令和6年4月18日 市長定例記者会見

最終更新日:2024年4月24日

市長定例記者会見

開催概要
期日 令和6年4月18日(木曜)
時間

午前10時00分から午前10時48分

場所 新潟市役所(本館3階 対策室)

発表内容

質疑応答

配布資料

市長記者会見動画

発表内容

◎令和6年度のスタートに当たって

 おはようございます。よろしくお願いします。
 新年度、初めての会見ですので、最初に少し述べさせていただきます。
 1月1日の能登半島地震の発生から3か月半が経過し、改めて今年度、速やかな生活再建と災害復旧に向け、全力で取り組んでまいります。
 発生から3か月半、これまでの応急復旧から本格復旧に移行しつつあることから、4月1日に「新潟市復旧・復興推進本部」を立ち上げ、卜部 新潟大学教授から液状化被害の調査結果をお聞きし、復旧・復興に向け、取り組みをスタートさせたところです。
 また、生活再建に取り残される世帯がないよう、「生活再建支援チーム」を立ち上げましたので、被災された方々に寄り添った、きめ細かな対応に取り組んでまいります。
 現在、罹災証明書の交付率は90パーセント近くとなり、罹災証明書の申請や交付も落ち着いてきており、住宅の再建へ進まれている方も増えております。
 その一方で、被害を受け、いまだ罹災証明を申請されていない方もおられます。西区役所及び生活再建支援チームによる個別訪問や、民生委員による声掛けもスタートさせました。
 また、道路や下水道の復旧に合わせて住宅再建に取り組みたいと考えている方や、様々な事情で住宅再建の見通しが立たない方もおられます。さらに、支援を受ける手続きが分からない方も依然おられます。
 そのため、今後の道路や下水道の復旧スケジュールや、液状化被害に対応する復旧方法などの情報をお知らせするため、住民説明会を開催いたします。また、公的支援の手続に不慣れな方への支援や、孤立するおそれのある方への見守りや相談に応じる体制も整備していきたいと考えております。
 地震関連は以上ですが、一方で今年度は、拠点性の向上や交流人口の拡大など、本市にとって、大きな節目の年となります。
 新潟駅に新たなバスターミナルが開業したことにより、南北を縦貫する新しい都心軸が生まれました。
 先日、私も南北を直通するバス路線に乗りましたが、駅南と万代との行き来がスムーズとなり、乗車時間も短縮され、とても便利になりました。
 また、駅ビルは全面リニューアルして以降、沢山の人で賑わっております。さらに「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録が実現すれば、本市への来訪者の増加も期待されます。
 今年度も、本市の未来を見据え、明るい未来を切りひらくべく市役所全員で協力してまいります。
 そして、まちに活力があふれ、子どもたちが健やかに成長し、市民が笑顔で安心して暮らせる新潟市の実現につなげてまいります。

1.第1回液状化等に関する説明会の開催について

 次に本題です。住民説明会について先ほどお話ししましたように、被災された方々の早期の住宅再建に役立つよう、「第1回 液状化等に関する説明会」を開催します。
 この度の地震に伴う被災の概況や建物の被害に対応する復旧方法について、地盤工学会や新潟県建築士会に説明していただくほか、支援制度の概要や道路と下水道の復旧の見通しについて、市から説明を行います。
 あわせて、説明会終了後には、同会場内において個別の相談会も行います。
 詳細につきましては、皆さまに配布した資料のとおりですが、4月は、黒埼市民会館と西新潟市民会館の西区2会場において開催いたします。なお、黒埼市民会館については、定員に達しましたので、参加を希望される方は、西新潟市民会館の予約をお願いします。また、5月17日には、江南区の曽野木地区公民館にて開催いたします。
 発災から3か月半が経ち、住宅再建の見通しが立たない方も多くおられますので、市として、被災された方お一人お一人に寄り添い、一日も早く普段の暮らしを取り戻していただくべく、対応を行っていきたいと考えております。

