2012年12月20日、東京都内のホテルにおいて、出版・報道各社、関係者などを招き、若松監督と親交が深かった俳優の佐野史郎さん、芸術家の篠原勝之さんをゲストに迎え受賞者発表会を開催した。10月17日に急逝した若松孝二監督に代わり、若松プロダクション代表であり監督の三女でもある尾撫@子さんが出席、その他、若松監督の映画出演者、スタッフも多数駆けつけた。また、第3回受賞者の瀬戸内寂聴さん、第6回受賞者の荒木経惟さんからもメッセージが寄せられた。
壇上、佐野さんは「監督が居なくなった気がしない。色々な現場での感情が思い出されて、また監督と飲みたい気分になった。」「受賞をとても喜んでいた。安吾の常識にとらわれず自分で考えろという姿勢は、まさに監督そのもの。」と話し、篠原さんは「アニキのような存在」だったという監督とのエピソードを次々に披露し、思い出を語った。
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