東京都内のホテルにおいて、出版・報道各社、関係者などを招き、荒木経惟さん出席のもと受賞者発表会を開催した。当日は、ご友人で作家の森村誠一さんがお祝いに駆けつけ、安吾賞の歴代受賞者である野口健さん、瀬戸内寂聴さん、ドナルド・キーンさん、そして都立上野高校の同級生、評論家の立花隆さんからもメッセージが寄せられた。
席上、荒木さんは「まわりで見てくれている人がいてくれたことが嬉しい。(安吾は)偉大なる破壊と言っていたけれども、それと同じで、安吾さんが私のどこかを壊してくれて、復活せよと言っているように思う。だから、もうちょっと生きるかもしれないな。安吾さんは48歳で死んじゃったというから、その後の人生は俺がもらったと。どうもありがとう。」と語った。
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