平成14年9月5日 第1回協議会 会議録

最終更新日:2012年6月1日

日時:平成14年9月5日(木曜)午後3時30分
会場:ホテル新潟3階「飛翔」

司会:長谷川新潟市企画部長

 ただいまから、(仮称)新潟地域合併問題協議会を開催させていただきます。私、本日の進行を務めさせていただきます、新潟市企画部長の長谷川でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 本日は、新潟県商工会議所連合会上原会頭、及び新潟県消費者協会平沢会長のお二人が所用により欠席となっております。
 それでは始めにお手元の資料についてご確認をいただきたいと思います。お手元には(仮称)新潟地域合併問題協議会の次第が一番上に乗っているかと思います。その下に資料1といたしまして、議案第1号新潟地域合併問題協議会の規約、資料2といたしまして、議案第2号平成14年度新潟地域合併問題協議会予算、資料3といたしまして、会議運営についての(案)、資料4といたしまして、新潟地域合併問題協議会委員名簿の(案)、資料5、新潟地域合併問題協議会事務局名簿(案)でございます。なお、資料4でございますが、事前説明用にお配りした資料におきましては、1ページ目の28番、高橋弘之議員となっておりましたが、その後変更がございまして山田修一議員となっているところでございます。資料の方はおそろいでございましょうか。
 それでは次第に従いまして進めさせていただきます。まず始めに、新潟市以下10市町村のそれぞれの首長さん、議長さんよりご挨拶をいただきたいと思います。
 最初に長谷川新潟市長よりご挨拶をお願いいたします。

長谷川新潟市長

 新潟市長の長谷川でございます。本日ここに、新潟市、白根市、豊栄市、横越町、亀田町、西川町、味方村、潟東村、月潟村、中之口村による任意の合併問題協議会が開催されますことは、10市町村の将来のあり方をご一緒に考えるという新たな段階に至ったものでありまして、誠に感慨深く、また身の引き締まる思いをいたしております。
 地方分権の大きな流れの中で基礎的自治体であります市町村は、自己決定・自己責任の原則のもと、自主的・自立的に地域行政を担うため、行財政能力を向上し、行政サービスを維持向上させていくことが求められております。
 新潟市は、これまでに3町12村と合併をいたしまして今日の姿となっておりますが、合併によって加わったそれぞれの地域にさまざまな都市機能が分担・配置され、全体として新潟市の大きな魅力を発揮して発展を遂げているところであります。
 今回お集まりの10市町村におかれましても、通勤や通学など、住民の日常生活圏という点において一体化が非常に進んでいる地域であります。また、新潟地域広域市町村圏協議会や新潟都市圏総合整備推進協議会において、この地域の振興整備に共同で取り組むなど、行政的にも深いつながりを持ってまいりました。
 こうした状況を踏まえまして、また将来の政令指定都市を展望しながら、去る5月に豊栄市さんをはじめとする7市町村で任意の合併協議会を合同で設置したいということで合意し、その後7月に白根市さんからも参加の申し入れをいただいたところであります。
 一方、昨年の11月に発足いたしました新潟市と亀田町、横越町の合併問題協議会におきましては、政令指定都市の実現を目指した新潟地域の広域合併に向けて先駆的な役割を果たしてきたと考えておりますが、ただいま申し上げましたような周辺市町村における大きな状況変化を踏まえ、第3回の協議会におきまして発展的に解消するものとし、本日ここに10市町村が一堂に会することにつながったところであります。両町関係の皆様方のご理解に、深く敬意を表するものであります。
 さらに、今月2日には小須戸町さんからこの協議会に加入したいとの申し入れをお受けしているところでございます。準備が整い次第お迎えするということで、皆様のご理解を賜りたいと思うのであります。
 今後、この協議会におきまして、将来の政令指定都市を目指し、それぞれの地域の伝統・文化を活かしながら、新潟市を中心とした新たなまちづくりについて、忌憚のないご論議がなされると思うところでございます。この協議会が有意義な成果を生むことができますように、今後とも皆様方のご支援とご協力を心からお願いを申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 ありがとうございました。続きまして、松原新潟市議会議長よりご挨拶をお願いいたします。

松原新潟市議会議長

 ご紹介を賜りました新潟市議会の松原でございます。本日、10市町村の関係皆様方のご出席のもとで本会が開催されますことに、心から敬意と感謝を申し上げる次第でございます。
 本日、広域的な市町村合併を目指した協議の場でもあります、新潟地域合併問題協議会の初会合が開催される運びとなりましたことに、心からお喜びを申し上げますとともに、将来を期待を申し上げるところであります。
 この協議会開催に至るまでの経緯に思いを馳せる時、ご出席の各自治体の首長さん、各議会議長さんをはじめとする関係委員の皆様の並々ならぬご努力と大きな決断によるものと推察を申し上げ、心からこれまた敬意を表する次第でございます。
 新潟市議会でも、将来の新しいまちづくりを進めるにあたって、これからの少子高齢化の急速な進展、あるいは国際化、高度情報化社会の到来、そして地方分権問題など、時代の要請に的確に対応し、本市が環日本海の中枢拠点都市としてもさらに飛躍、発展するためには、新たな進むべき方向を定め、その実現に向け積極的に取り組む必要があると判断し、その目指すべき方向をより自立的で総合的な行政展開が可能となる政令指定都市として、その実現を目指す決議を私どももいたしたところであるわけでございます。
 以上のことからいたしまして、新潟市議会といたしましても、政令指定都市実現への展望を切り開くためには、広域的な合併を推進する必要があり、このためあらゆる機会をとらえ、関係市町村の動向を見極めながら、それぞれの議会との協議を積み重ねるなど、最善の努力を行ってきたところでもあります。これからは、広域市町村合併が将来的に住民福祉の向上に有効な選択肢であるという立場に立って、当協議会で十分な協議が重ねられ、所期の目的が達せられますことを祈念申し上げまして、私の挨拶といたします。ありがとうございました。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 ありがとうございました。次に、吉沢白根市長よりお願いをいたします。

吉沢白根市長

 ただいまご紹介をいただきました白根市長の吉沢であります。
 私たちは今、21世紀という新しい時代のとば口に生きております。地方分権というこの新しい時代の要請の中で、長い将来にまでわたって自主自立を可能とする自治体を構築し、次の時代に引継いでいくこと、これが今ここに結集した我々のただ一つの目的であります。そのための手段がこの合併であり、政令指定都市を目指すことであります。今日はそれに向けての大きな扉が開かれる時であります。その席におりますことができますことは、大変大きな喜びであります。また感慨深いものがあります。ご参会市町村各ともどもに志を一つにして、力強く第一歩を踏み出してまいりたいと思っております。どうかよろしくお願いを申し上げます。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 ありがとうございました。続きまして、河内白根市議会議長よりお願いをいたします。

河内白根市議会議長

 ご紹介をいただきました白根市議会議長の河内でございます。
 地方の時代に向かって皆様と一緒になって手を携えて目的達成に努力を重ねていることを、お誓いを申し上げましてご挨拶といたします。よろしくお願いを申し上げます。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 ありがとうございました。次に、小川豊栄市長よりお願いをいたします。

小川豊栄市長

 ご紹介いただきました豊栄市長の小川と申します。今日ここまで10市町村がこの会議を開くためにいろんな努力をなさってこられたことについて、まずもって敬意を申し上げる次第であります。
 私どもが10市町村集まりますと、70万という住民の方が私どもの背景にあるわけであります。とかく合併の問題につきましては、説明不足だともよく言われます。そしてまた分かりにくいとも言われます。どうかこの協議会で本当に腹の底から信頼し合いながらいい討議をして、住民に分かりやすい説明ができるようにひとつ努力したいと思っております。よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 ありがとうございました。続きまして、横山豊栄市議会議長よりお願いいたします。

横山豊栄市議会議長

 豊栄市の横山でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 おのおのの違う特徴、地域性を持った10市町村が、またこの後には大きくなる予定でありますけれども、いろんな形での議論を交わして、その議論の向こうには政令指定都市を目指すという大きな目標があるわけでございます。おのおのの地域の住民の皆さん方が本当にご理解をいただけるような、そんな議論の場にできればありがたいな、というふうに思っております。いずれにいたしましても、この協議会が実り多いものになるようご期待を申し上げまして、ご挨拶に代えさせていただきます。今日はありがとうございました。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 ありがとうございました。次に、浅見横越町長よりお願いをいたします。

