第6回新潟市行政区画審議会検討委員会会議録

最終更新日:2012年6月1日

平成17年12月5日

司会

 検討委員会を開会いたします。
 本日の出席状況でございますが、田村委員からご欠席、熊谷委員から少し遅れるとのご連絡をいただいているところでございます。検討委員の半数以上が出席しておりますので、本日の会議が成立していますことをご報告申し上げます。
 それでは、開会にあたりまして、委員長からご挨拶をお願いいたします。

江村委員長

 皆さん、ご苦労様でございます。前回に引き続きまして、大変な難問を皆さんの審議に委ねるわけでございますけれども、前回の区割りの場合とは、また変わった局面で難しい問題を含んでおります。
 これから皆さんとご一緒に論議を重ねまして、新・新潟市の一体感を損ねないような良い意見を出して、本会議にお諮りしたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
 これからは、いつものように着席のままでお願いします。
 それではまず、本日の次第の確認をお願いします。

事務局

 それでは、次第をご覧いただきたいと思います。本日の議事でございますが、区名についてをご審議いただきたいと思っております。
 次に配布資料でございます。
 資料1、第11回新潟市行政区画審議会 意見交換概要。
 資料2、各区の区名案募集結果(当該区居住者内訳入り)。
 資料3、区名案に関する意見・理由。
 資料4、1通あたりの応募した区の数ごとの状況。
 以上でございます。

江村委員長

 ありがとうございました。
 まず、今後の進め方につきましてですけれども、前回の審議会で会長から、区名の審議の中でも、特に今回の区名案の絞り込みがポイントになるというお話がございました。
 また、前回の審議会の中で、あまり急がなくて良いのではないかいう声、今月中に何とかかたをつけてもらいたいという声、様々ございましたが、私としましては、この問題は、ただ時間をかければ良いというものではないような気がいたします。
 皆さんと日程等を相談しながら、極力年内に成案を得る方向で検討を進めてまいりたいと考えています。皆さんの格段のご協力をお願い申し上げます。
 本日の進め方ですけれども、第11回審議会で各委員からいただきました意見を参考にしながら、絞り込みの考え方、それから方向と具体的な絞り込みの方法につきまして、ご論議をいただきたいと思います。
 それから、前回の審議会で欠席された委員の方もいらっしゃいますので、事務局から前回の審議会の概要について報告いただいて、併せて、事前に委員の皆さんからご要望のありました資料等についての説明をお願いしたいと思います。
―資料説明-

江村委員長

 ありがとうございました。
 審議に入る前に、委員の交代がありましたのでご紹介いたします。

事務局

 第11回審議会で報告させていただきましたが、関係行政機関の職員ということで、国土交通省北陸地方整備局の広域計画課長、坂上さんを委員としてお願いしておりましたが、この度、蚊爪さんから委員をお引き受けいただきましたので、ご紹介させていただきます。

蚊爪委員

 10月1日付けで北陸地方整備局の広域計画課長になりました、蚊爪と言います。この様な重要な検討委員会に参加し、大変とは思いますけれど、皆様と一緒に区名案についての検討をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。

江村委員長

 ありがとうございました。よろしくお願いします。
 それでは、資料がかなり沢山ございますが、先に資料の中身について質問がありましたらお願いしたいと思います。
 特にございませんでしたら、必要に応じて論議の中でお答えすることにしたいと思います。
 それでは、先ほど前回の意見交換の概要を報告しましたけれども、それを参考にして皆さんから自由闊達な論議をお願いしたいと思います。

蚊爪委員

 前回審議会の審議概要に、「検討委員会からは、区名意向調査にかける候補数より若干多い候補を挙げてもらい、審議会で検討するほうがよい。」というような話があるんですけれども、この辺りはどういうお考えなのか教えていただきたいと思います。

江村委員長

 皆さんのご意向次第ですが、ご覧のように沢山の案がありますね。これを全部皆でやってもまとまらない。ある程度絞った上で、そこから意向調査にかける区名を選定していきたい。
 区名意向調査にいくつ出すかはまだ決まっておりませんが、その数をきっちりと私どもから本審議会へ出したのでは、審議会の皆さんの意見を取り入れる余地がなくなってしまいますから、それよりも少し多く出して、審議会では私どもの案をさらに絞り込んでいただくという方向にしたらよろしいのではないかと、そのようなご意見だと思います。
 また、審議会にあまりにも沢山の案を出すのでは検討委員会の意味がありませんから、審議会で取捨選択ができる範囲まで私どもが絞り込むことが必要だということだと思います。
 いくつが良いかということは、これから皆さんにお伺いします。

与田委員

 先般私の方で、区名に旧市町村名を使うか使わないかということは重要な話だと申し上げたのですが、それは最初に決めることかという意見もありました。今回、区名案募集をしましたので、その調査結果はある程度は反映すべきだと思います。
 先般の審議会で、上位のものからいくつか選んだらどうか、という話もありました。私は上から10と言ったんです。なぜ幅を持たせたかというと、ある程度選ぶ範囲を広くするということが一つと、区名案募集の意向は受けたということをまず第一に入れなければだめだから。検討委員会としては、まず募集の結果をある程度の形で受け入れる必要がある。
 そうなってくると、1位から10位でも、1位から20位でも、あるいは上から2ケタの数が集まったものだけを選ぶという形でも良いのですが、何にしろ募集結果を反映した部分は入れる必要があると思っています。
 だから、1票のものから入れるよりも、上から何票か選んで、その中のものでまず検討しましょうという考えが一つあるのではないか。
 それから、中央や方位はどうするかという話はしておく必要があると個人的にはしているんです。東西南北は構わないと思うのですが。
 まず、今回の募集結果をどこかに入れる。どういう形にしろ、上位からいくつか入れるのが良いのではないか。個人的には10か20位と思っています。

