第2回行政区画審議会検討委員会会議録

最終更新日:2012年6月1日

平成17年6月1日

司会

 第2回新潟市行政区画審議会検討委員会を開催させていただきます。
 まず、本日の出席状況でございますが、与田委員から欠席とのご連絡をいただいております。検討委員の半数以上が出席されておりますので、本審議会設置条例第4条第2項の規定に基づき、本日の会議が成立していますことをご報告いたします。
 それでは、開会にあたりまして、委員長からご挨拶をお願いいたします。

江村委員長

 皆さん、どうもご苦労様でございます。前回皆さんにご同意いただきました様に、今日も全員着席のままで、是非ご論議をお願いしたいと思いますが、今日は、第1回の会議で挙がった問題点につきまして、具体的に方向性を詰めてまいりたい。そして、ご検討いただきました結果をひとまず仮置きして、全部終わった段階で、改めて全体の整合性等を検討して結論を出す、というやり方で進めていきたいと思っております。なかなか、具体的に悩ましい問題が出てまいりますが、是非フランクなご議論をお願いしたいと思っております。
 では、よろしくお願いいたします。

司会

 ありがとうございました。
 それではこの後の進行は、本審議会設置条例に基づきまして、委員長にお願いいたします。

江村委員長

 それでは、まず事務局から、次第の確認をお願いいたします。

司会

 それでは、次第をご覧いただきたいと思います。本日の議事につきましては、行政区画の編成について、それから区役所の位置について、という議事でございます。
 資料でございます。まず、第1回検討委員会での議事概要を、本日配らせていただきました。
 それから、先回の検討委員会の時にご要望がございました、区割りパターンの図面に合わせた、いわゆる距離の規模のものでございますが、同心円の物でございます。それを本日配らせていただきましたので、よろしくお願いします。

江村委員長

 はい、ありがとうございました。
 それでは審議に入りますが、お手元にお配りいたしました、第1回検討委員会議事概要という資料がございます。前回のご審議では、この資料のとおり、まず基本的には7区を前提に検討をする。
 それから、A変更案の7区は、面積がどうも大きいのではないかと。
 それから、西蒲原地区をどう考えるか。
 それから、黒埼地区をどうするか。
 もう一つ、いわゆる新潟島をどうするのか。
 また、石山地区についてはどう考えていくかといった点を、前回のご指摘に沿って検討いたしまして、さらに皆さんからご検討の課題があれば、是非お出しいただきたいと思います。
 先ほど申し上げましたように、仮置きをしました、今後の編成の課題方向性を整理して、それが進めば、次に区役所の位置等につきましてもご論議をいただきたいと思いますけれども、ただ先ほども申し上げましたように、いろいろ複雑な問題が出ておりますので、最終的な結論をここで性急に出すということではなくて、あくまでも、それぞれの問題点を仮置きして全部並べてみる、その上で最終的に整合性を見てご論議をいただくということにしたいと思います。
 それでは、そういう方向で進めたいと思いますが、何かご意見ございますか。
 佐藤さんどうぞ。

佐藤委員

 先回、齋木委員から出ました警察署の区割りでのことで、これでいい具合にまとまっているなと思うのですけれども、新潟島だけで1区、という案が一つもないということで、やはり新潟島は、本当に新潟市の発展の元でございますので、広さから言ったら、誠に小さくて特殊な感じがするかもしれませんけれども、人口とか歴史的なものとか、文化的な産物がまとまって、新潟市を象徴するような地域でございますので、これは特別には考えていただけませんものでしょうか。

江村委員長

 それはですね、さっき申し上げました様に、これから検討する課題に新潟島の問題は出てまいります。ですからその時に、またご発言をお願いしたいと思うんですが、十分これも考慮するつもりでおります。
 順番としまして、まず西蒲原から先に手をつけさせていただきたいと思うんですが、よろしゅうございますか。

佐藤委員

 はい、分かりました。

江村委員長

 それでは、まず西蒲原地区につきましてですが、ご発言お願いいたします。
 先般、7区が大きいというというお話がありましたが、確かに7区というものは、極めて膨大なものですね。巻町もあることですから、その辺りをどう考えるかです。なお、今日は随分暑い様ですから、私も上着を脱がしていただきます。どうぞ、皆さんもご自由にお願いいたします。
 どうぞ、佐藤さん。

佐藤委員

 要望書というのをいただいたんですけど、他の委員にも届いていますか。

江村委員長

 皆さんに届きましたか。私も頂きました。

佐藤委員

 西蒲原は分けないでほしい、という要望書です。

江村委員長

 西蒲原をどう考えるかというのが、ちょっとはっきりしないんですね。賛成した市町村はどこだ、というのが書いてありましたか。私は今、手元にないんですが。皆さんがご覧になっているのなら、話は早いんですが。

佐藤委員

 岩室、潟東、月潟、中之口、巻が署名しております。

江村委員長

 つまり、この署名した地域が、西蒲原として一体性を持たせてほしいと出した要望なんですか。これは。その点がはっきりしないんですが。我々が考える西蒲原とは違うんですね。

佐藤委員

 味方だけは、白根との方が妥当だという意味にとられますね。

江村委員長

 どうぞ、藤井副委員長。

藤井副委員長

 私はまだ手元に届いておりません。

江村委員長

 そうですか。ではこれをどうぞ。

藤井副委員長

 どういう性格の要望書なのか、関心があります。

江村委員長

 分からないですね。法的なものではないです。地域審議会というのが4つ並んでいて、それから、巻の町長と議長が入っているんですね。だから有志のご発言ということでしょうね。

齋木委員

 そうですね。全部の町村でないですね。

江村委員長

 そういうご要望が他にもあるんですが、それはそれとしてですね、十分斟酌しなければいけないんですが、これに必ずしも捉われる必要はないと思います。

田村委員

 よろしいでしょうか。

江村委員長

 はい。どうぞ。

田村委員

 私の所には届いているんですが、これを読めば、中之口と月潟の方は、おそらくB変更案とD案に納得されないということかと思うんですけど。
 ただ、確かにA変更案は大きいな、ということも前回の議論にありましたが、旧新潟市以外の所で4つの区が出来てしまうような感じになるのも、果たしてそれが望ましいのか。いわゆる白根を中心とした所、西蒲原、新津、豊栄、もちろんそれらの中に旧新潟市の一部も含まれておりますけれども、それらで4つの区なのかなと。確かに面積は広い。ただ、人口は少ない。そこをどう考えるか。

江村委員長

 先回のご議論でも、味方と白根は一体性が強いと、だから当然一緒にすべきだとのご意見が多かった様に思います。そうすると、仮に今の要望書の様に分けるとすれば、A変更案の7区は2つになるわけですね。そうすると、今、田村委員が言われているような問題が出てきます。
 味方、白根は、それぞれ人口がどれくらいになりますか。