2.新潟駅万代広場の今後の整備等について

 次に、「新潟駅万代広場の今後の整備等について」です。
 先月31日に、新しい新潟駅バスターミナルが無事に開業し、南北をつなぐ都心軸ができ、また駅と直結するようになり、大変便利になったとの市民からの声もいただいています。
 引き続き、万代広場の工事を着実に進め、令和7年度末の全体完成を目指してまいります。
 今年度は、万代口側の西側連絡通路や旧バスターミナルの撤去を行い、一般車及びタクシー関連施設の整備を行っていきます。
 お手元の資料のとおり、新しい万代広場については、従来の約2倍の面積を有し、「人・交通・自然が気持ちよく循環する都市の庭」をコンセプトに、交通結節点としての機能に加えて、イベントスペースや緑あふれる人々が憩い集うことができる里山をイメージした空間を整備していきます。
 さらに、大河や潟をモチーフとしたガラスルーフを連続して設置し“新潟らしさ”を表現するとともに、雨や雪の日でも快適に歩ける空間を生み出していきます。
 また、新しい新潟駅や万代広場が完成した後に、そこから、万代シテイや古町へとつながるよう、人々が楽しみながら歩いてもらえる東大通を目指していきたいと考えています。
 そのため、今年度は、秋口の約1か月間に渡り、両側の車道の1車線を規制し、生まれた道路空間を歩行者のために利活用する社会実験を予定しています。
 車線を規制した場合の交通への影響のほか、バスターミナルの開業や駅ビルリニューアル後の人の流れの変化など、様々な観点から分析を行い、将来の東大通の再整備についても検討を進めてまいります。

3.にいがたまちあそび学校「KAIKOU!」について

 次に、「にいがたまちあそび学校『KAIKOU!(カイコウ)』について」です。
 来月より、「にいがた2km(ニキロ)」をフィールドに、若い世代が、まちを知り、学び、体験する、にいがたまちあそび学校「KAIKOU!(カイコウ)」をスタートさせます。
 この「KAIKOU!(カイコウ)」は、若い世代が「まち」や「人」とつながり、主体的にまちづくりに関わってもらうことを目的に、「まち」に関わる講座やフィールドワークを展開していきます。
 新潟市のほか、新潟商工会議所、新潟日報社で実行委員会を組織し、実施にかかる費用は、まちづくりや地域人材の育成に賛同いただける企業の協賛金と市の負担金でまかなうなど、公民連携で推進してまいります。
 企業協賛については、現在も広く募集しており、本日公開した「KAIKOU!(カイコウ)」の特設ホームページから、お申し込みいただけます。
 講座の企画・運営は、実行委員会が任命した「コミュニケーター」と呼ばれる6名の若手メンバーが行い、年間を通して、まちを知り、関わる、ユニークな講座を考えていただきます。
 なお、今年度はワークショップやフィールドワークなどを含む、全14回の講座を予定しています。
 また、「KAIKOU!(カイコウ)」の名称は、この若手メンバーの皆さんが考えてくれました。配布資料の別紙に記載の通り、「KAIKOU!(カイコウ)」には6つの意味があります。
 学びの場を開く「開校」、思いがけなく出会う「邂逅」、話したり笑ったり、口を開く「開口」、船を目的地に向かわせる「回航」、連れ立ってみんなでいく「偕行」、そして、みなとまち新潟の「開港」と、様々な意味を含む、新潟市にふさわしい名前をつけていただきました。
 5月18日には、オープニングイベントとして、「KAIKOU!(カイコウ)セッション」を開催いたします。
 会場は旧第四銀行住吉町支店で、これから行われる「KAIKOU!(カイコウ)」の紹介や、講座の発表、参加者同士の交流を行います。
 ぜひ、多くの若い方にご参加いただきたいと思います。