江村委員長

 絞り込みの選択肢の問題ですね。

佐藤委員

 審議会に諮る際にいくつ出すか。例えば、私たちは5つ位に絞りましたよと出して、その中からまた審議会での意見をいただいて、意向調査には2か3出すのか。その辺り、最後の数を踏まえてから、ここでの絞り込みの数が決まってくるのでないかなと思うんです。

蚊爪委員

 私も与田委員のおっしゃるように、基本的には今回の結果をまず大事にしていく必要があると思っています。10だと多いかと思いますので、5前後に絞り込んで意向調査をする必要がある。

与田委員

 最後に1区あたりいくつの名前を出すかですね。心理学的な問題で、いくつだったら満足するかでしょう。2つだと嫌だなと思う。3つから5つはいかがですか。選びやすいのは3つ位かな。

加藤委員

 ここでいくつかに絞って、それを審議会に出して、そこでまた絞り込むということですか。

江村委員長

 絞りたいと審議会ではおっしゃっていましたね。

加藤委員

 絞ってそれが意向調査になるのですか。意向調査ではそれは住民投票みたいにするのですか。

江村委員長

 それもこれから考えましょう。例えば、各区の住民の方々がそれぞれ自分の区の区名を選ぶか、それとも全市の問題として全て選ぶか、やり方はあると思うのです。
 それから、住民投票でなくて、あくまでも意向調査でありますので、その意向を反映して本審議会が答申を行うということになるだろうと思います。ただ、次の意向調査というのは本審議会が選んだ候補の中で、どれになってもそう困らないというものを出さなければならない。

加藤委員

 そうすると、意向調査をやってそれを受けて、審議会で決めるわけですね。それを答申するという形になるわけですか。

与田委員

 ですから、ここからまだ3段階ある。ここで絞ったものを審議会へ出して、審議会である程度の数に絞って意向調査に出して、最終的に決めるという、こういう順番ですね。

加藤委員

 事務局にお聞きしたいのですが、資料3の中でそれぞれ区名案についての意見や理由がありますが、ここに書いてある以外の理由はないということですか。

事務局

 意見が付してあったのはこれだけです。

加藤委員

 私は、審議会で答申するにしても、やはりなぜその名前を選んだかというのがすごく大事になると思う。1票であっても、こういう深い意味があるんですよということを付して出すと、良い名前だとなるかもしれない。名前に隠れている意味がすごく大事になるので、逆にいうと意味のないような区名というのはあまり議論の対象にならないのかなという感覚でいます。
 例えば、いただいている意見や理由の部分から議論をスタートさせていけば良いのかなという気がしています。

江村委員長

 絞り込みの方法としては、例えば方位だとか地形・地物だとか歴史だとか自然だとか旧市町村だとか、そういういくつかの選択肢を並べて、それにあてはめてみるというやり方があると思うのです。
 そのあてはめ方は、与田委員がおっしゃったように全ての案をあてはめるか、それとも一定のところから下はオミットして論議をして、どうしてもそれで足らなければ下から復活して、ということがあるかと思います。
 仮置きして、ということもありうる。ただ、論議の進め方としては、全てやると話が進みませんので、例えば上位何位までという仮置きで線を引いて、そして私が申し上げたようなやり方で理由ごとに分けてみて、それで検討をいただくというのはどうかなと思うのです。

与田委員

 加藤委員が、ここに理由がついているのは重要だとおっしゃいましたが、この検討委員会で選ぶ時に、なぜ選んだかという理由は当然つけるわけですね。彼らがこう言ってきたからという話ではなくて、この検討委員会として、こういう理由によってこうだから選んだという意見は、これから検討委員会が審議会に出す意見としてみれば、全ての名前につくはずなんです。こういう理由だからこれが一番良いとか、ここに理由がついているから優先するというよりも、この段階でいえば、数で優先するのが一つの手法ではないか。
 もっともその時に、これは一票だけれど絶対これが良いというものがあれば復活します。
 ただ、基本的に検討委員会としては、まず今回の結果を反映する部分を必ずつけておきたい。それをするためには、一票から採るのではなくて、上位何位の中から選びましたという方が納得性があるのではないかと思っています。選ぶ時には、もちろん理由はきちんと、こういう理由でと付される。そうなれば、あまり問題はないという気がしています。
 加藤委員が言われるように、一番下の1票でも2票でも良いから採ろうとなると、これはかなりつらい。

加藤委員

 私が言っているのは、資料3に理由があるから参考にしたらと言うこと。これを議論にしても、そんな数ではないですよね。

与田委員

 でもこれは少数意見の方です。意見や理由は、個人の思い入れで書かれていますから、ここに理由がしっかり書かれている人の票数が多いかというと、実は1票だったりすることが結構あるんです。

江村委員長

 お出しくださった方は、それぞれ思い入れがあるわけですから。
 私どもは公募方式を採り入れて、多くの市民の方に関心を持っていただいて、沢山挙げていただく。その中から基準に合ったものを選んでいくという趣旨だったと思うので、1票だからといってむげに切り捨てるわけではないのですが、選考の方法としてはある程度以上でやってみて、これでは足りないというのがあれば、委員会の中でまた光をあてるということですね。そういうやり方でどうでしょうか。1票でも良い名前があると思いますが。