浅見横越町長

 ただいまご紹介をいただきました横越町長の浅見でございます。大変お世話になりますがよろしくお願いを申し上げます。
 今ほど新潟市長さんはじめ、多くの方々からご挨拶がございました。まさに今の時代は、市町村合併は時代の潮流となっているわけでありまして、私どものこの新潟圏域そのものは既に10数年前から大同合併、100万都市構想が打ち出されてかなりの時間がたっておるわけでありますが、幸い機が熟しまして、私自身もそうでありますけれども、一日も早く日本海を代表する日本海側随一の大新潟市を構築し、私どもも周辺市町村と一緒になってこの圏域の発展、幸せを求めなければならないと思っておったわけでありますが、幸い3市3町4村の会議が今日持たれたわけであります。まさに政令都市の大きな方向に向かって第一歩を踏み出したと私は思っております。
 しかしながら、私はいろいろ考えますと、過去の明治、昭和の合併を見ましても、当時の指導者の決断、決意は誠に頭の下がる思いであります。少なくとも私は今回も、言うは易し、行い難し、なかなかやるに大変だと思いますけれども、まさに苦しみを乗り越えて、私は常に申し上げますけれども、小異を捨てて大同に就く決断が迫られていると私は思っております。その最高責任者は我々であり、皆さんであります。どうか新しい時代のために汗を流し、新しい時代を創ってまいりたいという覚悟でおるわけであります。一層のご協力とご支援を賜りますよう心からお願いをいたしましてご挨拶といたします。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 続きまして、神田横越町議会議長にお願いをいたします。

神田横越町議会議長

 ただいま紹介にあずかりました横越町議会の神田でございます。本日ここに、3市3町4村という新しい枠組みでのこの協議会が発足できますことを誠に喜んでおります。まさに私どもは議会を挙げて、政令指定都市を目指して、この協議会が一歩一歩着実に実りあるものになるよう心がけてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 ありがとうございました。次に、阿部亀田町長よりお願いをいたします。

阿部亀田町長

 ご紹介いただきました亀田町の阿部でございます。本日の歴史的な会合に出席して身の引き締まる思いをしているところでございます。ここまでまいりますのにいろんな紆余曲折があったわけでございますが、それを乗り越えて新しい歴史の第1ページということに考えております。目的は地域の発展と、この地域に住む住民の幸せ、将来それを求めて私どもは邁進してまいりたい、そういう決意でございます。よろしくお願いいたします。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 ありがとうございました。続きまして、本図亀田町議会議長よりお願いいたします。

本図亀田町議会議長

 紹介いただきました亀田町議会の本図でございます。
 ご案内のように、亀田町は新潟市に隣接する町でございまして、まさに先ほど長谷川市長からお話がありましたとおり、通勤、通学、買い物、医療など、新潟市の関係でいえばまさに一番率が高い町であるというふうに思っておりますし、既に日常の生活圏域が一体になっているわけでございます。そのようなこともあり、亀田町としましても新潟市との任意協議会の場で合併について協議をしてまいりました。そして今日の状況の中で、新潟市を中心とした政令指定都市の実現がまさにその共通課題になっていることでございまして、そういう意味では、関係する全市町村が協議をしていく必要があるだろうということで、議会はこの合併問題協議会に参加することを決めてきたところでございます。
 合併は、私は、基本的に本当に住んでいる人が幸せになることだというふうに思っておりますし、また将来を担う子どもや孫達の世代にも責任を持って対応をしていかなければならない問題だと思っております。いずれにしましてもこの合併問題協議会の中で、この合併というものが住民の皆さんにとって大変よく理解ができるような話し合い、そういったものをこの協議会の場で積極的に皆さんとお話しをしながら進めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。簡単でございますが一言ご挨拶に代えさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 ありがとうございました。次に、安沢西川町長よりお願いいたします。

安沢西川町長

 西川町長の安沢でございます。
 市町村合併問題について原案が示されて以来、各町村とも1年半、住民との対話とか、いろいろのことを経て今日の日を迎えたわけでございます。合併というのは、要するに町民が本当に合併してよかったという町をつくることが目的ではなかろうかと思っております。そういった意味で、合併がなった暁に振り返ってみたら、本当に、今日が記念すべき良い日であったというような会議になることを望んで、一言挨拶にさせていただきます。よろしくお願いいたします。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 ありがとうございました。続きまして、森山西川町議会議長よりお願いいたします。

森山西川町議会議長

 まず冒頭、今日の第1回の任意協をここまで導いてくださった新潟市長、並びに新潟市の議会の皆さんに、厚く御礼申し上げるところでございます。
 先般、8月16日、今日に向けての意見交換会が行われました。そして今日を見たわけでございます。私ども10市町村が心を一つにして、この日本海側随一の究極の問題である政令都市を目指して、一緒になって汗をかこうやという記念すべき第1回でございます。私ども議会からも3名、首長1名、4名でおじゃましております。ひとつよろしくお願い申し上げます。以上です。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 ありがとうございました。次に、木村味方村長よりお願いをいたします。

木村味方村長

 味方村長の木村でございます。
 味方村でございますが、新潟市に隣接する小さい村でございますが、味方村は明治34年に3村が合併いたしまして、ちょうど100年を迎えたわけでございます。まさにこの時期、今の合併は時代の要請であるというふうに受け止めておるわけでございます。これから近い将来、新潟市が私どもと一緒になって政令指定都市に向けて大きく羽ばたこうとしているわけでございますが、私どももその一翼を担って精いっぱいその役割を果たしたいと、そんなふうに思っておるわけでございます。そして合併実現後においては、ほかの市町村の皆様と同じように、地域住民の幸せと、そして地域の発展のために精いっぱいの努力を重ねてまいりたいと、そんなふうに思っておるわけでございますので、この今回の合併実現のために、今後とも皆様方と一緒になって汗を流してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思うわけでございます。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 ありがとうございました。続きまして、野澤味方村議会議長にお願いいたします。

野澤味方村議会議長

 紹介にあずかりました味方村の野澤でございます。本日は記念すべき第1回の合併協議会が開催されたわけでございますが、これが近い将来、花が咲いて実がなることを、そして地域住民に喜ばれるような合併になるよう、未熟でございますが努力いたしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 ありがとうございました。次に、星野潟東村長にお願いいたします。

星野潟東村長

 今日、お集まりの10市町村の中で、私ども潟東村のみが新潟都市圏総合整備推進協議会に加入をしておりませんでした。皆さんのその協議会が、先に田園型政令都市新潟というすばらしいビジョンを発表なさいました。全く同感であります。村民一同心からご賛同申し上げるところでございます。そしてこのすばらしい構想実現のための本協議会、今日の意義ある会に出席させていただき、大変喜んでおります。潟東村長の星野でございます。何分よろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 ありがとうございました。続きまして、吉崎潟東村議会議長にお願いいたします。

吉崎潟東村議会議長

 潟東村議会の吉崎でございます。本日の協議会を大変心待ちにしておりました。
 本日の協議会、3市3町4村の協議会でございますが、次回からは4市4町4村になるかもしれないという、うわさも聞いております。これが実現しましたならば、4市4町4村の全国屈指の大合併になるやもしれません。わけても新潟市さんにおかれましては、リーダー役としてすばらしい合併に向けた絵を描いていただきたいと思います。
 油絵を描かれる画家は、その絵の味わい、深みを出すために青の色に銅から出る緑青をヘラで取って混ぜて、文字通り緑青色を表すともいいます。また、朱色を引き立たせるためにとうがらしを混ぜるということも聞いております。我々の村は小さいですけれども、今回のこの大合併に向けて、緑青であったりとうがらしであったりできればいいがなあと、実は心ひそかに思っているものであります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 ありがとうございました。次に、金子月潟村長にお願いをいたします。

金子月潟村長

 月潟村長の金子でございます。合併に向けての大きな第一歩を踏み出した本日でありますが、本協議会の中の協議を通じてお互いにより一層信頼関係を深め、私自身も小異を捨て大同に就く気持ちで努力してまいりますのでよろしくお願いいたします。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 ありがとうございました。続きまして、和平月潟村議会議長にお願いいたします。

