新潟市インフルエンザ発生状況
最終更新日:2023年3月16日
新潟市では、インフルエンザの発生動向を把握するために選定された医療機関(「定点医療機関」という。本市では24箇所。)から週単位で患者数の報告を求め、その報告数をもとに流行状況を調査しています。
2022/2023年シーズンの本市のインフルエンザ流行状況ですが、感染症発生動向調査(サーベイランス)令和5年第10週(3月6日~3月12日)から新潟市の定点医療機関からの報告数が、11.96となり、国立感染症研究所が示している注意報開始基準値(定点当たり10)を上回りました。今後1か月程度はさらなる流行の拡大が懸念されます。
感染しないために、日頃から体温や健康状態のセルフチェックをしていただくとともに、適切なマスクの着用、手指消毒、換気などの基本的な感染対策の徹底に努めていきましょう。
インフルエンザにかかったら
安静に努め、十分な休養・睡眠をとりましょう。脱水にならないよう、水分補給をこまめに行なうことも大切です。抗インフルエンザ薬は、発熱などの症状が出てから2日以内に、ウイルスが体内で広がりきらないうちに開始するのが原則です。薬による治療開始後でも、呼吸状態の悪化や、繰り返す下痢やおう吐による脱水の進行、意識障害など、重症化の兆候がみられるような場合は、繰り返し医療機関に相談するようにしてください。
インフルエンザの予防と発症した場合の留意点
インフルエンザによる学級閉鎖の状況
インフルエンザによる学級閉鎖等の状況(新潟県)(外部サイト)
新潟県の状況(新潟市分を含む)
新潟市の外来患者報告集計
市内医療機関より週単位で報告されたインフルエンザ外来患者数(定点報告と任意報告の合計)を、迅速検査で診断されたA型、B型と、症状等で診断された臨床診断患者に分けて集計し、結果を公開しています。
本市では、インフルエンザの発生動向をより詳細に把握するため、定点医療機関からの報告の他に、市内医療機関から任意で患者数報告のご協力をいただいております。
現在の状況では、A型が多い状況です。
区別の報告数では、前週に比較して北区、東区、中央区、江南区、西区で増加していました。
咳エチケットや手洗い等の感染予防に努めましょう。
*定点医療機関からの報告の他に、市内医療機関から任意で報告を受けている患者数を含む数です。
年齢階級別発生状況
年齢階級別では、すべての年齢層で患者が発生していますが、10歳未満が多い状況でした。
*定点医療機関からの報告の他に、市内医療機関から任意で報告を受けている患者数を含む数です。
年齢階級別報告数の推移(報告数のグラフ)(PDF:181KB)
年齢階級別報告数の推移(週別報告数の表)(PDF:53KB)
関連リンク
定点報告数の推移
新潟市におけるインフルエンザを含む定点疾患の、報告数の推移が閲覧可能
新潟県の定点疾患報告数の推移や、県内各地のインフルエンザ定点報告数が閲覧可能
サイト内の患者発生情報・病原体検出情報では、県内の保健所別にインフルエンザを含む疾病の発生状況を色分けした地図などが閲覧でき、インフルエンザ患者発生・ウイルス検出状況 では、新潟市で検出されたものを含めた、新潟県のインフルエンザウイルス検出状況などが閲覧可能です。
定点とは
感染症法に基づく感染症発生動向調査において、インフルエンザのように、身近に多数の患者が発生する疾患の動向を、効率よく把握するために選定された医療機関。定点報告対象疾患ごとに、地域人口を勘案して、地域の選定施設数が定められます。
インフルエンザ定点医療機関(本市では24施設)は、1週間のインフルエンザ患者について、人数、年齢階級、性別を、毎週、保健所に報告します。全国の情報は、県や政令市を通じ、国に集約されます。集計結果は、地域の自治体、衛生研究所や、厚生労働省、国立感染症研究所のサイトなどで公開されており、定点医療機関1施設あたりの報告数は、流行状況の目安として利用されています。
全国の発生状況
インフルエンザに関する報道発表資料(厚生労働省ホームページ)(外部サイト)
全国のインフルエンザ発生状況に関する厚生労働省の報道発表資料を閲覧することができます。
全国インフルエンザ流行レベルマップ(国立感染症研究所)(外部サイト)
都道府県別の発生状況を反映した、全国の発生状況マップです。
インフルエンザ対策のサイト
令和4年度 インフルエンザ総合対策(厚生労働省)(外部サイト)
発生状況や予防法など、インフルエンザに関する様々な情報が掲載されている、厚生労働省のサイトです。インフルエンザQ&A、インフルエンザ施設内感染予防の手引き、医療機関における院内感染対策マニュアル作成のための手引きなどもダウンロード可能です。
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