令和元年度第10回協議会会議録

最終更新日:2020年2月10日

日時:令和2年1月23日(木曜)
午後3時~
会場:江南区役所 302会議室

1 開会

堀越地域総務課長補佐

 本日は、お忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。定刻になりましたので令和元年度第10回江南区自治協議会を開催させていただきます。
 当会議につきましては公開することとし、記録作成のため録音及び撮影をさせていただきますのでご承知おきください。なお、本日の会議は取材のため報道機関が入っておりますので併せてご承知おき下さい。
 資料の確認をお願いします。
(資料確認)
 

堀越地域総務課長補佐

 本日の会議について、渡邉寿子委員、石澤委員、小野委員、高橋委員から欠席のご報告をいただいております。また長谷部委員より少し遅れる旨の連絡が届いております。

2 会長あいさつ

堀越地域総務課長補佐

 それでは、小林会長からご挨拶をお願いいたします。
(小林会長あいさつ)

3 報告

(1) 江南区自治協議会委員の研修会について

堀越地域総務課長補佐

 次に議題に入りますが、ここからの進行は小林会長にお願いいたします。

小林会長

 それでは、次第に沿って進めさせていただきます。
 ご意見等がある場合は、挙手のうえ、簡潔明瞭にお願いしたいと思います。
 はじめに、自治協議会の委員研修の内容について、地域総務課より説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

梅川地域総務課主査

 地域総務課の梅川です。ご案内が遅くなりましたが、今年度の江南区自治協議会委員研修会の案についてご説明いたします。本日、配付しました資料1をご覧ください。
 昨年は、6月の山形県沖地震や10月の台風19号など災害の多い年であり、自治協議会委員の皆様も地域の安心安全に向けて尽力いただいたかと思います。
 これを受け、安心安全部会などの意見も参考に、災害時の対応や江南区の現状について改めて認識を深めるため、今年度は防災をテーマに行いたいと考えております。今年度の早い時期に、昨年の人口減少対策ワークショップを踏まえた研修という意見をいただいておりましたが、それにつきましては、自治協議会委員の皆様からの提案もあり、来年度、地域主体の取組みを支援する新たな枠組みを設けたところですので、来年度、各地域から提案が上がってきた際に、皆様にご意見をお願いしたいと考えております。この方向性で良ければ、実施時期3月上旬を予定しています。
 研修内容についてですが、こちらは現時点での概要となっております。時間は午前9時半頃から午後2時半頃までです。貸切バスで江南区役所を出発し、午前中に満願寺閘門、重要水防箇所の視察や、横越出張所で備蓄物資を保管している場所等を確認し、午後は新潟市消防局で指令管制センターや訓練施設を実際に見て回ることで、防災意識を高め、区の現状を学ぶ機会としたいと考えております。

小林会長

 ありがとうございました。ご提案された研修会は、少し遅くなりましたけれども今のご説明のとおり、3月上旬に実施したいということで考えております。
 つきましては、今ほど説明があったように、まだ時間配分が正式に決まっておりませんが、この内容で皆さんからご意見がなければ、このスケジュールでいきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 (異議なしの声)
 
 よろしいですか。それでは、この内容で詳細を事務局から決めていただいて、後日、皆さんに案内を差し上げるという形をとりたいと思いますので、できるだけ大勢の皆さんの参加をお願いしたいと思います。

(2) 江南区自治協議会各部会の報告について

小林会長

 次に、部会報告に移らせていただきます。まず、まちづくり部会の見田部会長からお願いいたします。

見田委員

 前回の報告をさせていただきます。まず、審議内容等でございますけれども、最初に、「江南区生活交通改善プランの見直しについて」ということで、これにつきましては、12月2日に開催されました第2回の会議にて事務局から説明を受けまして、その後、実際に会議に出席をいただいた委員から意見等が報告されたということです。
 改めての話になるのですが、新たな改善プランの方向性については、区民が利便性の向上を実感でき、身近に感じられる公共交通を目指し、現行の基本方針が三つあるのですが、「公共交通の空白・不便地域の解消」、「既存公共交通の更なる利便性向上」、「公共交通をみんなで支える意識づくり」という三つの柱を継続するということ。それから、継続して取組みを推進するということです。
 それから、新しい改善プランでは、数値目標を設定するということで、例えば区バス・住民バスの利用者数などを盛り込むということをしていきたいということでございます。
 それから、出席委員の主な意見として、区バスを隣接区まで区を横断した運行をすることで、空白域の解消につなげられないかという意見が出ております。それから、スクールバスの混乗ができると利便性が向上するということで、これについては従前から意見があった内容でございます。
 それから、2点目ですけれども、「新潟ハーフマラソン2020における取組みについて」ということで、ご承知のように3月15日に開催を予定されております「新潟ハーフマラソン2020」におけるブースの内容について、これは昨年度の取組みを参考にして意見交換を行いました。昨年度の取組みが大変好評だったと聞いておりましたので、今年は一部拡充をしながらやっていきたいと考えております。
 主な意見ということで、記載のとおり、記録証が入るクリアファイルの数を増やした方がよいなどの意見がありました。
 最後に3点目になりますが、「令和2年度区自治協議会提案事業について」ということで、これについては、公共交通に関する勉強会をこれまで何度かしておりますけれども、それを継続していくことや、またイベント等を通じまして、引き続き、江南区や自治協議会をPRする活動を行っていくことを確認したところでございます。前回の会議は以上でございます。

小林会長

 ありがとうございました。今ほどの、まちづくり部会の内容について、ご意見・ご質問がありましたらお受けいたしますが、いかがでしょうか。ございませんか。
 今ほどの内容の中で、新潟ハーフマラソンが3月15日なのですが、これは自治協議会の皆さんの中でも走られる方もおられるかと思いますが、ブースを用意していますので、できましたら自治協議会のジャンパーを着用の上、顔を出していただければ有り難いと思っています。大いに江南区をPRしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、安心安全部会の山崎部会長からお願いします。

山崎委員

安心安全部会の山崎です。第9回の会議概要についてご報告いたします。
はじめに、事務局から去年の安心安全部会で作った絵本の寸劇バージョンを、支え合いのしくみづくり会議の曽野木・両川圏域が、曽野木地区の歳末ふれあいお楽しみ会と、東曽野木小学校の読み聞かせの時間で披露したとの報告がございました。
 子どもたちから半分以上が親善大使を知っている、絵本をもう読んだことがあるという声が聞かれたそうです。今後は中学生が小学生に披露するとか、小学生がお年寄りに披露するなど、活動の場を広げていきたいという意見がございました。
 また、シナリオや動画を公開する、あるいは備品を貸し出すなどして、劇団の活動を広げてはどうかという意見もございました。皆さんの中で、にこにこ劇団に入会したいという方がおられましたら佐藤委員に申し出ていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、9月28日に公民館と共催で実施した「新しいカタチの防災訓練『イザ!カエルキャラバン』について」、報告がありました。当日は、防災カードゲームや紙食器づくり、それから水消火器で的当てゲームなど、11種類のプログラムが用意され、約230人の親子連れが参加いたしました。一つのプログラムを体験するとポイントがもらえて、貯めたポイントで欲しいおもちゃと交換ができるという仕組みで、子どもから防災訓練に興味を持ってもらえる良い機会となりました。
 部会のメンバーは運営ボランティアとして参加をし、人が集まるか不安だったけれども、多く集まった。やってみるとやりやすく楽しかったという意見がありました。プログラムで使用した備品については、市で購入したものもあるそうなので、貸し出しもできるということでございます。
最後に、令和2年度特色ある区づくり事業へ意見提案をしました防災や防犯に関するQ&Aと区役所だよりに載せるための内容やタイトルについて意見交換を行い、次回の部会までに考えてくるということにしました。