事務局

 はい。白根が40,012人。味方村は4,805人になります。

江村委員長

 残り、要望書を出した市町村が一緒になるといくらになりますか。巻も入れて。

事務局

 6万弱です。

江村委員長

 そうすると、この前の区割り基準で、地域の一体性と、人口規模というのがありましたね。その辺で抵触することになりますね。都市圏ビジョンでは、白根、味方、月潟、中之口が南部軸なんですね。それから西川、岩室、潟東、巻が西部軸。しかしどちらにしろ、人口がものすごく少なくなりますね。
 ですから、どうでしょう。西蒲原の問題はこういうのがあると。問題点はこんなところで、ざっくり押さえておいて、次をやりますか。その方がいいと思いますね。

藤井副委員長

 そうですね。すぐには決められないですからね。

江村委員長

 そうですね。こだわっても駄目ですから。ここは、7区を2つに分けるとすると、問題点は、面積はともかく、人口が極めて少ないと。そうすると、効率性からいってどうかと。ここが課題かと思います。
 それでは西蒲原につきましては、そういうことで仮置きしてよろしいですか。
 意見の一つは、旧西蒲原の地域は同一区。
 それから二つ目は、中ノ口川沿線の味方と白根は、生活圏の方向軸が同じという考え方。
 課題は一つ。7区を二つに分けるとすれば、人口が極めて少なくなる。
・事務局、ホワイトボードに記入・

藤井副委員長

 このA変更案の7区ですね。

江村委員長

 はい。A変更案で見ています。要するに、A変更案の7区を、単純に2つにした場合という意味ですね。今、仮に考えれば。そういった場合には、極めて小さい区画が出来ると。
 それから、生活圏の方向軸は、その1と2では分かれているのではないかと思われる。それでどうでしょう。

末崎委員

 動線はそうですね。

江村委員長

 そうですね。

熊谷委員

 味方は、味方以外の西蒲原との交流よりも、白根との交流の方がずっと強いということなんですか。

江村委員長

 でしょうね。凧合戦をやっている。

末崎委員

 新潟交通の電車が走っていたんですよね。

江村委員長

 そうでしたね。
 それでは、西蒲原の問題点はよろしいでしょうか。
・異議なし・

江村委員長

 では、次に移ります。
 黒埼の問題についてですが、これも生活圏が旧新潟市と一体であるという考え方と、旧西蒲原の仲間だという考えがあるんですが、その点についていかがでしょう。黒埼の方は先に新潟市と合併した経緯もあり、新潟市域と同一の区だと。

田村委員

 前にも言いましたけど、結局A変更案だけは旧新潟市についていて、後の案はついていない。
 もし黒埼が、今の旧新潟市についてしまうと、白根の辺りが急に小さくなってしまう。仮に、白根と新津がくっつくんであればいいでしょうけど、信濃川を隔てては難しいでしょうし、ここは、委員の皆様方や住民の方のご意見をよく聞いて議論しなければいけないなと思うんですが。

江村委員長

 大きい川だとか鉄道だとか、いわゆる明瞭な地形・地物で分かれている地域とそうでない地域とあるわけですよね。黒埼の場合は、その明瞭な地形・地物で分かれていないんじゃないかな。

齋木委員

 中ノ口川で分かれてます。

江村委員長

 中ノ口川だけですね。

末崎委員

 西地区とは、境がほとんど分からない。

齋木委員

 黒埼の住民の方々は、西地区と一体になりたいという要望が強いみたいですけどね。

江村委員長

 そのようですね。

齋木委員

 白根と黒埼と一緒にすると、先般の6キロエリアを超えてしまうと。縦線にね。
 それから前にも申し上げました様に、生活圏が新潟と一体化しているのが実態じゃないか。

江村委員長

 黒埼っていうのは、学校区は独立していますか。旧新潟市と一緒になっている所はありますか。完全に別ですか。

事務局

 黒埼に住んでいて、小針中学校に通っている地区というのが一部ございます。

江村委員長

 7区の右の方と左の方を分けて、それぞれ縦方向で他の区と繋げるという考え方はないものでしょうかね。例えば私は、今、西小針に住んでますけど、買い物は概ね黒埼方面に行くんですね。近所に商店がなくなりましたのでね。例えばジャスコだとか、あっちの方まで行くんですよ。そういうふうな行動軸が、バスの路線もそうだし、縦軸で繋がっているんじゃないかと思うのですが。そういうふうな考え方を、例えば、この案の6区を分けるという方法でできないものでしょうかね。

佐藤委員

 黒埼を外しても、今の6区の人口は、まだ大分ありますね。

江村委員長

 そうですね。

田村委員

 ただ、いずれにしても、白根と味方とでは4万5千弱の人口。

江村委員長

 そこが極めて小さくなる。いくらなんでも4万5千の区というのはね。それは非効率です。

田村委員

 基準に満たないわけですから。

江村委員長

 そうです。だからそれをカバーするために、縦軸でやる方法はないかと。今、考えたんです。

田村委員

 そうすると、海まで突き抜けるというイメージですね。

江村委員長

 そういうふうに、発想を変えればね。

田村委員

 縦にこう。

熊谷委員

 海まで突き抜けるというのは、坂井輪を入れてですか。

佐藤委員

 そういうことね。

田村委員

 C変更案の6区を縦に繋げる。

熊谷委員

 坂井輪って、すごく人口があるんじゃなかったですか。

加藤委員

 そうですね。今度多すぎるんじゃないか。

田村委員

 坂井輪は10何万位ですよね。
 坂井輪と6区を合わせると16万位、縦に長い考え方だとですね。

江村委員長

 坂井輪地区、黒埼地区は夜間人口が極めて多い所ですよね。昼間はどこの家も留守になるような地域なんですが。

熊谷委員

 坂井輪と西地区もその縦に行くと入っちゃいますよね。坂井輪地区と西地区と黒埼。人口は16万位ですか。

田村委員

 委員長の意見ですと、西地区は7区につけるというイメージですか。
 坂井輪地区と黒埼を一緒にするというイメージの提案ですよね。

江村委員長

 7区を仮に生活圏で分けるとなると、両方の区とも極めて小さい区となるでしょう。そうした場合、区の数をやたらに増やさないでカバーするにはどうしたらいいのか。

田村委員

 それで、A変更案の6区を二つに分けてと。

江村委員長

 例えば、そういうことです。

田村委員

 A変更案の6区の西地区が7区の巻町とくっついて、坂井輪が縦になると。そういうことですね。

加藤委員

 B変更案の7区では、赤塚と中野小屋が入っていますよね。現実的には、巻の児童が赤塚の学校に通っている。そういった状況もあるので、あえてA変更案のように、旧新潟市を囲む形での区割りじゃなくて、ここのB変更案のような形ですれば、7区の人口規模は大きな問題になりませんね。アンケートを見る限りでは、赤塚や中野小屋も、この辺りのことで特にこだわってない様に思われますし。