齋木委員

 数にあまりこだわると、ちょっとという気がします。今回、複数市町村が一緒になるわけですので、歴史を重点にするのか、地名を重点とするのか、それぞれの地区ごとで先ほど言いましたような理由づけを見ながらやる。そうしないと、これらの数から選考するとなると数の部分だけ多くなってしまって、絞り込み自体が大変なのではないか。だから、初めにどういうことを基準にするのか、私どもでもう一度考えてから絞り込む方がよろしいのではないかと思います。

与田委員

 私は、数でやると大体トップは旧市町村名になりますから、選択肢を多くするために、例えば上位10とか20とかから選んだらどうかと考えるのです。
 先般の審議会で私が質問して明らかになったのは、新津の方についていうと、新津という名前が全部消えると思っていられた。新津本町は残ると話しましたら、そうなのかと言われた。私が聞きたかったのは、区名でないとだめなのかということで、新津の方たちは、地名を残したいと答えた。歴史的な地名だから。でも、もちろん地名は残るんです。
 新津の皆さんは、区名に残さなければ名前が消えると思っていたのです。これは誤解なのです。
 私は亀田に住んでいる方に話したんです。政令指定都市になっても、亀田本町は残る。それなら問題ないと、こういう答でした。地名は残るんです。でも、荻川の方は新津として残す意味はあまりないと思っていましたので、地名でなくて区名である必要はありますかと聞くと、そうではないという意見もあったんですね。
 ですから、私としては区名にこだわらないものと考える。今ここで旧市町村名を残すかという議論はしないことにして、上位から幅を持たせて選ぼうというのは、上から3つ位までにしてしまうと旧市町村名にとらわれてしまいそうですが、広くするとかなり違うかなというのが一つ。また、良い名前ならと拾い始めると、この10人の中でもかなりばらける可能性があるので、ある程度住民意見を重視するという意味からすれば、上からいくつかでもって絞った方が良い、議論しやすくなると思ったからです。

加藤委員

 例えば1区で見ると、代表的なものは何だろうと考えると、東港というのがありますね。そういう考え方もあるんです。その区を代表するものは何なのかという議論も出てくるし、地形、位置、昔からの伝統的な名称という部分もあると思います。
 その区のイメージがどうかと考えながら、例えば方角でこういうのが良いとか、代表的なものならこういうのが伝えられているよねという形で絞り込んだ方が、我々も後で説明しやすいなという気がします。

江村委員長

 選んだからにはどうして選んだかという理由はつけなければならないわけです。そうすると、加藤委員がおっしゃるようなやり方をしていくとやりやすいですね。

与田委員

 ただ、それをやると公募は何のためだったんだということになるわけですよ。せっかく公募したのに数も見ないのかと言われたら、後から困るということなんです。

加藤委員

 数は入ると思いますよ。実際そういう議論をしていくと。圧倒的に数の多いものは、議論した時に外れないのではないかと思います。

与田委員

 ただ、前提として数を入れたということに意義があると思うのです。検討委員会として、意向はある程度見ましたということです。

蚊爪委員

 私も加藤委員、齋木委員の考えが良いと思うんですけれども、資料3に各区への思いが出ているんですね。委員長がおっしゃったように、著名な施設だとか自然、歴史、風土、こういうものがありますので、これらをキーワードとして、分類項目別に整理して、それに対応する区名案を入れ込んでいく。そうすると、募集した全ての名前がどこかの項目に入ってきます。それから分類項目ごとにいくつか選ぶ。例えば5分類作って3つずつとすれば15出てきますし、そういう具合にして選べば良いのではないでしょうか。
 上から何位とするのは少しナンセンスではないかと思うんです。思いが入ってこないのではないか。

与田委員

 それは分かるのですが、やはり民主主義は数なんですよ。

蚊爪委員

 最終的には、選ぶ中に数の多いものも入ってくると思うんです。

与田委員

 それは結構です。私はこだわりませんけれども、この数を全部やったら大変ですよ。

蚊爪委員

 それがこの委員会の役目だと思うんです。

江村委員長

 おっしゃる趣旨はよく分かりました。そういう分け方をする前に、全部を入れるか、それともある程度の上位でやるかということが、まず検討課題になりますね。
 それから齋木委員のおっしゃったように、区名についての基本的な考え方という大きなものさしは決まっているわけですが、その中で今度、我々はどうするか。その場合に、例えば旧市町村名をどうするかという取り扱いを初めにここで決めてしまうと、5区の例もあるわけです。そうした場合に、区内の一体感はどうなるのか。
 ですから、そこへもっていく前に、もう少し区内で一体感が醸成できるようなお膳立てができないかなと思っています。
 14市町村が合併してできた新潟市ですけれども、区によっては、いくつかの市町村で合併した所と2つしかない所とある。2つしかない所で喧嘩をしてしまったら、それは将来に禍根を残すことになる。そういう答申は出したくない。
 基準を初めからきちんと決めてしまわないで、例えば旧市町村名を先ほどおっしゃった分類で並べて見るとか、そういうのをやった上で、また各地域のご意見も伺えればと思います。

与田委員

 我々の審議会の基本理念としてみると、区の中の一体感を醸成しようというのは一番の大前提です。だから旧市町村名の取り扱いはここでは議論しないで、最終的に望ましい名前のくくりの中に入った、入らなかったというのが妥当と思う。初めから検討委員会で決めました、旧市町村名は付けませんなんていう話をしてはいけないということですね。