小林会長

ありがとうございました。今ほどの説明内容でご質問があればお受けいたしますが、ございませんか。
ほかになければ、次に、環境・教育部会の横木部会長からお願いします。

横木委員

 環境・教育部会についてです。審議内容について説明します。
 まず、「小学生のフロアカーリング交流会」、これは終わったものについての振り返りということで、参加者数63名で昨年の倍になりました。うち亀田地区の人たちが30名ほどでございます。半分が亀田ということでございます。
 主な意見としては、63名参加し、事故、けがもなく無事開催できて良かった、冬に体を動かせる良い機会になっているので、今後も継続していきたい、保護者の参加も可能とつけ加えたらどうか、などがありました。
 ここでは簡単なルールで行っていますが、交流会ということでその方向でいいのではないか。それから来年度やるということであれば、アスパーク亀田がリニューアル工事で7月から翌年の令和3年3月まで使用ができないということなので、横越または亀田市民会館で、なおかつ開催日を11月28日または12月5日ではどうかという意見をいただきました。
 2番として、「令和2年度区自治協議会提案事業について」、来年度の環境・教育部会の提案事業に沿った内容の事業名を決定しました。事業名は「多世代交流“みらい”プロジェクト」です。
 フロアカーリング以外の事業としては、体力測定イベントがいいのではないか。それを6月のアスパークまつりの中で一緒にやってはどうかという意見がありました。
 それから、今年度事業についての話で、「みんなにこにこ」の絵本を使ったぬりえイラスト作成について話し合いました。
 その他としましては、教育ミーティングは先ほど終わりましたので、今後も開催したいということでございました。
 

小林会長

 ありがとうございました。今ほどの説明内容にご質問がある方はいらっしゃいませんか。
 私から一つ。安心安全部会で、前に絵本を作りましたが、そのあとで紙芝居を作るようなお話がありましたけれども、その後の計画等はありますか。

山崎委員

 今はまだ製作段階で、3月の自治協議会で発表できるのではないかと思っていますけれども。

小林会長

 ありがとうございました。
 全体をとおして、何か皆さんからご質問はありませんか。
 

4 連絡事項・その他

小林会長

 ないようですので、次に、連絡事項について、事務局からお願いいたします。

堀越補佐

 事務局から連絡をさせていただきます。このあと4時から江南区選出市議会議員の皆様と懇談会を予定しておりますが、懇談会まで少し時間がございますので、当初の予定を変更しまして、懇談会までの間、第10回の部会を情報共有程度になりますけれども開催させていただければと思います。
 まちづくり部会の委員の皆様は3階の大ホールにお集まりください。環境・教育部会の委員の皆様は301会議室、安心安全部会の委員の皆様は隣の入札室にお集まりください。4時には、また今の席にお戻りいただく形になりますので、名立てはお持ちにならなくて結構です。部会での名立ては不要ですので、よろしくお願いします。
 

5 閉会

中野副会長

 本日予定されていた議事は、これで終了いたしますので、本会議はこれで閉会といたします。
 このあと部会になります。午後4時から議員との懇談会がありますので、4時までにはここの部屋に皆さんお戻りください。よろしくお願いいたします。お疲れさまでした。

6江南区選出委員との懇談会

小林会長

 これから、江南区選出市議会議員との懇談会を開催させていただきます。
(会長あいさつ)
 早速でございますが、4人の議員の方、誠に申し訳ございませんが、皆さんが加入されている各委員会ごとに、その委員会の状況も含めながら、お一言ずつごあいさついただければと思います。
 最初に、串田議員からお願いいたします。
 

串田市議会議員

 串田でございます。市議会活動に対しまして、皆さん多大なご理解とご支援ありがとうございます。ご指名賜りましたので、座ってよろしいでしょうか。
 今、議会の文教経済常任委員会というところに所属しております。11月の末に各8区で議会報告会を開催させていただきまして、それぞれ所属委員会の報告もさせていただいたのですが、江南区の議会報告会は残念ながらお一人だけ来てくださいました。皆さんにはその状況が伝わらなかったのかなと思っています。
 今、文教経済常任委員会では、学校教育関係、それから文化スポーツ、そして経済、農業関係と、かなり幅が広いのですけれども、経済関係で見ますと、なかなか地域経済がうまくありませんので、その辺の財政出動に一生懸命、事務をしているところでございます。
 教育関係は先ほど教育ミーティングがありましたけれども、教育のほうも子どもたちの学力向上と地域と学校との連携というところを重視してやっていくという状況でございます。
 また、農業関係ではご存じの方もいると思いますが、県も市も米づくりからの脱却ということで、園芸を重視して農家所得を上げよう、農業を活性化しようということで取り組んでおります。
 また、地域経済も今、雇用の確保と地域経済活性化ということで、工業団地の造成を8か所、そのうち4か所が江南区で、今、鋭意スピードを上げて取り組んでいるという状況でございます。8か所全体では71ヘクタールが市街化区域となって工業団地ができるという状況でございます。
 また、文化スポーツ面ですが、今、オリンピックを目指してアーツカウンシルということで、オリンピックの前の2年間をかけて、文化スポーツ振興を全国で展開しようということで新潟でもずっと2年間やってきております。先だって県とのタイアップで国民文化祭が行われましたけれども、そういう文化面の振興もやっているという状況でございます。
 少し雑ぱくでございましたが、以上、文教経済常任委員会の活動報告と自己紹介とさせていただきます。よろしくお願いします。