和平月潟村議会議長

 ただいま紹介をいただきました月潟村の和平でございます。よろしくお願いしたいと思います。
 今ほどそれぞれご挨拶がございましたが、私もこの本日の新潟地域合併問題協議会が発会することを待ち望んでおった一人でございます。これも、今までの経過から新潟市さんがいろいろの面でリーダーシップをとっていただいたおかげであろうかと感謝を申し上げるところでございます。この10市町村の合併が将来にわたって大きな成果を生むことを期待いたしますと同時に、早い時点で合意形成ができ、住民から喜ばれる合併に向けて、私どもも精いっぱいの努力をすることをお誓い申し上げまして、一言挨拶に代えさせていただきます。ありがとうございました。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 ありがとうございました。それでは次に、如澤中之口村長にお願いいたします。

如澤中之口村長

 ご紹介をいただきました中之口村長の如澤寛でございます。
 ご承知のとおり、中之口村は燕市に隣接をしておりまして、合併の枠組みについてはいろんなパターンが考えられたのでありますが、住民との対話集会、あるいは意向調査等を進めた結果、地域の発展と住民の幸せには新潟市と合併するということを結論付けたわけでございます。そういう意味でこの本日の協議会に参画することについては、非常に感慨ひとしおでございます。政令都市新潟に向けて村一丸となって努力をしてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 ありがとうございました。それでは最後になりますが、宮腰中之口村議会議長にお願いいたします。

宮腰中之口村議会議長

 ただいまご紹介いただきました中之口村議会の宮腰であります。本日ここに、新潟地域の合併問題協議会が発足されますこと、心から敬意と感謝を申し上げるわけであります。なかんずく市長さんはじめ、議長さん、それから新潟市の議会の皆さん方から、陰に陽にご指導いただきまして、私ども村部も加えていただきました。今ほど村長がお話しになりましたように、私どもの人口、合併になりますとたかだか1パーセント弱でありますが、それなりの地域の住民福祉の向上と村民の幸せのために精いっぱい努力をさせていただきますので、よろしくご指導いただきますことをお願い申し上げ、ご挨拶に代えさせていただきます。ありがとうございました。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 大変ありがとうございました。それでは続きまして、本日ご出席いただいております皆様方を、大変せんえつでございますが、私のほうから順次紹介をさせていただきたいと思います。
 順番は正面に向かって左側、学識経験者の中澤様、諫山様の順で行わせていただきたいと思います。恐れ入りますが、ご紹介されました方につきましては自席にてご起立のほう、お願い申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。
 始めに、新潟県総合政策部市町村合併支援課の中澤課長でございます。続きまして、新潟大学諫山名誉教授でございます。続きまして新潟大学伊藤教授でございます。
 次に新潟市議会渡辺議員でございます。同じく大野議員でございます。同じく川島議員でございます。同じく橋田議員でございます。同じく小石議員でございます。同じく山田修一議員でございます。同じく佐藤議員でございます。同じく土屋議員でございます。同じく白根議員でございます。同じく大橋議員でございます。同じく山田洋子議員でございます。同じく新保議員でございます。同じく石橋議員でございます。同じく藤巻議員でございます。
 次に中之口村議会平岡議員でございます。
 次に月潟村議会深澤議員でございます。
 次に潟東村議会赤塚議員でございます。
 次に味方村議会笹井議員でございます。
 次に西川町議会込山議員でございます。同じく渡辺議員でございます。
 次に亀田町議会小池議員でございます。同じく山田議員でございます。
 次に横越町議会佐藤議員でございます。同じく阿達議員でございます。
 次に豊栄市桑野助役でございます。次に豊栄市議会金子議員でございます。同じく清水議員でございます。同じく阿部議員でございます。同じく広川議員でございます。同じく山崎議員でございます。
 次に白根市坪川助役でございます。次に白根市議会渡辺義一議員でございます。同じく長谷川議員でございます。同じく渡辺康議員でございます。同じく五十嵐議員でございます。同じく櫻澤議員でございます。
 ありがとうございました。以上で出席議員の紹介を終わらせていただきます。
 次に、今後の議事を進めるために、規約が承認されるまでの間、仮議長を選任いただきたいと思いますが、いかがしたらよろしいでしょうか。

松原新潟市議会議長

 この際、吉沢白根市長さんからお願いしたいと思いますが、よろしくお願いします。
(拍手)

司会:長谷川新潟市企画部長

 ただいま、仮議長には吉沢白根市長とのご発言がございましたがいかがでございましょうか。
―異議なし―

司会:長谷川新潟市企画部長

 ありがとうございました。異議なしということでありますので、吉沢白根市長から仮議長をお願いし、これからの議事の進行をお願い申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。

仮議長:吉沢白根市長

 ただいま仮議長に指名をいただきました白根の吉沢であります。まさに歴史的第一歩を迎えるに当たっての大役をお仰せつかったわけであります。身に余る、また身の引き締まる思いでございます。不慣れでございますけれども、しばらくの間、仮議長を務めさせていただきます。皆様の特段のご協力をお願い申し上げます。
 それでは早速でございますが、これより議事に入ります。議案第1号「新潟地域合併問題協議会規約について」を議題といたします。事務局から説明を願います。

若林新潟市広域行政課長

 新潟市広域行政課長の若林でございます。恐れ入りますが座らせて説明させていただきます。よろしくお願いいたします。
 それでは資料1でございます。議案第1号、新潟地域合併問題協議会規約をご覧いただきたいと思います。
 まず第1条、設置でございます。新潟市、白根市、豊栄市、横越町、亀田町、西川町、味方村、潟東村、月潟村及び中之口村(以下「関係市町村」という。)は、合併問題に関する諸問題について協議を行うため、新潟地域合併問題協議会を置く、としております。また2項では、関係市町村以外の市町村から協議会への加入の申し入れがあった場合、会長が第6条による会議に諮って定めるとしております。他市町村から加入の申し入れがあった場合の取扱いを定めたものでございます。具体的には規約の改正という形で協議会にお諮りした上で参画いただくことになるところでございます。
 次に第2条は、協議会の任務でございます。協議会は次に掲げる任務を行う。1号に関係市町村の合併に関する協議、2号に関係市町村の合併後の建設計画に関する協議、3号ではそのほか合併に関し必要な事項の協議としております。
 第3条は組織でございます。協議会は次の委員をもって組織するといたしまして、1号に関係市町村の長及び市の助役、2号は関係市町村の議会の議長、3号では関係市町村の議会の議長がそれぞれ推薦した当該議会の議員、4号では関係市町村の長が協議して定めた学識経験者としております。
 第4条は会長及び副会長でございます。協議会に会長及び副会長を置くとしており、2項におきまして、会長には新潟市長を、副会長には新潟市議会議長及び会長に充てられた者以外の関係市町村の長をもって充てることとしております。第3項、第4項は会長、副会長の職務でございます。
 第5条は会長の職務代理の規定を定めたものでございます。
 第6条は会議でございます。協議会の会議は会長が招集し、会長がその議長となるとしており、2項では会議は委員の半数以上が出席しなければ開くことができない。3項では会議の議事、そのほか会議の運営に関し必要な事項は会長が会議に諮って定めるとしております。
 第7条は、会長は必要に応じて関係市町村の職員が会議に出席し、説明することを求めることができるとしたものであり、第8条は事務局について定めたものでございます。
 第9条は予算であり、これは後ほど議案として審議していただくこととなります。
 第10条は財務でございますが、新潟市の財務に関する手続きの例によるとしまして、第11条の監査は会長が指名した委員3名が行うとしております。
 最後に、第12条はそのほかでございまして、この規約に定めるもののほか、協議会に関し必要な事項は会長が会議に諮って定めるとしております。
 附則につきましては施行日を定めたものでございまして、この規約が承認されますと本日をもって施行となるものでございます。
 以上で規約の説明を終わらせていただきます。

仮議長:吉沢白根市長

 ただいま事務局から説明申し上げましたとおり、この規約につきましては第1条から12条までということでございます。それぞれ逐条朗読を申し上げ説明をいたしました。本件につきましてご質疑ございましたら賜りたいと思っております。
(挙手あり)