江村委員長

 そうすると、皆さんのご意向としては、選択肢をいくつか設けて割り振ってみる。その割り振るのは全部やりますか。それとも、ある程度に絞りますか。

加藤委員

 たぶん割り振れないのがあると思うんですよ。どういう意味なんだろうというものがある。

江村委員長

 ご本人は分かるのでしょうけれども、一般に名前の趣旨が伝わらないものですね。

末崎委員

 ここに挙げられたもの全てを見ても、そういう歴史的な背景なのか、自然物なのか、完全には分けられないんですよね。だから、与田委員のおっしゃるように10か20までの一応の選択枠を設けて、その中で消去法なりでやっていくのが良いのではないでしょうか。

江村委員長

 どちらが良いでしょうか。我々がこれから検討するに際して、どちらがやりやすいか。
 つまり、ある程度まで分けて出した上で復活折衝をするか、それとも初めから全部並べてやるか。

蚊爪委員

 私は全部で良いと思います。どこに分類されるか分からないものは、その他になるかも知れませんが。

事務局

 区分けがはっきりしない部分、歴史的なものなのか地形的なものなのかはっきりしない部分は出てくるだろうと思います。

加藤委員

 現実的に全てを議論できますか。例えば、名所旧跡というくくりを作った時に、あまりに多いとなかなか議論にならない。ある程度の絞り込みはしていかないと大変だなという気はします。

与田委員

 私もそう思います。だから、私は10とか20というのが嫌だったら、票数2ケタ以上を選ぶとかしておかないと。とにかく1票というものがものすごく多いんですよ。

加藤委員

 そうなると、分類項目に入ってこないのも出てきますね。

与田委員

 だからその辺りで言うと、1人の人の思いよりも、少なくとも2ケタ以上の人が考えているとか、何人以上の人が考えている方が意味があると思う。これ、基本的には1人1通でしょう。そう考えると複数とか、あるいは2ケタとかいうのは意味があると思うんです。

加藤委員

 私はきちんとそういう分類をした後に、ある程度足切りをするというのが意味があると思う。

与田委員

 全部を1回グルーピングしてと。結局、地名・方位・歴史的遺物、あるいはその他というのがあるのか、もちろんその他が多くなるでしょうけれども、それで一度やってみてということですね。

加藤委員

 私は、全部分類化せよとは言っていないんです。まず、フレームを作ります。方位なのか、名所旧跡なのか、代表的な施設なのか、まずそれを決めますよね。その中に候補としていくつ載せるかというのは、上位何組として、全てを入れるということまでは良いのかなと思います。

与田委員

 加藤委員のご意見では、まずフレームを決めなければいけませんね。
 加藤委員と齋木委員の意見は、例えば歴史的遺物、歴史、地形、旧跡、施設等でフレーム分けをして、そこにざっと名前を並べてみる。それで、そこの上位から採るというのが良いのではないか。

江村委員長

 そういうフレームで選択肢を並べてみて、それにあてはめる。その際、ここに出ている全部でやるか、それとも一定の所で絞った上位いくつかまでとするか。

熊谷委員

 それこそ、1票でも100票でも同じというスタンスでしたよね。候補名を募集したら結構な数があったんですね。ただ、中には少し首を傾けてしまうのもあって、もうそこは、この委員会にある程度のセンスも含めて任されていることだろうと思っていますので、つぶしていって良いのかなと思います。
 例えば、私は個人的には旧市町村名は使わない方が良いと思います。
 この間、与田委員が聞いていたように、新潟市何々区、その次の所に名前を残そうと思えば残せるわけですね。私はそれは非常に良いと思っていまして、新津を残したいのであれば新津何々と言えば良い。
 本当は、区の下に旧市町村名が残れば良いのかどうかということも聞かなければならないのでしょうね。

与田委員

 黒埼では、いらないと言った所もありましたからね。

熊谷委員

 旧新潟市を除く周辺の市町村は、複数の市町村で合併しているわけですから、そこはどれかを区名として名乗るということは、例え何千票応募していただこうが、あまりやるべきことではないと思います。
 そうすると、区の名前に市町村は外す。東西南北は考慮の余地があると思うんですけど。その上で、個人的なセンスから言うと、山の名前とか川の名前とかそういうもので選ぶのも良いのかなと思っています。もちろん委員の皆さんの中には、そうではなくて花の名前とか鳥の名前が良いという人もいるでしょう。そういうものを委員の裁量で、あと、センスがないなと思うのを整理していくと、そんなに残らないんですよ。それは、個々の委員がすり合わせてやっていくというのが良いのではないか。
 確かに分類する作業を事務局にお願いするというのも良いと思いますが、その分類するのも大変だと思うんですね。分類したから何か選べるのかというと数は変わっていないんですね。また、投票の数で選ぶのは、最初の思想と違うことだと思うんです。

与田委員

 分類しないで。

熊谷委員

 分類していたものをいただけるともっと整理しやすいですね。

江村委員長

 整理しやすいし、また、どういう理由でそれを候補として選んだかという理由は必ずいるわけですから、ある程度分類をしておいた方がやりやすいですね。こんな感じのはどれだということが言えるわけですから。

与田委員

 あと、全区の共通性を考えた時に、同じ線で切っているかどうかという問題もあるじゃないですか。東西南北で切るのか、あるいは名所旧跡で切るのか、地物・地形で切るのかという統一性がいる。それを考えると、フレーミングした方が良いという気がします。

熊谷委員

 フレーム分けをした各区の候補名があって、それを眺めながら丸をつけていく。例えば、一つの基準として山の名前で良いのがある。そうすると、山の名前で統一したとすることもできます。