小林会長

 串田議員、ありがとうございました。
 続きまして、渡辺議員、お願いいたします。

渡辺有子市議会議員

 皆さん、明けましておめでとうございます。いつもお世話になっております。渡辺有子でございます。今年もよろしくお願いいたします。
 私と古泉議員は総務常任委員会に所属しております。総務常任委員会は、財務部所管でして、皆さん方もご承知のように行財政改革ということで、県もそうですが新潟市も財政が大変だということで、この間、改革をしてきております。
 2018年度には119億円お金が足りないということで、行政改革をするということで約1,200の事業見直しを行いました。皆さん方の毎日の暮らしの中にも影響があるような政策もあろうかと私たちは考えているわけでありますけれども、今後2019年度予算でもその後、2018年度に続いて157事業で約8億円を削減するという取組みをしていきました。
 そして、さらに今後2020年から3年間、さらに集中改革プランを行い、14億円の削減をするということでありますが、特に人件費を11億円、3年間で削減するということが今、提案をされているところであります。2月18日から始まります、2月、3月議会。2月最初の3日間は当年度の分の議会でありますが、その後引き続き行われる議会が2020年度の予算を決めるという議会になります。
 この集中改革プランについては、市民の皆さん方からもご意見をいただきたいということで、新潟市は案として、比較的早めに提案を議会にも説明がありましたし、市民の皆さんにも周知をするという努力がされているようでありますけれども、なかなかここを皆さん方のところで見られて、区でもそうですが市にもどういう影響があるのかとか、我々の生活にはこういう影響があるよという意見まであがってきていないような状況ではないかと思いますので、今日、私もせっかくいい機会をいただいておりますから、そういう点では、むしろ私どもが皆さん方からいろいろなご意見を伺えればなと思っているところであります。
 総務常任委員会は事業課ではありませんので、なかなかこの政策についてどうのこうのというのは詳細が市民厚生や文経や環境と違ってありませんので、どれをどこまで話していいか分かりませんが、今、集中的に取り組まれているのが今お話ししました改革プランでありますので、これから検討をされていくということであります。
 過去にやった行政改革プランの効果ということでいいますと、2018年度は決算がすでに出ております。先ほどお話ししましたように、119億円が不足だということで事業見直しをした結果、事業費としては46億円が削減されました。そして2018年度の予算が執行されたわけですが、決算そのものは結果としては単年度で43億円の黒字が出たということで、新潟市は収支均衡が保たれたと評価をしていますけれども、赤字ではなくて良かったという面はありますけれども、43億円黒字が出たということであれば、見直しをして縮小した事業がどうだったかということを、もう一度見直して、必要なものはある程度、元の制度に戻すなり、多少の予算の配分をしていくということが必要ではないかと私自身は思っておりますし、市にも申し上げているところであります。
 全部話すと古泉議員が話すことがなくなりますので、ここで交代をさせていただきます。よろしくお願いします。

小林会長

 ありがとうございました。
 続きまして、古泉議員、お願いします。

古泉市議会議員

 皆様、明けましておめでとうございます。ご紹介いただきました市会議員の古泉幸一と申します。本日は、どうもありがとうございます。
 私ども総務常任委員会に所属をさせていただいていまして、渡辺議員がすべて網羅されて、私は別に取り立てて申し上げることはないのですが、大事なことを1点だけ少しお話しさせてください。
 まず、今ほど話がありましたように、県も市もお金がないというニュースだけがずっと飛び交っていまして、お金がないのは確かなのですが、県と市では置かれている状況はまったく違うということを皆さん理解していただきたいと。当然、市もお金がないのですが、よく区役所の窓口に行くと「お金がない」と返される方もいると思うのですけれども、お金がないのではなくて予算がないのです。お金がないというのとちょっと違うのです。
 実は、新潟県というのは、いろいろな数字があるのですけれども、これと比べると一番分かりやすいのが、自治体の財政健全化指数というものがあるのです。新潟県はマイナス400。あと2年も今のままやっていたら財政の権限を国に取られてしまう。要するに自分たちで何もできなくなってしまうという非常に危ない状況になるのが、今の新潟県の状況です。
 新潟市はどうかといったら、今マイナス180です。これはまだ全然問題ない数字ですので、皆さん是非、まず、そこを安心していただきたいなと思っております。
 確かに、税収はこの14年間、まったく上がっていませんから、福祉に対しては、予算がドンと上がっていくものですから、その分をどうするかということに非常に頭が痛いのですが、財政的に見れば県ほど悪くはないと。ただ、使えるお金がそうないというのが今の新潟市の状況であります。先ほど串田議員がおっしゃったように、じゃあどうするかといったら、これは工業団地を造成したりして固定資産税を上げていくしかないのです。企業などに来ていただいて、これで初めて税収が上がるものですから、今、新潟市はそういった状況にあるということを皆さんに分かっていただきたいと。
 そして、先ほど渡辺議員がおっしゃったように、今、新潟市は、県はできていないのですが、すでに収支均衡、要するに皆様からいただいた税収と国や県から来る交付金、補助金、そのお金だけで今、予算ができているのです。まったく借金をしていないのです。だから言い方を変えると、これ以上悪くならないのです。よっぽど一昨年の突発的な大雪が降らない限り、市はこれ以上、悪くなりません。
 市長からは大雪が降ったときのために基金を80億円までは積み増したいということで、今、一生懸命、基金の積み増しをやっております。昨年も降っておりませんし、今年も降らないようなので、少し、また基金の積み増しができるのかなと。そうすると、また財政の健全化というものが少し進んでいくかなと思っております。
 我々は、これからもしっかりと収支均衡を図れる、そんな市の財政状況にしていきたいと考えておりますし、皆様方の事業にあまり影響が出ない形でもっていけるように考えております。今日は、1日よろしくお願いいたします。

小林会長

 ありがとうございました。
 続きまして、宇野議員、よろしくお願いいたします。

宇野市議会議員

 明けましておめでとうございます。私は、市民厚生常任委員会というところに所属しております。高齢者福祉や子どもの問題、あとは保健所や病院、消防といった、いわゆる市民生活に一番直結するところが多い委員会になりますけれども、義務的経費、市の税収が良かろうが悪かろうが必ず発生する、どうしても市として負担しなければならないという経費が多いものですけれども、一時そこもある程度、削減ということで、これは如何なものかという議論も起こりましたけれども、今の動きを見ていますと、そこまで大きく手をつけることがないのではないかなと見ておりますし、扶助費辺りを大きく切るようなことは当然できませんので、大きく変わるところはないのかなと見ております。
 トピック的に見ますと、消防が今まで5年連続で政令市一、火災の率が低いというのが新潟市だったのですけれども、どうやら昨年度が、全体で見ますとかなり上位のほうではあるのですけれども、若干、火災が増えた関係で、今年度については政令市1位の位置をキープできないのではないかという話が先日、聞こえてきました。
 それから、市民病院も市民厚生の所管になるのですけれども、過労死自殺という認定がかなり前にありまして、それ以降、救命救急あるいは高度医療だけに市民病院が専念するということで、なんでもかんでも患者を受け入れるのではなくて、軽度な患者さんは別の病院にという形で方針を切り替えたのですけれども、その切り替えた結果、市民病院の経営が赤字になるということで、どちらを取ればいいというのは確かに難しい問題なのですけれども、経営が赤字になったと。また、入院患者等の制限を市民病院はしていたのですけれども、今、これから次年度に向けて経営が、黒字にはならなくても赤字にはならないという形で経営改善に努めていくという話を聞いております。
 雑ぱくなところですけれども、市民厚生の所管部分についてお話しさせていただきました。

