2025文化財センター学芸員コラム
最終更新日:2025年4月21日
文化財センターでは埋蔵文化財の発掘調査と調査によって出土した土器や石器などの整理作業、民俗文化財の保管・管理を行っています。
普段目にすることがない業務の状況や収蔵品の話題などを文化財センターの職員が不定期にご紹介します。
もうすぐ企画展 4月21日更新
文化財センターは、現在企画展準備のため臨時休館中です。
どんな準備をしているのか、ちょっとのぞいて見たところ、展示台をバラバラにして仮レイアウトをしていました。よく見ると、いつもはロの字に配置されている展示台がニの字になっているではありませんか。「えっ、そこ外せたの?」と聞くと、企画展担当者が「レイアウトのマンネリを打破しようと思って・・・」と返答。(固定してあって外せないと10年以上思っていました。)今回はいつもと違ったレイアウトで展示が見られるかもしれません。もちろん中身も期待していてください。企画展「古墳時代の日本海側北限域の港湾性集落」は4月26日(土曜)から開幕します。
展示の準備作業
関連情報
企画展関連講演会「絵画からみた弥生人の世界観」
日時:4月26日(土曜)午後1時半から午後3時50分まで
講師:設楽 博己氏(東京大学名誉教授)
定員:先着60名(申込み不要、当日直接文化財センターへお越しください)
工夫を重ねて作っています 4月4日更新
4月26日の文化財センター企画展開幕に向けて、展示班が忙しそうに作業をしていたので、のぞいてみました。何やら、貼り合わせてパネルを作っている様子(写真1)。
実は、大型のコピーができる機械を文化財センターは持っていません。そこでA3サイズを上回る大きさのものはA3コピーを貼り合わせて作成しています。大きなのり付きパネルにずれないように貼るのは、とても難しく繊細な作業です。
貼り合わせたものを、今度はハンガーラックにくくり付けています(写真2)。すると、顔出しパネルのできあがり(写真3)。予算が無くても工夫して皆さんに親しんでもらえる展示を頑張っています。
お知らせ
- 4月21日(月曜)から25日(金曜)まで企画展入れ替えのため臨時休館となります
- 次回企画展「古墳時代の日本海側北限域の港湾性集落」は4月26日(土曜)に開幕します
写真1 ずれないように貼り合わせ中
写真2 裏側の様子
写真3 顔出しパネルのできあがり