江村委員長

 おっしゃるように、B変更案では、6区と7区に限ればちょうどいい関係になっていますよね。他の区のことを別にすればですが。

加藤委員

 このB変更案は、基本的にはいいかもしれませんが、どうも黒埼と新潟市とほとんど変わらないような状況の中で、果たして6区というのは。

齋木委員

 抵抗があるんでしょうね。

江村委員長

 でもこの案の5区と6区というのは、生活圏が完全に違うというふうに考えるべきなんでしょうかね。5区と6区を調整するという考え方はないんでしょうか。

田村委員

 信濃川を越えてということですよね。

江村委員長

 そうそう。

田村委員

 それが難しいのであれば、今、委員長からご提案ありましたものを、一つの案として十分に検討すべきかと。地域的に一体かは分からないですけど。

江村委員長

 黒埼の問題はそれでよかろうと。どうでしょう。黒埼も仮置きしましょうか。すみません、書いてくれますか。
 黒埼地区。黒埼、坂井輪は市街地が連たんして繋がって、生活圏が一体化している。生活圏というのは買い回り圏というかね。

藤井副委員長

 まあ、そうですね。

江村委員長

 商圏というか、そういう感じなんだけども。

熊谷委員

 本当にそんな感じなんですか、実態として。坂井輪に住んでいて、黒埼にある利便施設を利用するという感じなんですか。

江村委員長

 ただ、区をまたいで買い物に行っちゃいけないということはない。だから、それにあんまりこだわることはない。

熊谷委員

 行政的には、生活行動に習って区政を行った方が効率はいい、というのはあるかもしれませんね。

江村委員長

 そうですね。
 二番目。都市圏ビジョンでは、白根と同じ南部軸。都市圏ビジョンも市がお作りになったことにこだわらずに。一度そういうのができて動いているわけなんだから。それも尊重しなきゃならない。
 この場合の課題は、他の地域との調整でしょうか。
・事務局、ホワイトボードに記入・

熊谷委員

 坂井輪の先にある西地区っていうのは、人口はどうなのですか。

江村委員長

 それほどではありませんが、大学があります。すいか畑は多いけどね。

熊谷委員

 ちょっと今、懸念したのは、西地区っていうのは五十嵐の辺りですよね。西地区っていうのは坂井輪、黒埼がブロックになることで、ひねりだされるため、西蒲原と一体にならなきゃならない。それだけで一つの区にするわけにいかないから。
 それで、西蒲原は西蒲原で一体にしてほしいと言っているが、それは逆に言うと、他の所とは結びたくないっていう意味ではないですよね。

江村委員長

 西蒲原は一体だという意味は、生活圏が同じとか歴史的な連帯があるということで。

末崎委員

 疑問はですね、西蒲原を割らないとして、プラス、アディションするのは妨げないということですよね。

齋木委員

 それは拒否してはいないんで。

藤井副委員長

 そこまで認めだすと大変なことになります。

末崎委員

 どこと一緒になるといやだと。

熊谷委員

 何でも確認して先にいかないと、全部崩れてしまうもので。

江村委員長

 だから、住民の方々の声は大事にしなければなりませんけど、声が大きいのが正しいとは限らない。
 ただ、もう一度、よく皆さんの意見を聴かなきゃならないということですね。住民の方が本当にどう考えていらっしゃるのか。

熊谷委員

 そうですね。

江村委員長

 それでは、黒埼についてはこれで仮置きしてよろしいですか。
・異議なし・

江村委員長

 今度は、新潟中央地区であります。新潟中央地区の問題点は二つありまして、一つは海に沿った地域が、関屋分水を境に分かれているわけなんですけど、その二つを分けるか分けないかという問題。
 それともう一つは、萬代橋、信濃川を渡って新潟駅の方向と一体性を持たせるのか、分けるのかという問題があります。
 このB変更案ですと、今、私が最初に申し上げた西新潟と新潟島を一緒にして3区にしてありますし、それからA変更案ですと、新潟島とそれから南新潟、鳥屋野潟の辺りまでを一つの区域としてくくっています。
 この辺りについてのお考えを伺いたいと思います。C変更案は、今度、青山、小針地区が7区に入って、3区は新潟島と鳥屋野潟までの南地区が入っているということになっていますね。どなたかご質問でも結構ですが。

田村委員

 前回、昼間人口の話だったんですが、あまり良く分からないのですが、各地区ごとの人口の推移みたいなものは、国勢調査では簡単に出ると思うんですが。例えば、中央地区だと10年前、20年前にどれだけ人がいたのか、などが分かるといいなと思ったんですけど。

江村委員長

 いわゆる居住人口ですね。居住人口は簡単に分かりますよね。資料はありますか。

事務局

 はい。国勢調査が5年ごとに行われており、平成2年、7年、12年という間隔での推移という資料はございます。

江村委員長

 田村委員のお聞きになりたいのは。

田村委員

 中央地区、新潟島が、おそらく人口が減ってるのかなと。

江村委員長

 それでは市の資料をお届けします。ちょっとご覧になりながら聞いて頂きたいのですが。
・資料配布・

江村委員長

 本庁地区というのが新潟島ですか。

佐藤委員

 そうです。そうなっています。

江村委員長

 ご説明いただけますか。

事務局

 はい。ではご説明いたします。
 記載にありますとおり、平成2年、7年、12年のそれぞれの国勢調査での人口でございます。新・新潟市の計につきましては、巻町を含んだ数値でございます。新潟市として表示してありますが、旧新潟市でございます。それを各地区事務所、支所、また本庁地区につきましては中央地区という形で整理をさせていただいております。あと、新津市以下の旧合併関係市町村でございます。平成2年、7年、12年のそれぞれの国勢調査の人口、それから平成2年から7年にかけました増減数、増減率、それから7年、12年にかけましての増減数、増減率、それから平成2年から12年の間の増減数、増減率という形になってございます。新・新潟市総計といたしまして、平成2年から平成12年まで32,194人の増加。増減率といたしましては、4.14%の増ということでございます。概略、このようになっております。

江村委員長

 ありがとうございました。本庁地区の人口が一番減っている。著しく減ってるんですね。

田村委員

 そうすると、あまり悲観的な会話をしたらいけないんでしょうけど、今回の国勢調査とか次の国勢調査とかでは、6万を切る可能性があるんじゃないでしょうかね。分かりませんけど。

江村委員長

 今、中心部にマンションが出来ていますけど、それはまだ出る前ですからね。多分減っていると思います。最近ですものね、マンションがいろいろ出来てきたのは。

末崎委員

 児童数も激減してますからね。この地区は。

江村委員長

 学校の生徒なんかもそうでしょうね。大幅に減ってますでしょ。学校がなくなった所もあるか。

佐藤委員

 はい。礎小学校がなくなりました。

田村委員

 その一方で、犯罪発生件数が多いんでしたっけ。

齋木委員

 多い。

田村委員

 それは、署ごとには数字が出ているんですか。

齋木委員

 大体ですが。

江村委員長

 犯罪発生率っていうのは、新潟島と駅前辺りと、どっちが多いですか。

齋木委員

 新潟の駅前地区ですか。駅前と比べた場合ですか。

江村委員長

 はい。あの界隈は何警察署管内ですか。

齋木委員

 中央警察署と東警察署です。

江村委員長

 はい。それで結構です。

齋木委員

 今日は資料を持ってきていないものですから。先般、中央警察署管内は、東警察署管内に次ぐ発生率でしたということでお話申し上げました。

佐藤委員

 そのまま中央地区がジリ貧になって、商店街もさびれて寂しくなって、由緒ある老舗が成り立たなくなっていく様な状態っていうのは、なんとかしなくては。観光客も立ち寄らなくなると、せっかく名所、旧跡にこれからスポットライトを当てていこうという時に、商店街がどんどんシャッターを閉めていく様では、なんとも心細い限りで、この地区としては重点的にはからないといけないと思いますね。