小林会長

 ありがとうございました。
 今ほど、4人の議員の皆さんからは委員会ごとの内容を若干話していただいたわけですが、「江南区における地域課題とまちづくり」というところが本日のメインテーマになるのですが、いわゆる江南区における課題、それと今後、どういうような形態でまちづくりをお考えになっておられるのか、その辺を再度、委員の方に一人ずつお聞きしたいと思います。それから自治協議会の委員と意見交換をやらせていただきたいと思いますので、皆さんのお考えの地域課題、今後のまちづくりの展開をどうするのかと。その辺からひとつお願いしたいと思いますが、串田議員からよろしくお願いいたします。

串田市議会議員

 私は旧横越町の町議会議員をやらせていただいておりましたので、その延長線にこんにちあるかなと思っています。政令市になりまして、8区、区役所ということでの行政となりました。この地区はお陰様で旧亀田郷の中でも5地区、大江山、曽野木、両川、亀田、横越となっておりまして、比較的、他の地区よりもアイデンティティというか共通点がありまして、まとまりやすい、意識の統一ができてきたかなと思っています。
 そういう中で、住みやすいまちづくり、緑あふれる調和の取れた地域づくりということでやってきたわけですけれども、一方で、やはり経済の活性化、地域経済ですが、ここは拠点となる地域はやはり亀田地区だと思いますけれども、本町通りを歩いてもご多分に漏れずシャッターが年々増えている状況でして、合併地区はどこでもそういう傾向にはありますけれども、それでもここは地理的に見ると新潟のちょうどへその部分、中央部分でありまして、その地の利を活かして、やはり調和の取れた住みやすい住環境と経済の調和の取れたまちづくりという点では、まちづくりがしやすい、また発展していく地域かなと思っております。
 そういう意味で、私は合併以来、ずっと言っていますが江南駅、信越線にもう一つ駅をということで旧横越町の合併建設計画1丁目1 番地でしたけれども、なかなか青写真が見えてこないということで、先般も実は市長と懇談をしていたのですけれども、将来的に造るのは間違いないのだけれども、なかなか熟度があがってこないということで足踏み状態であります。
 それと、ここは意外と文教地区といいますか、亀田駅を中心に東側は福祉と文教が発展しつつあります。残念ながら新潟駅の高架橋のようなわけにはいきませんけれども、亀田の西側と東側がもう少し通路があって行き来ができる地区になれば、もっと発展するのかなという感じもしています。そういう意味で、工業団地も今、4 か所、先ほど私、数字を訂正させてください。面積は8 か所で73.9ヘクタールでした。予定区画数が47区画なのですけれども、ほぼ8 割方、進出企業が決まっているという状況であります。4 か所は江南区ですから、雇用の確保と地域経済活性化のために、とにかくスピードを上げて地域経済の活性化に向けてまちづくりをしていったらどうかなと。さらに、その先には、それこそ市の主導で大規模工業団地もずっと訴えているのですが、交通網が大変便利になりました江南区ですので、市の主導でもっと工業団地も検討していかなければならないのではないかと思っております。
 以上、簡単ですけれども、現状の報告と今後の取組みということで申し述べさせていただきました。

小林会長

 ありがとうございました。
 続きまして、渡辺議員からお願いします。

渡辺有子市議会議員

 私は曽野木地域に住まわせていただいておりますので、身近の状況からお話しさせていただきたいと思いますけれども、一つはやはり今、串田議員からもお話がありましたが、この間、ガソリンスタンドはなくなる、肉屋さんは閉店をされる、呑み屋さんもやめる、近々、1軒開業医の先生もやめられるという状況なわけです。それに他人事ではなく、みんな困っておられますし、どこに呑みに行けばいいのだと私に相談されて、どうしようかなということもあるのですけれども、本当に日常生活に大きな影響があるということだと思います。まだ今は頑張ってやっていただいているお店も、本当に先々どうなるかという不安を感じていらっしゃると思います。そういう点では、ここは大きな課題だなと思うのです。
 それと併せて、やはり公共交通の関係、買い物難民と言われておりますけれども、やはり買い物に行くにも病院に行くにも足がないと。高齢化、高齢化と言われておりますが、やはり交通安全という面からすれば、免許証の返上ができればそれに越したことはありませんけれども、そうしたらどうやって病院に行くのだと。どうやって買い物に行くのだということになりますと、ここがなかなかそう簡単にはいかないというのが本当に現実なのだと思います。ですから、今はまだ困らない、今すぐは困らないけれども、もうじきいつも乗せて行っている家族の方が返上するとなると、ご本人もそうですが、家族にとっても大変、毎日の生活に支障をきたすという状況があると思います。
 これは、曽野木地域に限ったことではないかと思いますけれども、あまりにもここのところ、立て続けに先ほど言ったように店がなくなったりという状況にありますので、本当にこれは急いで解決といいますか、なんとかしなければならないと私は強く思っているところです。
 お陰様で江南区の区バスは市民病院を終点にしていただきましたので、ここでは乗車率が保たれているということで、その点は大変良かったなとは思いますが、もう少し細かく利用できるような区バスの運行をしてほしいという声は本当に強くあります。ですから、ここはこれからも検討が必要ですし、どうすればそれができるかという、住民主体でということもあるわけですけれども、ここがなかなか環境がどういうふうに整えばできるのかということも話し合っていく必要もあろうかと思いますが、今の区バスの路線を活かして、それを横に縦に斜めにというふうに広げていく可能性はないのかどうかというところの検討も必要かなと思います。これは本当に10年後、20年後の話ではなくて、明日明日の話だと受け止めて問題意識を持っているところです。
 あとは高齢化の問題ということを申し上げましたけれども、国の方の社会保障制度が後退していると私は思っているのですけれども、特に介護保険制度が見直しをされてきまして、受けられる利用の範囲もそうですが、介護度の見直し。今まで介護度が1から5だったものを要支援1、2になって、さらにこれからももう少し広げると言いますか縮小すると言いますか、そういうことがどうも全世代型社会保障制度というのでしょうか、これがどこまでどうなるかということは今、国会が開かれましたので注視していく必要があろうかと思いますが、これも縮小という方向で動いておりますので、本当に高齢者の皆さんは、たとえ家族がいても、家族ではやはり看きれないと。介護を担えないというのはこれはもう私自身も97歳になる義理の母がおりまして今、施設でお世話になっておりますけれども、本当に本人のことを思えば家庭でずっと過ごしたいという気持ちだろうと私も思いますし、私がもしその立場になったら、やはりそういうふうに思います。極めて実感をするところですが、ここはなかなかままならないと。しかしながら、施設のほうも介護職員不足でベッドが空いているのに受け入れられないと。こういった変な矛盾した現象も起こっているのも現実であります。ですから、ここをもう少し国も制度としてきちんと見直すということも必要だろうと思いますし、家庭で過ごすことができるのであれば、家庭でも過ごせるような対応も必要だろうと思います。
 最近、江南区の自治協議会の皆さんにも示されたと思いますけれども、デイサービスセンター、これは民間が充実してきたからということでしょうけれども、直営の部分をやめていくということもありますが、なかなかこれも、これから需要が増えるときに民間でいいのかと。私もここはすごく問題があるなと思っています。民間はおそらく採算が合わなければ撤退せざるを得ないだろうと思っておりますので、やはり公的責任で、しっかりそういう場所をきちんと確保していくということが重要だろうと思っております。福祉の問題では言いたいことは山ほどありますが、以上、今の問題意識として発言させていただきました。

