ヒトパピローマウイルス感染症のワクチン(HPVワクチン)定期接種

最終更新日:2023年11月7日

  • 令和3年11月26日付の国の通知により、令和4年4月1日からヒトパピローマウイルス感染症ワクチン(HPVワクチン)の定期予防接種の接種勧奨を再開しました。

積極的な勧奨の差し控えについて等、HPVワクチンに関するQ&Aが掲載されています。

【令和5年度からの変更点】

  • 9価HPVワクチンが定期予防接種に加わりました。
  • 9価HPVワクチンを使用し、15歳未満で初回接種を受けた方は、既定の間隔をあけることで、2回接種で完了できます。
  • 原則同一ワクチンで接種を完了しますが、すでに2価・4価HPVワクチンで1~2回目の接種をした方は、医師とよく相談のうえ、残りの回数を9価HPVワクチンで接種することができます。

ヒトパピローマウイルス感染症予防接種の任意接種費用助成について

平成9年4月2日から平成17年4月1日までに生まれた女性で、自費(任意接種)で令和4年3月31日までに接種した方が対象です。
詳細は下記のページをご確認ください。

HPVワクチン接種について

子宮のがんには、子宮の入り口にできる「子宮頸がん」と、子宮の奥に発生する「子宮体がん(子宮内膜がん)」の2種類があります。子宮頸がんは、20歳代から30歳代の若い方に急増しており、日本では毎年約11,000人の女性が発症しています。進行すると妊娠や出産の可能性を脅かしたり、尊い命を奪う場合もあり、女性の一生に大きな影響を及ぼす病気です。
子宮頸がんの発生にはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関わっているとされています。HPVワクチン接種による予防と、20代からの子宮頸がん検診による早期発見・早期治療が大切です。
接種について心配なことがある場合は、かかりつけの医療機関にご相談いただき、接種の効果や副反応などについて十分に理解した上で、接種をご検討ください。

接種に関するリーフレット(厚生労働省)

  • 定期接種対象者の方へ(小学6年生から高校1年生相当の女の子)
  • キャッチアップ接種対象の方へ(高校2年生~平成9年度生まれの方)

積極的な接種勧奨を差し控えている間にHPVワクチンの定期接種の機会を逃した方について、令和6年度末までは公費で接種することができます(キャッチアップ接種)。
母子健康手帳などで接種歴をご確認いただき、かかりつけ医に相談して接種しましょう。

  • 医療従事者の方へ

HPVワクチンについて

HPVワクチンは3種類(2価:サーバリックス(R)、4価:ガーダシル(R)、9価:シルガード9(R))あります。
2価と4価のワクチンは、子宮頸がんを起こしやすいHPV16型と18型の感染を防ぐ効果があり、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぐとされています。
9価のワクチンは、さらに5種類のHPV(31・33・45・52・58型)の感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。

どのワクチンを接種するかは、予防接種を受ける医療機関にご相談ください。
なお、HPVワクチンは原則同じ種類のワクチンで接種を完了することになっています。接種する際には、ワクチンの種類や接種間隔を今一度ご確認ください。

接種スケジュールについて

ワクチンの種類や初回接種の年齢によって、接種スケジュールが異なります。リーフレットなどでワクチンの効果や副反応などをご確認いただき、医師とよく相談のうえ、接種してください。

接種スケジュール
ワクチンの種類 接種間隔 接種回数
2価ワクチン:サーバリックス(R)

【2回目】1か月以上あける
【3回目】1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上

3回
4価ワクチン:ガーダシル(R)

【2回目】1か月以上あける
【3回目】2回目から3か月以上

3回

9価ワクチン:シルガード9(R)
<初回接種15歳以上

【2回目】1か月以上あける
【3回目】2回目から3か月以上

3回

9価ワクチン:シルガード9(R)
<初回接種15歳未満

【2回目】5か月以上あける 2回
  • 初回接種15歳未満の方は、9価HPVワクチンであれば2回接種で完了できます。ただし、2回目の接種間隔が5か月未満の場合などは3回接種になります。
  • 原則同一ワクチンで接種を完了しますが、すでに2価・4価HPVワクチンで1~2回目まで接種をした方は、医師と相談のうえ、残りの回数を9価HPVワクチンで接種できます。その場合、初回接種の年齢に関わらず3回接種となり、接種間隔は9価HPVワクチンに準じて既定の間隔をあけてください。

