公設浄化槽による整備

最終更新日:2020年4月1日

 合併処理浄化槽による整備が適している地域では、下水道と同程度のご負担で利用していただけるよう、市が浄化槽を設置し維持管理を行う「新潟市浄化槽整備事業」を平成23年度より実施します。
 新潟市の下水道普及率は86.0%(平成30年度末現在)で、市街地では整備がほぼ完了しており、今後の汚水処理施設整備の中心は農村地域です。農村地域では急速に進む高齢化や人口減少等に配慮し、地域の実情・住民ニーズに合った効率的な整備が求められています。
 平成31年度に策定した「第二次新潟市下水道中期ビジョン」では、快適な生活環境の実現と良好な水循環の創出を図るため、コスト比較により地域に最も適した整備手法を取り入れ、総合的な汚水処理の推進により汚水処理未普及地域の早期解消を目指すこととしました。

合併処理浄化槽と単独処理浄化槽

合併・単独処理浄化槽

 浄化槽にはトイレの排水だけを処理する「単独処理浄化槽」とお風呂や台所などからの排水(生活雑排水)もまとめて処理することができる「合併処理浄化槽」があります。
 家庭から出される生活排水の中でも、もっとも汚れがひどいのは実は台所からの排水なのですが、単独処理浄化槽では生活雑排水を処理することができません。
 生活排水処理を進め、きれいな川や海を守るためには、合併処理浄化槽の整備が必要なのです。
※現在は単独処理浄化槽を新たに設置することはできません。

BOD比較

「BOD」とは

 水中の有機物を微生物が分解するときに消費する酸素の量のことで、この数字が大きいほど水が汚れていることになります。
 一般家庭の生活で1人が一日に排出する汚水には約40グラムも「BOD」が含まれています。川や海に流れ出る汚れの量を減らすために、合併処理浄化槽で処理する必要があるのです。

合併処理浄化槽のしくみと役割

合併処理浄化槽は各家庭から出される汚れた水を、きれいにしてから側溝や川へ戻します。

(1)お風呂、トイレ、洗濯、台所など、各家庭で使用した水は、汚水と呼ばれます。

(2)汚水は管を通り、各家庭に設置された合併処理浄化槽へ運ばれます。

(3)合併処理浄化槽の内部は嫌気ろ床槽や接触ばっ気槽などに分かれていて、微生物の働きにより汚水をきれいにします。

(4)合併処理浄化槽で処理された排水は、側溝や河川へと放流されます。

このページの作成担当

下水道部 経営企画課

〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館2階)
電話:025-226-2959 FAX:025-228-2209

このページの作成担当にメールを送る

本文ここまで

サブナビゲーションここから

注目情報

    サブナビゲーションここまで