西区意見交換

最終更新日:2019年12月12日

子育て支援

(1)

保育園の統合について
健康寿命の延伸

(2)

障がい者、高齢者の運動を支援してほしい

(3)

冬場の運動できる場所について
その他

(4)

民間活力を使った公共施設の運営について

(5)

民生委員のなり手不足について

(6)

予算資料について

(7)

黒埼まつりについて

質問1

保育園の統合について

発言者

 保育園の統合についてお聞きしたい。
 内野地区にある内野保育園と上五十嵐保育園の統合の話があるようだが、何のために統合するのか、今後どのように地域に説明するのか、また、統合した保育園はどこに造るのか教えていただきたい。

市長

 今、お話しいただいた内野保育園と上五十嵐保育園の統合問題は、平成23年度に新潟市が保育園再編実施計画を策定した中で、老朽化している両保育園の統合、また、基幹保育園として整備することが明記された。しかし、しばらくそのような状況のままで今日まで推移し、このたび、市立保育園について多くの施設で老朽化や狭隘化が進んでいて、安心して子どもを保育できる環境の確保が非常に急がれる課題であることから、新たな新潟市保育園配置計画を策定し、それに基づいて改めて内野保育園と上五十嵐保育園の統合を、今後検討していくこととさせていただいている。
 平成23年度、計画に基づいて地域の皆さまにご説明したと聞いているが、今後の進め方については、随分時間が経過しているので、地域の皆さまに改めて一から丁寧にご説明する必要があると考えており、区長にも伝えている。こうしたことを地域の皆さまからご理解していただいたうえで、今後、建設候補地について検討していきたい。内野・五十嵐まちづくり協議会、それから地域・保護者の皆さまと、今後いろいろと意見交換を重ねさせていただきたい。

質問2

障がい者、高齢者の運動を支援してほしい

発言者

 市が集中改革プランの公表ということで、集中改革期の2019年度から2021年度、3年間の効果額を試算している。取り組みの中に、いきいき健康づくり支援事業を2019年度で廃止し、削減額が504万円。それから障がい者福祉タクシーの利用料金、燃料費助成費の平準化で削減額が1億96万円。精神障がい者を新たに対象ということで、対象者を拡充した点には賛成だ。
 伺いたいのは、燃料費助成費2万6,000円、これを福祉タクシーの利用料金との平準化という名の下に、支給額が抑えられると、いきいき健康づくりで週1回、町内会館、あるいは区役所で行ういきいき会、いわゆる体しゃっきり体操に行くことが難しくなる。いきいき健康づくり支援事業と燃料費助成については、現状維持していただきたい。
 フレイル予防だけでなく、健康寿命を伸ばすためにも、障がい者を含めた高齢者の運動をいろいろな形で支援してほしい。要支援、あるいは要支援の予備軍を減らすことによって、市にとっては健康保険料、介護保険料を減らせるわけだ。

市長

 今回の集中改革の取り組みについては、三つの柱ということで丁寧に説明を積み重ねながら、市民の皆さまからご理解いただいてはじめて実現できるものだと思っている。

福祉部長

 今回、見直しの対象となっている障がい者の方に向けての交通費助成のあり方について、タクシーについては500円券を2万6,000円分支給しているところだが、この金額は、今のところ変更する予定はない。使い勝手がいいように1乗車当たりの使用枚数を拡充する方向で検討を進めている。今回削減を考えているのは、ガソリン代の支給となっている。ガソリン代はタクシー券を支給してから5年後に、同じ金額ということで支給を始めていたが、自動車の燃費なども向上しており、タクシーを利用する場合と燃料費で支給する場合と、かなり活動範囲がアンバランスになっているので、燃料費の方は見直しをさせていただき、削減した財源については、今、非常に緊急度が高まっている重度障がい者の方向けのグループホームの運営費拡充に充てさせていただく方向でいる。そういった社会情勢の変化や求められているニーズの変更などに対応するために見直しを考えさせていただきたい。
 この件については今後、皆さまからご意見を頂戴して丁寧に説明させていただきたいと思っている。

