として、マスクの着用は重要ではありますが、屋外で人と2メートル以上の距離を確保できる場合や会話はほとんど行わない場合は、マスクを着ける必要はありません。

 屋内においても、距離をとった上で、会話がほとんどない場合はマスクの着用は不要です。 

 これから暑い日が続き、熱中症の危険があるため、場面に応じたマスクの着け外しについて、意識をしていただければと考えております。

※新潟市「夏の催し」について

 最後に、「夏の催しについて」資料を配布させていただいております。

 今年は、3年ぶりに開催されます新潟まつりをはじめ、市内各地でお祭りや花火などのイベントが開催されます。

 市民の皆さまにおかれましては、新型コロナウイルスの感染予防対策と、熱中症対策を十分に行い、お出掛けをいただければと思います。

 私からは以上です。

質疑応答

新型コロナウイルスの感染状況について

(新潟日報)

 今ほど新型コロナウイルス感染症に絡み、マスクの着用に関する呼びかけをされました。県内では新型ウイルスの中でもBA.5(ビーエーファイブ)の置き換わりが確認され、新潟市の感染者も日に日に増えている状況かと思います。第7波という見方もあるようですが、現状の市長の受け止めについて教えてください。

(市長)

 本市の感染者数も、前の週と比較して約2.5倍と急激に拡大しております。本市におきましても、第7波に入った可能性があると推測しております。県内でも感染力の強いオミクロン株BA.5(ビーエーファイブ)の発生が確認されており、今後の動向を注意する必要があります。市民の皆さまには、場面に応じたマスクの着用や換気など基本的な感染症対策の徹底と、ワクチン接種の積極的なご検討をお願いできればと思います。

(新潟日報)

 流行の再拡大の理由として、まず一つは変異株BA.5(ビーエーファイブ)のことをおっしゃっていたと思うのですけれども、他にも、ワクチン接種から時間が経過して、効果が弱まってきて感染してしまうといったことも理由に含まれるのでしょうか。

(市長)

 オミクロン株の流行が始まったのが、1月1日以降の数字になりますけれども、ワクチンを1回も接種していない方、約12万9,000人のうち約1万1,000人が感染し、その割合が8.5パーセント。また、ワクチンを1回以上接種している方、約65万5,000人のうち約1万9,000人が感染しておりまして、その割合は2.9パーセントとなっております。ワクチン接種はオミクロン株に対しても一定の感染予防効果があるといわれており、市内の状況を見ましても、接種者と非接種で一定の差が見受けられております。

(新潟日報)

 感染が拡大して、例えば公共施設の利用だとか、対応の変更が必要だと考えていらっしゃいますか。

(市長)

 これまでは重症化して医療がひっ迫をして、行動制限などをお願いしてきましたけれども、現在のオミクロン株につきましては、医療ひっ迫をしているような状況ではありませんので、行動制限などをお願いする考え方は現在ございません。

イベント開催と感染症対策について

(新潟日報)

 先ほど、市内でのイベントについてもいろいろご案内がありました。市民にとっても3年ぶりで楽しみにしている部分も非常に多いと思うのですけれども、感染対策とのバランスというか、市長はどのようにとってほしいと思われますか。

(市長)

 新型コロナウイルス感染症の感染者が急激に増えておりますので、新潟市といたしましても、新型コロナウイルス感染症の感染状況を注視していきたいと思います。また、新潟県のイベント開催制限等の取り扱いを考慮し、最終的には実施の可否を判断したいと考えております。イベントの実施にあたりましては、来場される皆さまから会話をする際のマスクの着用や、当日の検温など、基本的な感染症対策の実施をいただきたいと思います。

大河津分水通水100周年・関屋分水通水50周年 令和4年8月の通水記念に向けた取り組みについて

(新潟日報)

 関屋分水と大河津分水に絡んで、私は生まれたときからこういった環境にありましたので、当たり前のように感じているのですけれども、市長は、関屋分水に関しては中学生くらいに通水していると年齢から考えるのですが、関屋分水が通水したときの市内の様子や、これによって新潟市がどうなるとか、当時の雰囲気を覚えていらしたら教えてください。

(市長)

