秋葉区げんき!トークキャラバン 第9回

最終更新日:2022年3月16日

小須戸ひな・町屋めぐり編

秋葉区の「げんき!」を発信していく区長のトークキャラバン。秋葉区の春本番に向けた心暖まる催し「在郷町小須戸ひな・町屋めぐり」に出かけて、お会いした皆さんにお聞きしました。

上記フェイスブックページ(秋葉区公式フェイスブックページ)にもトークキャラバンについて掲載しています

梅津綾子さん写真
梅津綾子さん(旧わかばにて)

【世代をつなぐひな飾り】
夏目区長、以下夏目)小須戸本町通りの町屋「旧わかば」にお邪魔しました。この展示に深く関わる、近くでお店を営む梅津さんにお聞きします。
梅津綾子、以下梅津)小須戸出身で私の夫の伯母が手作りしてきたひな人形の段飾りです。大きさは手のひらサイズですが、伯母の実母が小須戸で嫁入りする時に着た、100年以上前の着物や帯などから人形の衣装を作っています。特に誰かから習ったということではなく、手先の器用な人なので自ら工夫して30年くらい作り貯めてきたものを、3年前からここで披露しています。そして伯母の孫娘が同じく手作りしたひな人形も展示しています。こちらは伯母自身が今の中央区へ嫁入りした時の帯でできています。基本は同じですが少し現代風のアレンジがあって祖母と孫の作風を比べていただけます。
夏目)かつて川湊として栄えた小須戸の町屋で、100年前の豪華絢爛な着物から生まれたひな人形が今目の前に並んでいます。このまちで暮らしてきた人々の思いや、世代のつながりを感じますね。
梅津)お友達同士で楽しむために一人で作ってきたものが、故郷で多くの方の目に触れて感慨深いと思います。これだけの数の飾りを、小須戸コミュニティ協議会さんから運んでいただいて里帰り展示として披露できました。伯母は中央区に暮らしているので、中央区などからも多くの方がお越しになります。

【春らしい催し】
夏目)続いて「町屋ギャラリー薩摩屋」に参りますと、七段飾り4台と三段飾り1台が飾ってあります。小須戸のまちづくりにいろいろな形で取り組む村井さんです。
村井豊)この町屋の運営を小須戸コミュニティ協議会の薩摩屋企画委員会として引き受けていて、6年前からひな人形の七段飾りを始めました。人形の寄付も集まってどんどん盛んになってきて、今年は秋葉区の自治協議会提案事業「秋葉区ひな・お宝めぐり」として、各コミュニティセンターや商店街のお店などでひな人形やつるし飾り、地域のお宝を展示してくれています。とても大きな広がりとなって嬉しいです。
夏目)私も2日かけて秋葉区内の各会場を見学してきたところです。小須戸まちづくりセンターでも各フロアにたくさんつるし飾りがありました。子供からお年寄りまでたくさんの方が関わり綺麗な折り紙で作っていて、高さと奥行があって素晴らしいですね。そしてこの町屋の展示もとても雰囲気が良く、2階から欄間を通して眺める七段飾りは壮観です。

【秋葉区の各地域もつなぐ】
夏目)今回大きく広がったこの催し。当初から取り組む小須戸コミュニティ協議会の佐藤さんと小見さんです。
佐藤芳常、以下佐藤)この機会に訪れるお客様が雁木のある通りで町屋めぐりをして、商店街のお店で話をして買い物もしてくれればまたつながりが生まれますし、協力店も少しずつ増えています。この光景を少しでも見ていただきたくて、今回は秋葉区全体に大きく広がってきました。つるし飾りは各地域の小学校や幼稚園・保育園、高齢者施設や茶の間、事業所などで冬の間教え合って折り紙をしてくれています。綺麗に飾られると家族で見に行きたくなります。
小見健雄)当初は商店街のスタンプラリーと「ひな・酒屋めぐり」も予定していたので、うちの店先でもこの雰囲気の中で美味しく試飲してほしかったのですが。でも少しでも華やかにということで、この催しに合わせて市の補助も活用して、通りのあちこちに桃色の提灯を付けました。
夏目)まちなかにも人の流れができて、小須戸から始まって一つひとつ丹念に作られるひな人形やつるし飾りが、人と人・世代と世代をつなぎ時代を超えて魅力を増しています。遠くから秋葉区を訪れる人も増えていくように感じます。春を迎えて心ワクワクするこの催し、これからどんな風になるといいでしょうか。
佐藤)秋葉区は園芸農家が多い「花のまち」なので、ひな人形といえば桃の花かもしれませんが、ピンクや赤が美しい春の花々、アザレアやボケとのコレボレーションもできればいいですし、毎年同じではなく何か少しでも新しい変化をつけて楽しみ方を増やしていきたいと思います。

※「秋葉区ひな・お宝めぐり」は会期を延長しましたが、3月下旬から4月下旬にかけて迎える終期が会場ごとに異なりますので、詳しくは秋葉区役所地域総務課にお問い合わせください。

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秋葉区役所 地域総務課

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