4.「日和山浜魅力創出事業~ハマベリング!!!~」グランドオープンについて

 次に、「『日和山浜魅力創出事業~ハマベリング!!!~』グランドオープンについて」です。
 中央区では、昨年度から「しもまち地域」の賑わい・魅力創出のため、「日和山浜魅力創出事業~ハマベリング!!!~」として、良好な自然環境に恵まれた日和山浜を活用し、多様な主体が連携しながらイベント実施や環境整備をはじめ、さまざまな取り組みを行っています。
 このたび、日和山浜に近接する西海岸公園の遊具や駐車場の増設といったハード面の整備が完了し、4月よりグランドオープンすることになりました。
 これを記念し、ゴールデンウィーク初日の4月27日にセレモニー及びイベントを開催します。
 当日は、キッチンカーやマルシェをはじめ、仮設プールでの水上アクティビティなど、ご家族で楽しめる内容となっています。
 公園に新設し、子どもに人気の遊具「ふわふわドーム」は、県内で初めて海が見渡せる場所で、浜辺の景色も楽しめますので、多くの方からお越しいただきたいと思います。
 今後も日和山浜や公園を活用したさまざまな企画を開催し、「しもまち地域」に「ぜひ行きたい」「また来たい」と足を運びたくなる取り組みを進めてまいります。

5.お米(資源米)を使用した指定ごみ袋の販売について

 次に、「お米を使用した指定ごみ袋の販売について」についてです。
 先日、お米を収穫した潟東小学校で出前授業を行ったところですが、本市としては初めて「お米が原料のバイオマスプラスチック製のごみ袋」を導入いたします。
 このごみ袋には、新潟市で作られたお米が10パーセント配合されており、従来のごみ袋と比較して、焼却時のCO2排出を10パーセント抑制することができます。
 新潟市では、2050年にCO2排出を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を目指しており、その取り組みの一環で、20リットルのごみ袋の一部をバイオマス製品に置き換えるものになります。
 新たなごみ袋には稲穂がデザインされており、新潟らしいごみ袋が出来たと思っています。
 詳細については、配付資料のとおりで、すでに各取扱店で販売を開始しています。
 ぜひ市民の皆さまから手に取っていただき、環境問題やプラスチック削減について考えるきっかけにもなればと考えています。

質疑応答

液状化等に関する住民説明会等について

(新潟日報)

 地震の液状化説明会についてお伺いします。先ほど、黒埼市民会館はすでに定員ということですけれども、説明会は第1回とありますけれども、必要に応じて今後もさらに開催されていかれるご予定なのでしょうか。

(市長)

 そのように考えております。今回、第1回目ということですけれども、新潟市の状況も月日が変わるごとに状況が変化していくと思いますので、今後は状況に応じて説明会を開催していきたいと思います。

(新潟日報)

 ちなみに、市長はご出席されますでしょうか。

(市長)

 私は、今、(出席を)予定しております。

(新潟日報)

 実際に住民の皆さんから、市長も折に触れていろいろな場所でお話をされているかと思いますけれども、もしご出席される場合には説明会で市長から真っ先に住民の皆さんにどういったことをお話ししたいとお考えですか。

(市長)

 まずは、このたびの能登半島地震によって大変な建物被害を受けられた方が多いと思いますので、大変でしたと直接お声がけしたいと思います。そのうえで、今の新潟市の道路や下水道などの復旧スケジュールといったものが分かることによって、被災された皆さんも安心すると思いますし、また、住宅の再建につながる貴重な情報だと思いますので、しっかりとお届けしたいと思います。そして、抜本的な液状化対策についてどうなのだろうと疑問を持っておられる方もいると思います。長期にわたることですので、明快に答えられないところもあるかもしれませんけれども、重要な情報ですので、我々の知る限り、被災者の皆さまにお伝えしたいと考えています。

(新潟日報)

 私もホームページを見させていただいたら、黒埼は特に相談ブースのほうもかなり埋まっていると聞いております。住民の皆さんはしっかり市に相談したいという思いがすごく強くあると思うのですけれども、先ほど、生活再建支援チームの話もありましたが、相談したいとか、どこに相談したらいいか分からないとか、まだ手をつけられていない方々もたくさんおられるかと思います。改めてそういった方々に市としてどのようにアプローチしていかれるのかお話しいただけますでしょうか。

(市長)