 私も勉強させてもらっているのですが、よく語り継がれているのが、競馬場があったのですよねというお話を聞いて、競馬場の移転によって新たな町ができたということも事実でありますし、大河津分水に加えて、新潟市内に関屋分水ができたことによって、下流域である新潟市の安心安全がさらに高まったと思っております。大変大事な事業を実施していただいて、今日の我々の暮らしがあると認識しています。

安倍元首相死去に伴う受け止めと本市の対応について

(新潟日報)

 安倍元首相が銃撃され亡くなりました。市長も親交があった政治家だと思いますけれども、改めて受け止めという点と、先般、家族葬が行われましたけれども、弔電等の対応等は何かされましたでしょうか。

(市長)

 安倍元総理のご逝去に際しましては、突然のご訃報であり、心からお悔やみ申し上げたいと思います。本市としては、12日の葬儀に際し、お悔やみの弔電と供花を送らせていただいたところです。

(新潟日報)

 市長名で送られたのでしょうか。

(市長)

 はい。

参議院議員選挙について

(新潟日報)

 参院選も終わりましたけれども、今回、政権与党が大勝しましたが、その点への受け止めを改めて教えていただきたいのと、市長が応援に立たれた小林候補が当選されましたけれども、期待感など何かありましたら、教えてください。

(市長)

 自民党だけでは単独過半数、政権与党で安定した議席を獲得したものと思います。岸田内閣のこれまでの政権運営が国民から評価されたものと考えております。選挙の争点でもありました、ウクライナ問題を発端とする物価高、安全保障をはじめ、新型コロナウイルス感染症の対応、社会経済の回復など、待ったなしの課題が山積しており、迅速な対応と政治の安定を国民の皆さんが望んだ結果ではないかと考えております。小林さんが初当選されましたけれども、新潟のさまざまな課題を熟知されていると思いますので、しっかりそうした新潟県の課題を国政に届けていただきたいと思います。

新潟市長選挙について

(新潟日報)

 今回、知事選も保守系が勝たれ、参院選も保守系が勝たれて、次は市長選ではないかと思いますけれども、これまでの選挙が市長選へどのような影響があると考えていますか。

(市長)

 県知事選挙につきましても、参議院選挙につきましても、全県的な選挙、特に参議院選挙につきましては大型の国政選挙ということであり、これから迎える新潟市長選挙は、政令市ということではありますけれども、それとはまた少し別の選挙なのではないかと思っています。

(新潟日報)

 市長を支えてくれている市議からは、市長選で市長が再選することへの追い風になるのかなという声もありますけれども、そこは市長としては別物とお考えでしょうか。

(市長)

 どういう影響があるか、私には十分把握はできませんけれども、また別の選挙であるという認識のもとで、これから選挙戦の準備を進めていきたいと思います。

(新潟日報)

 選挙戦の準備とおっしゃいましたけれども、市長は会見で、秋くらいまでに公約を作り、示すとおっしゃっていますけれども、現在の状況はどの辺まできているのでしょうか。

(市長)

 ようやく参議院選挙が終わりまして、公約につきましては、これから取りかかる状況でありますので、9月後半くらいまでには完成できるように頑張っていきたいと思います。

(新潟日報)

 前回の選挙のときに10の約束のところで、人口減少というものを一番の主軸においていたと思うのですけれども、その状況はあまり変わっていないと思うのですけれども、今回の公約でも人口減少というところは主軸になっていくのでしょうか。

(市長)

 人口減少という大きな新潟市が直面している問題、これは新潟市だけではなくて全国になりますけれども、この問題が一番行政に与える影響が大きいと思いますので、それは避けて通ることができないと思います。

(新潟日報)

 一方で、知事選、参院選と対抗馬が出て論戦が生まれたからこそ、市民の方もいろいろなことを考えられたのかと思うのですけれども、市長選に関しては、告示まで3か月を切った段階で対抗馬の表明がありませんけれども、その辺、市長としてはどのようにお考えでしょうか。

(市長)

 まだ3か月ありますので、それぞれ新潟市政をこのようにやっていきたいという候補者がこれから現れてくるものと思っております。

(新潟日報)

 市長自身としては、ある程度論戦を期待したい部分ではあるのでしょうか。

(市長)