小林会長

 ありがとうございました。
 続きまして、古泉議員、よろしくお願いいたします。

古泉市議会議員

 簡単に話をさせていただきたいと思います。今後の江南区の問題というのはいっぱいあるのですが、江南区に限らず、どこの区でも同じような問題を抱えているのですけれども、まず、この江南区、先ほど串田議員がおっしゃったように、非常に地の利がいいのですね。高速のインターもあるし鉄道もあるしということで、非常にいい場所にあります。そんな中において、江南区で例えば中小企業を含めてですけれども1,000坪以上の土地が用意できる場所はないのです。全部、農地は農業振興地域、これは開発不可能な土地ですから、土地がいっぱいあるようですが、実は開発する土地がなくて、もう1,000坪以上ないものですから、工場を誘致どころか、ちょっと民間で頑張った会社が少し広げたいといっても広げられないというのが今の現状なのです。それで工業団地ということに我々は非常にこだわってきました。これがうまくいけば今年の8月末くらいには目途が立つというところまでなんとかやってきましたので、まずはそういった形で民間の仕事、活力を応援する形で、やはり行政はいくべきだろうと思っていますので、民間が最大限、力が発揮できるような施策を作っていかなければ江南区はだめなのかなと思っております。
 やはり江南区は土地を用意すると、住宅地も含めて早いですよね。区役所の周りも実は農地なのですけれども、道路のこちら側は農振で、向こう側は白地で住宅を建てられるのですけれども、この間も角の家を1軒潰して、あそこは2反ほどで、6軒区画整備で住宅を建てるのですけれども、発売前にすべて売れたという異常な早さなのですが、そういったところにあるのが実はこの江南区であると認識しています。
 そういった住宅の土地さえままならないこの地域において、まずは例えば亀田地区だけになりますけれども、そういったこともしなければいけない。では逆に江南区のほかの地域はどうかといった場合に、例えば大江山地区は東スマートインターから非常にスムーズになりました。あそこの地域は今後どうしても活かさなければいけない地域だと思っていますし、両川も両川工業団地が今2か所造成がほぼ決定なのですが動いてきます。そうなりますと将来的に、あそこも非常にいい形で、もう少し工業の会社が入れば、ひょっとしたらスマートインターを造るという話が米山さんから出るかもしれませんし、地域の魅力が出てくるのかなと思っています。まずそういった民間が活力をする応援対策をしたい、するべきだろうと思います。
 二つ目が、やはりなんだかんだ言っても新潟は農業ですから、農業の応援もしなければいけない。まず、一番最初にしなければいけないのは、私は農地集約だと思っています。田んぼの真ん中に梨畑をポンポンとやると使う農薬が違いますから、なかなか遠慮がちに農薬さえもまともに使えない。そういったところをやはりもう少し集約することによって、今度は作られる側も仕事が非常にはかどって楽になりますから、まずこういった農地集約をする。工業団地みたいに整備をするのであれば進めていければ農地集約のほうも本来していただければ農業従事者の方は、私は楽になるのではないかなと思います。このままいったら梅の木も梨の木も、この地域からみんななくなってしまうのではないかというくらい、相当な勢いで今なくなっておりますから、そういったものをしっかりと残していきたいなと考えています。
 三つ目は、市民の生活の確保です。渡辺議員がおっしゃったように、各地域にちゃんといいものがありますけれども、ただ、真ん中だと言われている亀田でもキューピットがなくなったら、まちなかにスーパーがもうないのです。いつなくなるか分からないという状況の中で、こういった市民生活、やはり生鮮三品が買えるお店をしっかりと確保してあげる、もしくは確保できるための公共交通を用意してあげるということをしていかなかったら、これから免許返納をしたときに本当に生活できるかといったらできなくなりますので、こういったことをしっかりとしていかなければいけない。70を超えてからの高齢者の一人暮らし、または高齢者だけの家庭というのが本当に増えています。先ほど議員がおっしゃったように、これから火災を増やすなといっても、やはり高齢者が増えてくると、どうなるか分からないので、本当にこれからいろいろな課題が出てくると思いますので、ぜひまた皆さんと意見交換をして、そういった一つ一つの課題に取り組んでいけたらいいなと思っております。

小林会長

 ありがとうございました。
 最後に、宇野議員、お願いいたします。

宇野市議会議員

 3名の先輩がお話ししましたので、もう話すこともなくなってまいりましたけれども、江南区は新潟のへそと呼ばれることもありますけれども、非常に今、古泉さんがおっしゃったように、すごく立地条件がいいのですね。西蒲区以外、すべてと接していると。アクセスもいいと。高速もある、駅もあるということで、すごくいいのですけれども、そういったこともあるかと思うのですけれども、全人研という人口動態なんかを研究しているところが少し前に、江南区だけが唯一人口増に転ずるであろうと予測をしていたのですけれども、今、古泉さんがおっしゃったように、土地がないと。住宅地がほしい、住む場所がほしいと思っても土地がありませんと。工業用地はアクセスもいいので、うちの工場を誘致したい、会社を誘致したいといっても土地がないということを繰り返した結果、先だっての調査によりますと、江南区の人口が本来は増えるべきところが減ってしまったのです。これは行政の責任も大きいと思うのですけれども、やるべきことをやってこなかったと。私は前の市長に、いまだに古町、古町なんて言っていないで、もっと伸ばせる江南区にしっかりと手をつけましょうよみたいなことをひたすら言っていましたけれども、そういった意味で、まだまだ江南区はすごく伸びしろがあると思っておりますし、そこも区長と話していても常に一致するところで、江南区はまだまだ伸びしろがあるので、やっていきましょうと。
 市の都市計画を聞きますと、江南区はまだ空き地がありますよねと。時々当たり前の話ですけれども、ポツポツ空き地はありますよね、あれが埋まってなくなってからやらなければだめなのですと、ちょっととぼけたことを言っているので、その辺は今、古泉さんがおっしゃったように、やるべきことは手を加えていかないと固定資産税も、それから事業税も上がりませんので、これからまだまだ伸びしろのあるところが、この江南区だと思っていますので、そこを大きく力を入れていきたいなと思っております。
 それから、最初に串田さんがお話しされた江南駅の件もありますけれども、江南駅の場所は皆さん大体ご存じだと思いますけれども、中央環状道路と信越線とぶつかったところということで、これがまたアクセスが非常にいいところではあるのですけれども、今、区バスの話もありましたが、横越の住民バス、横バス協議会の皆さんとお話ししていますと、駅ができたらすべてそこに直結するような路線に変えたいという話もしておりましたし、両川地区にもそのバスを延ばして両川地区の振興にもつなげたいと。今、人口減少は一番、両川が江南区の中では大きいのですけれども、その駅ができたら、これは私の勝手な案なのですけれども、こちら側は横越口、こちら側は両川口とかにして、横越と両川、両方の財産ですよ、みたいな形で駅ができたらいいよねみたいな話をしているのですけれども、それによってまた両川の工業団地なんかも含めて、駅が一つできることによって大きく変わってくるだろうと思っております。
 ただ、駅が一個できればいいということではなくて、そこはまちづくりと連携して、その駅の近辺にはしっかりと病院、それから介護施設、それからもう一つが保育施設という、この三本柱がないまちというのはこれから衰退するばかりですので、この三つを必ず置くような形でやらせていただきたいなと思っております。
 それから、これは江南区だけではなくて市全体の問題でもあるのですけれども、新潟市は公共施設の住民一人当たりの面積が、市営住宅などの住宅の部分を除きますと、政令市ナンバーワンなのです。とにかく公共施設が多いのです。公共施設が多い、市の財産がいっぱいあっていいのではないかという話もいただくのですけれども、今度は維持管理費が莫大にかかると。今、苦しんでいるのが改修に相当お金がかかってくるということで、この辺を今後、整理していかないことには新しいことをやろうと思っても公共施設の維持管理費だけで市の税金が一気にそこで取られてしまうことになっては新たな試みもできませんので、ある程度、そこは集約していく必要があるのではないかなと思います。
 よくあるのが、あの区にはこういう施設があるけれども、うちの区にはないから、うちの区にも造ってくれという話になりがちなのですけれども、ここは一旦整理をかけたところで、うちの区にはこれはないけれども逆にこういう住民サービスがほしいとか、うちの区にあったこの施設は廃止するけれども、その代わりにこういう住民サービスがほしいと。こういうことを展開していく必要があるのではないかなと思っております。前から「小さな市役所、大きな区役所」ということで、地域の住民の皆さんの声が、そこのまちづくり、地域づくりにつながっていくような、今、区の配当予算なんかはたかが知れていると。これは区づくり予算なんて言っていますけれども、「何が大きな区役所か」という程度の金額しかおりていませんけれども、それは今、お話ししたようにこういうものは区として必要なのだということをどんどんおろして、市役所の権限を小さくして区役所の権限を大きくしていくと。それで自治協議会などの場で区民の総意として、こういうサービスはほしいというものを区ごとに展開していく、区のことは区が決めると。金がなくても、こうやって皆さんが集まれば当然、知恵は出るかと思いますので、そんな形でこれから区づくり、まちづくりをやっていく必要があるのではないかなと私は考えております。