加藤委員

 例えば、この区は山の名前、この区は東西南北というのがあっても良いと思うんです。
 一つの価値観で全部やるのも、こだわりすぎるかなと思います。

熊谷委員

 結構な数が来ているのを整理するという意味では、そういう考え方は良いと思うんです。

与田委員

 ということは、熊谷委員の言い方ですと、整理する時に数は全部オミットするわけですね。

熊谷委員

 そうですね。

与田委員

 ここに書いてあるのが一つだという形で、その後ろに数は書かないと。

熊谷委員

 そういうお約束だったですよね。

与田委員

 私が言った、ここは数も入れましょうと言うのは、民意も考慮したという意味なんです。

熊谷委員

 だけど、募集の時はそういう考えではない。

与田委員

 分かっています。ですが私は、委員長が審議会に提示する時に、多少納得性があった方が良いだろうということです。

加藤委員

 ですが、ここにあるのを見ると、数があっても候補に挙がりそうにないものもありますね。

江村委員長

 私としては作業もあるので、ある程度裾きりをやらせていただきたいと思うんです。後で復活折衝もできるでしょうし。

熊谷委員

 裾きりを投票数だとすると、思想が違う。そうではなくて、1区あたり例えば100個位あったとしても、いろいろなカテゴリ別に分類してみましょうという話でしたね。そのカテゴリに分けてから、ちょっとと思うようなのものもあるわけですから、それらは切る。

与田委員

 趣旨から言えば、カテゴリ分けをした時に、その他というカテゴリに入ったものを切れば良い。どのようなカテゴリにするかというのは、我々がここで決める。

江村委員長

 そうですね。ですから、どういう選択肢を具体的に作るかというのを決めていただかないと次に進まないわけですね。今おっしゃったように、よく分からないものはその他に入るので、結果としては裾きりしたということになるでしょう。

熊谷委員

 その他の中でも、何があるかというのは見られるわけです。見て、引っ掛からないものもあるでしょうが、これはとりあげた方が良いというのも出てくるわけです。

佐藤委員

 区の名前が長いのは使い勝手が悪いと思うんです。そういうのは外します。選ばれないだろうと思うんですけれども、それも全て当てはめていきますか。

江村委員長

 そうおっしゃるのもよく分かります。だから、例えば何字以上のものは外すとかあっても良いでしょう。

佐藤委員

 区の後ろに町名がついてくるわけですから、できたら2、3字で意味がはっきりするものが良いでしょう。

江村委員長

 それは良いご意見です。例えば3字以上は割愛するとか。

佐藤委員

 4字以上ですね。3字までは入れて。

江村委員長

 例えば、一区で阿賀北区は良いですね。阿賀野北区は落ちる。

与田委員

 蚊爪委員のおっしゃっていたのは、まずは全てを入れて分類するということですか。

蚊爪委員

 私はそう思っていたんです。全て分類した後で切る。

熊谷委員

 順番は2つあって、分類した後に裾きりするのか、裾きりした後に分類するのか。

与田委員

 先ほどの字数制限というのは、皆さんの合意があれば最初から切っても良いのではないですか。

蚊爪委員

 せっかく応募して出てきた名前なので、分類しておいた方が良いと思います。

熊谷委員

 東阿賀野区というのは4字になってしまいますが、阿賀野川という言葉自体が3文字なんですよね。それに東西南北をつけると4文字になるので、基準だと一律切られてしまう。

佐藤委員

 阿賀北ならば入れられる。

事務局

 区名案を募集する際には特に文字制限というのはしていません。アルファベットと算用数字はだめだということで、そうした意味からすると、公募の際に示した条件をクリアしているのがこの中にあると思うんです。分類はこの全てを対象にすべきではないでしょうか。

江村委員長

 佐藤委員よろしいですか。

佐藤委員

 ようございます。

江村委員長

 それでは、それも入れさせていただきます。
 次に、カテゴリの選択肢をご論議いただきたい。

与田委員

 例えば名産物ってすごく関係あるんですよね。果樹や花、新津のサツキとか、白根の梨とか、こういう地区の名産というのがまずあると思います。
 それから、地物・地形。山、川ですね。
 それから、港とかの施設。方位、東西南北、中という所。

佐藤委員

 地形・地物でも歴史的な関係があるものは別ですか。

与田委員

 そうですね。歴史もカテゴリの一つに入る。

加藤委員

 阿賀北は方位なのか。阿賀野川の地物と見るのか。

熊谷委員

 阿賀北は方位でしょう。

江村委員長

 旧市町村名は歴史に入るのか。

与田委員

 旧市町村名は歴史に入るんでしょうね。
 代表する施設、方位、歴史、これだけあるとカバーできませんか。

江村委員長

 地名も入れますか。

与田委員

 歴史を消して、旧市町村名という分類にしますか。

熊谷委員

 でも、単純に歴史ってないですか。

与田委員

 沼垂は、今は地名ですよね。
 でも、確かに地名じゃなくて、歴史にしかないものもありますね。

江村委員長

 どこまで遡るかが難しいですね。

与田委員

 新津は、合併したのが昭和14年。最近ですから、これは地名として良いかと。

江村委員長

 大体ご覧になって、ここにあるのが主に引っ掛かるな、というので分ければ良いわけですね。

蚊爪委員

 これで分類されないものも出てくるでしょうか。

与田委員

 結構あるでしょう。例えば1区を見てもらうと、豊栄の豊や栄で、豊水とか、栄何とかとついています。これは何のカテゴリかとすると、豊も栄も地名。しかし水がついているから自然物だとすると、豊港と書いた時はどうしますか。豊港という場合には、豊栄の豊に東港の港をとっているわけですよ。どこに分類しますか。