江村委員長

 いつも言われていることなんですけども、商店街の経営者の方々っていうのが、既に新潟島に住んでないんですよね。外からお通いになっている。だから夕方になると、早く閉めてお帰りになる。朝も遅いということになる。私どもは、商店街の経営者は自分の店に住むべきだといつも言っているんですけどね。

藤井副委員長

 この本庁地区というのは、そうしますと文化的なまとまりというのがあるんでしょうか。沼垂地区というのは、ある程度あるというのは分かりますけどね。この本庁地区という形でまとまりっていうのはあるんでしょうか。

江村委員長

 どなたかその辺り、お分りになる方はいらっしゃいますか。

藤井副委員長

 西蒲原のようなまとまりっていうのはないんですね。

江村委員長

 ないでしょうね。おそらく。

事務局

 明治22年に新潟市になっているわけなんですけど、その新潟市が誕生した時が、結局新潟区というのと西蒲原郡関屋村というのが合併して新潟市政が始まりました。ちょうどその区域が、今の新潟島区域ということになっています。

藤井副委員長

 人口の推移だけを考えれば、新潟島だけを独立させて1区にするというのは無理だと思うんですね。将来的に人口がどんどん減ってくる可能性があるわけですから。

江村委員長

 前回、田村委員でしたか。人口動態と昼夜人口の差、経済生活活動のことをおっしゃっていましたね。それを勘案したとしても、かなり少ないですね。

熊谷委員

 昼間人口は相当あるだと思うんですね。ちょっと分からないのですけれども。

江村委員長

 昼夜間人口については、市の方で何か推計されたのがありましたか。

事務局

 はい。前回申し上げましたけれども、国勢調査の中で、通勤通学の部分で、どこの市町村からどこの市町村へ、というのは出ております。ただ、旧新潟市内で、いわゆる支所・地区事務所単位でどういうふうに動いているかというのは分かりません。ただ、パーソントリップ調査というのがございます。その中で、いろいろとそういう人の動きの中で統計調査をやったものがございます。
・資料配布・

熊谷委員

 あまりいい話ではないんですが、東京の港区、千代田区ではですね、昼間人口はものすごく多いのですけれども、夜間はほとんどいないですね。

江村委員長

 いないですね。

熊谷委員

 それでもやはり昼間の活動を支えるという意味で、一つの区になっているんだと思いますね。

江村委員長

 まああれは、後からそういう形になったんでしょうけれども。

熊谷委員

 だから、あまり通常の人口調査だけで、人数が多いとか少ないとか言っていいのかというと、ちょっと疑問ですね。

江村委員長

 それがあるんですね。だから、妥当な理由があれば、何も夜間人口にこだわることはないんですね。今、市の方でお配りくださった資料、これは推定ですけれども、例えば新潟島の人口は10万人ですね。

藤井副委員長


 この中央地区というのは本庁地区のことですね。

佐藤委員

 そうですね。

江村委員長

 6万7千人が10万人になるということですね。熊谷さんもその一人ですか。

熊谷委員

 いやいや、私は新潟島に住んでいますから。

江村委員長

 関屋分水ができる前は、今の青山地区は新潟島だったわけです。簡単に言えば。だから、住民の方の中には、坂井輪地区までが新潟島の延長だということをおっしゃる方もいるんです。ただし、それはそう言ってしまえばどこまでも広がるわけで、どうなんでしょう。関屋分水から西の地域が、新潟島と同一であるべきだという考え方は、他の地域の方々よりは少ないのではないでしょうか。

藤井副委員長

 僕は大学の近くに住んでいます。結局、生活の道路を考えると、圧倒的に116号線になりますのでね。そうすると、B変更案的な区割りの方が生活の実態に近いような気がします。

江村委員長

 そういう考え方からすると、大学までが西の限度ですね。
 それから、東新潟対西新潟で、川を挟んでの意識というのが昔からかなりあって、信濃川を挟んで同じ地域というのは無理じゃないかという考え方がある。ただ、それに関しては、これだけ交通が発達して橋が何本もかかっているのだから、無理に川で区割りすることはないかと思いますね。
 それからもう一つは、新潟駅から今の日本銀行の辺りまでですね。あれは、いわば新潟の中央区的な縄張りだから、それは一体の生活圏じゃないかというご意見もある。今、中央区的な考え方から言うと、その考え方が一番私は当たっているような気がする。東京の中央区的な考え方から言うとね。東京の中央口と八重洲口がありますでしょう。あれが一つだと思うわけで、あれは分かれていますけどね。中央区と千代田区に分かれているのですが。あれほどはっきり線路で分断されていないから、新潟島から駅の辺りまでを一緒にしても違和感はないんじゃないか。

齋木委員

 先ほどちょっと分からなかったのですが、メモがありましたのでお伝えします。
 先般、皆さんに見ていただいた、人口千人あたりの発生件数の関係なんですけれども、県下1位が新潟東警察署で、その次、第2位が新潟中央署になるんです。非常に犯罪そのものが発生しているんだということが言えるだろうと。人口的には6万以上ございますし、いろんな災害が発生しているわけです。
 昭和39年の新潟地震もありますし、中越大震災も経験しているわけですし、あるいは外国では大きな津波がある。そういうのを考え合わせたうえでも、やはり警察署というのはかなり重要だというふうに私は思っています。今後、どういう人口の減少、変化があるのか分かりませんけれども、私どもとすれば非常に重要な位置付けであるということだけは言えると思います。

江村委員長

 現状から言うと齋木委員のおっしゃるのも分かりますが、ただ現状で、東警察署と中央警察署で今の地域の犯罪に対処してこられたわけですよね。

齋木委員

 そうですね。

江村委員長

 そうすると、それがそのまま一つの区になって二つの警察署があれば、それは同じことだとなりませんか。ごく大雑把な考え方ですが。

齋木委員

 一つの区を二つの署が受け持つということで。そういうことは可能です。

江村委員長

 そうですよね。それは可能なわけですよね。だから今、大変だから、二つの地域が一緒になれないということには必ずしもならないのではないか。

齋木委員

 そうですね。ただ効率的かどうかというのがありますね。

江村委員長

 それはありますね。一つにしてしまったら、これは無理でしょうな。これだけの地域ですから。だから二つで対応するようなやり方であれば、何とかなるんじゃないかと。詳しいことは分かりませんけれども。