小林会長

 ありがとうございます。今、4人の議員の方のお話を聞きますと、江南区においては、ほぼ同じ目線で同じ方向を向いているなという感じがしました。
 その中で、今、4人の方からいろいろお話を聞きまして、皆さんのほうから、じゃあこんなことはどうなのだ、あんなことはこうなのだというような質問・ご意見等もお聞きしたいと思いますので、どなたかいらっしゃいますか。挙手でお願いいたします。

渡辺啓子委員

 渡辺と申します。渡辺議員さんのほうから、先ほど直営のデイサービスが廃止になり、民間にいくということが自治協議会の会議でもお話を聞いたところですが、その前に、保育園の問題が出されまして、保育園に関しても、公立保育園は老朽化してきているということで、それに伴って民間に委託していくのだというお話がありました。
 デイサービスセンターもそうですが、保育園についてはもっと深刻なのではないかと思うのですけれども、あくまでも児童福祉施設ですし、これから将来を担っていく子どもたちが健全な育成を受けなければならないわけです。それがあくまでも公的な機関の大きな役割になっていくのではないかなと思うのですが、その点について、ご意見はいかがなのでしょうか。これは行財政改革とか、それに絡むようなことなのでしょうか。

渡辺有子市議会議員

 今、お話がありました保育園の民営化ですが、新潟市の方針は保育園も民営化するということになっております。ですからこれから、この行政改革の中で職員を削減するというのもそれの一環でして、民営化にして退職不補充というのでしょうか、だんだん職員を減らすと。保育園が民営化になると直接の新潟市の職員は要らなくなるわけですので、そういう方向でやっていこうというのが方針になるわけです。
 今、おっしゃるように、ほかの議員の皆さんは分かりませんが、私自身はおっしゃるとおり、やはり保育園を民営化するということではなく、公的な責任でしっかりと子どもの健全育成を図っていくという方向が非常に大事だと思っていますので、議会の中では、そういう意見もあげていきたいと思いますし、ぜひほかの3人の議員の皆さんからもご支援をいただきたいと思っているところでございます。

宇野市議会議員

 私は市民厚生ということで、まず正式にはその話は出ておりませんが、これから保育園とか幼稚園、旧新津市に公立の幼稚園は多かったのですけれども、それを私立にスライドしていってはどうかという話は間違いなく今、出ているところでありまして、この辺も本当に難しいところなのだろうなと思っておりますけれども、簡単に私立にすればいいのか、全部公立にすればいいのかということになりますと、これはまた別の問題だと思いますので、全部公立にすればいいという乱暴な議論になりますと、市の職員が何人いても足りないという話にもなろうかと思いますので、この辺は難しい判断で、これからどういうことをやるのか、そこを注視していきたいと思いますけれども、今現在、公立の保育園を潰すとか、公立の幼稚園を潰して民間に全部スライドするような方針というのは、まだ出ていないです。

小林会長

 よろしいでしょうか。ほかに、いろいろお聞きしたいことがあると思いますが。田村委員、お願いします。

田村委員

 亀田商工会議所の田村といいます。日頃から商工業の振興にお世話になっています。ありがとうございます。
 先ほど議員の方から、工業団地を一刻も早くというお話しがありましたけれども、実はもう長岡のインターチェンジや栄インターチェンジのところでは、三条の商工会議所ですけれども、もう造成して売り出しております。それと長岡は、当然、長岡市周辺の企業さんが出た部分もありますけれども、東京からも新しい事業主が来て工場を建てるということもございます。
 長岡、三条は非常に高速道路に近いところでございますけれども、やはり県都新潟、工業用地がもう二、三年早く開発できて売ることができれば、三条と長岡に行った東京からの工場も新潟に来たのではないかなと思って、少し残念な部分はあるのですけれども、今年度の8月頃に開発云々という話でしたので、ぜひとも一刻も早く工業団地、約74ヘクタール。江南区は確か27か28ヘクタールくらいで約4割が江南区内の4地区の開発だと思いますので、ひとつお力をお貸しいただきたいと思います。
 あとは住宅用地につきましても、先ほど古泉議員が言われたとおり、宅地造成したと思ったら家がすぐ建ち始めるというような状況で、非常に住宅用地が不足ということがございます。江南区は空き家もあるということを伺ったこともあるのですけれども、町内で私の班は12軒なのですが、そのうちの2軒が実質、空き家になっています。ですけれども、そこには仏壇があり、盆と正月にはご家族の娘さんや息子さんが帰ってくるということで、空き家として売れる空き家ではないのです。ですから、先ほど言われたとおり、やはり住宅用地、非常に地の利のいい江南区でございますので、住宅の開発についても令和4年に線引きの見直しがあるということですけれども、是非お願いしたいと思います。
 前にも言ったかもしれませんけれども、朝7時台、亀田から新潟へ向かう電車は7本あります。8時台で6本です。片や、内野の7時台は4本、8時台は3本です。また信越本線は複線化されておりますし、風にも強いと。先ほど議員の方も言われているとおり、非常に地の利のいいところですので、是非とも住宅の開発について、よろしくお願いしたいと思います。
 串田議員や宇野議員も言われましたけれども、中央環状ができれば二本木駅ができて、両川を通ってということで、非常にまた利便性の高い工業用地の確保にどんどんつながっていくと思いますので、是非江南区の発展のために、議員の皆様のお力添えをいただいて発展していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