江村委員長

 複数に入っても構わないでしょう。

与田委員

 1区で豊がついているものは、全部豊栄意識ですね。ものすごい多くの数がありますよ。
 豊と栄がつくだけで松浜はいかがかと。

蚊爪委員

 大体こういうものは、ざっと並べてみて、分からないのはその他に入れる。その他がそれをさらに分類する。

事務局

 先ほどお話がありましたように、複数のカテゴリに入るものが出てくると思うんです。

江村委員長

 この際だから、選択肢をもう少し増やそうという考えはありますか。

蚊爪委員

 この位でしょう。

与田委員

 あんまりカテゴリを増やすと分けるのが大変です。ある程度のくくりで良いと思います。

江村委員長

 これで大体入りますか。

与田委員

 地区の頭文字は、地名に入りますね。例えば、1区で豊があったり栄があったりしたら、地名でしょう。いくら豊浜といって地形・地物だねということにはならないでしょう。
 朝日は何に入るかというと、これでいえばその他ですね。誰でも使える。

加藤委員

 そういう誰でも使えるとかきれいな名前というのは主観そのものだから、分類のしようがない。

与田委員

 そうです。だからその他なんです。

佐藤委員

 これで、収まりもある程度良いですね。

与田委員

 それから、青葉。青葉はその他ですか。その地域の景観にあるかどうかですけど、皆あるのですよ。例えば、桜もどこにでもありますから。

佐藤委員

 梅は亀田が代表するかもしれませんね。

江村委員長

 梅は特産に入りますね。

熊谷委員

 おそらく、その他もその中で塊が見えてくるので、多ければ分ける。

江村委員長

 では、分類方法については、何か出てきたら事務局にお任せするということでよろしゅうございますか。
 その場合は、当該区の居住者とそうでない者の分類はできません。

事務局

 確認ですが、応募数は記載しないで良いということですか。

江村委員長

 与田委員が先ほど言われた、公募数を無視するわけにいかないというご意見は最もであると思うんですが、それはどうでしょうか。

蚊爪委員

 数は、本当はあった方が参考になると思うんです。

江村委員長

 だとすれば分類する時、数をつけてもらいますか。

佐藤委員

 2度、3度この資料をいただいているから、皆さんぱっとこれは上位だなというのは、お分かりになっているのではないですか。

加藤委員

 数がなくても、少なくとも多い順番に並んでいると分かりやすい。

江村委員長

 論議の中で、これは選びますか、選びませんかという時に、これは応募数が多かったというのが分かれば、数を入れなくてよろしいですか。

熊谷委員

 入れた方が良いのではないですか。数を考慮しないということではなくて、要するに、一番の得票数でも外すものは外すという思想ですから、これは数を全く見なくて良いということではない。数がもし記載されていれば、こんなに多く応募があったのか、でも外すよねとなる。

江村委員長

 数は入れましょう。
 そうすると、以上の項目を基本として、数の多寡にかかわらず検討するように載せる。
 それから、旧市町村名もとりあえずそれも入れて検討するということであります。
 そこで、特定のいくつかの区では、かなり意見が分かれておりまして、それに対して当委員会としてどういう対応をすべきかということについて意見をいただきたいと思います。

熊谷委員

 意見が分かれているというのは、どういうことですか。

江村委員長

 具体的に言えば、複数の市町村が一緒になって1つの区になる所がありますね。そういう所で、この名前を絶対お願いしたいという意見と、これは絶対嫌だという意見が出ている。かなりのウエイトで出ています。ただ、結果というのは必ずしも住民の皆さんの意向が十分反映されているわけではないですね。だから、その区の住民に対するパーセンテージというのは、応募数は最高の数字であっても、全体から見るとごくわずかということもありえます。
 また7区については、完全にばらけている。そういうものについて、これからどう考えていくか。それはこれからの検討でも良いのですが、そういう相対立意見が特に強く出ている地域について、どうしたら良いかということなんです。

与田委員

 新津のことに関して言えば、皆さんが新津という名前は残らないと思っているわけです。それはちゃんと、いわゆる一番下の町名として残るということを、どこかで説明する必要はあるかなと思う。

江村委員長

 今、与田委員がおっしゃった地名が残るというのは、他の市町村に同じ町名があった場合に、例えば新津なら新津何とかとつくんですよね。そうすると、そうでない所はつかないですね。

与田委員

 つけたければつければ良いのです。そうでない所というと、いろいろあるのでしょうけれども、同じ新津市の中でも後から合併した町村というのは、あまりこだわりがないんじゃないかと思っているんです。
 それを考えると、私が申し上げたいのは、まず、今新津とついている名前の所で、新津駅は必ず残ります。そういうことをきちんと説明しておかないと、その区の方でもご存知ない場合がある。支所に聞きにいったら、全部消えますと言われたという話がありましたが、支所はそういうことを言っているのですか。

事務局

 全て確認しているわけではないですが、例えば新津区となった場合に、その下には新津本町とつくわけですので、そうなった場合にはとれるかもしれない。しかし、あくまでも住所というのは地元の方の意向ですので、あのまま残したいということであれば残ると思います。

与田委員

 その辺りの説明をきちんとする必要があるかもしれませんね。

江村委員長

 与田委員のご指摘は大事なことですが、具体的にどうしますか。当委員会から積極的にということも難しいでしょうが、当委員会としてそういうお話をしますか。

与田委員

 区名案募集の時に、新津の住民の方が頑張ったわけじゃないですか。しかし、聞いてみると、それは新津という名前が残らないと思っていたからという話があるので、できればメディアも協力してくれると良いのでしょう。