仮議長:吉沢白根市長

 はい、西川町森山議長さん。

森山西川町議会議長

 規約について若干考え方、そして意見を述べさせていただきます。先ほどもそれぞれの挨拶の中にもございました、新潟市長さんもおっしゃっておりました、私たちがこの合併を第一の目標としながら、さらに結論を申し上げますと、究極の目標は、皆さん方るるおっしゃいました政令指定都市でございます。我が西川町の議会も先だって、新潟市と合併してそして政令を目指そうやという決議をしたところでございます。先般、8月16日、最終的な意見交換の場でも、私はこの規約の中に政令指定都市という文言を入れるべきだという発案をいたしました。そのとりまとめとして、長谷川市長さんは今後その政令都市を目指すという文言は、発議もしくは決議で明文化したいという、私の記憶に間違いなければそんなふうに伺っております。後日、後刻、この資料は私どものところに届けられました。私どもが描いている、合併しそして早い時期にこの日本海側随一の政令都市を目指して、さらにこの政令指定都市が極東アジアへのひとつの大きなウイングになるべきだということを、私ども常々念頭に置いておるところでございます。高齢化社会を迎えまして、私たちが住みよいまちづくりを、それぞれを自らの手で汗を流して創り、それが政令都市であろうかと、私はいささかの迷いもなく今考えておるところでございます。どうかこの規約の中に政令都市を、という文言を明記していただきたく発案した次第であります。皆さん方のご賛同を得て、この文言を入れていただきたい、そういう思いで発案させていただきました。よろしくお願いいたします。

仮議長:吉沢白根市長

 ただいま、西川町森山議長からこの規約の中に政令指定都市という文言を入れるべきであるという発言でございますが。
(挙手あり)

仮議長:吉沢白根市長

 はい、豊栄小川市長さんお願いいたします。

小川豊栄市長

 森山議長さんからお話があったわけでありますが、規約はなかなか一定の準備をされて出てきたわけでありますが、私ども打ち合わせの中でも、これだけの会議を開くわけでありますから、この合併問題協議会の設立をする趣意ですね、目的、こういうものについて、私はまとめて決議をしたほうがいいんではないだろうかと、こんなふうに思っております。まずこの規約につきましては型どおりでありますが、これはこれでご議決をいただきまして、第1回の歴史的な協議会が開催されるにあたり、どのような合併を目指しているのか、先ほどのお話であれば合併は合併で進めながら最終目的としては政令都市を目指すんだと、こういうことを明らかにする、そしてまた、その政令都市におきましては、向けて何を目的としているのか、こういうものを盛り込んだ趣意を明らかにすることが、それをアピールすることが我々の会議の、第1回目の会議の務めではないかなと、こんなふうに思っております。せんえつでありますがそんな考え方を持っておりまして、こんなことでどうかという案も用意はしておりますが、その他のところでも取り上げていただければありがたいと思っております。この規約につきまして、そんなご処理ができたらありがたいなと思っております。

仮議長:吉沢白根市長

 ありがとうございました。
(挙手あり)

仮議長:吉沢白根市長

 はい、どうぞ。

大橋新潟市議会議員

 議長さんや市長さんと並んで発言するのもせんえつでありますけれども、私は合併は合併だと思います。そして政令都市の指定はまた別の次元で行われるものだと思いますので、合併が順調にいって国の方針が変わらない限り、ある時期に政令指定都市になれるものだろうと思いますので、まず合併という実務的な手続きを順調に進めることが大事だと思います。いうならば西川町さんのおっしゃるような、この規約の中に政令指定都市の実現を明記することについては反対であります。以上です。

仮議長:吉沢白根市長

 今ほど、豊栄小川市長さんから、それぞれ先ほど挨拶の中でも政令指定都市、それぞれの共通の認識とあるようであると、ついては意志の表し方につきましては決議等改めてということでございます。それから新潟市の大橋議員さんでいらっしゃいましょうか、この文言につきましてはここに明記をすべきでないということでございました。
(挙手あり)

仮議長:吉沢白根市長

 はい。西川町、込山さん。

込山西川町議会議員

 西川町の込山でございます。今ほど私の町の議長が申し上げたわけでございますけれども、私といたしましても、まず皆さん方の市長さん方のご挨拶の中にも、まずほとんどの方々がまず政令指定都市の実現を目指すということの発言があったかのように思います。したがいまして、やはりこの合併につきましても、この協議会の中になんらかの形で「政令指定都市を目指して実現するための」というような項目を第1条の中に私は入れていただきたい。これは私の案ですけれども、仮に、どうあってもいいんですけれども、「・・・中之口村は、合併に関する・・・」というところがありますが、そこへですね、「政令指定都市を目指し、実現するための合併」ということを入れてもいいですし、合併のあとに括弧でそういうような文句を入れてもいいですし、それからこれがいずれ、私も先ほどの発言のようにとりあえず政令都市の前に合併があるわけですから、合併後の政令都市というのは問題なんだという具合には理解しておりますけれども、やはりこれを今度法定協議会に移ります時に、差し障りがあるかどうかは分かりませんが、今は一応任意の協議会でございますから、やはり同じ合併でもこれを目指しているんだということをはっきり明記すべきだというふうに考えておりますが、事務的なことについては私は深く分かりませんので、もしできましたら、そういうことを入れて不都合なことがあるのかどうか、そういうことにつきましてもお聞かせいただいて、ぜひこの「政令都市を目指し、実現するための」と、こういう字をここに明記していただきたい。かように思います、以上です。

仮議長:吉沢白根市長

 ほかに。
(挙手あり)

仮議長:吉沢白根市長

 月潟の金子村長さん。

金子月潟村長

 西川町さんのほうから、それぞれ政令指定都市という文言ということで意見が出されておるわけでありますが、ここはいわゆる、この合併問題協議会の規約ということで、合併という形での規約でありますので、政令指定都市というものと混同しないで、これは原案どおり規約として認めるかどうかということをお諮りいただければよろしいかと思います。

仮議長:吉沢白根市長

 はい、ありがとうございます。さまざまご意見をちょうだいしました。私のほうから申し上げますが、本件につきましては原案のとおり、まずこの協議会を立ち上げるということでいかがでございましょうか。
(拍手)

仮議長:吉沢白根市長

 そして、なおその後、正式に会長さんがお決まりになりましたら、その辺を・・・。
(挙手あり)

仮議長:吉沢白根市長

 はい、どうぞ。

山田修一新潟市議会議員

 ここでその諮り方でいいんですが、そこで決定をしてしまうと私の発言の機会がありませんので、ちょっと申し上げたいと思うんですが、いいですか。それともそれを先に決めてから、ほかにご意見ありませんかという形でお尋ねになりますか。規約について。

仮議長:吉沢白根市長

 この文言についてでしょうか。

山田修一新潟市議会議員

 いいえ、文言の件ではありません。

仮議長:吉沢白根市長

 そのほかの。

山田修一新潟市議会議員

 はい。全体、規約についての意見。

仮議長:吉沢白根市長

 規約の文言につきましてはよろしゅうございましょうか。
―異議なしー

仮議長:吉沢白根市長

 それではこの文言につきましてはこのとおりとさせていただきます。そのほかの件でございましたら。
(挙手あり)

山田修一新潟市議会議員

 規約のこの第2条に関することでございますが、私はこの文言で結構でございます。ただ、ここでやっぱり問題になってくるのは、協議会が規約第2条に定めておりますこの三つの任務を行っていくことになるわけですが、その場合、重要なことは、合併の可否及びどのような行政制度や建設計画が定められていくのかということは、直接各自治体の住民生活と将来に関わる重要事項であります。したがって、協議の過程において、各自治体としても、また本協議会といたしましても住民に対しての情報の提供に積極的に取り組んでいただきたい。以上の点だけ申し上げまして、規約について私は賛成をいたします。

仮議長:吉沢白根市長

 事務局のほうでその点、ご意見のとおりでいいわけですね。分かりました。
 今ほど、お諮りをいたしましてこの文言どおりということで決めさせていただきます。それではお諮りをいたします。そのほかございませんでしょうか。よろしゅうございますか。それでは新潟地域合併問題協議会規約につきまして、原案のとおりの決定にご異議ございませんか。
―異議なしー

仮議長:吉沢白根市長

 ありがとうございました。それでは本件につきましては原案のとおり決することといたしました。大変ありがとうございました。
 ただいまの議決をもちまして、ここに正式に新潟地域合併問題協議会が発足をいたしたわけであります。お喜びを申し上げます。
 お手元の資料の4でございますが、ご覧をいただきたいと思っております。ここに本協議会委員につきまして、今ほどお決めをいただきました規約第3条第1号から第4号、各号に規定のとおり、名簿に記載の皆様方が就任をされております。委員各位におかれましては、今後の協議についてよろしくお願いを申し上げます。なお、本協議会の会長におきましては、規約第4条第2項におきまして新潟市長をもって充てるとなっております。この際、長谷川新潟市長から会長にご就任をいただきます。
(拍手)