小林会長

 ということで、要望としてお聞きして、4人の議員の方には、しっかりお働きいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ほかに、ございませんか。

豊岡委員

 豊岡といいます。よろしくお願いいたします。先ほど串田議員さんから、米から園芸主体になるというようなお話がありました。確かに園芸は一生懸命やればお金になるのですけれども、その園芸をやるにはトマトの終わったあとの殻とか、ナスの殻とかというのは、今一切燃やせません。それで家庭で作っている人もだんだん量を減らして、もう、うちは野菜は作らないことにするというような話も聞いています。だから、少しくらいは燃やしてもいいようなことをお願いできたらと思います。
 うち辺りはハウスから出した大きなものは消防署に届け出て、日にちを言って燃やしますけれども、本当の小さな家庭で食べるだけでも燃やせないで、通報が行くそうです。もうとても農家はやっていられないからというような話を聞いて、先が見えなくなってきたような暗い話だなと思っていましたので、その点、よろしくお願いいたします。

串田市議会議員

 要望ということになるのでしょうか。曽野木地区の農家の方からも実は相談を受けて、本当にナス殻で、2メートルくらいまで高くなるのです。これは大変だなと思って。今は産業振興課で、釜の中で焼けば違反にならないということで、釜を貸し出していますので、そういうものも利用して、やめないで続けてもらいたいと思います。

豊岡委員

 釜は大きいのですか。どのくらいですか。

神田産業振興課長

大きいのは直径1メートル50。 

豊岡委員

 そうなると、なかなか大きなトラックがないと。 

串田市議会議員

 一人では扱えないかも。 

豊岡委員

 70歳くらいの人がみんなやっていますので、前にも去年の春だったか、農家の方と議員さんとの懇談会を私たちやったのですけれども、そこでも話が出てお願いしたのですけれども、全然。その話はどうなったのだろうねと、その結果が一切伝わってこないものですから、よろしくお願いいたします。

串田市議会議員

 すみません、説明不足で。体力の続く限り頑張ってもらってください。

古泉市議会議員

 今回12月議会でも、西区の議員の方ですけれども、一般質問でその話もしました。毎回、毎回どこかでこの話は出るのです。私もしたことがあります。例えば、梨の剪定枝をどうしようとか、昔は畑の隅で燃やしていたのですけれども燃やせない。当然、稲わらもそうですし、これはなんとかならないかということなのですが、これはもう国のほうで絶対だめなのです。やってはだめと決まってしまっているのです。ただ、難しくて、表記は農業に係ることは一応認めようという文面もあるのですけれども、実は最終的に国民、県民、市民から、その他通報があった場合には、そちらのほうが優先になるということですので、例えば本当に家がなくて畑だけだとか、そういうところで若干やる分には認められるのですけれども、江南区においてはまず100パーセント無理です。区役所にわかると産業振興課辺りが「すみません、やめてくださいね」と多分言いに行くと。まだ区役所だと有り難いのですけれども、警察に電話されると身柄を持って行かれるのです。恐ろしい時代になっていますので、本当に、例えば虫がついていると燃やしたいのですよね、畑でまけといったって、嫌なのです。それも重々分かるのですけれども、国がそういう政策をしている以上、どうにもならないですから、できれば今、議員もこういう要望があちこちから挙がってきますから、何かどこかで中間処理ではないですけれども、今、串田さんがおっしゃったように、本当にトラックに釜を積んで走るとか、前は処理場へ持って行けば受けてくれたのですけれども、今は受けてくれないのです。それを本当に行政としてしっかりやっていかなければいけないなと思っています。ただ、そういった難しい問題ですので、引き続き我々も一生懸命また皆さんと話し合って、いい解決方法を、なかなか見つからないのですけれども、逆にまた教えてください。

豊岡委員

 ありがとうございます。それのついでで申し訳ないのですけれども、先ほどから工業団地の話を4方おっしゃっていましたけれども、なかなか工業団地だけが来ても、まちを大きくするには人が集まらなくてはだめなのです。工業団地の人たちが来ても夜になれば帰ると。やはり住宅団地ができて賑やかになれば、まちが賑やかになっていくのではないかと思いますので、特に両川はほとんどここも家を建てられない、ここは市街区域だから田んぼは売れないというような状態ですので、その点、よろしくお願いいたします。

小林会長

 ということで、地元ではいろいろ困っている方が多いと思いますので、その辺を。今の焼却の問題一つにしてもなかなか難しい面はあるのでありますが、皆さんも努力していただければと思います。横木委員。

横木委員

 両川コミュニティ協議会の横木です。3人の委員がいるのですけれども、2人が欠席なので代表で話させていただきます。今、豊岡さんからもお話がありましたけれども、まず、一つは人口減少対策、お分かりだと思いますけれども、もう一つは公共交通というところで、この2点は大事な部分だと思います。
 細かいことを言うときりがない部分ですが、団地を造成する、大規模な造成は望まないということなのですが、小規模な部分での空き地や農地を絡めて使っていない場所は結構あるのです。ですから、そういったものをなんとか地主さんを説得するなりしてでも、ある程度、4、5軒とか10軒とか、そのくらいの小さな団地を造っていくということを連続してやらないと小学校もだんだん入学する子どもが減っているので、時間軸の問題もありますけれども、遠からず相当、途中からもっと減る日が来ますから、その前になんとかしないと手遅れになるのだろうと、私はそこをお聞きしたいと思っています。いくら江南区がへそだとか伸びしろがあっても外周部がどんどんだめになっていくだろうと。それから公共交通で、今、両川ではデマンドタクシーということで豊岡さんがコミュニティ協議会の会長をやっていますので、そちらから詰めていくような形になってきています。バスなどいろいろ検討しましたけれども、なかなかうまくいかないし、補助率を上げていくというわけにもいかないので、そういったことでまとめていきたいなということで動いています。
 この2点について、市会議員の皆さんの協力をバックアップしていただきながら、早くしないとまずいなと思っています。