蚊爪委員

 区名意向調査の時に、そういうのを書けないんですか。

江村委員長

 区名意向調査の段階には、審議会で決めた複数の案のどれになっても差し支えないというところまで絞り込んだものを出さないと、その後、決まらないですね。そうすると、その時に地区の一体感が著しく阻害された状態では、また同じ問題が蒸し返されるかもしれない。

蚊爪委員

 例えば、新津区ではなかったとしても、旧市町村名が区の下になくなってしまうものではありませんとか、そういうことわりがあっても良いのではないでしょうか。

加藤委員

 私は、この検討委員会の役割が、ある程度グルーピングして数を出すということまでで、ここで地名を外すなんていうことはできないと思うんですね。それで、これについてどうするかについては、検討委員会からここを十分に審議してほしいとか提案して、審議会の中で議論してもらって、外すべきだというなら外してもらうのが良いと思います。

江村委員長

 そういう考え方もありますね。

与田委員

 まだ名前が残ることが周知されてないため、だから頑張っているという地域があるのなら、それは非常に不幸なことです。説明すれば理解してもらえるのであれば説明をどこかの時点でする方が良いと思います。

加藤委員

 それは一向に差し支えない。

与田委員

 誰がすると思いますか。

熊谷委員

 それこそ審議会には地区代表の方もいらっしゃるわけですから、審議会にこちらから話をする時に、区名の下の名前は旧市町村名とかそういうものを入れる余地があることを附帯意見として出す。
 今、この検討委員会の役割の話になりましたけど、検討委員会では区名案を絞るのが使命なのではないですか。

加藤委員

 400のうちから絞るわけですね。

熊谷委員

 絞るんですよね。
 そうであれば、例えば絞った時に地名が入っていない。入っておりませんけれども、その地名が必要であれば区の下に入れることができるという説明をつけて、検討委員会の案ですと出せば良いのではないですか。

江村委員長

 審議会から付託を受けた当委員会としては、並列的にこれをどうしましょうという形では出せないんですね。やはり付託に答えて、審議会が最終的な先導することができるところまでもっていかないとならない。
 だから、例えば地域がまとまれば地名だって一向に差し支えない。地域がまとまらないような状況では一体感が阻害されるから、我々の議事に合わないというケースもいくつかあるんですね。そういうものについて、当委員会として何らかの地区との相談といいますか、調整を働きかけるべきかどうか。

与田委員

 ここで何を決めるかというのは別の話として、地区がもめていること自体がいけないし、それは何故かというと、分からないからという理由だからというのならば、どこかで知っていただく方法はないか。もちろん知った結果として、いや区名が良いんだという人ももちろんいるかもしれないけれども、名前が残るのならと思われる方もいると思うんですよ。

江村委員長

 旧新潟市を除けば、それぞれの旧市町村には地域審議会というのがありますね。地域審議会同士の相談がないままで、それぞれの審議会からご意見が出ているというのが現状なんです。
 従って、地域審議会同士の話し合い、調整をお願いしますということをどこかの段階で言った方が良いような気がしますが、それについてはいかがですか。

加藤委員

 合意すれば旧市町村名にするんだという押さえがされていれば良いとは思いますが、どれが良いかということを聞くわけですよね。そこまでするものでしょうか。

与田委員

 私も、そこまで我々が仲介をとって地域審議会で話し合いをしてというだけの権限というか、機能はないんじゃないかなと思う。

江村委員長

 もう少しやってからにしますか。

与田委員

 それは構いませんけれど、「地域審議会でやってください。」ということを言うべき検討委員会ではないという気がします。

熊谷委員

 私も地域審議会の役割というのはどういうものなのか分かりませんけれども、それはその地区その地区で議論されているだろうと思います。行政区画審議会に地域の代表も入っていて、前回のように地域審議会の意見を持ってこられる方もいらっしゃったわけですから、我々はその審議会に沢山来た区名案を整理して、合意点を出せば良い。
 その時の絞り込む前提として、市役所に確認したところ、区の下に地名を入れられるということを踏まえて選びましたというふうに審議会に出せばお分かりになるのではないでしょうか。
 地域審議会に説得するとか、説明するとかそういう行為は逆に混乱のものとなる。

江村委員長

 そうですね。かえって対立や論争を引き起こす可能性はあるんです。

熊谷委員

 そこは淡々と審議会に答申する委員会案を出す。その時の前提の考え方も、もちろん今のような分からなかったこともきちんと整理して、こういう前提を踏まえて出したと、こういうので良いのではないのでしょうか。

与田委員

 それで良いと思います。地名は区名に使わなくても、その下に残るんだということを委員会として行政側に確認をし、では区名にまでこだわる必要はないという形に出したとなれば、説得性もあるだろう。

江村委員長

 皆さんのご意見はよく分かりました。この方法でやらせていただきます。

事務局

 前回の審議会の中では、会長の発言として、各地域の地域審議会の意見なども聞きながら、検討委員会で検討してほしいという発言がございました。

与田委員

 そうすると、委員長としてはそれを聞く使命はあるわけですね。

江村委員長

 当委員会は、そういうことも併せて付託されたというふうに受け取ったものですから。それで、皆さんのご意見をお伺いしています。

熊谷委員

 私は残念ながらそれのフレーズを記憶していないのですけど、審議会長はそうおっしゃったとして、地域審議会はどういう組織なのか。この間の募集の時も、団体という言葉を入れました。団体でも複数人でも、これは候補名だから良いと思っていたのですけれど、地域審議会って何ですかと私は思っているんです。
 個人個人に意見を聞いて、ここでぱっと案を出す。そして、最後にまた決戦投票。数が全てではないけれども、数を重視するというのに、地域を思う有志の集団だとは思いますが。