仮議長:吉沢白根市長

 長谷川会長、よろしくお願いを申し上げます。

会長:長谷川新潟市長

 ただいま本協議会の会長という任を賜りました。誠に光栄に存ずる次第であります。同時にこの歴史的な事業につきまして大きな責任をいただいたということで、まさに身の引き締まる思いをいたしております。この協議会の発足までそれぞれの市町村の首長さんはじめ、当局の皆様方、そしてまた各議会の議長さんをはじめとする各議会の皆様方から大変なご尽力をいただきながら、本日のこの会議に至ることができたわけでありまして、改めて皆様方の大変なご努力、ご尽力に対しまして、心から敬意を表する次第であります。
 また本協議会が学識経験を有する5名の方々から参画をいただいているわけでありますが、住民福祉の向上を念頭に活発な議論を通じまして、有意義な成果を生み出したいものと願っているところでございます。今回の合併協議は10市町村という多数による協議でありまして、運営にあたりましては、お互いに十分な連携を図りながら進めていく必要があると思います。政令指定都市の実現を目指した広域合併に向けまして、いよいよ第一歩を踏み出すわけでございます。今後とも皆様方のお力添えを心からお願い申し上げまして、就任のご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
(拍手)

仮議長:吉沢白根市長

 ありがとうございました。規約第6条におきまして会長が議長となると定められております。長谷川会長に議長の席を交代いたしまして、仮議長の職を閉じさせていただきます。大変ありがとうございました。
(拍手)

議長:長谷川新潟市長

 白根市長さん、大変ありがとうございました。それでは議事を続けさせていただきます。
 まず本協議会の副会長でありますが、規約第4条に基づきまして、松原新潟市議会議長、吉沢白根市長、小川豊栄市長、浅見横越町長、阿部亀田町長、安沢西川町長、木村味方村長、星野潟東村長、金子月潟村長、如澤中之口村長よりご就任をいただくことになっておりますので、皆様どうぞよろしくお願いをいたします。
(拍手)

議長:長谷川新潟市長

 次に会長の職務代理でありますが、規約第5条に基づきまして、会長が副会長の中から指名することとなっておりますので、私から豊栄市長であります小川副会長を指名いたしますので、よろしくお願いをいたします。
(拍手)

議長:長谷川新潟市長

 次に本協議会の監査でありますが、規約第11条に基づきまして、会長が委員の中から指名することとなっておりますので、私から河内白根市議会議長、本図亀田町議会議長、宮腰中之口村議会議長を指名いたしますので、よろしくお願いをいたします。
(拍手)

議長:長谷川新潟市長

 次に議題の2、議案第2号の平成14年度新潟地域合併問題協議会予算についてお諮りをいたします。まず事務局の説明をお願いいたします。

事務局:若林事務局次長

 それでは資料2でございますが、議案第2号、平成14年度新潟地域合併問題協議会予算について説明いたします。
 まず、1、総括でございますが、歳入、歳出につきまして800万円を計上させていただいております。次に2ページ、2、歳入でその内訳でございますが、負担金といたしまして700万円計上しております。説明欄に記載のとおり、市町村別には、新潟市463万2,000円、白根市44万8,000円、豊栄市52万6,000円、横越町19万8,000円、亀田町38万円、西川町21万1,000円、味方村14万6,000円、潟東村16万円、月潟村13万8,000円、中之口村16万1,000円となっております。新潟地域広域市町村圏協議会の負担の例にならいまして、均等割15パーセント、人口割85パーセントで計算しているものでございます。
 次に補助金は、県が任意の合併協議会の活動に対しまして補助金を交付いたします、新潟県市町村合併研究支援事業補助金を、限度額の100万円計上いたしております。
 次は3ページでございます。3ページ、3、歳出でございます。歳出につきましてはすべて協議会費でございます。その内訳でございますが、本協議会の開催回数につきましては、年度内に開催可能であろうと思われる回数を事務的に勘案いたしまして、5回とさせていただいております。報酬につきましては、委員報酬で1万3,000円とし、312万円を計上しております。需用費につきましては、協議会の資料作成、消耗品費等や、協議会開催費といたしまして241万7,000円を、役務費といたしましては、協議会会議録作製等で62万9,000円を計上しております。また委託料につきましては、協議会ホームページの開設等としまして78万4,000円を、また使用料及び賃借料につきましては、協議会会場使用料等で104万円を計上しております。
 以上で協議会予算の説明を終わらせていただきます。

議長:長谷川新潟市長

 ありがとうございました。ではただいまの説明につきまして何かご質問、ご意見等ございますでしょうか。ご発言ないようでございます。それでは議案第2号の平成14年度新潟地域合併問題協議会予算につきましては原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
―異議なし―

議長:長谷川新潟市長

 どうもありがとうございました。ご異議ないものと認め、議案第2号につきましては議案のとおり決定いたしました。
 次に議題3、会議運営についてをお諮りいたします。事務局から説明をお願いいたします。

事務局:若林事務局次長

 それでは資料3の会議運営について(案)をご覧いただきたいと思います。資料3でございます。まず1の議題などについてでございますが、1、議題はあらかじめ委員に通知する。会議案内等に記載いたしたいと思っております。(2)資料については原則として事前に配布する。協議会開催前に配布するということでございます。
 次に2、会議の進行につきましては、(1)会長は副会長と連携しながら、迅速かつ効率的な会議の運営に努める。(2)委員は円滑な議事運営に協力する、としております。また、(3)会議は出席委員の大方の賛同をもって進行するとしております。任意協議会は協議を通じまして、あるいは協議を重ねまして委員間の合意を図り、その大方の合意により進めるものとしております。
 次に3、会議、資料等の公開についてでございますが、(1)会議は原則として公開する。(2)会議資料や会議録についても原則として公開する。また(3)協議の結果については報告書としてとりまとめ公開するものでございます。
 以上でございます。

議長:長谷川新潟市長

 ただいま事務局から説明がございましたが、何かこれに関しましてご質問、ご意見ございますでしょうか。
(挙手あり)

議長:長谷川新潟市長

 はい、どうぞ。

込山孝一郎委員

 議題等につきましてあらかじめ通知する、事前に配布するとありますが、おおよそこの内容が、例えば1週間とか2週間前とか、そういうようなものはどういう具合になっておられるのでしょうか。お聞かせいただきたいと思います。それから議事録も作るんだと思いますけれども、会議録も作成することですよね、今説明がありましたが。その辺につきましてもお聞かせいただきたい。

議長:長谷川新潟市長

 それでは、ただいまの質問について事務局お答えできますでしょうか。

事務局:若林事務局次長

 まず議題はあらかじめ委員に通知するものでございますが、これにつきましては、おおよそ会議開催の2週間前には通知を、案内をしたいというふうに考えております。また、会議録につきましては、その会議の長さにもよるところでございますが、1週間から2週間というふうに考えております。以上でございます。

議長:長谷川新潟市長

 よろしゅうございましょうか。ではほかに何かございますでしょうか。
(挙手あり)

議長:長谷川新潟市長

 どうぞ。

清水博恭委員

 豊栄市の清水です。会議運営について若干ご質問申し上げます。今ほど会議運営について、特に3番目、会議あるいは会議資料の公開についてお話がありました。私は今回の任意協の場合についていえば、ここにありますように原則公開ということであるならば、私は会場も考える必要があるのではないかと。特に私は今どのように計画されているのか分かりませんけれども、例えば村上だとか岩船協議会あたりでは、各市町村が持ち回りで開催をしているということも聞いておるわけですが、その辺の計画はどのようになっておるか伺います。

議長:長谷川新潟市長

 会場の設営の計画はどうかということでございます。事務局、何か考えはございますでしょうか。

事務局:若林事務局次長

 集りやすさということを考えれば、新潟市が一番集りやすいのかなという観点はございますけれども、それこそ皆さんの考えの中でまたいろいろ話をいただければと思っております。

議長:長谷川新潟市長

 事務局から話がございましたように、皆さんの集りやすさということと、会議の回数も全部の市町村を回るほどはないと考えられますので、事務局の考えはおおむねここでやったらどうかというご提案のようでございますが、いかがでございますか。

