ハクチョウってどんな鳥?

最終更新日:2016年10月25日

新潟市の鳥「ハクチョウ」の生態などについてご紹介します。

新潟市はコハクチョウの越冬数が日本一

新潟市は、日本に飛来する2種類のハクチョウのうち、越冬期間中に見られるコハクチョウの数が全国1位で、その数は1万羽を超える程です。コハクチョウは潟と田んぼのたくさんある新潟市が大好きで、日中に田んぼで餌を食べている様子は、新潟市では身近な風景になっています。ハクチョウのように大きな野生の生きものが、私たちの暮らしているすぐ近くでのんびりと餌を食べている姿は、全国でも珍しい風景です。


佐潟から飛び立つハクチョウ

ハクチョウってどんな生活をしているの?

潟や水辺など、ねぐら(ねむったり休憩する場所)から家族ごとに飛び立って、餌を食べる場所に向かいます。

田んぼなどで落ち穂や二番穂(稲刈り後にのびてきたもの)などを食べています。おなかいっぱいになるとお昼寝していることもあります。

夕方

暗くなる前に、安全なねぐらに戻ります。時には暗くなるまでご飯を食べていることも。

ねぐらでは暗くなっても賑やかな声が聞こえてきます。どんな話をしているのでしょうか。


田んぼで餌を食べるコハクチョウ

コハクチョウのここがすごい

新潟市が大好きなコハクチョウのちょっとした豆知識です。

その1

コハクチョウは、栄養をたくわえている時には体重が7キログラムもあります。体が重いので、飛び立つときには数十メートルの滑走が必要です。

その2

夏に産まれた子どもたちも1ヶ月くらいで親と同じ大きさまで成長して、数カ月後には4,000キロメートルもの距離を渡ってきます。夏に産まれた子どもたちは羽の色が灰色です。

その3

家族想いで家族のきずなを大切にしています。田んぼに白いハクチョウ2羽と灰色のハクチョウが一緒にいる時はきっと親子のはず。

その4

コハクチョウとよく似ているオオハクチョウ。阿賀野市の瓢湖では餌をもらうオオハクチョウの姿が見られますが、新潟市内では数は少なく、なかなか見つけることができません。違いはくちばしの黄色と黒の模様。見分けるのはちょっと難しいかも。


コハクチョウの鳴き交わし

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