下水道管路の調査について

最終更新日:2025年5月8日

 埼玉県八潮市で発生した下水道管の破損に起因すると考えられる道路陥没を受けて、本市独自の取り組みとして、下水道管路の緊急点検を進めてきたところですが、令和7年3月18日付で国土交通省から全国の自治体に対して「下水道管路の全国特別重点調査」の実施について要請がありましたので、国からの要請に基づき、下記のとおり下水道管路の調査を実施します。
 また、これまで進めてきた下水道管路の緊急点検について、現地調査及び調査データの解析作業が完了しましたので、その結果と今後の対応をお知らせします。

下水道管路の全国特別重点調査

(1)本市における調査対象
 内径2m以上かつ1994年度以前に設置・改築された管路約35km
 うち、優先的に実施すべき箇所約1km
ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。別紙1(PDF:4,135KB)


[優先的に実施すべき箇所]

  1. 八潮市の道路陥没現場と類似の構造・地盤条件の箇所
  2. 構造的に腐食しやすい箇所または過去の調査で腐食が確認され未対策の箇所
  3. 緊急輸送道路で下水道起因の陥没履歴がある箇所
  4. 沈砂池の堆積土砂が顕著に増加した処理場・ポンプ場につながる管路

(2)調査方法

  • 人が管路内に入って行う目視やテレビカメラによる調査
  • 管路内の破損状況等による緊急度判定
  • 緊急度が高いと判定された箇所では、空洞探査車等による路面下の空洞調査
    (異常信号が検出された箇所では、開削調査等による詳細な空洞確認を実施)
  • 優先的に実施すべき箇所では、緊急度が低い箇所も打音調査等による詳細調査を実施

(3)調査期間
 優先的に実施すべき箇所は夏頃までに、それ以外の箇所は令和7年度内に実施

本市独自の緊急点検(報告)

1)点検対象
 内径2m以上で整備後25年以上経過し、汚水が流入する未対策のコンクリート管が埋設されている道路(約3.2km)

(2)点検方法及び点検期間

  • 巡回目視による道路路面の点検:令和7年2月3日(月曜)
  • 目視によるマンホール内部の点検:令和7年2月5日(水曜)~2月13日(木曜)
  • 空洞探査車による現地調査:令和7年2月20日(木曜)~2月21日(金曜)
  • 補足調査及びデータの解析:令和7年2月25日(火曜)~4月30日(水曜)

(3)点検結果
 3月14日に緊急対応を実施した1箇所(※)のほかに、深さが極めて浅い異常信号は検出されませんでしたが、空洞の可能性がある21箇所を抽出しました。
 なお、今回の調査は、空洞探査車等による現地調査の結果であり、現時点で空洞の有無を確認したものではありません。
※令和7年3月15日付報道資料の箇所
ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。別紙2(PDF:3,435KB)

(4)今後の予定
 道路陥没を未然に防止するため、空洞の可能性がある21箇所については、開削調査等を行い、空洞が確認された場合は、埋め戻しや路面復旧を速やかに実施します。
 また、今回の路面下空洞調査における異常信号が検出された道路下の下水道管について、目視調査を実施した結果、大規模な道路陥没に直結する管路内の大きな異常はありませんでしたが、その他確認された軽微な異常箇所については、速やかに修繕を行うとともに、引き続き、下水道管路の計画的な維持管理により道路の安全確保に努めます。

(参考)これまでの経緯
令和7年1月28日、埼玉県八潮市で道路陥没事故発生
令和7年1月29日、国土交通省が下水道管路の緊急点検の事務連絡を発出(本市は緊急点検の対象施設なし)
令和7年2月3日、本市が独自に下水道管路の緊急点検を開始
令和7年2月21日、国土交通省が「下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策検討委員会」を設置
令和7年3月18日、国土交通省が「下水道管路の全国特別重点調査」を要請

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下水道管理センター 維持管理課

〒950-1146 新潟市中央区太右エ門新田1422番地3
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