清水博恭委員

 私はですね、今日の会議もそうなんですけれども、確かにマスコミの方々はたくさんおられますけれども、やはりこの協議会に関心を寄せている皆さん方が気楽に傍聴できないという、こういう会場の設定の仕方というのは、私はやはりオープンではないというふうに思うんですね。そういう意味できちんと、このだれでもが気楽に傍聴できるようなそういう会場を、仮に集りやすい新潟市であるならばそういう会場を設定すべきでないでしょうか。いかがでしょうか。

議長:長谷川新潟市長

 これに関連しまして委員の皆様方何かご意見ございますでしょうか。今のご提案に対しまして。この協議会の中で決めればいいことだと思いますけれどもね。
(挙手あり)

議長:長谷川新潟市長

 はい。

川島 勝委員

 今、会場等の設営の方法で提案があったわけでありますけれども、やはりこの種の問題としては私ども委員がやっぱり積極的に議論を交すという意味からして、やはりこういった施設の中でやらないと、事務局であれ、報道関係であれ、また全部が集ってくるには新潟市内のこういうホテル形式の中での会場の設営が一番ベターではないかと思いますので、そのような形の中で事務局のほうで連絡を持ちながら進めていっていただきたいと思うわけであります。ほかの所へ行ったり、あっちへ行ったりこっちへ行ったり、かえって大変だろうと思いますので、そういう意味では今後考えますではなくて、新潟市内の中でやりますよということをはっきり打ち出していっていただきたい。以上であります。

議長:長谷川新潟市長

 いくつかのご意見出ましたけれども、この協議が実のあるものになるためにも、ある程度こういった真剣な討議をされるような場がほしいという観点で、新潟市内で開くというご提案でございましたがいかがでございましょうか。
―異議なし―

議長:長谷川新潟市長

 ありがとうございました。それでは・・・。
(挙手あり)

議長:長谷川新潟市長

 はい。

清水博恭委員

 議長、私は新潟市で開くのであればそれでいいんですけれども、もっと開かれた協議会にすべきでないかと、そういう点での会場を考えるべきではないかという提案をしているんですが。

議長:長谷川新潟市長

 そのことも含めて、各委員がこうやって集中して協議をするという意味ではこのような形のものが望ましいんではないかというご提案でございますので、皆さん、今お諮りいたしましたところ、皆さんから大方の賛同をいただいたものというふうに考えますので、よろしくお願いいたします。そのほか何かご意見ございますでしょうか。
―異議なし―

議長:長谷川新潟市長

 はい。それではほかに意見もないようでございますので、会議運営につきましては原案のとおりと決定することにご異議ございませんか。
―異議なし―

議長:長谷川新潟市長

 はい、ありがとうございました。ではご異議ないものと認め、会議運営については原案のとおり決定いたしました。
 では次に、その他の事項についてであります。今回が初回でございますので、この協議会に関して何かご意見ございましたらご発言をいただきたいと思います。
(挙手あり)

議長:長谷川新潟市長

 どうぞ。

小川竹二委員

 おかげさまで第1回の合併問題協議会、こうして規約から形ができ上がったわけでありますが、ご挨拶にもございましたように大変大きな問題であります。それぞれ市町村に帰られましてこの様子を伝えることは当然でありますが、私は協議会の名でもって決まったこと、考えていること、背景にいる70万の住民の皆さんにアピールをしていく責任があるだろう、こう思っているところであります。今日はこのあとで記者会見等あるようでありますが、しかし、今日ここで第1回目の会議を開くにあたりまして、私はこの目的とするところは何であるのかと、既にいろいろご挨拶の中では政令都市を目指すための合併なんだと、こういうお話もありました。しかし全体の協議の中でそれぞれ市町村で議決をしたり、あるいは説明をしてきたこの形がこの協議会の名において認められるのかどうか、私はここをしっかりする必要があるのではないかと思っております。
 一番最初に規約の審議がございましたが、確かに規約について私どもが考えておりますのは、大規模な包括的な広域合併でありますので、ストレートに政令都市ということは出てこないところでありますが、しかし私どもが立ち上げようとしておりますのは、早い時期に政令都市に移行するような形での仕事をしていこうではないのかと。そしてまた我々もそれぞれの地域の中では政令都市を目指すということで既に説明をしてきたところであります。新潟市議会でも既にそのような決議をされたようでありますが、これらを私は集約をする必要があるのではないだろうか、こう思っております。特に第1回目の協議会でありますから注目されているところでございますので、私はこれからの協議会の目的、それからどのように進めるのか、こういう問題について大方の合意を得て、趣意等について決議を準備するべきではないのか、そんなふうに思ってきました。特にまた西川の議長さんからもご発言がございましたが、これらをこの会の中できっちりまとめていく必要があるのではないだろうか、こう思っております。最初の出発が同床異夢に終わらないように、ひとつ出発点をしっかり確認をしていきたい、こんなふうに思っておりますが、いかがなものでしょうか。
(挙手あり)

議長:長谷川新潟市長

 はい、どうぞ。

阿部學雄委員

 私も今まで私どもの地域でいろいろ住民に話す機会がございましたが、まさに政令指定都市を目指すということをはっきりと申しているわけでございます。今回のこの大同合併というのはいわゆる政令指定都市を、いわゆる資格を得るための合併と、私はそのように考えております。第1回のこの合併協議会におきまして、今、豊栄市長さんがおっしゃいましたように決議というような形で結構でございますから、我々は将来政令都市を目指すんだと内外に向かって強くアピールする必要がある、そのように考えているところでございます。したがいまして豊栄の市長さんのご意見に全く賛成でございます。
(挙手あり)

議長:長谷川新潟市長

 はい、どうぞ。

込山孝一郎委員

 先ほど私はそのことについてやはり明確にすべきであるということで、何らかの形で入れたいと、こういうお話をしたんですけれども、それがかなわないということでもございますし、私も最初からやっぱり合併があってはじめて政令都市が続いていくんだということですけれども、皆さんのご挨拶のようにまず心はやっぱり政令指定都市である、皆、そういう挨拶をしておられるわけですから、合併ありきですけれども、目指すところはそういうことですから、仮に今その他でございますけれども、決議文を作るということになれば、私は何らかの形でやっぱり文章なり、何かにやはり第1回目で残すのが一番いいのではないかという具合に考えておりますので、その案が出ましたので、ひとつここで決議文をそういう意味で作っていただくなり、今時間的な制約があるならば、次の機会にそういうことを作るという前提でご協議いただいて、ご了承いただくということもいかがなものかという具合に考えますので、よろしくお取り計らいをお願い申し上げます。

議長:長谷川新潟市長

 はい、その他・・・。
(挙手あり)

議長:長谷川新潟市長

 どうぞ。

山田洋子委員

 政令都市を目指して本当に住民の、政令都市を目指すこと自体が住民の福祉の向上、発展になるのかというと、私はそれイコール発展だとか福祉の向上というわけではないと思うんですね。政令都市を目指す、どんな政令都市を目指すのか、その目指すことによってどういう政令都市の実像というかそういうものをしっかりとらえていかなければ、ただ政令都市を目指したいというだけでは私はちょっと説得力がないんじゃないか。政令都市というのは、今70万以上といわれていますが、実際には法律的には50万以上であれば政令都市になるということになるわけですから。だからその辺のところ、ただ政令都市というような言葉だけでみんなの気持ちをあれするではなくて、しっかりとしたビジョン、例えば、私は全部これがいいとは思っておりませんけれども、皆さんもいただいていると思いますけれども、都市圏ビジョンというのが先日送られてきました。この中には基本理念として世界に羽ばたく交流拠点の実現とか、そういうようなことも書いてありますが、それがいいのか悪いのか私分かりませんけれども、そういう突っ込んだところまできちっと議論を詰めていった政令都市でなければ、ただ政令都市を目指しましょうということであれば、何か意味がないような気がいたしますが。以上です。

議長:長谷川新潟市長

 はい、ほかに・・・。
(挙手あり)

議長:長谷川新潟市長

 どうぞ。

山田修一委員

 政令都市の問題についてですが、いろいろのご意見もあろうかと思います。ただ私、ここのところはとりあえず第1回目の会議で、合併についていろいろ検討していきましょうという形で集ったわけです。そのあと、どういうふうな形になっていくのか、これを少し見ながら対応していくという点で、今の段階では豊栄の市長さんのご意見もございますが、ある程度様子を見ながらやっていくという形で進めていったらどうかと。実をいうと、新潟の参加している市会議員の中でこの問題について若干意見が出たんです、前、打ち合わせの時に。もう少しこの問題は切り離して考えていく必要があるんではないかと、こういうふうな形で集約されておりますので、そのあたりも意見の一致ができないという場合は、もう少し様子を見て対応していくということでいかがなものかなと思いますが。

