ユスリカ
最終更新日:2026年7月8日
ユスリカ成虫
ユスリカ幼虫(アカムシ)
ユスリカ幼虫(アカムシ)
春先や秋の晴れた日の屋外あるいは、街灯や自動販売機の明かりのもとに、蚊のような虫が
大量に群がって飛んでいるのを見かけることがあると思います。これは、ユスリカ(写真)
という虫です。
ユスリカは口が退化しており、人を刺したり吸血することはありません。また、物を食べる
ことができないため、成虫は寿命が短く数日程度です。
ユスリカの生態
- ユスリカの幼虫(アカムシ)は、池、水田、排水路、側溝など、流れの少ない水域で発生します。 多くは、水中に産み付けられた卵が数日でふ化し、幼虫から蛹になるまでの間、水底の泥の中で 過ごします。
- 羽化したユスリカの成虫は、水面から飛び立ち、昼間は草や雑木の陰にいますが、暗くなると 集団で飛び、外灯や家屋の灯りに誘引され集まります。
- 日本では1,000種類以上のユスリカが確認されており、汚れた水域からきれいな水域まで環境に 応じた種類のユスリカが発生します。
- 成虫の行動範囲は狭く、水域から30m程度、遠くても100m程度の距離と言われています。
ユスリカは益虫?害虫?
- ユスリカの幼虫は川底の有機物を食べてくれるので、水質の改善、保全に役立っているほか、
魚類などのエサとしても重要な役割をはたしています。 - ユスリカの成虫は人を刺したり、吸血することがないため、人に直接的に危害を加える虫では
ありません。鳥などのエサとしても重要な役割をはたしています。 - 一方、蚊柱を作ったり、群れで飛んだり、家屋に浸入してきたり、洗濯物に付着したりと人に
不快な印象を与えます。また、死骸が人にアレルギーを引き起こす可能性も指摘されています。
ユスリカの防除・対策
- ユスリカの防除は、ユスリカが羽化する前に発生源となる水域(側溝、排水路等)を清掃し、
底に溜まっている汚泥を取り除き、卵や幼虫を除去するのが一番の対策です。 - 成虫は、照明器具(蛍光灯や水銀灯等)が発する紫外線に誘引されて寄ってくる性質があるので、
LEDに交換したり、紫外線カットフィルムを使用するのも、自宅への侵入を防ぐためには有効です。
また、網戸や窓、外壁等に残効性のある虫よけスプレーや殺虫スプレーをしておくことも有効な
手段です。
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