小林会長

 ありがとうございました。ほかに、どなたかご意見等ございませんか。見田委員、お願いします。

見田委員

 公募委員の見田といいます。よろしくお願いします。議員さんのお話を聞いて、一番気になったのは、最後お話ししていただいた宇野議員さんが公共施設のお話をなさいました。公共施設が江南区には多いよと。ほかの政令市に比べて新潟市も多いのでしょうけれども、公共施設がなくても、こういうサービスなり制度があるよというものを作れて、そういうものもまた生活の利便性向上に役立てられるとか、そういう考え方だってあるみたいなお話も先ほど承ったところなのですけれども、それをお聞きして、私もずっと前から思っていたのが、やはり区の独自性を進めるということになると、これは一つはまず、制度を作るということですから、新しい制度を作るということになると、そもそも行財政制度を変えないとだめだという発想がまず必要になってきます。区の独自性を進めるには、やはり非常に大事なことで、区役所の権限と区長の権限をやはり権利拡大するというのが、まちづくりをする上でも非常に有効ですし、行政の効率性から考えても非常に有効ですし、いずれまちづくりの時間的な面でも非常に迅速性が確保できるということで、これは前からすべきだろうなとずっと思っていたのですけれども、一方では、行政区としての政令市。一方では、東京みたいにいわゆる特別区としての政令市。ですから、やはり今のようなものを進めようとすれば行政区から特別区に、どちらかというと寄った形の新しい制度を考えていかないと、そういう方向にはいかないのだろうなと思っていまして、この辺のところを新しい行政政治政党みたいなものを、やはり総合区も含めて真剣に検討していただければ有り難いなと実は先ほど議員さんのお話を聞いていて思った次第なものですから、今どうこうという話ではないのですけれども、やはり新潟市にとっても大きな、特に組織として私ども住民がいる中で、コミュニティ協議会があり自治協議会があり議員さんがいるという、非常にほかのところにはないような組織、制度の中で、うまく機能して効率性を求めて結果を求めるということになれば、やはり何らかの新しい手法を、特別区に少し寄ったような新しい制度を真剣に考える必要があるのかなとずっと思っていまして、その辺、総合区の検討もなさったというのはなんとなく聞いていますけれども、これから真剣にみんなで考える必要があるのかなと感じた次第ですので、これは要望として聞いていただければ有り難いと思いますので、よろしくお願いします。

串田市議会議員

 実は篠田さんが4期目のときに合区の話がありまして、諮問委員会を作って、実際、中央区、東区、いわゆる総合区という諮問ができたのです。ただ、これは私個人的にはなかなか難しかろうなとは思ったのですけれども、新しい中原市長さんが実は公約で8区を維持するという公約を掲げて当選されましたので、4年間はまずその議論は封印されるのかなという状況です。次の改選のときに、そこら辺を公約として掲げるかどうかですけれども、確かに今、8区にわかれて財政難の中で大変行政コストがかかっているのです。先ほど公共施設の面積も政令市トップだという話が出ましたけれども、もう少し施設を整理統合して売却をすることも考えていかないと財政が持たないということもありますので、今後の課題とさせていただけたらと思います。

渡辺有子市議会議員

 ありがとうございました。今、おっしゃっられた、要するに政令市になって区政が敷かれて8区になりました。それでやはり区の権限とか財源をそこに持っていって、まちづくりをしていくというのは、お話があったように大変有効だということで、一時期、前市長ですけれども、議会の中で「一市多制度あっていいではないか」という質問に対して、「そうだな」というようなご答弁があった記憶があります。やはり何のために、そういう行政区を政令市特別区として総合区も含めて検討していくかということがしっかりしないと、やはり合併をしたすぐあとに、また合区かと。どうなるのだという、市民の皆さんがやはり理解が非常にしにくいということがあると思うのです。ですから新潟市が今のようにまちづくりに、より効果的な区のあり方ということで、きちんと提案が示されないと、この議論がなかなか前に進まないだろうと私は思っています。
 国のほうでは2040構想と言って、一時期、政令市になったあとに新潟州構想というものがありましたけれども、それがある意味、失敗したのだと思いますが、ここのところ州構想というのは影を潜めているわけですが、圏域ということで圏域行政を進めると。結局、そういうふうになりますと、区の権限どころか議会の権限もなくなっていくような、広域行政みたいになって、それでやってしまおうというような方向も示されていますので、やはりそこにどういうふうに新潟市全体の政令市を作っていくかというようなところが市長も含めて、しっかりと検討されると。区政を敷いた政令市としてのこれまでの本当に区自治協議会の皆さん方の努力、ここまで新潟市区政が進んで取り組まれてきたのだという総括も含めて、きちんと提案されることが私は必要だろうと思いますし、今それをやることで国が言っているような、2040構想みたいなものではなくて、住民が主体のまちづくりをしていくのだという提案になろうかと思いますので、私も勉強させていただいて、今、ご意見をいただいた点について、提言ができるようにしていきたいと思います。

宇野市議会議員

 私が最初、言い出しっぺみたいだったのですけれども、区長の権限を大きくするという提案もありましたけれども、大阪に3年くらい前に行ったのですけれども、区に行って話を聞きますと、すごく大きなことを言って、「我々がみんな決めるんだ」みたいなことで、本庁に同じことを聞きに行ったら、「あれは区がちょっと暴走気味で」みたいなことで、大阪市はちょうど橋本市長になったときで、こうなってはまずいなという感想を持ったのも実はあるのですけれども、公共施設で言いますと、例えば三つ同じような施設があって、それを年間に1,000万円、1,000万円、1,000万円と。それを一つに統合すると予算が2,000万円で済むようになりますと。それで必要なくなった1,000万円は、これはもともと区にかけていたお金なのだから区づくり予算の方に、市全体の予算や一般会計に召し上げではなくて、区で利用できるような、それをしっかり区に権限移譲していくということが大事ではないかなと考えておりまして、今、3,000万円を2,000万円になったから1,000万円を区が召し上げると、そんな簡単な話にはならないかとは思うのですけれども、そのくらいの権限移譲をこれからやっていく必要があるのではないかなと考えていまして、これから議会にも提案していきたいなと思っているところです。少し頭出しみたいになりましたけれども、話をさせていただきました。

小林会長

 ありがとうございました。江南区としては、やはり人口減少の問題、公共工事の問題、それからいわゆる調整区域の解除ですが、これが一番の大きな課題ではないかと思うのです。やはり工業団地の誘致もさることながら、調整区域を緩和するということが一番、江南区としては必要になってくるところではないかと思います。この辺、今までいろいろ委員の皆さんから話が出たものに対して、4人の議員の皆さんから、よく腹の中におさめていただいて、これからの議会活動、また江南区の発展のためにご尽力いただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 時間も迫ってきましたので、この辺で一応、懇談会を終了したいと思います。事務局に一旦マイクをお返ししますけれども、連絡事項がありましたらよろしくお願いいたします。

堀越地域総務課長補佐

 ありがとうございました。事務局より、次回の本会議についてお知らせします。
 次回、令和元年度第11回の自治協議会は、2月27日の木曜日、午後1時半から隣の江南区福祉センターの多目的ホールでの開催となります。いつもと会場が変わりますのでご注意ください。

7 閉会

小林会長

 ありがとうございました。懇談会を終了させていただきます。委員の皆さん、長時間どうもありがとうございました。

(終了)
 

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