議長:長谷川新潟市長

 ありがとうございました。そのほか何か。
(挙手あり)

議長:長谷川新潟市長

 はい、どうぞ。

浅見良一委員

 いろいろご意見が出ておりますが、やはり経過もあるわけです。市議会の皆さんもいろいろやっぱりけんけんがくがくの議論をされまして、まさに今日を迎えたわけでありますが、私も合併は目的でない。100万都市あるいは政令都市は目的ではないんですけれども、やはり私どもの首長や議員の皆さんは市民や町民や村民が安心して安全で暮らせる地域社会をつくると、これが原点なのでありまして、少なくとも政令都市そのものは、今、山田さんがおっしゃったように、それは単に思いつきで書いたんではなくて、相当長い年月をかけて、専門機関も含めて検討して発表しているわけですね。
 私も実は町長になりまして20年になります。そもそも新潟都市圏が変わったのは新幹線と高速道路なんです、関越自動車道。ところが新幹線が開通してまだ20年しかたってないんですよ。昭和57年に開通しました。そして20年です。それから高速道、関越自動車道は30年です。これが17年目になっている。ですから最近なんです。ところがその時から表・裏はなくなるだろうと。そして新潟市は日本海側の最高の都市である。その中でやっぱり経済界も含めて、私は経済なくして地域繁栄はないと思うんです。ですから少なくとも政令都市構想というのは、ただ文言じゃなくて、本当にこの地域経済、社会経済をどう確立するかと、特にこの今の不景気時代にこれを我々が市民や町民や村民に訴えて、そして確たる自信と誇りと自覚と責任を持って、私は進めなければ、この合併は成り立たない。
 そして私が申し上げたのは、小さいことはたくさんある、問題はたくさんありますよ。でもあんまり小さいことにこだわれば、大同がおかしくなってくる。ですから大同を築くということは、まず日本海随一の国際都市、この新潟しかないんですよ。皆さんも大新潟市の市会議員でいらっしゃいますので、当然これは編入ですから、新潟市長と議員の皆さんは失職しないんですよ。我々は、編入する9市町村長は失職するんですよ。その覚悟をして来ているんですから、皆さんから我々周辺の気持ちも汲んでいただいて、当然負担金を見ましてもいかに新潟市が大きいかというのは分かります。したがって、豊栄市長さんもおっしゃったように、やはり新潟市の皆さんからも合併はしたはいいけれども政令都市はしません、のような形では困りますので、その辺の確認もあると私は思っております。したがって政令をやれば、当然区制をつくるわけですよ。その議論も私はすべきだと思う。ですから今の話、この入口に何だのかんだのと言われると、やはり政令を目指してきちっとやって、そしてそのためにはあくまでもこの地域、社会の幸せを求め、地域発展を期すると、そのために政令をやるんだという確認は豊栄市長さんのおっしゃるとおりだと思いますので、私も微力でございますけれども、やはり今までの昔の歴史を見ても、死に生きの戦いをしているんですよ。流血惨事を起こして昭和の合併をやっている。その中で我々はこういう立派なホテルに、クーラーのきいた部屋でやるというのは考えられないんですけれども、私は生みの苦しみを考えた時に、それぞれ責任と自覚を持って決断と実行をすべきでないかと。その責任は皆さんの双肩にかかっていると私はそう思っておりますので、いろいろ言えばいろいろありますよ。でもあんまり小さいことを最初から言わないで、堂々と大道を歩むような形で市民や町民や村民を説得すべきではないか、こういうふうに私は思っております。
(拍手)
(挙手あり)

議長:長谷川新潟市長

 どうぞ、まだご意見が続いているようでございますので。

橋田憲司委員

 浅見町長さんの言っていることは100パーセント分かります。私どもも責任と自覚を持ってきています。その証拠に新潟市議会も5月24日に政令指定都市実現を目指す決議をしているんです。圧倒的多数で決議、成立しているんです。だからそのことは分かるんですよ。だから小川市長さんのおっしゃる第1回目だから、スタートが大事だと、アピールも大事だと、それも分かりますよ。だけど既に小須戸がこれに加わりたいと申し入れが来ているんでしょう。新津も来るんでしょう、いずれは、手続きを踏んで。そうすればそれだけの重みのある、アピールする決議ということであれば、来ることが分かっている人が揃ってからでいいんじゃないですか。そのほうがもっと重みがあるんじゃないですか。県の合併パターンに入っているんでしょう、新津も小須戸も。私ら新潟市議会、そのことについて消極的な人間なんて、まあほとんどが積極的ですから、どうぞそういうことに私らがいささかも揺るぎない気持ちを持っておりますから。ただ私の言いたいのは全部のメンバーが揃ってから、75万になってからでもいいんじゃいないですかということを言ってるんです。さっきの規約の中で、小川市長さんは用意したものもあるやのことを、ちょっと聞き違いかもしれませんが、どうせそういうことをこの会でやるんなら12市町村でやったらどうですか。2回目、3回目には加わるんでしょ、私の見方としてみれば。という意見です。
(挙手あり)

議長:長谷川新潟市長

 もうひとかた、どうぞ。

大橋醇吉委員

 議案審議の段階で、政令指定都市を目指すということを入れろということに対して反対意見を申しましたが、それが何か誤解されているようであります。私は基本的に、政令指定都市に政令で指定されることと、合併とは違うという考えを前から持っております。しかし、浅見町長さんが言われたように、そんなけちな問題でこの協議会がその先駄目になるなんて脅かされたら、黙っておれません。節操がないようでありますけれども、今審議中でありますので、反対意見の方、要するに今まで新潟の市長もそう言われてまいりましたけれども、政令指定都市を目指すといって町民を説得された諸君はやっぱり必要だと思いますので、今審議中だと思いますので、こういう代案で本会議でこのような決議をしてもらいたいという案を出してからお話なさってはいかがでありますか。

議長:長谷川新潟市長

 はい、そのほか。
(挙手あり)

大野 久委員

 今、お話を聞いていると、合併の理念の意義付けをどうするか、合併理念というものの意義付けをどこへ持っていくか、政令都市に持っていこうというお話でございますが、私どもはそれに反対するものではないんです。ただ、政令都市というのは制度上の問題です。総務省がこれに決定を下す問題です。したがって私ども新潟市としては、これを政令都市を目指すという決議の本当の意味は、理想として掲げるというふうに我々は考えているわけです。
 しかしながら、いわゆる合併をするということは、地方分権制のもとで、平成の大合併という大きな流れの中で、私どもはやはり皆さんと手を携えて将来都市機能として、いわゆる中核市から政令市になりたい、進むべきだと、こういうことについては皆さんと気持ちが一緒なんです。ただ問題は、我々はその前に地方都市として存在感のある大きなまちをつくったらどうだ。その存在感というものは日本海側の一番大きな都市になるんだ、なっているんだ、その位置付けを守るんだ。あるいは皆さんが一緒になると、今新潟市の農地は7,790ヘクタールございます。しかし、皆さんが一緒になれば、2万9,876ヘクタールという、新潟県内ないしは日本においても一番大きな農地を抱えるいわゆる都市になるんだ。
 したがってそういうほかに、まだ我々の地域にはいわゆる重要港湾といわれる港が、西港があり、東港がある。あるいは、ともかく国際空港を持っている。そういう所在地であって、商業集積というものをこれからもさらに大きくしていかなければならない。あるいは日本海の、日本の窓口としての位置付けも我々は作り上げなければならん。あるいは我々が考えているものは、信濃川あるいは阿賀野川の二大河川を有する最終的ないわゆる大きな都市になるということについて、県庁所在地があり、さらにスワン羽ばたくすばらしい新潟市をつくろうと、それがいわゆる我々の合併の眼目になっているわけであります。
 したがって、決して皆さんのご意向と違うものではない。政令都市を目指すことは間違いない。しかしその前に、いわゆる地方都市として、日本においても、新潟県はもちろん、日本においても新潟市というものは、あるいは我々みんなが合併した後のまちというものが存在感のある、いわゆる大きな地方都市になっているということを我々は目指して、今、合併問題というものについてこうやって皆さんと顔を合わしているわけです。
 したがって、いわゆる合併の理念の意義付けをあくまでも政令都市というふうにお考えになるのも結構ですけれども、もう少し、もう一ランク落として、大きい地方都市をつくろうじゃないか、それから政令都市に向かっていこうじゃないか、こういうふうに我々は考えているわけです。
 政令都市は皆さんも知っているとおり、総務省のほうではともかく80万~100万という都市になれば政令都市に指定しておったのが、70万で今は指定をいたしますよ、可ですよ、こういうことを言っている。ただし、弾力的に検討するというふうに言っているわけですね、総務省は。さらに総務省の行政課の皆さんは、既存の都市と比較をした上で慎重に審査すると、こういうふうに言っているわけでありますから、我々がまず第一に大同団結をして大きな都市をつくる。そしてその後に政令市に向かって我々は力を合わして前進をしていくという形の中で、今日のいわゆる合併協議というのが行われることを私は望んでいるわけであります。
 大変失礼な言い方でありますが、なんだかんだ言っているけれども、みんな意見はいろいろなことを言っていますけれども、全く政令市に対してはみんなが希求している、あるいは理想としているということについては間違いないんですから、その後のことをどうかひとつ上のほうで考えて、次なることをどうするか、こういうことをひとつ前進的に考えていただければありがたい、かように思っております。
(挙手あり)

