秋葉区げんき！トークキャラバン　第1回

区長が区内をめぐる「秋葉区げんき！トークキャラバン」。第1回の拡大版として新津商工会議所の前田正実会頭と、JR新津駅の神田成弘駅長にお会いしました。まずは駅名標の前で記念撮影し、駅長室で会談です。

【3年ぶりの大雪】
夏目区長　以下「夏目」）コロナでまちやひとの動きが変わっている中で、「秋葉区げんき！宣言2021」を出し、秋葉区のまちもひとも元気いっぱいということを多くの方に伝えたくて、このようなトーク企画を自分で考えてみました。今日はよろしくお願いします。
前田会頭　以下「前田」）まずは3月から新潟駅長へのご栄転、おめでとうございます！まさに新津の誇りです。新津のまちのことを本当に思ってくださる駅長さんでした。
神田駅長（以下「神田」）2年7ヶ月、あちこち出かけてお付き合いいただき、とても短く感じています。ロータリークラブにも入れていただきました。
前田）歴代駅長さんに加入していただいており、定例の卓話ではJRのことや安全運行のことをお聞きしました。大雪の時には自ら除雪に取り組まれています。
夏目）今年は3年ぶりの大雪です。JRの皆様も大変苦労されたと思います。
神田）駅のスタッフは暖冬続きで雪のことを忘れかけていて、経験としてはむしろよかったかもしれません。とにかく絶対に電車を止めない！ということを徹底しました。今の電車は重量が軽いので雪には弱いのです。
夏目）アルミ製で燃費はいいのかもしれませんが、昔は鋼鉄製でしたね。
前田）115系は重量があるので雪を飛ばして走っていましたよ。
神田）今回は雪で立ち往生しないように、ルールも見直して取り組みました。あらかじめの運休も多くなりましたが。
夏目）連休中は秋葉区観測史上最大の雪で、市の成人式もありましたし、週明け休校となった学校もあります。
前田）駅長は皇室の行幸啓、要人来訪などがあると忙しいですね。新潟駅長ともなれば大変でしょう。
神田）そうですね。今後の日程をよく調べているところです。
【今後の取り組み】
夏目）お二人にお聞きしますが、もしコロナの影響がなければどうか、今後に向けてどう元気を出して取り組まれるお考えか、お聞かせください。
神田）恒例の鉄道フェスタはやりたかったですね。今回「鉄ぶら」をやりましたが、まちなかを盛り上げていくことが大事だと思います。まちに元気がなければ鉄道も乗ってもらえませんので、JRだけでなく地域の方々と一緒に取り組むことが欠かせません。本来は五泉市・阿賀町・会津地方といった沿線に広く展開していきたいです。若手職員中心に取り組んできて、商店街を利用してスタンプを集めガラポンを引く「鉄ぶら」は3000本以上引かれるという、確実なスキームを作りました。次回は沿線での相互利用につながるような、たとえば五泉市にも広げることができればと考えています。お得に利用できるワンデーパス切符などもありますし、関係者・利用者のお互いにとってよいものにできるよう、また密にならない企画をよく考えていく必要があります。
前田）昨年新津商工会議所は70周年だったのです。単に記念誌や式典に力を入れるよりも、まちが元気になるナイトステーション拡大版などいろいろ考えていました。また子供たちの喜ぶハロウィンや、何といっても祭りができなかったのは本当に残念です。巷では今株価が3万円を超えて、コロナ後の将来への期待は高まっているのでしょうが、会議所としては現実的に今できることが大事です。経済のセーフティネットの情報をしっかりつかんで会員企業に安心を与え、秋葉区のまちを活性化していきます。新津駅周辺の開発やまちづくりの計画、YEG（商工会議所青年部）も活性化を考えてくれています。コロナが収束に向かえばそこへ国からの支援を得られるよう動くこともできます。今まで考えてきたことを実行できる年にしたいと思います。
夏目）駅のホームから電車のライトの光が遠くに見えると、乗客の私たちはそれに勇気づけられ、心に暖かみを感じるものですが、お二人のお話から、今まさにそこに立っている気がいたします。市の新年度予算では集中改革プランによって生み出した財源で新たな施策を打ち出すこともしています。今は苦しいかもしれませんが、前田会頭、新任の松田駅長とともに未来の新しい光に向かって「げんき！」いっぱいに頑張っていきたいと思います。本日はありがとうございました。