ノロウイルス
感染性胃腸炎が流行しています!
感染性胃腸炎の患者報告数が増加しています。
本市における平成28年第51週(平成28年12月19日~12月25日)の定点医療機関からの感染性胃腸炎の報告患者数が29.71となり、国が示している警報の基準値(定点当たり20)を超え、急増しています。
本年は新潟県も含め、全国的に感染性胃腸炎の患者が例年より早く増加しており、一部の自治体で検出された多くのノロウイルスは過去に流行したウイルスの変異株であることが判明しています。このウイルスに対して免疫のない人が多いために感染が広がっている可能性があり、今後さらに患者が増える恐れがあります。
ノロウイルスとは
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。
健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐物を誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。
ノロウイルスについてはワクチンがなく、また、治療は輸液などの対症療法に限られます。
冬に流行
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。
皆様の周りの方々と一緒に、次の予防対策を徹底しましょう。
患者のふん便や吐物には大量のウイルスが排出されるので、
1. 食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう。
2. 下痢やおう吐等の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
3. 胃腸炎患者に接する方は、患者のふん便や吐物を適切に処理し、感染を拡げないようにしましょう。
特に、子どもやお年寄りなど抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱して食べましょう。また、調理器具等は使用後に洗浄、殺菌しましょう。
上記ページには
- ノロウイルスによる食中毒、感染経路、予防方法等
- 感染性胃腸炎における予防の注意点や発症後の対応、消毒薬の作り方等が記載されていますので、参考にしてください。
感染対策マニュアル
感染対策マニュアル(平成25年10月、新潟市保健所作成)(PDF:3,720KB)
施設向けのマニュアルです。ノロウイルスやインフルエンザに関する基本的な知識や対策のポイントが示してあります。
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