 生活再建支援チームで今後、しっかりと対応していきたいと思います。一つは、戸別訪問、これについては、戸別訪問をやったときの声としては、「迷ったまま、どうしていいか分からなかった」という声ですとか、「子どもに相談して対応を考えたい」とか、「住める状態のために手続が不要と思っていたが、そう(支援が受けられる)であれば相談に伺う」というような声があったと報告を受けておりまして、依然、公的支援のことがよく分からないという方々がいることが分かりましたので、引き続き、生活再建に取り残される事態がないよう、地域と連携した声がけなども行っていきたいと考えております。

(新潟日報)

 戸別訪問というのは、今までに何件くらいされたのでしょうか。

(市長)

 今までに約400世帯を戸別訪問させていただいています。

(新潟日報)

 今後さらにされるとしたら、目標件数みたいなものはございますか。

(政策企画部山本政策監)

 生活再建の今後の訪問の関係でございますけれども、今現在、生活再建支援金ですとか、住宅の応急修繕等の申請の状況などを見ながら、具体的な方策についてはこれから検討して、いずれにいたしましても一日も早く生活再建していただくために取り組んでまいりたいと考えています。

(NST)

 液状化対策の部分で抜本的な街区単位の復旧工事の部分なのですけれども、先ほど、長期にわたるために住民の皆さんにそこまで詳細なことはお答えできないであろうが、可能な限りお話をするということでしたけれども、住民の皆さんは金銭的な負担のところも希望する方たちの中でも不安に思っていらっしゃる方はいると思うのですが、国の補助率はかなり4分の1から2分の1に上がるというものがありましたけれども、そのあたりも踏まえて、市としてこういう工事ができるんだというような前向きな感じで説明をされるのか、そのあたりはどのようにお考えなのか、教えていただきたいと思います。

(市長)

 当日まで少し時間がありますので、我々も情報を整理して、誤解がないように、丁寧に説明する必要があると思っています。

(NST)

 誤解がないようにというのは。

(市長)

 誤解がないようにというのは、今年度から専門家の皆さんから会議を持っていただいて、調査が始まるわけですけれども、その調査いかんによっては、そこが対象にならない場合もあるでしょうし、すべてのそこに来られた方々が自分たちのところが対象になるんだとか、工事を必ずしていただけるとか、住民負担が必ずあるんだということがまだ新潟市でもどうするかという方針決定をしていませんので、住民の人たちがストレートに聞きたいことを、もしかしたら答え切れない部分があるかもしれないということですので、そうしたことを踏まえて、当日までにどういう情報をお伝えしたらいいのかということをよく考えていきたいと思います。

(NST)

 まさに今年度から本格的な調査が始まるというところでは、本当にできるかどうかも含めて、まだまだ分からない部分が多いと思うのですけれども、その後に、できそうだよというような調査を住民に対して示すというのはいつくらいになりそうでしょうか。

(市長)

 液状化の事業の流れなのですけれども、令和6年度が事業検討区域の設定、地質測量調査、再液状化の検証、適用可能な対策工法の検討ということで、令和7年度以降はステップ2として事業可能性の検討、候補地区の絞り込み。ステップ3として、事業計画案の作成、事業説明会、住民合意。ステップ4になりますけれども、詳細設計、工事着手ということで、以前から申し上げていますように、調査から工事着手まで早くて2年から3年ということになります。すぐにこういうことがうまく進められたとしても、事業の規模が大きいですので、そこをやるだけでもかなりかかるわけで、複数箇所があるわけですけれども、そうしたことを全部トータルで総括的に説明するのは難しいのではないかと思っています。

(NHK)

 液状化の説明会のことなのですけれども、第1回の説明会においては西区と江南区の3回で終了ということですね。それとも、ほかの地区でもやるとかはありますか。

(市長)

 エリアとしては、おそらくこのエリアになるのではないかと思っています。

(NHK)