保健衛生部長

 いきいき健康づくり支援事業は、集中改革の取り組みの中で見直しを検討させていただいた。この事業は、ウォーキングなどを中心として市民の皆さまに、健康づくりに取り組んでいただく事業で、始めてから10年が経過した。当初から取り組まれている方には継続していただいているが、新規の参加者がなかなか増えていかない中で、ここはひとつ取り組み方を変えて、健康づくりに新たに関心を持っていただきたく、より介護予防に強力に結びつく、効果の上がる事業を改めて考えていくことで、いったん終了することにした。なお、決して、健康づくりの政策を先細りにするということではなく、より効果の上がる事業について皆さまと一緒に取り組んでいきたいと思っている。

質問3

冬場に運動できる場所について

発言者

 運動が大好きなので、春夏秋は進んで走ったり歩いたりしている。幸い、新潟市は歩道の道幅が結構広いので、安心して運動できているのだが、問題は、冬の雪と風だ。雪が降ったときや風が吹いてきたときに、やはりどうしても家の中に居ざるを得ない。自動車を使えば、西総合スポーツセンターもあるのだが、やはり高齢者になってくると交通事故も非常に大きな心配になり、そうすると、12月から3月の上旬くらいは自分の家の中で閉じこもってしまうことが多くなる。週1回でも2回でも、身近なところで汗を流して運動できる場所があると非常に良いと思っている。老人でも、元気な人が冬場に歩いて行ける、運動場のようなところがあると、その日、その時間はそこに行って汗を流せるということで、気分も変わってくると思う。西区で冬場に運動できるようなところがあるのか教えていただきたい。

区長

 確かに、冬場、特に雪が積もったときの運動となると、やはり西区では西総合スポーツセンターが運動できる施設になると思うが、西区に限らず、冬場、運動できる場所が少ないというのはおっしゃるとおりだ。西区としては、例えば、地域の茶の間もある。区の保健師が出向いて、運動の講習などを実施させていただいている。大きい体育館などで汗を流すことにはならないかもしれないが、冬場はそういったお近くの地域の茶の間で手軽に体を動かして、あるいは介護予防の運動をしてもらうことで、健康の維持に取り組んでいる。
 区役所の健康福祉課にご相談いただければ、地域に出向いてそういった運動の講習などをさせていただいているので、ぜひ、ご利用いただければと思う。

質問4

民間活力を使った公共施設の運営について

発言者

 新潟市の集中改革の取り組みの中で基金が33億になったと聞き、私としても本当に危機感を持ったところだ。こういう形でやるということについては、大いにやってほしいと思うのだが、実際どういうことをやるのかが見えない。
 後で勉強させてもらいたいと思うのだが、例えば、民間活力の推進、指定管理者制度がある。新潟市は政令指定都市の中では一番保育所が多い。そうすると、やはり見直していかなければいけないのではないかと思う。そのときに、思い切って民間活力をうまく導入してやっていただきたい。その一つの例として、例えば私立保育園はバスを持っていて、園児を迎えに来ている。ところが、公立はバスがないのではないかと思う。そういうところで民間活力を投入するべきではないかと思う。ぜひ、血の通った整理統合をやってもらいたいと思う。
 公民館も含めて、私どもでできる部分について地域活動をやっているので、そういう民間の活動にできるだけ委託するという方向に努めていただきたい。

市長

 今、保育園のお話をいただいたが、私立保育園がどんどん新潟市内に新しくできている。これまで市立保育園ももちろん存在意義はあったと思うが、数を縮小してもいいのではないかという考え方もある。時代が変わり、保育園に限らず、官でやるだけではなく、あらゆる分野において民間の皆さまのお力を貸していただきたいと新潟市としても思っている。ただし、すべて民間に任せておけばいいわけでもない。むしろ市がやったほうが良い場合もあるので、しっかり検討しながら、民間の皆さまの活力を積極的に導入していきたいと思う。

