サイチョのごみと資源の川柳

最終更新日:2022年9月29日

審査

サイチョプレス7月号で募集した「サイチョのごみと資源の川柳」に 425作品のご応募をいただきました。ありがとうございました!その中から審査により優秀9句を選出しました。優秀9句はサイチョプレス紙面上でも複数号にわたってご紹介します。審査員を務めたのは下記の3名です。
(審査委員長)歌人    山倉洋子 新潟県川柳連盟顧問
(審査委員) ライター  横田孝優 ザツダン株式会社代表取締役、コピーライター
(審査委員) 環境有識者 堀内正徳 新潟市環境部循環社会推進課長
※9/28付で受賞通知と景品を発送しました

優秀9句

くず野菜 妻は上手に ごちそうに (80代 小川友子さん)
【講評】夫が食品ロス削減に取り組む妻を温かく見守る姿が想像できる微笑ましい作品。(審査員/循環社会推進課長 堀内正徳)

ふようひん ゆずったさきでは ひつじゅひん (臼井小学校4年 小林茉央さん)
【講評】捨てるほうが簡単だけど、次に使う人を探すのも社会の一員としての責任かもしれない。そんなことを考えました。(審査員/コピーライター 横田孝優)
同じ品物でも所有している人によって価値が変わるということをストレートに表現し、資源の大切さを訴えた作品です。(審査員/循環社会推進課長 堀内正徳)

ポイ捨てで あなたの運も 捨てている (50代 いよさん)
【講評】スカッとして気持ちのいい作品である。悪いことをしたら、その悪さは自分のところへ戻ってくるという戒めも含んだ大人の作品である。(審査委員長/新潟県川柳連盟顧問 山倉洋子)

エコバッグ おしゃれとエコの 二刀流 (30代 柿っこさん)
【講評】エコバッグはいい。「二刀流」の下五も魅力的で、女性にも男性にも楽しい川柳として通じたのではないか。(審査委員長/新潟県川柳連盟顧問 山倉洋子)

分別を 孫におそわる 8時前 (70代以上 秋山正幸さん)
【講評】ごみの分別を遠慮がちに尋ねる作者と優しく教えるお孫さんの姿が想像できる微笑ましい作品です。(審査員/循環社会推進課長 堀内正徳)

子に見せる 要らない物は 買わぬ癖 (60代 タキミタロウさん)
【講評】成長していくお子さんに資源の大切さを教えようとする温かい親心が伝わってくる作品です。(審査員/循環社会推進課長 堀内正徳)

冷蔵庫 買い物上手で 密避ける (70代以上 相沢健さん)
【講評】調べると冷蔵庫の詰め過ぎは電気を多く使う可能性があるそう。勉強になりました。密という表現もキャッチー。(審査員/コピーライター 横田孝優)

作りすぎ 減らして脂肪も ゴミも減る (40代 小林ゆみさん)
【講評】フードロスよりもダイエットのほうが身近かも。視点を変えることで上手に啓発につなげた一句だと思いました。(審査員/コピーライター 横田孝優)

マイ箸を 持ってるだけで 一日一善(一膳) (40代 笹川和人さん)
【講評】一日一善(膳)がチャーミングで印象的。心に残れば行動にもつながるはず。啓発効果も高い一句だと思います。(審査員/コピーライター 横田孝優)


優秀9句のほかに審査員から好評だった句をご紹介

歩数計 チラリ見ながら ゴミ拾う (70代以上 與一郎さん)
【講評】いいことをしているのに、何か照れくさいのだ。何げない様子でチラッと歩数計を見たふりをしてゴミを拾って、そそくさと通っていった。(審査委員長/新潟県川柳連盟顧問 山倉洋子)

断捨離を したのネごみの 嵩語る (70代以上 阿部しげこさん)
【講評】まだ、もったいないものもいっぱいあるのだが、あちこちから断捨離を騒がれている。エーッイ思い切って断捨離だ!心意気!(審査委員長/新潟県川柳連盟顧問 山倉洋子)