末崎委員

 はい、いいですか。

江村委員長

 はい、どうぞ。

末崎委員

 新潟島と鳥屋野近辺、南地区の一部ですよね。A変更案の3区というのは。私は上所小学校におり、鳥屋野の近くなんですけれども、この地域の方々は、新潟島と一体感をもっているんですね。もう既に。確かに、新潟島には市役所がある。こっちの方には県庁があるということで、とりあえず中央なんだという感覚を持っています。交通網もそれこそ循環していますし。

江村委員長

 この地域は循環バスがあるのですね。

加藤委員

 いいですか。

江村委員長

 はい、どうぞ。

加藤委員

 今、おっしゃったA変更案の2区、3区というのを見ますと、先ほどの警察署の話からすると、3区にはあるけれども、2区にはないという状況になってくるんですよね。

江村委員長

 そうでしたね。しかしそれも、対応した行政措置を講じていただくような附帯案をつけるとかね。それが絶対に不変な、例えば行政機関がここにあるかないかが区割りに絶対的な影響を及ぼすものだとは、私は思わないのですが。

加藤委員

 一つの考え方として、規模は大きくなりますけれども、2区と3区と分けないで、これを1区とするという考え方もありますよね。

江村委員長

 あの阿賀野川まで入れてですか。随分大きいですけれども、どのぐらいになりますかね。

熊谷委員

 25万。これがいいかどうかについては、ちょっと分かりませんけれども。

江村委員長

 ちょっと大きいですね。25万だと最大の区になるわけですね。

熊谷委員

 これはちょっとないでしょうね。それだと。

江村委員長

 これだと2区が約10万で3区が16万。

熊谷委員

 昼間人口を頭に入れるととんでもないところで、E案2区というのが、ほとんどイコール新潟みたいな感じになっちゃいますね。
 要は、業務量については体制の問題ですよね。どれくらい人を確保するかという話になってくるから。必ずしもそれがどうかというのもまたあると思うのですけれどね。

齋木委員

 E案は飛行場まで入っているんですよね。

加藤委員

 これは大きいかな、と思ったけれども、途中でなかなか切れないという。

藤井副委員長

 区として分ける意味がなくなるんじゃないですかね。

江村委員長

 ほとんど新潟そのものになってしまう気がしますけれどね。

藤井副委員長

 だから、とりあえず仮置きとして、この新潟島については、A変更案の考え方とB変更案の考え方の二つがあるというところで、後でまた方程式を必要な時に解きますか。

江村委員長

 A変更案とB変更案ね。

藤井副委員長

 この二つが固まっていないですね。

齋木委員

 B変更案ということになりますと、非常に問題があるんじゃないでしょうかね。

江村委員長

 B変更案。横長の方ですね。

齋木委員

 西警察署一つで三つの行政区を持つということ自体、果たして本当に合理的なのかということですね。住民の安全を考えた場合に、これはちょっといかがなものかなと。

江村委員長

 B変更案の方が。齋木委員はA変更案の方だと、まだそれでも考える余地があるということですか。

齋木委員

 私はそうだと思うんですけれどね。まず、住民の安全というのが一番重要なんでしょうし、また、利便性というものを考えなければならないということを考えますと、行政と警察とが一体となってやることで、相乗効果が生まれるだろうと思っています。そう考えるとA変更案の方がベターなんじゃないか。

藤井副委員長

 ちょっと理解ができなかったのですが、B変更案ですと、西警察署と中央警察署で3区を管轄するということで。

齋木委員

 新潟島につきましては新潟中央警察署がございます。
 西警察署は3区、6区、7区の三カ所を管轄することになりますね。

藤井副委員長

 ああ、そういう意味ですか。

江村委員長

 西ですね。主に西なんだな。
 さっきの7区の問題を考える場合に、やはり、今のB変更案だとちょっと無理が出てくるような気がしますね。A変更案の方が、まだ後の処理がしやすいような気がしますが。
 これも仮置きでありますので、仮にやりますか。

熊谷委員

 選択肢として、今仮置きをする時に、坂井輪地区と新潟島が一体になっているB変更案というのが一つあるんですよね。
 また、A変更案、南地区のうち、鳥屋野の所まで入れる案が一つ。
 もう一つ、一番最初に佐藤さんがおっしゃっていた新潟島単独というのは全く考慮に値しないのでしょうかね。昼間人口は10万人あることを考えても。

江村委員長

 それも仮置きに入れますか。議論はいろいろやった方がいいですから。

齋木委員

 私どもも、あそこに警察署がありますので、一つの区となれば、区行政と一体になるという意味では興味があります。

江村委員長

 それもいれますか。

藤井副委員長

 警察と行政が一体の方がいいという議論を認めてしまうと、この会議そのものの意味がなくなりませんか。

齋木委員

 いや、そうでしょうけれども。

藤井副委員長

 ですから、あまりご主張なさらない方がいいんじゃないかと。

齋木委員

 そうですか。

江村委員長

 でも、フランクにお話になった方がいいですよ。

坂上委員

 一番最後に出た、A変更案の2区と3区を一つの区として考えるということも、非常に少ない意見かもしれませんけれど、仮置きにはならないでしょうか。

江村委員長

 2区と3区。

坂上委員

 A変更案の2区と3区です。

田村委員

 2区と3区のは、さっき否定されたと思うのですが。

坂上委員

 何か否定できないような感じでしたが。

田村委員

 そういうのだと4つ5つ全部並んじゃいますね。ある程度は絞らないと。

江村委員長

 では、2区と3区を一緒というのは落としていいですか。

坂上委員

 住民本位に考えると、当然25万というのは大きいのですが、僕は中心地の経済というものを考えていくと、一体性がいいのかなと、常に悩んでいるのですが。

田村委員

 大中央区ですね。

熊谷委員

 ここ、中央区に行けば、業務の仕事が全部済んでしまうという事例ですね。他の区に行かなくていいという。大きい区役所になりそうですね。

坂上委員

 ちょっと大きすぎますかね。

熊谷委員

 そうですね。

田村委員

 理由がもうひとつ、ちょっと今議論になっていますけれども、関屋分水路をどう考えるかなと。

熊谷委員

 それは、僕が一番最初の会議で申し上げたんですよね。関屋分水の前とこっちで一体のような気もしないでもないと。私は昔、信濃町に住んでいたんですけれども、買い物は大体青山のジャスコに行っていますから、そういう意味では、さっきの黒埼と坂井輪の関係に似ているんですよ。

江村委員長

 先ほども申し上げたように、生活行動圏が必ずしも区と一致するとは限らないのですけどね。相互に連関性があるわけですが。
 今は車社会ですから。だから、区で分断されると著しい不利益があるとか、著しく一体性が阻害されるとか、そういうものがあった場合に、それは検討の対象となるけれども、ということなんですよね。冬期間、非常に長い橋を渡って行くのにお年よりが大変だ、なら分けるとか、しかし、分けて反対の区役所に行く方がもっと遠くなるかもしれない。いろいろな問題があるのですね。だから、区割りを全部閉鎖的な、昔の地域の村みたいに考える必要はないかと思います。