与田委員

 行政作用としてみれば、ある程度の斟酌は必要だと思うんですよね。

熊谷委員

 それなら行政でやれば良いのではないか。

江村委員長

 組織として聞いたらどういうものなのかなということですから。

熊谷委員

 審議会っていくつあるんですか。それを聞くと、そこからしか聞かないのかと言われるわけでしょう。

与田委員

 区割りの説明会で廻った時、意見を出した人の多くは、地域審議会の人ですから。

熊谷委員

 あれは住民説明会であって、住民の意見を聞いたんですよ。地域審議会に聞いたんじゃないんです。
 地域審議会の方が、お話をされていたということですけれども、あれは住民説明会であり、住民の意見聴取なんです。
 今回は、住民の意見聴取は終わっているんです。だから何でやるんだと。

与田委員

 その地域をまとめるのに力があるのでしょう。

江村委員長

 当委員会の論議から少しそれて市政全般にわたってきたので、それは外していただきます。

熊谷委員

 区名案を絞り込むのは、この委員会の仕事だと思っているんです。

与田委員

 審議会会長が検討委員に対して、おっしゃったことですから。

江村委員長

 前回そういうことをおっしゃっていたんです。要するに、もめている所ではそういうやり方もあるのではないでしょうか。それも併せて受けてくださいということですね。それで、私は忠実に皆さんにお伺いしているわけです。

与田委員

 基本的に言うと、オピニオンリーダーであることは確かなんですよ。ある程度の影響力がある。

江村委員長

 今の地域審議会の問題ですが、地域審議会でなくても、例えば商工会議所青年部の方々が各々の個人の立場でお話をなさるのは大変結構なことです。

熊谷委員

 検討委員会でもって候補数を出して審議会にかけるわけですね。そして、もう一度調査にかけるんですけれども、その時に区名の存続のあり方について付記しておけばそれで十分なんじゃないですか。私はあえて地域審議会まで行ってどうのこうのと説明をすることはないと思います。

江村委員長

 大分課題が見えてきましたし、絞り込むにあたっての一定の方向付けはできたかと思います。
 それでは、今のご意向に従って、次の検討委員会までに資料を整理していただきまして、次回はそれを基にもう少し具体的な論議をしたいと思います。その過程で、必要な方向付けは考えるということにしたいと思っています。
 他に今日の論議について何かお話はございますか。

蚊爪委員

 今の旧市町村の関係で、市町村合併の時に住居表示の捉え方を指摘されたと思うんですけれども、新しい区になるにあたって、住居表示の考え方についてはまだ議論されていないんですか。

事務局

 基本的には、地域にお住まいの方々の要望がなければ、今の住所の所に区名が入ります。

蚊爪委員

 整理されたものがあったら、次の場に資料として見せてもらえませんか。

事務局

 以前発行させていただいた政令指定都市に向けたPR冊子の中で、政令指定都市になると、現在では新潟市何々の所が新潟市何々区何々になりますということを紹介させていただいております。

蚊爪委員

 その区の下の町名を場合によっては見直すこともあるのですか。

事務局

 そこまでは説明しておりません。

与田委員

 それは今おっしゃるべきですね。ちょうど区名の話題が挙がっていますから。町名はどうなるか。今の基本的な考え方ですと、同じ町名が新潟市内になければ、そのまま使えますみたいな言い方になると思うんですけど、例えば同じ区名がぶつかった場合にはどちらを優先するとかいう議論はまだないはずです。ですから、その辺りのルールを明確にしたものを出さないと、住民の理解も深まらない可能性があります。

事務局

 基本的には、各地域にお住まいの方から、区名がついたら町名を変えてほしいというご意向をいただかなければ、住所地は変更しないと考えております。

熊谷委員

 その際、住民のご意向といっても意向調査をするのか、嘆願書を集めて持って来てもらうのか。
 区の名前というのは、職権で市町村名とその下の町名の間に単純に挿入するというだけなので、それは誰でもわかる話なんですが、今までは新津という名前がなくても、区になったら新津という名前を冠して住居表示してほしいという場合の実際の手続きとしてどうしたら良いのかというのをきちんと示していただきたいと思います。

佐藤委員

 新津の方は、例えば新津の本町という町名は、区の名前がつくと何々区の本町になるから新津という名前は書かなくても良いですよ、という説明を、新津の名前がなくなりますと勘違いされ、なくなるんだと大騒ぎされたんだろうと、何となく推察しているんです。

与田委員

 二つあると思うのです。
 一つは地名を残してといっても、私が言ったように区でなくても良いというもの。
 もう一つは、やはり新津を上に冠したいというもの。これは、新津の名前が消えるんだという誤解が大きいのではないか。だから、地域審議会は区を残そうと思っているのかもしれませんね。

江村委員長

 時間も迫ってまいりましたので、今日はこの辺りで終わりにしたいと思います。
 事務局に次回までに資料を作っていただいて、次回の検討委員会を開くわけですが、最初に申し上げたようにあまり日を置いてもどうかなと思いますので、ご多忙でしょうけれども、来週の12日から14日、この間で開催したいと思います。
 この場で皆さんのご意向を伺いたいと思います。
 14日の2時にしますか。
・異議なし・

事務局

 では、来週14日になります。午後2時からということで。会場は新潟市役所で、また案内をしたいと思います。

江村委員長

 それでは、14日の午後2時から。会場は市役所ということで、事務局から正式な案内を出させていただきます。
 それでは、検討委員会を閉会いたします。
 どうもありがとうございました。

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