 そうですね。まだ私の任期はありますけれども、その後の4年間につきましては、やはり政策論争を交わしながら、これからの新潟市がどうあるべきなのか、またどういったことが重要な問題になってくるのかといったことを、選挙を通じて論争しながら競争していければと思っています。

新型コロナワクチンの接種状況について

(新潟日報)

 ワクチンに関して、4回目の接種が今月から本格化してくるのかなと思ったのですけれども、予約状況だったり、接種状況だったりというのは分かりますでしょうか。 

(市長)

 7月13日の時点になりますけれども、60歳以上の方の4回目接種率が4.4パーセント、28万9,405人中1万2,771人となっております。なお、4回目接種は1回から3回目の接種とは異なりまして、接種の対象となる方が60歳以上の方、また、60歳未満の方のうち基礎疾患等重症化リスクを有する方となっておりますが、60歳未満の対象の把握は難しいために、今申し上げたのは、接種率は60歳以上の方で算出をしております。

(新潟日報)

 分かりました。現在、60歳以上では4.4パーセントの接種が進んだということで、進み具合としては順調なのか、どのように見ていますか。

(市長)

 3回目の接種から5か月を経過した方が、4回目の接種を受けることができるということで、4回目の接種についてはこれから本格化するものと思っております。

(新潟日報)

 今、4回目(接種)の話なのですけれども、3回目(接種)の方に話を移したいのですが、ホームページで最新の接種状況を見たのですけれども、やはり若い年齢ほどどんどん下がっているように見えているのですけれども、市長としては3回目の接種状況をどのように捉えていらっしゃいますか。

(市長)

 今、3回目接種の数値はございませんけれども、一時期、感染状況も下がってきたことや、若い方々の接種はどちらかというと低かったということもありますので、再び第7波の流行が始まっており、さらに新潟においても今後感染の拡大が予想されるところでありますので、若い世代の皆さんからもワクチンの積極的な接種をご検討いただきたいと思います。

酒気帯び運転に係る職員の懲戒処分について

(新潟日報)

 昨日発表があった、消防署職員が酒気帯びで懲戒免職といったことがありました。半月前には、市民病院の職員が酒気帯びでやはり処分となっておりまして、短期間で二つも処分が相次いでしまっているのですけれども、その点について市長はどう捉えていますでしょうか。

(市長)

 今回の消防局の懲戒処分につきましては、懲戒審査会を経て決定しており、免職と決定したと報告を受けております。飲酒運転という悪質な行為であり、検挙されたことは公務員として、また消防職員としてあるまじき行為であり、誠に遺憾であると思っております。それぞれの懲戒審査会において、個々の事案について総合的に判断しておりまして、消防局と市民病院それぞれが懲戒処分等の基準及び確認された事実によって、厳正に審査し決定したと聞いております。

(新潟日報)

 公務員としてという言葉があったのですけれども、今回、医師と消防署員ということで、命を守ったり救う立場の人がこういったことをやってしまったのですよね。それについてもう一度聞きたいのですけれども。

(市長)

 服務規律の徹底や綱紀の厳正な保持のために、昨日全職員に対し通知を発出したところであります。季節柄、飲酒の機会も増えると思いますので、市の職員すべての皆さんには、注意喚起を強化していきたいと思います。

(新潟日報)

 通知というのは、文書か何かで注意喚起を出したということでよろしいでしょうか。

(市長)

 はい。

(新潟日報)

 再発防止の件をお聞きしたのですけれども、これまでも職員の方への飲酒運転についての指導といいますか、させないためには普段どのような取り組みをしてきたのでしょうか。

(江部消防局企画人事課長)

 これまでは所属長等による巡視や、職場内でのOJTといった研修を重ねてきまして、職員への指導を徹底してきました。これからも引き続き、そうした巡視、または注意喚起を強化して、徹底した指導を実践してまいりたいと考えております。

(新潟日報)

 今のは消防局としての取り組みということですね。

(江部消防局企画人事課長)

 はい。

(新潟日報)

 懲戒審査会で処分を決めたということなのですけれども、市民病院の医師の方は停職6か月で、今回の消防士の方は免職になっているのですけれども、なぜ同じ酒気帯びなのに差が出たのかということは、教えていただけますか。

(市長)

 先ほど申し上げたとおりなのですけれども、それぞれの懲戒審査会において総合的に判断したということであります。

過去の市長記者会見

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