加藤委員

 前に言った、通常の行政サービスについては、区がどの区になろうが基本的には不便にならないようにするわけですか。

江村委員長

 それぞれの区役所で、一般の行政サービスができるようにするというご説明がありましたよね。大体、区役所に行く回数というのは、一年に何度ありますか。私だったら印鑑証明をとりに行くのと、あと何がありましたかね。その程度で、あまり行くことがないんですよね、現実には。だから、区役所へ行く利便性というのが、著しく皆さんに関係があるかというと、そうでもないような気がする。便利な方がいいことは確かですが、便利な方がいいというのより、効率性とか今後の発展性とかいろいろなものを考えなくてはいけないと思いますね。
 では、新潟中央地区の仮置きをしてみますか。

佐藤委員

 そうですね。

江村委員長

 横に長くするか、縦に長くするか、新潟島を単独にするか、その3つですよね。先ほどおっしゃった、2区と3区をくっつけるというご意見もありましたが、それは少数意見ということで。とりあえずこれは仮置きですから後で戻れますからね。

藤井副委員長

 では、整理をしましょうか。

江村委員長

 お願いします。今の問題点は、新潟島地区の独自性。
 考え方は、三つあると思うんですね。
 一つ目は、東新潟と西新潟を分けるという考え方。
 二つ目はですね。中央地区としての性格づけ。
 藤井副委員長
 名称に入ってしまいますね。

江村委員長

 新潟駅から古町中心部にかけて、東新潟と万代島の一体性と言うのかな。
 それから三つ目は、関屋分水以西の旧新潟地区と新潟島との一体性。
 その三つだと思うんですね。
 課題は人口動態ですか、昼夜間人口。
 それから警察もでしょうかね。警備・保安の問題かな。
 今、どの案にするというのは入れませんね。よろしゅうございますね。案は入れないということで。
・異議なし・

江村委員長

 では、これを中央地区の仮置きにさせていただきます。
 次は、石山地区であります。石山地区の問題というのは、石山地区は亀田と一緒だという意見と、そうじゃないという意見があるということですね。

齋木委員

 石山地区の方々の要望を聞いていきますと、2区の方と一体になりたいと。亀田・横越は、それで一つの区にしたらどうかという要望だったと思います。

藤井副委員長

 亀田とは一緒になりたくないと。

江村委員長

 亀田・横越だと。要するに、駅南と繋がっているという考え方ですか。

齋木委員

 そういう感じですね。

江村委員長

 石山っていうのは、私はあまりよく知らないのですが。

齋木委員

 私も分からない。亀田郷で一体だったのではないかと思いますがね。

江村委員長

 ああ、なるほど。

齋木委員

 元々一体だったのでは。

江村委員長

 石山村は、新潟と一緒になったんですよね、確か、戦後の合併で。

藤井副委員長

 昭和18年とあるから、戦前か。

江村委員長

 戦前ですか。

藤井副委員長

 昭和18年12月8日と。

江村委員長

 古いんだ。それから、警察署の管内の話がありましたよね。齋木さんがおっしゃっていましたね。南警察署の管内だから一緒にと。一緒にしろというのは、石山が亀田の方に入るという考え方ですよね。

齋木委員

 今は、鳥屋野潟まで石山地区ですよね。いわゆる駅南開発の核となっている所です。もし石山地区が抜けちゃうと、4区というのは亀田・横越で6万5千となってしまう。

江村委員長

 4区に問題が出てくるわけですね。

齋木委員

 D案では、石山地区が2区と一緒になるんですよね。石山地区の方はこういうスタイルを望んでいると。4区は人口が6万位ですからね。2区が25万位になりますね。

江村委員長

 多いですね。これはちょっと。

末崎委員

 石山というのは二つに分かれるんですか。石山地区と大江山地区。

事務局

 あのD案で2区に入っているのは、石山地区事務所の所管区域のうち、石山地区の方です。

末崎委員

 先の黒埼と同じような問題かと私は感じています。黒埼は西の方へ行きたい。

江村委員長

 石山地区は新潟へ行きたい。

末崎委員

 亀田・横越は一つにまとまれと。

江村委員長

 石山地区では、いっそ亀田の方とまとまって、イニシアチブをとるという考え方はないんでしょうか。

坂上委員

 黒埼と白根は、集落がある程度離れて間に農地がありまして、一体性が少し遠いんですが、石山と亀田というのは、駅南からずっと一体的な開発が進んでいるから、分けられないという感じがするんですけれどもね。

加藤委員

 このD案のように、石山地区を2区に上げる積極的なメリットというのが、なかなか見出しづらいというところがあるのかなと思いますが。

熊谷委員

 確かにそうですよね。今、お話を聞いていて、石山地区と亀田というのは、ずっと駅南開発で、これからの方向性としても体制が同じであると。一方で、D案の2区と4区で25万人と6万5千人の差を考えると、わざわざそうしなくてはいけないのかと思う。これから考えると、石山地区は旧新潟市に入りたいのかもしれないけれども、それはちょっと区割りの精神から外れるなという気がしますね。

末崎委員

 そういう意味では、他の案はみんな亀田と同じ。A変更案からC案までは4区、E案では石山は3区ですね。あまり人口に足をとられる必要はないけれども、12万人位と。

江村委員長

 新しい新潟市の均衡ある発展という考え方も入れなければダメなんですね。だから、将来、区が変わるということはありうるんですけれども、とりあえずは、各区がそれぞれに努力して発展するような方向軸が必要だと思うのです。だから初めからアンバランスな案は作りたくないですね。

熊谷委員

 そうですね。そういう意味ではどうなんでしょうか。A変更案の4区というのは、駅南側の鳥屋野潟から新津までの間を一つのかたまりとして、発展をみる地区なんじゃないでしょうかね。石山地区だけを外すという理由がどうも見つからない。

江村委員長

 区割りが変わることによって、その地区の人たちに著しい不利益が生ずる恐れがあれば、それは変えなくてはいけない。だけどそうでなければある程度、新市の精神に基づいてご協調をいただくべきだと私は思いますけどね。

熊谷委員

 私もそうだと思います。

江村委員長

 学校区の問題は特になかったですね。ここは。

末崎委員

 はい。変更案の方は問題ないです。

江村委員長

 警察ですな、問題は。

佐藤委員

 そうですね。

齋木委員

 いや、そのままであればいいです。

江村委員長

 そうか。そのままであればいいですね。これを変えると警察が困る。

齋木委員

 石山地区を亀田・横越から外すと、犯罪の3割位が、東警察署の方に移るんですね。住民のためにも良くない。

熊谷委員

 では、石山地区を、旧新潟市に入れる理屈がほとんどないということですね。

江村委員長

 そう思いますね。区割りの基準に照らしても。

熊谷委員

 それでちょっと確認してもよろしいんじゃないでしょうかね。そのところは。

江村委員長

 では、これも仮置きをいたしますか。よろしいですか。
・異議なし・

江村委員長

 今後の開発の発展の方向性についてはどうですか。

佐藤委員

 やはり亀田の方に向かっていますものね。

江村委員長

 人口規模。
 それから、石山地区が4区に編入されることにより、客観的に著しい障害がない限り、A変更案は妥当と思われる。A変更案もB変更案も同じですね。みんな同じですね、A、B、C、Dも。
 それでいいでしょうか。これについて、他に何かつけることはありますか。皆さんのご意見が一致したように思いますが。
・異議なし・