質問5

民生委員のなり手不足について

発言者

 民生委員になる方が年々少なくなり、民生委員という立場の理解がまだまだ一般の方に行き渡っていないのではないかという気がしている。今回も、今年11月で任期が終わって新しい方がなるのだが、新潟市全体が定員割れという状況の中で、各地区の民生委員の協議会の方々が、苦労して人集めをしている。先回の3年前もかなり定員割れの状況にあって、集計がまだ出ていないので分からないが、今年はそれ以上ではないかと思う。そういった点で、市長なり区長がどのような対処をしているのか。
 それと、定年年齢が引き上げになる中で、これから民生委員になる方だと、定年すると75歳で、75歳で民生委員になると1期3年で終わるという時代になる。一昨年の民生委員100周年記念のとき、全国の民生委員の方々にアンケートを取ったら、そのような結果が集計で出ている。いろいろな形で我々民生委員の立場というものを明確にしていただければと思う。
 また、今期も3年終わるときに、歓迎会というものが、市の財政難ということで中止になり、長い間民生委員をやっている方々に申し訳ないという気がしており、その辺りも含めて検討していただきたい。

市長

 民生委員の皆さまから、普段、高齢者の状況等をしっかり把握していただいて、地域の中で大変重要な役割を担っていただいており、改めて感謝申し上げたい。自治会の役員もそうだが、民生委員の皆さまのなり手が不足しているという状況については私も把握している。新潟市としても民生委員のなり手の問題、それから自治会の役員のなり手の問題、大変大きな課題だと認識しているので、これから皆さまのなり手が出てくるように、しっかりと対策をとっていきたい。

福祉部長

 民生委員の皆さま方には地域と行政のつなぎ役として、多大なる役割を果たしていただき、改めて感謝申し上げる。
 ご指摘のようになかなかなり手がいない、また、定年の年齢が延長することによって民生委員の皆さま方も高齢化が進んでいるという問題については把握している。そのような中で、民生委員のお仕事の大切さや、どういった役割を果たしているかなど、今ひとつ市民の皆さまのご理解が進んでいないのではないかということも、全国民生委員の連合会の調査でも言われている。民生委員の活動について、身近に感じていただくことで、手上げをしていただける環境づくりも含めて、私どもも一生懸命頑張っていきたいので、またご相談させていただきたい。

質問6

予算資料について

発言者

 本日配布された資料の中に、新潟市の歳出、2年分の一般会計予算という資料が出ているが、一般会計のほかに、水道事業などの企業会計、それから介護保険などの特別会計というものが実際にはあり、全体を足すと、8,000億円を少し下回るような合計予算だと思う。それぞれ独立した会計なのかもしれないが、これは新潟市民の一人としてずっと安心して暮らすための必要な会計には間違いないので、次回、もしこのような資料をいただけるのであれば、簡単で良いのだが、例えば、企業会計とはこういうためにあるとか、そういうものを含めて説明していただけると大変ありがたい。
 区役所のインフォメーションに行くとそういう資料が確かにあるのだが、一般的に皆さんが本当にしっかり目を通されているかどうか、少し疑問に感じているので、お願いしたい。

市長

 どういう形で出せるかは分からないが、今後出せるようにやっていきたい。

質問7

黒埼まつりについて

発言者

 黒埼まつりはどういう方向になっていくのか。

区長

 黒埼まつりの補助金の件は承知している。今現在、まだ補助金は減額していないが、再来年、補助対象経費の2分の1に減額する方針で、地元の方々とお話ししている。なお、それに伴い、黒埼まつりのあり方も、地域の皆さまと合わせてお話し合いをしていかなければいけないと思う。
 現在、黒埼まつりの経費に占める補助金の割合が他の新潟市の祭りに比べて非常に高い。そういった現状もあり、再来年は補助対象経費の2分の1に減額するという方針は持っているが、祭りのあり方も含めて、今後、地域の皆さまと丁寧に話し合いをしながら進めていきたいと思うので、ご理解いただきたい。

このページの作成担当

市民生活部 広聴相談課

〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館1階)
電話:025-226-2094 FAX:025-223-8775

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