子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)定期接種
最終更新日:2020年11月10日
現在、厚生労働省の勧告に基づき、子宮頸がん予防ワクチンの接種を積極的にお勧めしていません。
接種を希望する場合は、定期接種として無料で接種することは可能ですが、有効性とリスクを十分理解した上で受けてください。
有効性とリスクについて、厚生労働省の説明はこちらをご覧下さい
子宮頸がん予防ワクチン積極的接種勧奨差し控えについて(通知)(PDF:68KB)
積極的な勧奨の差し控えについて等、子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)に関するQ&Aが掲載されています。
第2回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(外部サイト)
第49回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(外部サイト)
資料16 HPVワクチンの情報提供をご参照ください。
接種に関するリーフレット(厚生労働省)
概要版 小学6年から高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(PDF:9,752KB)
詳細版 小学6年から高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(PDF:16,475KB)
HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ(PDF:17,537KB)
医療従事者の方へ HPVワクチンの接種に当たって(PDF:4,933KB)
子宮頸がん予防ワクチン接種について
子宮頸がんは、20歳から30歳代の若い世代で一番多く発症しているがんです。
子宮頸がんの発生には、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関与していることがわかっており、ワクチン接種による予防と20歳代からの子宮頸がん検診とをあわせることで、予防することができます。ご心配なことがある場合は、かかりつけの医療機関にご相談いただき、接種の効果や副反応などについて十分ご理解された上で、受けるようにしましょう。
※子宮頸がん予防ワクチンには2種類(サーバリックス(R)、ガーダシル(R)ありますが、どちらにするかは接種される際に医療機関にご相談ください。子宮頸がん予防効果は、サーバリックス(R)、ガーダシル(R)とも同じです。
なお、2種類を接種することは、安全性などのデータがないためできません。
同じワクチンを3回接種することになっていますのでご注意ください。
【参考】
接種回数
同じワクチンで3回の接種が必要です
※接種途中で、ワクチンの変更はできませんのでご注意ください。
標準的な接種時期は次のとおりです。
- サーバリックスの場合は1回目、2回目(1ヵ月後)、3回目(6ヵ月後)
- ガーダシルの場合は1回目、2回目(2ヵ月後)、3回目(6ヵ月後)
※2回目接種の時期が異なりますので、ご注意ください。
※どちらも3回接種しないと十分な予防効果が得られません。
接種費用
対象年齢の方は無料です。※対象年齢外の場合は、有料(全額自己負担)となります。
対象者
新潟市に住民票(外国人登録含む)があり、小学校6年生から高校1年生に相当する年齢の女子。
標準的接種年齢:中学校1年生に相当する年齢
接種場所
新潟市内の予防接種委託医療機関で個別接種となります。
- 予防接種委託医療機関一覧は、ホームページに掲載しています。また、各区役所健康福祉課、地域保健福祉センターなどに設置しています。
接種日や接種時間などは、あらかじめ接種を受ける医療機関に直接お問い合わせください。
接種を受けるには
- 委託医療機関へ電話等で子宮頸がん予防ワクチンの接種を予約してください。
- 接種日当日に持参するもの
(1)健康保険証など「住所」「氏名」「生年月日」がわかるもの
(2)母子健康手帳など予防接種の状況がわかるもの(ある場合)
(3)予診票は、あらかじめ保護者署名も含め、ご記入願います。
予診票がない場合は、医療機関、各区役所、地域保健福祉センターに配置してあります。
- 原則として保護者の同伴が必要です。
- 予防接種を受けた後はすぐに帰宅せず、少なくとも30分間は安静にしてください。
