船見下水処理場における実証実験の実施について
最終更新日:2026年9月25日
船見下水処理場における実証実験の実施について
新潟市では、船見下水処理場の再構築における省スペース化及び事業期間の短縮に向けた技術の有効性を検証するため、以下の実証実験を実施します。
また、本市では、今回の実証実験に加え、今後も公募により様々な技術の実証実験を実施し、船見下水処理場の再構築に向けた技術の検証を進めていく予定です。
実施の背景
船見下水処理場は、昭和39年(1964年)に供用を開始した本市最初の下水処理場であり、新潟地震による被災を経て昭和42年(1967年)から本格的な下水処理を開始しました。現在も本市の基幹的な下水道施設として運転を続けており、処理能力は1日当たり39,000m3で、市民生活の衛生環境の向上や公共用水域の水質保全に重要な役割を担っています。
供用開始から60年以上が経過し、施設の老朽化が進行していることから、将来にわたり安定した下水道サービスを提供するため、下水処理場の再構築が必要な状況となっています。
ただし、下水処理場の再構築にあたっては、既存施設を稼働させながら工事を実施する必要があるため、施工スペースの確保や事業期間の長期化が課題となっています。
このような課題の解決に向け、令和7年9月に公益社団法人日本下水道協会が主催し開催した「下水道タウンマッチング」において、本市は「処理場・ポンプ場の現有地再構築」をテーマとして技術提案を募集しました。
その結果、水ingエンジニアリング株式会社から、膜分離活性汚泥法(以下、MBR)を活用した技術提案がありました。MBRは、最終沈殿池を必要としないことから施設のコンパクト化が可能であり、処理場再構築時の省スペース化や事業期間の短縮が期待されます。
このたび、その有効性を実施設で検証するため、実証実験を実施するものです。
実証実験の概要
| 実施場所 | 船見下水処理場(新潟市中央区船見町) |
|---|---|
| 実施期間 | 令和8年8月~令和9年5月(予定) |
| 実施者 | 水ingエンジニアリング株式会社 |
| 実証技術 | 膜分離活性汚泥法(MBR) |
| 実施内容 | 低水温条件下における下水処理性能の確認 維持管理方法の検証及び評価 省スペース化への有効性の検証及び評価 |
| 費用負担 | 原則として実施者が負担する。 |
(水ingエンジニアリング株式会社提供)
<膜分離活性汚泥法(MBR:Membrane Bio-Reactor)>とは
微生物によって有機物などを分解・除去する活性汚泥法と、膜を用いて処理水と活性汚泥を分離する膜ろ過技術を組み合わせた下水処理技術です。
従来の標準活性汚泥法では、最終沈殿池で活性汚泥を沈殿させ、処理水と分離していたのに対し、MBRでは反応タンク内に設置した膜分離装置によって処理水と活性汚泥を分離します。このため、最終沈殿池を省略でき、処理施設の省スペース化が可能となります。
実証実験で確認する事項
本実証実験では、MBRの実施設への適用可能性について検証するとともに、処理場再構築時における省スペース化及び事業期間短縮の効果を評価します。
また、本実証実験により得られた成果は、今後の船見下水処理場の再構築及び本市下水道施設の改築・更新における基礎資料として活用します。
周辺環境への配慮
実証実験は処理場敷地内で実施し、既存の下水処理機能を維持しながら進めます。
また、関係法令等を遵守するとともに、周辺環境や市民生活への影響が生じないよう十分配慮して実施します。
お問い合わせ
新潟市 下水道部 下水道管理センター 施設整備課 施設計画グループ
電話:025-281-9207
E-mail:seibi.ps@city.niigata.lg.jp

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