 内容のうち、道路、下水道の復旧見通しもお話しされるということですけれども、市民の皆さんにとっては、例えば自分の家の前はどうだとか、いつ復旧するのかなと気になる場所が違ってくると思うのですけれども、この3回の説明会の中でその部分については内容が違ったりしてくるのでしょうか。この地区のこの道路はいつ復旧とか。

(市長)

 あとで補足してもらいますけれども、4月と5月の住民説明会においては、全体の復旧スケジュールをお話しして、それぞれ来られた方というのは自分の身近なところの道路だとか下水道はいつなのということをお知りになりたいと思いますけれども、それはおそらく後日、別な形で、段取りが整った段階で工事の事業者ですとか、そういう方々が決定したあとに、住民の方々にお知らせすることになるのではないかと思います。

(高島まちづくり推進課長)

 道路、下水道の説明については、具体的な工程については、ただいま市長が言ったような形になりますが、今回の説明は3回ありますけれども、基本的には3会場とも同じ内容になります。その中で、道路、下水については、今、国による災害査定を受けておりまして、そちらが終わり次第、これから測量に入って設計という、スケジュール感的には大まかな方向になりますが、個々の路線については、先ほど市長がおっしゃったように、その都度説明していくという形になるかと思います。

(BSN)

 液状化等に関する説明会について、相談ブースが生活再建支援金、今後まだ具体的なところはこれからだというお話があったのですけれども、今までも支援金があったのですが、これは新たな支援金の説明になりますか。

(市長)

 新たではなくて、これまでの生活再建支援金です。

(BSN)

 まだ届いていない方に向けてのというところですね。

(市長)

 はい。

(BSN)

 この支援金の見込みはどのくらいですか。先ほどありましたけれども、これから具体的なところが分かるとありましたが、いつごろというのはありますか。

(政策企画部山本政策監)

 生活再建支援金の申請の状況についてですけれども、少し古い情報ですけれども、3月半ば現在で、基本的には罹災証明書の交付を受けた方がこちらの申請ができるような形なのですけれども、おおむね8割から9割くらいから申請をいただいておりまして、その申請ができていない方について、お手続きいかがですかといったアウトリーチといいますかご説明を今後していきたいと考えております。

お米(資源米)を使用した指定ごみ袋の販売について

(新潟日報)

 指定ごみ袋なのですけれども、お米を使ったものが買いたいというよりは、ごみ袋を買ったときに変わっている可能性があるという考え方でよろしいのですよね。

(市長)

 そうですね。5月から販売を開始することになっています。

(堀内循環社会推進課長)

 倉庫からこのごみ袋は各販売店に出ていますので、早ければ4月中にも購入できるかと思います。また、従来品、バイオマスが入っていないものについても製造しておりますので、並行して店頭に並ぶ状況でございます。

(新潟日報)

 市長は昨年の秋に潟東小に行って児童と一緒に稲刈りをして、今回、出前で授業をされたと思うのですけれども、当日、お話を聞く時間がなかったように、私は現場に行っていなかったのですけれども、改めて振り返って、児童たちの前で授業をした感想を伺えればと思います。

(市長)

 子どもたちも昨年米を収穫して、それが新潟市の指定のごみ袋になったということに非常に素朴な喜びを持ってくれて、環境問題やプラスチックについて考えるきっかけができたなと思っています。

(共同通信社)

 資源米を活用した指定ごみ袋、若干、においがしておもしろいなと思ったのですが、先ほど並行販売をしていくということだったのですけれども、最終的にすべて切り替わるということで、念のため確認させていただいてもよろしいでしょうか。

(堀内循環社会推進課長)

 令和6年度の予算でございますが、20リットル袋については一番ニーズの多い袋でございます。合計すると1,600万枚、令和6年度作成予定でございます。そのうちの500万枚がバイオマスでございます。現在、石油の高騰の関係もございまして、これは増やそうというふうなねらいはあるのですけれども、予算の部分もありますので、500万枚にとどまっておりますけれども、来年度、令和7年度予算においてはこれを増やす方向で考えております。ただし、1,600万枚全部いけるかというと、少し難しい部分がございますので、強度などもありますので、市民の皆様の慣れに従いまして順次増やしていきたいと思っております。