江村委員長

 よろしいですね。では、そういうことで仮置きさせていただきます。
 予定しておりました課題につきましては、これで全てご検討いただきました。
 最後に区の数ですが、区の数は7つということで検討を開始しましたが、例えば6区とか8区とか、6区というご意見は今まで出てきていませんね。ただ、場合によっては、区の数が6区や8区になっても差し支えないというご意見もあるかと思いますが。7区以外も検討するという考え方については、どうお考えですか。

藤井副委員長

 それについては、今はいいんじゃないでしょうか。整理されている分を次回あたりにまとめてみて、やっぱり同じ問題が出た時にした方がいいと思いますね。

江村委員長

 それは、仮置きをしないということに。

藤井委員

 それは、必然的にその議論をふまえて出てくる話ですし、逆に、今、議論したもので概ね見えてきているところもありますしね。その論点になるものは、いくつもないと思っています。

江村委員長

 それでは、第1回目で皆さんとご相談しました検討課題の仮置きは全部終わりました。
 その他について、何か自由なご発言をいただけたらと思いますが、どなたかお話ありますか。これからの進め方について等。今後の検討を進めるにあたって、こういう資料がほしいとか、こういう人のお話が聞きたいというご意見があったら、それでも結構でございます。当然、今やりましたのは、いずれ一体性を論議しました上で、原案ができ次第、住民の方々のご意見を聞くことになります。今はまだ、そこの結論が出ていないわけですから、もう少しこんなことが知りたいということがありましたらお願いしたいと思います。

田村委員

 よろしいですか。

江村委員長

 どうぞ。

田村委員

 今、いろんな仮置きということですけれども、これらの議論を総合すると、おそらくここに出ています5つの案のうち、A変更案とB変更案みたいな変更案ができるのかな、というような感じがしております。また、そういうものを一回作ってみるのはどうでしょう。やはり、どうしても言葉だけでは議論がしにくいことがありますから。もちろん場合によっては、新潟島が独立したのもあるかもしれませんが、そういうものを。さらにまた、三段階の案みたいなものがあったら、議論も進むのではないでしょうか。

江村委員長

 特に事務局に次回までに用意しておいてほしいというご要望がありますか。資料とか。

藤井副委員長

 先ほど田村さんがおっしゃったような区割りのパターンを。

江村委員長

 分けたものを作ってもらってみますか。あれをふまえて、こうすればこうなるというものを。それはできますでしょうかね。

事務局

 はい。

江村委員長

 では、ご面倒でもお願いしたい。

事務局

 ただそれは、それぞれの地区でいくつかパターンがあるとなると、その組み合わせによってはかなりのパターン数になります。

江村委員長

 その辺りをどうしますかね。後ほど相談させていただきますか。

事務局

 はい。

江村委員長

 それではあと30分、時間がありますが、当委員会の検討課題としては、次に区役所の位置というのがある。これが大変悩ましい問題なのですが、どうしましょう。区役所の位置の検討に少し入りますか。入りますか、と言われても、どこに何があるか分からないですからね、これは。その辺りをどういうふうに考えますかね。全体会議でのご意見は、なるべく既存の建物を使うように、最大限使うようにということでしたので、尊重して考えたいと思います。ただ、場合によっては、いろいろな施設とか補充手段とか考えなければと思いますので、それは補足意見としてお付けしたいと思います。

加藤委員

 事務局に聞きたいのですが、今現在、それぞれ旧市町村単位に支所というのがございます。現段階の考え方として、今後、区の位置を決めて区役所が設置された時、おそらく区だけでは足りないだろうから、出張所を旧市町村単位に置くというスタンスで考えておられるんですか。

事務局

 基本的に住民サービスが低下しない様に、ということで考えております。ただ、必ず現状のままで残るのかどうかというのは、現時点では言及できないところでありますが、基本的には住民サービスが低下しない様にと考えております。

江村委員長

 ただ、区割りによりましては、動線が変わってきたりして、ある地域に著しく不自由になったりするのもあり得ますよね。そうなると、今はない出張所を作っていただくとか、交通手段を補完するとかというのはお願いしないといけない。殊に郊外の方ではそういうのが出てくる可能性がありますね。
 区役所の位置については、特に今、資料をいただいていないですね。

事務局

 はい。他都市の基準ということ程度ではお渡ししてございます。

江村委員長

 基準だけですね。基準は皆さん、もうお分かりになっていますね。何か事務局の方でお話がありますか。

事務局

 資料ということで、既存の施設がどのような状況かということであれば、次回ご報告させていただきます。

藤井副委員長

 区役所ですね。江村委員長もおっしゃいましたけど、実際どれだけ行く必要性があるのか、というのが今一つ分からないところがありますね。
 ですから、区役所の仕事は沢山あるわけですけれども、区役所へ行かなければできない仕事というのは何か、メモして教えていただきたいと思います。

江村委員長

 「区役所の機能について(案)」というのは前にいただいておりましたね。市民の方が一年に何度位、区役所に来るものかというのは、ありますか。私の場合は、ほとんどないですが。

事務局


 市民の方々がそれぞれ、何回いらっしゃるのかは分からないのですが、例えば、代表的な、住民票の写しの発行、こういうものが現行の地区事務所などで、年間どの程度発行されているのかと。そういう形であれば数字的にはお示し出来るかと思います。

江村委員長

 今、仮置きしました問題も、区役所の位置等によりましては、また検討をお願いすることがあろうかと思うんですね。
 そこで、私から提案なのですが、実は私はあまり、郊外の方に詳しくありません。それで、一度皆さんからお時間をいただいて、現地を見ていただきたいのです。大変ご多忙の所、恐縮ですが、朝から晩まで一日あれば、大体廻れるかと思うんですが。何かそういうふうなことを、市の方でお願いできますか。

事務局

 はい。委員長の方からそういうお話がございましたので、もしであればということでプランを立てたものがございます。お配りさせていただいてよろしいでしょうか。

江村委員長

 はい。お願いします。やっぱり全体像が分からないと、我々、これから先の論議が進まないと思いますのでね。是非お願いしたいと思うんですが。実は、事務局の方と予めご相談をしまして、案を作ってみたんです。
・資料配布・

事務局

 では、若干ご説明させていただきます。
 先ほど委員長の方からお話がございました、区割り、区役所の位置の関係で、今後、より具体的な検討がなされるわけでございますが、その検討の一助となればということで、案を作らせていただきました。
 実施日につきましては、来週8日水曜日、市役所にご集合いただきます。実は、合併いたしました各旧市町村を廻りますと、ほぼ午前・午後いっぱいかかるかと思っております。
 そして、それぞれ各支所やその周りを廻って、新市の広がりや庁舎等を見ていただくと。恐縮でございますが、午前・午後とやらせていただく関係で、昼食につきましてはこちらの方で用意させていただきますが、実費負担と考えております。また、市役所のバスということで移動したいと思います。9時10分頃に出発して、16時半頃帰庁というような時間帯になろうかということで思っております。
 以上でございます。
 江村委員長
 こちらの方で勝手に設定させていただいたんですが、6月8日がどうしても無理な方、いらっしゃいますか。
・多数挙手・

