1.BRT協定締結延期及び連節バス追加導入について

最終更新日:2020年7月8日

受付日:令和2年4月20日 年齢:50歳代

ご意見・ご提案

 令和2年4月10日記者会見において、BRT協定締結延期に関する記者質問に際して、市長は「協定締結延期の背景には、新潟交通が乗務員不足により前回協定分相当の総走行距離数維持が難しく、新潟市側の意向と折り合っていない」というニュアンスの説明をされたと認識しています。
 さて、昨年市長は「新潟市による連節バスの追加購入中止」を高らかに宣言された訳ですが、そもそも連節バスがどのような背景・経緯に基づいて導入に至ったかをご理解されているのでしょうか?「平成24年2月 BRT基本方針策定時のQ&A」において「都心部の1日あたりの運行本数は、連節バスを8台導入した場合では、萬代橋上において現行の1,974本から1,102本、4台導入した場合では1,173本になるなど、過剰ぎみのバス運行の効率化が図られ、このことで団子運転の解消、定時走行の確保が可能になります。」とあります。本数が減る分、それに必要となる乗務員も少なく済むわけであり、乗務員不足対応にも大きな効果を発揮するのです。
 それを最終的に止めたのは、中原市長、あなた自身ですよ。あなたはあなた自身が下した結果によって、今、新潟市はバスによる輸送力と利便性を大きく減退させ、市民の経済活動に停滞させ、不満を増大させようとしていることを真摯に受け止めるべきです。もちろんこの影響は今度の選挙にも及ぶでしょう。
 今こそ「連節バス追加購入中止」という愚かな判断を速やかに撤回し、連節追加購入へと舵を切ることを強く求めます。市民の足を守る責任、市民に事情を説明し理解を求める責任は新潟交通だけでなく、市の代表責任者である市長にもあると私は思います。

回答

 連節バスは、バス1台当たりの輸送効率が高く、導入で生まれる余力を郊外バス路線の増便に充て、都心部におけるバスのスムーズな運行や環境負荷の軽減などに寄与するといった効果を見込み導入しました。また、新潟駅万代口における利用者人数が最も多い朝の時間帯の利用者の乗りこぼしを発生させないために、最低限必要な連節バス4台を導入しました。
 新潟交通株式会社は、路線の再編と合わせて連節バス8台を運行することで、郊外路線で539本の増便が図ることができると試算していましたが、開業時において連節バス4台を運行したところ、その約84%にあたる452本の増便が実現しました。また、時刻表との差を3分未満とする定時性では、萬代橋ラインは平成27年12月のダイヤ改正以降、概ね95%程度で推移しており、都心部におけるスムーズな運行にも寄与していると考えます。このように連節バスは効果がしっかりと発揮されており、新潟交通株式会社からは萬代橋ラインにおける日常的な利用者の乗りこぼしも発生していないと伺っていることから、現時点において追加購入する予定はありません。
 なお、運転士不足については、基本的には事業者にて対応すべきことであり、新潟交通株式会社でもさまざまな取り組みを実施していると伺っていますが、全国的な問題となっていることから、本市としても、国の動向などを注視していきます。
 連節バスの増車については、引き続き、他都市で進んでいる導入事例、導入効果のほか、国産連節バスの普及動向などを研究していき、また今後も、市民の皆さまの声を聴きながら、利用者目線を徹底し、運行事業者との役割分担のもと、バス交通の改善をひとつひとつ積み重ねていきます。
 メールありがとうございました。
 
回答日:令和2年6月8日

担当課:都市交通政策課

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