2024発掘調査現地説明会(今年度は終了しました・説明会資料を掲載しています)

最終更新日:2024年10月30日

今年度、新潟市では開発に伴う発掘調査を西蒲区と江南区で実施しています。
西蒲区の茶院(ちゃいん)A遺跡と馬堀上組(まぼりかみぐみ)遺跡は県営ほ場整備事業、江南区の五番田(ごばんだ)遺跡は主要地方道新設工事に伴う発掘調査です。
各遺跡では発掘調査の成果や現場を市民の皆さまに公開する現地説明会を開催します。
茶院A遺跡と馬堀上組遺跡は10月19日(土曜)に、五番田遺跡は10月26日(土曜)に現地説明会を開催しました。

茶院A遺跡発掘調査現地説明会を開催します(終了しました)

打越(うちこし)地区ほ場整備事業に伴う茶院A遺跡の発掘調査現場を一般公開します。
発掘調査中の現場にて、調査員が解説をするほか、現場事務所で出土品と写真パネルの展示を行います。
なお、荒天の場合は現場事務所での出土品・パネル展示のみとなります。

日時

令和6年10月19日(土曜)午前10時から正午、午後1時から午後3時(最終受付は午後2時20分)

  • 随時、現場をご案内しますので、時間内のご都合の良い時にお越しください。
  • 申込みは不要です。直接会場へお越しください。
  • 参加費無料

会場

新潟市西蒲区打越

会場へのアクセス

  • 巻潟東インターから県道9号を中之口方面へ進み、「明和工業」様を南へ右折。当日は会場周辺に案内看板を設置します。
  • 会場周辺は道が狭いため、注意してご通行ください。


茶院A遺跡現地説明会会場へのアクセス図

見どころ

奈良時代・平安時代・鎌倉時代の人々が暮らした跡が見つかっています。
東西に長い調査区のうち、中央部の微高地に竪穴(たてあな)建物の一部や掘立柱(ほったてばしら)建物を構成すると考えられる柱があり、東西両端の低地部分は水田として利用されています。
調査区の幅が狭いため竪穴建物の全体は調査できませんが、長辺約3.2メートルの奈良時代の竪穴建物からは、カマドの部材とされている棒状の土製品や地面が焼けた跡(炉跡)が見つかりました。
また、昨年に引き続き水田跡も見つかりました。鎌倉時代の水田と推定しています。
このほか、中国の唐や宋の時代に使われていた古銭、古銭とほぼ同じ時期の青磁椀の破片なども出土しました。

問い合わせ先

新潟市文化財センター 電話:025-378-0480
当日の問い合わせ先 茶院A遺跡現場事務所 電話:080-2247-0738

馬堀上組遺跡発掘調査現地説明会を開催します(終了しました)

馬堀(まぼり)地区ほ場整備事業に伴う馬堀上組遺跡の発掘調査現場を一般公開します。
発掘調査中の現場にて、調査員が解説をするほか、現場事務所で出土品と写真パネルの展示を行います。
なお、荒天の場合は現場事務所での出土品・パネルの展示のみとなります。

日時

令和6年10月19日(土曜)午前10時から正午、午後1時から午後3時(最終受付は午後2時30分)

  • 随時、現場をご案内しますので、時間内のご都合の良い時にお越しください。
  • 申込みは不要です。
  • 参加費無料

会場

新潟市西蒲区馬堀

会場へのアクセス

  • お車でお越しの場合は会場には駐車場がありませんので、巻潟東インター駐車場をご利用ください。駐車場から会場まで無料送迎いたします。送迎車乗り場については、第1駐車場から第3駐車場にいる誘導員がご案内します。
  • バイク・自転車ご利用の場合は直接会場までお越しください。


馬堀上組遺跡現地説明会会場へのアクセス図

見どころ

現在の馬堀集落のすぐ脇の水田に位置する遺跡です。
当時の人の暮らした住居は見つかっていませんが、井戸が複数見つかっていることから近くに村があったと考えられます。
珠洲焼(今の石川県珠洲市で焼かれた陶器)や白磁(中国製の高価な磁器)、渡来銭(中国製の古銭)が見つかっていることから、鎌倉時代ごろの遺跡であると考えられます。
「馬堀」という地名は戦国時代の上杉家に関連した文書に登場するのが初出ですが、それより古い鎌倉時代にも村が営まれていたと推察できます。

問い合わせ先

新潟市文化財センター 電話:025-378-0480
当日の問い合わせ先 馬堀上組遺跡現場事務所 電話:090-4933-9169

五番田遺跡発掘調査現地説明会を開催します(終了しました)

主要地方道新潟中央環状線新設工事に伴う五番田遺跡の発掘調査現場を一般公開します。
発掘調査中の現場にて、調査員が解説をするほか、現場事務所で出土品と写真パネルの展示を行います。
なお、荒天の場合は現場事務所での出土品・パネル展示のみとなります。

日時

令和6年10月26日(土曜)午前10時から正午、午後1時から午後3時(最終受付は午後2時30分)

  • 随時、現場をご案内しますので、時間内のご都合の良い時にお越しください。
  • 申込みは不要です。直接会場へお越しください。
  • 参加費無料

会場

新潟市江南区茅野山
会場へのアクセス

  • 国道403号および国道49号には案内看板を設置いたしません。誘導員は亀田総合体育館の南東側交差点と仮設道出入口のみに配置する予定です。下記のアクセス図をご覧いただきお越しください。当日、道に迷われた場合はご連絡ください(当日連絡先:080-2615-6157)。
  • 会場へは仮設道を通ります。誘導員の指示に従って注意してご通行ください。


五番田遺跡現地説明会会場へのアクセス図

見どころ

五番田遺跡は、地面からとても深いところで発掘調査を行っています。地面を2.5メートルから3.3メートル掘り下げて、ようやく見つかりました。大人の背丈よりもずっと深いところに遺跡があります。調査が大がかりで、国道403号から横目でご覧になっていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最大の発見はこの遺跡が、新しく発見された新潟市内で一番古い砂丘で営まれたことです。五番田遺跡のある砂丘は、今まで確認されていませんでしたが、新潟市内の砂丘の中で一番内陸に位置していることから一番古い砂丘であると考えられます。
遺跡からは縄文時代終わり頃の土器や石器、奈良・平安時代の建物跡などが見つかっています。いろいろな時代の人々がこの砂丘で生活していたことがわかりました。

問い合わせ先

新潟市文化財センター 電話:025-378-0480
当日の問い合わせ先 五番田遺跡現場事務所 電話:080-2615-6157

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このページの作成担当

文化財センター(まいぶんポート)

〒950-1122 新潟市西区木場2748番地1
電話:025-378-0480 FAX:025-378-0484

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