プラゴミが 巡りめぐって 我が口に (70代以上 與一郎さん)
【講評】ドキッとする一句ですが、だからこそ啓発につながると感じました。人間も自然の一部なんですよね。(審査員/コピーライター 横田孝優)

捨てないで 固いキャベツも 汁の具用 (50代 吉沢純子さん)
【講評】「今夜の夕食作りでやってみよう」とすぐに実行できる点が素晴らしいです。啓発のスピードに優れた一句。(審査員/コピーライター 横田孝優)

子供らの 未来へ貯金 エコ活動 (50代 冬子さん)
【講評】子どもたちの未来が、幸せで明るい社会であるようにという願いはどんな親でも同じ。未来への貯金とエコ活動。大人の、親の鏡だ。(審査委員長/新潟県川柳連盟顧問 山倉洋子)

野菜くず 集めて煮れば ベジブロス (50代 徳吉恵子さん)
【講評】資源を大切に考えながら、楽しそうに野菜を煮出している姿が想像できる作品です。(審査員/循環社会推進課長 堀内正徳)

分別で 身に付きました ふんべつ力 (70代以上 岡本京子さん)
【講評】分別するうちに真の豊かさに対する考えなどがだんだん身についてきたと解釈できる、広がりのある作品です。(審査員/循環社会推進課長 堀内正徳)

「ごみじゃない ボクは資源さ」包装紙 (30代 柿っこさん)
【講評】資源として使える包装紙が可愛らしく自己主張をする擬人法が微笑ましい作品です。(審査員/循環社会推進課長 堀内正徳)

3R ゴミも天下の 回りもの (50代 Reサイコー!さん)
【講評】3Rの輪からモノを脱落させないことがごみ削減に繋がる。生活者の全員参加を促す一句だと思いました。(審査員/コピーライター 横田孝優)

いつか着る 思いは崩れ 再生へ (70代以上 マキさん)
【講評】楽しい時間を過ごす予定が何らかの理由でできなくなり再利用した残念に思う気持ちが伝わってくる作品。(審査員/循環社会推進課長 堀内正徳)

残ったら リメイク料理で 新メニュー (60代 シェフ子さん)
【講評】聡明な明るい女性だ。家の中はきっと幸せでいっぱい。知恵がリメイク料理を生んでいく。(審査委員長/新潟県川柳連盟顧問 山倉洋子)

今じゃもう 竜宮城は ゴミ屋敷 (70代以上 坂田康雄さん)
【講評】海の季節もようやく終わった。竜宮城も静かさを取り戻しただろうか。ペットボトルやあき缶でごみの山にはなっていないだろうな。(審査委員長/新潟県川柳連盟顧問 山倉洋子)

マイ箸で 食べるご飯は 特別感 (30代 コマキちゃんさん)
【講評】少し面倒くさいマイ箸を、「特別感」という表現で前向きに捉えている点が素敵。マイ箸が欲しくなります。(審査員/コピーライター 横田孝優)

募集案内

ごみ分別、ごみ拾い、プラスチックごみ、食品ロスなど日頃の生活の中での「ごみと資源」を題材とした川柳を募集します。(応募作品数に制限はありませんが、選出は一人一作品です)

審査員により優秀句に選ばれた作品はサイチョプレスに掲載されます!

応募方法: はがき もしくは 外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。川柳応募フォーム(外部サイト)

宛先  : 〒950-0134 新潟市江南区曙町3-2-20「サイチョの川柳事務局」

応募期限: 令和4年8月31日(水曜)必着

応募資格: 新潟市内在住の方

記載内容: 住所、氏名、年齢、性別、電話番号、作品(川柳)、希望の場合はペンネーム

賞品  : 優秀句に選ばれた8人に「サイチョグッズ詰め合わせ」、応募者の中から抽選で20人に「ぐでたまのマイバック」をプレゼント

注意事項: 応募作品は今後の普及活動に利用する可能性があります。個人情報は本事業以外では使用しません。

このページの作成担当

環境部 循環社会推進課

〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館2階)
電話:025-226-1423 FAX:025-222-7032

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