2.ゴミの分別について

最終更新日:2019年8月30日

受付日:令和元年6月6日 年齢:40歳代

ご意見・ご提案

 
 海洋ゴミにおける「マイクロプラスチック」の問題を最近各所で耳にします。このことについて市長はどのようにお考えでしょうか。また、日本から海外へ輸出されようとしたプラスチックゴミが“返品”されるという報道もありました。
 廃棄されたプラスチック及びペットボトルについては、その殆どが焼却処分されているとのことです。特にペットボトルについては焼却しても有害物質が出ることがないので「燃やすゴミ」扱いで良いのではないかと思っています。ペットボトルの再利用の有用性は承知していますが、再生するために発生するコストやCO2の量がそもそも見合っているのでしょうか。プラスチックゴミについても「マークが付いていても汚れがひどいものについては燃やすゴミで」となっています。ならばそもそもプラゴミも燃やすゴミで良いのでは、と思っています。
 燃やしても害がないものをわざわざ分別する意味とはなんでしょうか。ペットボトルやプラゴミ問題があるのであれば、なぜその発生元(主にスーパーやメーカー)に働き掛けないのでしょうか。
 ゴミの分別やリサイクルはとても大事なことだと思っています。ですが、そろそろ無意味な分別はやめにしませんか。ゴミの分別数が多い=意識が高い ではないと思います。

回答

 ごみの分別についてご意見をいただきました。
 地球環境を守っていくためには、ごみの発生を減らし、資源を有効に活用して限りある天然資源の消費を抑え、環境への負荷をできる限り減らす循環型社会を作ることが重要です。国は「容器包装リサイクル法」を制定し、循環型社会の実現を推進するため、消費者の役割「分別排出」、市町村の役割「分別収集」、事業者の役割「リサイクル」を定め、3者が一体となって容器包装廃棄物の削減に取り組むことを義務付けました。
 ご指摘のとおり、プラスチックやペットボトルについては、やむを得ず焼却にまわるものもあり、また分別収集に係るコスト負担もありますが、プラスチックはリサイクル可能な素材ですので、本市としても同法に基づき資源として循環させるため、焼却せずに分別収集しています。どうかご理解とご協力をお願いします。
 また、生産者への働き掛けについてもご提言いただきました。ご提言のとおり、循環型社会の形成のためには、ごみの発生抑制こそ、優先されなければなりません。本市など559の自治体等が会員となっている公益社団法人全国都市清掃会議では、生産者の責任・役割を強化することや、リサイクルしやすい製品の開発・普及を進めることなどを、国に要望しています。本市としても、引き続きリデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)の3Rの推進に向けて、取り組みを強化してまいります。
 海洋ごみなどをはじめとする昨今の廃プラスチックの問題は、今月、日本で開催のG20首脳会合でも主要な議題として取り上げられるなど世界的な問題になっており、私も大変重要な課題と認識しています。環境問題を真剣に考えてくださる方が増え、私ども行政はもちろん、市民、事業者、それぞれができることを実行していくことが、解決につながっていくものと考えています。

回答日:令和元年6月28日

担当課:循環社会推進課

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