議長:長谷川新潟市長

 はいどうぞ。ご意見どうぞ。

河内新平委員

 それぞれ大変立派な字句を並べてご発言がございますが、帰する所は皆同じわけであります。今まで私どもが営々と努力をして本日ここに新潟地域の合併問題協議会が、規約を満場一致で承認をして出発をするわけであります。これに尽きるわけであります。新潟地域を大きくして、みんなで進もうじゃないか。総務省が何を言おうと、県が何を言おうと、私どもが大きなまちづくりをやりましょうと、それに尽きるわけでありますから、第一歩を踏み出したわけですから。あと政令指定都市とか、これなんぼ出たって政令指定都市を目指しているわけでありますから。日本海側で政令指定都市になれるのは新潟だけだと私は誇りを持っているんです。
 したがって、どんどんどんどん皆さんと協議をして、地道に下から積み上げて協議をして、合併が17年の3月に終われば、やがて政令指定都市になるんですよ。何もうたわなくたって。みんながそう思ってやっているんですから。だからここで、無駄なというと大変失礼になりますが、お互い同じ気持ちで、同じ発言をしていらっしゃるわけですから。まず前進しましょうや。そうでしょう。立派なことを言いごっこしたって、私どもがつくるんですよ。政府がつくるんでもない。だからまずもって決めたこの規約に沿ってみんなで汗をかきましょう。そこで立派なものができてくるわけでありますから。全部で手を取り合って。私は、だからまず挨拶の最初の時、何にも言いませんでした。お互い目的達成のために手を握って頑張りましょうという一言だけしか言いませんでした。それなんですよ。頑張りましょう。
(挙手あり)

議長:長谷川新潟市長

 はい、どうぞ。

小川竹二委員

 私は口火をきって皆さんに大変時間をとらせておるようでございまして恐縮でございますが、山田委員さんのおっしゃられました政令都市の問題、現行の政令都市の制度については大変欠陥がいろいろあります。その辺については将来的には私は地方分権で提起をされている住民自治の問題、財源の問題、これらの補完をしていきませんと我々が納得のいくような政令都市はできないだろうと、こう私は思っております。そういう意味で、私はお許しをいただければ地方分権時代にふさわしい政令都市、こういうものを目指すように研究しようではないかと、こういうことをご提案申し上げたわけであります。
 大野先生がおっしゃられましたことについても当然でありまして、我々がどう四股を踏んでみても、人口要件ができたから、はい、いいですよというものでもない。しかし、政令都市ができた暁にはどういう制度を仕組んでおくべきかと、こういう準備は私はいると思うんですね。そういうものをしっかり考えていかなければ駄目だろうとこう思うんですが、今日はここで論議をしても結論は出ないだろうと私は思ってます。
 しかし、私どもの思いをどこかで出発点で一致をさせませんと、私はすれ違いが大きくなるだけではないだろうか。そしてまた、これから事務当局が我々の命を受けていろいろな形で行政サービス等を整理していくわけでありますが、その辺が我々の考えていることが事務当局にしっかり伝わらないと、私は結果的にはまた違った結果が出てくるだろうとこう思います。そんなことがございますから、山田修一委員さんのおっしゃることをやっていけばだんだん形ができるんではないかとこういうことではなくてですね、合併の理念、これをしっかり共通にして作業を続けるべきだと、こう思っております。
 それで誠にせんえつでありますが、そんな思いで私は勝手に決議案を作ってみました。お許しいただければ、今日はお読みいただいて、次回のあたりのところでご意見をいただいて、どうだろうかなと思うんですが。今日まとめるというのは恐らくできないだろうと、こう思っております。ご意見を事務局を中心にして、次の機会にもう少し方向性を明確にしたような協議会にしてほしいとこう思っております。以上でありますが、どうもお騒がせをしたようでありますが、ひとつこの辺でまとめていただきたいと思っております。

議長:長谷川新潟市長

 それでは皆さんの大方のご発言が済んだようでありますので、議長として取りまとめをさせていただきたいと思います。皆さんのいろいろなご意見を伺いますと、政令指定都市を目指すということについてはどなたもご異議がございません。しかし、どういう形のものを目指していくのか、その合併の協議の理念というものは何なのかということについては、少しいろいろな意見があるようでございます。そういうことを考えますと、今日はとても決議をするとかそういう段階には至りませんで、これから本合併協議会の理念をどういうところに求めるのか、政令指定都市を目指すということについてどういう意思統一をするのかということについて、少し事務方も含めた協議が必要だと思います。したがいまして、小川市長さんからご提案がありました、決議案文までご用意していただいているようでございますが、それもぜひ事務当局のほうにお出しいただきまして、そういったことを参考にさせていただきながら事務方で少し練っていただきたい。
 加えて、近く、新津市さん、小須戸町さんも参加が見込まれるところでございますので、皆さんのそろったところでご協議をいただいて、我々の統一見解をまとめるという段取りが望ましいのではないかと思います。次回、新津市さん、小須戸町さんが参加をいただければ、そこでも協議ができますが、1回で結論が出なければさらにもう1回やるという形で、せっかくの機会でございますので十分な審議をすることが必要だと思います。いかがでございましょうか。
(拍手)
(挙手あり)

議長:長谷川新潟市長

 はい、どうぞ。

大橋醇吉委員

 小川市長さんがわざわざ決議案文ができたというんだから、これだけ論議をしてそれをまとめないと、しこりが先々まで残ると思うから、いっそのこと決議案をみんなに示して。私だって決議案がよければ賛成しますよ。それは規約の審議とは違いますもの。やっぱりしこりの残らないようにやってください。

議長:長谷川新潟市長

 しこりの残らないように、小川市長さんの案を事務方に出していただいて、十分それをベースに協議をしながら、小川市長さんも納得いただくようなまとめをして皆さんにお諮りをするということにしたいと思います。いかがでございましょうか。
―異議なし―
(拍手)

議長:長谷川新潟市長

 では大方のご賛同をいただいたようでございますので、そのようにさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いをいたします。
 それでは大方のご意見も出たようでございますので、次に、次回のスケジュールについて事務局からお知らせをいたします。

事務局:若林事務局次長

 次回につきましては、10月25日、金曜日でございますが、午前中の開催を予定しております。開催案内につきましては、議題等の決定後、改めて送付させていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。以上でございます。

議長:長谷川新潟市長

 ありがとうございました。ではこれをもちまして本日の日程はすべて終了いたしました・・・。はいどうぞ、任意協議会でございますので。

清水博恭委員

 今の、今後の日程の関係についてですけれども、どんな審議のやり方を今後考えておられるのか。先ほどの提案では、とにかく5回ほど協議会を考えているということでありますが、その辺のスケジュールも含めてお聞きしたいと思います。

議長:長谷川新潟市長

 どの会議に何をやるかは全く決まっておりませんので、5回程度というのは予算上のことでございますが、議題についてはあらかじめ委員にお配りした上で会議をもちますので、ご理解をいただきたいと思います。
 皆様方には会議運営に大変ご協力をいただきまして誠にありがとうございました。活発なご意見をいただきまして、大変意義のある第1回となりました。感謝を申し上げまして閉会のご挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

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