秋葉区げんき!トークキャラバン 第2回

最終更新日:2021年3月22日

秋葉区文化会館&新津鉄道資料館編

秋葉区の「げんき!」を発信していく区長のトークキャラバン。今回は秋葉区文化会館の田代雅春館長、新津鉄道資料館の高山栄一館長と語りました。

上記フェイスブックページ(秋葉区公式フェイスブックページ)にもトークキャラバンについて掲載しています

【3.11】
夏目区長 以下「夏目」)今日で東日本大震災からちょうど10年を迎えました。あの日は私用で東京に向かう途中、湯沢を過ぎて大清水トンネルの真ん中で新幹線が緊急停車しました。余震の続く暗闇で何時間も過ごしたのが昨日のことのようです。
田代館長 以下「田代」)市歴史博物館みなとぴあに勤務しており、液状化や津波を懸念しながら、市民誘導と建物・展示物の安全確保をしました。2004年中越地震の時に中国の兵馬俑が倒れそうになり、とっさに全力で支えたことを思い起こしました。
高山館長 以下「高山」)当時はJR長岡運輸区の勤務で、すぐに被害状況の把握や安否確認に奔走しました。JRでは中越地震・中越沖地震での壊滅的な被害からようやく立ち上がり、まだ一部被害が残る中での大震災でした。
【この一年】
夏目)さてこの1年はコロナウイルスで私たちの周りでもさまざまな影響がありましたが、両館にとってはいかがでしたか。
高山)イベント縮小や休館もあって入館者は激減したのは止むを得ません。これからはクイズラリーなどで館内の魅力を再発見してもらうことを考えています。土日はもちろん、ゆっくり見られる平日に多くの人から来てもらえると活気が出ると思います。
田代)8月から秋葉区文化会館長に着任して、感染防止対策をしながら市民音楽劇「走れ!ロコモーション」が無事上演でき、多くの人に喜ばれました。秋葉区は鉄道をはじめ里山や美術館、小須戸の町屋など魅力がいっぱいです。コロナで人と人の距離が離れても、地域に根ざした文化や芸術で乗り越えられます。
高山「ロコモーション」の出演者の皆さんが自主的に資料館へ勉強に来られて、熱心でびっくりしました。コロナ禍で小中学校の修学旅行は遠出しないため、県内各地から来館しています。秋葉区は施設や自然など見どころがたくさんあるし、訪れる人が増えるのは駅やまちなかにとってもいいことですね。
【秋葉区らしさ】
夏目)区にあるさまざまな施設の間を、たとえ小グループでも人々が動けば、点が線になり面になって、まち全体の底上げにつながると思います。
田代)美術や資料の展示施設、音楽や演劇を行うホールなど、違う分野の各施設利用者の相互割引や特典が拡大すると楽しいかもしれません。
高山地域のつながりは本当に強いと感じています。鉄道資料館のグッズ販売も商店街と全面的にタイアップして好評です。
夏目)私の腕時計は、以前資料館のサンクスフェスタの時に買った国鉄の払下げ品なんですよ。古いものですがとても正確に動きます。
高山)職員への貸与品の腕時計、懐かしいですね。列車運行は秒単位の仕事で時計は本当に大事なもので、勤め上げて「無事に時計を外す」のが夢でした。
田代)私も懐中時計を持っています。こういうことも秋葉区ならではですね。
【これからに向けて】
高山)最近は近場の温泉地を巡って、鉄道資料館のパンフレットをおいてもらったところ、お互いのお客さんが行き来してくれるようになりました。全国から大勢のファンが集まり密になるイベント開催が難しいときこそ、こういう連携も大事だと思います。
田代)施設の運営では、実際は感染者がいるわけではなくても、どこかにウイルスがあるとか、実は本人も気づかない一人が居ると仮定をすることで、しっかりと予防対策をしています。ステージ企画が一つ実現すると皆さん本当に喜んでくださって、アンケートなどを見て私たちはがんばらなければと思います。休館しても経費はかかるし、一方で地域経済はこのような状況です。今後は若いお母さんが子供と一緒に来場できる企画など、いろいろと工夫してみたいです。
夏目)各館で対策を行って、より多くの人が訪れる機会を増やし、元気・癒やし・新たな気づきといったものを得ていただく役割があり、秋葉区にはこういう場所が多くあると思います。今のような時こそ、区内外の人からもっと利用してもらえることが重要です。ところで先日実家で見つけた昭和59年の「国鉄赤谷線さようなら」という古いチラシを持ってきましたが、お役に立てそうでしょうか?
高山)これは貴重な資料ですよ。当館の廃線コーナーでは赤谷線で使用した実物も置いているので、寄贈品リストに記載して大事に保存展示します。
田代)私は地域の文化でコロナを克服するよう、全国の仲間4人と共同で書いた本を寄贈しますので、ぜひお読みください。
夏目)これからも元気あふれる、秋葉区のユニークな文化展開に向けて意見交換ができました。本日はありがとうございました。

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