新潟駅万代広場の整備や社会実験等について

(UX)

 今月25日にCoCoLo(ココロ)新潟が全面オープンします。おっしゃっているとおり、今、かなり人が集まっていて、特に若者が多いようですけれども、ほかの都市だと、例えばJRの一番栄えている駅の再開発をするとそこに人がかなり集まって、周辺がかなり人が吸い寄せられるといった現象が起きています。今、おっしゃった秋の社会実験というのは、いわゆる万代とか古町にもある程度人を流すというか、人の行き来を盛んにするといったねらいがあるのでしょうか。社会実験について、もう一度お聞かせください。

(市長)

 今、新潟駅のリニューアルが最終局面に差し掛かっていて、今後、万代広場を整備してまいりますけれども、新潟駅周辺が多くの方々で賑わって、拠点に生まれ変わっていくというふうに思います。そうした中で、今後、市民の皆さんや他市、他県から訪れる来訪者の皆さんから新潟駅からまちに出たくなるような、また人々が行き交って、さまざまな出会いと交流が生まれるような歩行者中心のストリートにしていきたいと考えております。そういうことから、一昨年から社会実験を行わせていただいているところです。一昨年から社会実験を開始させていただいて、両側の車道の一車線の通行規制を行って、昨年度は3日間行いまして、交通への影響はないというようなことが確認されております。今年度も引き続き社会実験を行って検証を行っていきたいと考えています。

(新潟日報)

 駅の万代広場関係で伺いたいのですが、図もいただいたので話が早いのですけれども、最初に確認なのですけれども、真ん中にできるペデストリアンデッキは、真ん中の万代広場ができれば令和7年度の完成になるということで間違いなかったでしょうか。

(市長)

 間違いないです。

(新潟日報)

 伺いたかったのは、バスターミナルの横断の部分なのですけれども、ターミナルを使う人が右から左というか、東から西というか、横断するには、横断歩道を使うか駅の高架下の階段やエスカレーターで上るとか、要は渡るところがすごく多くて、バスを通るところを横断する人がいるんです。私自身も見たことがありますし、市長ももしかしたらご覧になったかもしれないのですけれども、こういった横断の対策というのは市としてどのようにしていくか、お考えはあるのでしょうか。

(市長)

 対策というのは、事故が起こらないような対策という意味ですか。

(新潟日報)

 それも含めて、事故が起きないようにするとか、通れるように、例えば横断歩道みたいなものを設けるとか、ハード面を含めて、何かお考えはあるのでしょうか。

(市長)

 ここを渡りたいという方がいらっしゃるということは我々も想定はしております。過去の話だと思いますけれども、この計画をしている中で、ここをどうするかということも議論してきたものと思います。その結果、広場の管理者ですとか交通管理者、交通事業者で協議の結果、横断歩道の設置ということは困難であると結論づけられました。ぜひ、歩行者の皆様には新潟駅バスターミナル、1日約2,500台のバスが発着する場所ですので、安全かつ円滑な運行が求められるということで、市民の皆さんからはご理解いただきたいと思っております。

(新潟日報)

 では、横断歩道やハード面の整備は難しいという結論で、今後も難しそうであるならば、事故が起きる前に、たしか看板等で渡らないでという呼びかけみたいなものがあったと思うのですけれども、もう少しそこを通れないように、東京の駅みたいに転落防止の柵を設けるとか、人を配置して呼びかけるとか、何らかそういったソフト面の注意喚起も必要ではないかと思うのですが、その辺はどうでしょうか。

(市長)

 私も現場を見て、その辺のところは検討してみたいと思います。

(新潟日報)

 真ん中のペデストリアンデッキができれば、横断歩道まで行かなくても渡る道ができるのではないかと思うのですけれども、これも令和7年ということは、少なくとも1年半とか2年かかるようなところなので、例えば暫定的にこれができるまで真ん中を通すような、そんなことは考えていませんか。

(市長)

 ターミナルの中を。

(新潟日報)