接種後の副反応について
局所的には、接種部分の痛み・赤み・腫れなどがあります。
全身症状としては、疲労感や頭痛、胃腸障害(悪心、嘔吐、下痢、腹痛等)、関節痛、発熱、発疹、蕁麻疹(じんましん)、感覚鈍麻(しびれ感)などが見られる場合があります。
まれな副反応として、失神、呼吸困難、動悸、ショック症状などが起こることがあります。
異常があった場合は、接種した医療機関にご相談ください。
予防接種による健康被害が発生した場合の救済制度について
平成25年4月1日から子宮頸がん予防ワクチンは、予防接種法による被害救済の対象です。気になる症状が発生した場合は接種医師にご相談ください。
接種に関するお問い合わせ先
保健所保健管理課・各区健康福祉課
所属 | 電話番号 |
---|---|
保健所保健管理課 | 電話:025-212-8123 |
北区健康福祉課 | 電話:025-387-1340 |
東区健康福祉課 | 電話:025-250-2340 |
中央区健康福祉課 | 電話:025-223-7237 |
江南区健康福祉課 | 電話:025-382-4340 |
秋葉区健康福祉課 | 電話:0250-25-5685 |
南区健康福祉課 | 電話:025-372-6375 |
西区健康福祉課 | 電話:025-264-7423 |
西蒲区健康福祉課 | 電話:0256-72-8372 |
厚生労働省の子宮頸がん予防ワクチン相談窓口はこちら
平成26年11月1日に開設いたしました。
子宮頸がん予防(HPV)ワクチンの接種についての相談にお応えします。
※本相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間業者により運営されています。
- 電話番号 電話:0263-37-2050
- 受付日時 月曜日~日曜日 午前9時~午後9時(ただし、祝日、年末年始(12月29日から1月3日)を除く。)
子宮頸がんについて・・・知っていますか?
子宮頸がんとは
子宮頸がんは、子宮の入り口にできるがんです。
子宮がんには、「子宮頸がん」と子宮の奥に発生する「子宮体がん(子宮内膜がん)」の2種類があります。
子宮頸がんは、近年、20歳から30歳代で急増しており、日本では毎年約15,000人の女性が発症しています。進行すると妊娠や出産の可能性を脅かしたり、尊い命を奪う場合もあり、女性の一生にとっておおきな影響を及ぼす病気です。
子宮頸がんはヒトパピローマウイルスの感染が原因
子宮頸がんの発生には、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関連しているとされています。
HPVには、100種類以上のタイプがあり、このうち15種類が子宮頸がんの原因となるハイリスクタイプに分類され、主に性交渉で感染するといわれています。
HPVは感染しても、多くの場合は自然に体内から排出されるため、子宮頸がんになるのはごく一部ですが、排出されず感染が持続することにより、がんが発生すると考えられています。
子宮頸がん予防ワクチンについて
ワクチンは、ハイリスクタイプに分類される15種類のHPVのうち特に原因となりやすい16型・18型の2種類のウイルスの感染に高い予防効果があるとされています。
接種時点ですでにHPVに感染している場合は効果がありません。また、子宮頸がんの進行を遅らせたり、治療することはできません。
ワクチンの接種のみで、全ての子宮頸がんを予防することはできませんので、がんの早期発見にはがん検診の受診が必要です。
20歳を過ぎたら定期的に子宮がん検診を受けましょう
新潟市では、新潟市に住民票がある満20歳以上の偶数年齢の女性を対象として「子宮がん検診」を実施しています。
お近くの検診委託医療機関で受診できます。(自己負担2,000円、※新潟市国民健康保険加入者は半額)
関連リンク
厚生労働省 子宮頸がん予防ワクチンに関するQ&A(外部サイト)
子宮頸がん情報(外部サイト:グラクソ・スミスクライン株式会社の子宮頸がん情報ページへリンク)(外部サイト)
子宮頸がん予防(外部サイト:MSD株式会社ガーダシル情報ページへリンク))(外部サイト)
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このページの作成担当
保健衛生部 保健所保健管理課
〒950-0914 新潟市中央区紫竹山3丁目3番11号
電話:025-212-8183 FAX:025-246-5672