江村委員長

 駄目ですね。不成立ですね。
 皆さんが参加できる、この辺りの時期というのはありますか。

佐藤委員

 なかなか。

田村委員

 全員は無理じゃないですかね。

江村委員長

 全員は無理でも、しかし過半数は必要かと。今、スケジュールを調整しますか。市の方は、この日でないと具合が悪いですか。他の日でもいいですか。

事務局

 バスの手配がございますので。もしであれば、一応ご予定をお聞きして調整させていただき、お返事させていただきたいと思います。

江村委員長

 念のため、一日ずつ手をあげていただけますか。
 まず6日、月曜日。駄目な人は、手をあげて下さい。
 7日、駄目。
 8日は先ほどやりましたね。
 9日、駄目。
 10日、みんな駄目ですね。

佐藤委員

 私はどちらかと言うと、月曜日・火曜日は駄目。

江村委員長

 月曜日・火曜日は駄目。お休みの日にお願いするのもちょっと恐縮ですよね。二つに分けますか。

事務局

 はい。それでも結構です。

江村委員長

 二つに分けて、それでも駄目ですか。

田村委員

 丸一日ですよね。午前中空いている方と午後空いている方といらっしゃるかもしれませんが、一日は厳しいんじゃないかと。

江村委員長

 それはそうだ。

田村委員

 事務局の対応も大変だと思うんですよ。

江村委員長

 半日ずつで二度やるか。

事務局

 もしであれば、半日ずつでも結構でございます。

江村委員長

 半日ずつで分けたらどうなりますかね。

田村委員

 必ずしも全部を廻る必要はないんじゃないでしょうか。ある程度、いくつか見ると雰囲気が分かるのでは。どうなんでしょうか。

江村委員長

 私としては、全部見ていただきたいんですよね。全部見たよと、皆さんに言いたいところなのです。

田村委員

 全部見られる人もいれば、半分しか参加出来ない人がいますね。日程的に。

江村委員長

 半日でやりますか。半日コース。午前か午後かで。皆さんのご都合はいかがでしょう。

事務局

 例えば8日の午後というのは、皆さん方のご都合はいかがでしょうか。

江村委員長

 8日の午後は、いかがですか。ご都合の悪い方。
・多数挙手・

江村委員長

 駄目だね。では、午前は。
・多数挙手・

江村委員長

 結局同じだね。なかなか過半数にならないですな。
 では、それはもう少し調整させていただきますか。書面の上でご検討いただいた上で、改めて現地を見るとか、ということを考えますかね。そうでなければ、あるいは場合によっては、私と藤井副委員長と二人で廻って、もしその時に、おいでになられる方がいらっしゃったら一緒に、ということでもいいですし。藤井副委員長の授業の空いてる日はいつですか。

藤井副委員長

 ないですね。

江村委員長

 だめか。

藤井副委員長

 どうしましょうかね。ただ、委員長が申し上げる様に、全部を見なくてはいけないと思うんですよね。

江村委員長

 そう思うんですよね。

藤井副委員長

 ただ、見る人の数をどうするか。

江村委員長

 ご都合のつく方にお願いするとしますか。

田村委員

 土曜日・日曜日だと支所は閉まっていますから、やはり平日の方が。

江村委員長

 そうですね。藤井副委員長は、8日は駄目でしたか。

藤井副委員長

 8日の午前は駄目ですが、午後なら空いてます。

江村委員長

 では、8日の午後に一緒にお出でになられる方がいらっしゃったら。

佐藤委員

 大丈夫です。

江村委員長

 では、8日の午後、とりあえずお出でになられる方だけでやらしていただいていいですか。

佐藤委員

 今日、お休みの与田委員はどうかしら。

江村委員長

 与田委員には聞いてみますね。
 では、8日の午後は、12時半からでいいですか。その頃は日も長いですし、廻れる所は廻りますか。それでやってみて、ご意見を伺って、またその次に考えるということにしたいと思います。
 それでよろしゅうございますか。
 ・異議なし・

江村委員長

 いろいろご面倒なことをお願いして恐縮なんですが、後ほど事務局の方からご連絡をさせていただきます。
 残り15分位ですが、そろそろ検討を収束したいと思います。今日の検討事項の確認は必要ですか。それでよろしいかと思いますが。よくお分りにならないとか、こういうのを入れろというのがありましたらお願いしたいんですが。
 特にないようですね。
 それでは次回は、持ち越しましたその仮置きの課題につきまして、区役所の位置等を合わせましてご検討をお願いしたいと思っております。
 事務局の方から、次のスケジュールをお願いできますか。

事務局

 はい。それでは次回の検討委員会でございます。来週につきましては、今ほどご参加出来る方は現地をご視察いただくという方向になりましたので、次回の検討委員会は、再来週の水曜日、6月15日午後3時からということでいかがでございましょうか。正式なご案内は、後日また発送させていただきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

江村委員長

 あとどなたかご発言ございますか。

田村委員

 一つだけ。

江村委員長

 はい。どうぞ。

田村委員

 8日に行けないものですから。
 実は私、佐渡市の行革の委員をやっておりまして、佐渡10町村合併後の地区事務所を、この間見てまいりました。おそらく皆さん方も行かれて同じ感想をもたれると思いますが、佐渡の場合、かなりのスペースが空いておりました。議会棟が抜けた、町長室もなくなった、いろんな課がなくなったという。例えば、ある地区事務所、元の町役場ですが、3フロアのうち、1フロアだけを使っているという感じでした。新潟はどうなるか分かりませんが、一般的に、合併後の庁舎は、そんな風になるのではないかなと思います。それは個別に見てみなければ分かりませんけどね。

江村委員長

 そういうのはどうするんですかね。

田村委員

 佐渡の場合だと、会議室などを住民のためのスペースに使っている所がありました。ただ、今後の行革はどうするかというような問題は出ているところです。

江村委員長

 そうすると、次回は区役所の候補になるような建物の概要みたいなものが出せますか。

事務局

 現在の旧新潟市の支所・地区事務所、それから合併関係市町村の旧役場というものがどのような形になっているかというデータは整理してお示し出来ると思います。

江村委員長

 そうですね。建物の概要と、それから駐車場ですか。それから、一般の交通の方法が分かりますか。

事務局

 はい。確認しておきます。

江村委員長

 難しければその次でいいですが。例えばバスの路線がどうなっているかとかあれば一番いいと思います。

田村委員

 建物の建築年月も。

江村委員長

 藤井副委員長、何かございますか。

藤井副委員長

 特にありません。

江村委員長

 それでは皆さんのご協力のお陰でスムーズに審議が進みました。これからいよいよ一番難しい所に差しかかりますけど、引き続き、どうぞよろしくお願いします。
 では、今日の委員会はこれで散会いたします。どうもお疲れ様でした。

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