 そうですね。横断歩道は難しいと伺ったうえで聞くのは申し訳ないのですが、どんなものでしょうか。暫定的にとか。

(市長)

 これまでの十分な協議からしますと、暫定的であれ難しいかなと思っています。

柏崎刈羽原子力発電所について

(共同通信社)

 先日、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に関する地元の理解の要請に関して、中原市長は会見の中で、やや早いのではというご発言をされておりましたが、先日、東京電力が燃料の装填作業に入りましたけれども、この件に関しての率直な受け止めをお伺いします。

(市長)

 燃料装荷は、東京電力が行っております安全対策工事の一環として、燃料装荷前までに行う事業検査が一巡し、原子力規制庁による確認を得たうえで実施しているものと認識しております。能登半島地震によって原子力発電に対する住民の不安が広がっておりますので、国や東京電力は検査の安全性についてしっかりと住民に説明し、不安を取り除いていただきたいと思っています。

(共同通信社)

 一方で、地元の同意というものがない中で行われるというのは、他の電力会社と比較すると若干早いというような、他の電力会社は合意後に行っている工程というのも一部指摘はされているのですけれども、その点に関してはどうでしょうか。

(市長)

 花角知事は、燃料装荷は確認検査の一つでプロセスであると言っておりますけれども、私としては国も東電も新潟県の立場に立って寄り添う形で進めてもらっていいのではないかと感じております。

(共同通信社)

 寄り添うというのは、今の段階では寄り添えていないのではというふうな。

(市長)

 例えば国からの理解要請ですとか、今回の燃料の装荷、こういうタイミングについては十分県と歩調を合わせていただきたいと思っています。

Noism(ノイズム)について

(新潟日報)

 Noism(ノイズム)について伺いたいのですけれども、Noism(ノイズム)がこの4月で設立20周年を迎えたのですけれども、明日、20周年の記念公演の記者制作発表の会などもあるのですけれども、市長から、Noism(ノイズム)の20周年をどのように受け止めたかということと、今後、期待することなどがありましたらお伺いしたいと思います。

(市長)

 Noism(ノイズム)が設立から20周年を迎えられたということで、心からお祝いを申し上げたいと思います。また、新潟市民芸術文化会館を拠点にした唯一の公立劇場舞踊集団ですので、新潟を拠点にしてNoism(ノイズム)の独特の舞踊を国内のみならず世界に発信していただいております。これは、新潟だけの文化ですので、新潟としては大変誇りに思っております。今後の活躍にさらに期待を寄せております。

ライドシェアについて

(新潟日報)

 4月から日本版ライドシェアというものが東京や京都などで始まっていますが、このライドシェアについて市長の見解があれば、この制度への考え方をお聞きできたらと思いますが、いかがでしょうか。

(市長)

 2024年問題、地震も発生して、市内のタクシーも一時期保険会社の方々がタクシーを1日借り上げてということで、タクシーがなかなかつかまらないような状況が新潟市内にも見られました。そのようなことを考えると、日本版ライドシェアというのは、移動手段の確保としては状況をよくしていくことにつながっていくのかなと感じておりますけれども、国民全体といいますか、市民というか、まだライドシェアというものがどういうものであるかよく分かっていなくて、テレビなどを拝見していると、「どこに連れていかれるのか分からない」とか、「料金が同じなら乗りたくない」とか、そういった方々のコメントも聞こえてきます。確かに安全性だとか、既存の公共交通機関に与える影響も少なくないと思いますので、そういった事情も十分考えながら検討を進める必要があろうかと思います。

(新潟日報)

 今、新潟市では特に検討しているとか、どういう状況なのでしょうか。

(市長)

 市内のタクシー会社からも、ライドシェアに関する具体的なお話は今のところ聞いておりません。

(新潟日報)

 新潟県のほうで、一部の都市で検討を進めているというようなお話があったようなのですが、新潟市ではまだそういった状況ではないということですね。ただ、タクシーの運転手不足の問題というのは当然市長も認識していらっしゃるということですね。

(市長)

 はい。

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