接種費用

対象年齢の方は無料です。
※対象年齢外の場合は任意接種となり、有料(全額自己負担)となるのでご注意ください。

対象者

  • 定期接種対象者

小学校6年生から高校1年生相当の年齢の女子。
標準的接種年齢:中学校1年生

  • キャッチアップ接種対象者(※令和6年度末まで)

    高校2年生から平成9年度生まれの女子
    ※令和4年4月1日から令和7年3月31日まで、積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方も、特例措置として公費で接種できます。
    定期接種対象年齢(小学6年~高校1年相当)を過ぎても、令和7年3月31日までは特例措置(キャッチアップ接種)の対象になります。

    接種場所

    新潟市内の委託医療機関での個別接種となります。

    • 予防接種委託医療機関一覧は、ホームページに掲載しています。また、各区役所健康福祉課、地域保健福祉センターなどに設置しています。
    • 接種日や接種時間などは、あらかじめ接種を受ける医療機関に直接お問い合わせください。

    接種のながれ

    1. 委託医療機関へ電話等でHPVワクチン接種の予約をしてください。
    2. 接種日当日に持参するもの
      (1)健康保険証など「住所」「氏名」「生年月日」がわかるもの
      (2)母子健康手帳など予防接種の状況がわかるもの(ある場合)
      (3)予診票(あらかじめ保護者自署欄も含め、ご記入ください)
       予診票がない場合は、医療機関に配置してあります。
    • 原則として、16歳未満の方には保護者の同伴が必要です。13歳以上の方であれば、保護者があらかじめ予診票(保護者自署欄)に署名することで、保護者が同伴しなくても接種を受けることができます。
    • 予防接種を受けた後はすぐに帰宅せず、少なくとも30分間は安静にしてください。

    接種後の副反応について

    • 主な副反応

    注射部位の痛み、赤み、腫れ、腹痛、筋肉の痛み、関節痛、頭痛、疲労感
    発疹、じんましん、めまい、発熱、注射部位のしびれ感、知覚異常
    注射による痛みや恐怖心などをきっかけとした失神

    • 重い副反応

    まれにアナフィラキシーショック様症状(ショック症状、じんましん、呼吸困難など)、ギランバレー症候群、血小板減少性紫斑病、急性散在性の脊髄炎(ADEM)

    接種後の体調不良や心配な点があった場合は、接種した医療機関やかかりつけ医にご相談ください。

    予防接種による健康被害が発生した場合の救済制度について

    平成25年4月1日から、HPVワクチンは予防接種法による健康被害救済制度の対象です。
    気になる症状が出た場合は、まずは接種した医療機関やかかりつけ医にご相談ください。

    接種に関するお問い合わせ先

    保健所保健管理課・各区健康福祉課

    問い合わせ先一覧
    所属 電話番号
    保健所保健管理課 電話:025-212-8123
    北区健康福祉課 電話:025-387-1340
    東区健康福祉課 電話:025-250-2340
    中央区健康福祉課 電話:025-223-7237
    江南区健康福祉課 電話:025-382-4340
    秋葉区健康福祉課 電話:0250-25-5685
    南区健康福祉課 電話:025-372-6375
    西区健康福祉課 電話:025-264-7423
    西蒲区健康福祉課 電話:0256-72-8372

    厚生労働省のHPVワクチン相談窓口

    【感染症・予防接種相談窓口】 (令和4年4月1日から電話番号が変わりました)
    HPVワクチンを含む予防接種、性感染症、その他感染症全般について、相談にお応えしています。
    ※本相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間業者により運営されています。

    • 電話番号 050-3818-2242
    • 受付日時 午前9時から午後5時まで(ただし、土日祝日、年末年始を除く)

    20歳を過ぎたら定期的に子宮がん検診を受けましょう

    新潟市では、新潟市に住民票がある満20歳以上の偶数年齢の女性を対象として「子宮がん検診」を実施しています。
    お近くの検診委託医療機関で受診できます。(自己負担あり、新潟市国民健康保険加入者は半額)

    関連リンク

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    このページの作成担当

    保健衛生部 保健所保健管理課

    〒950-0914 新潟市中央区紫竹山3丁目3番11号
    電話:025-212-8123 FAX:025-246-5672

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