第11回新潟市行政区画審議会会議録

最終更新日:2012年6月1日

平成17年11月30日

司会

 第11回新潟市行政区画審議会を開会いたします。
 会議に先立ちまして、審議会委員の異動がございましたのでご報告いたします。
 このたび、北陸地方整備局の坂上委員が異動となりまして、新たに北陸地方整備局よりご推薦をいただき、蚊爪利之広域計画課長に委員をお願いすることとなりました。本日は、机の上に新しい新潟市行政区画審議会委員名簿を配布させていただいております。よろしくお願いいたします。
 次に、本日の出席状況でございます。田村委員、堅田委員、田辺委員、早川委員、蚊爪委員、齋木委員からご欠席の連絡をいただいております。また、熊谷委員につきましては若干遅れている模様でございます。
 審議会委員が半数以上出席しておりますので、本審議会設置条例第4条第2項の規定に基づきまして、本日の会議が成立していることをご報告いたします。
 それでは、開会にあたりまして、会長からご挨拶をお願いいたします。

長谷川会長

 長谷川でございます。この新潟市行政区画審議会も本日で11回目となりました。委員の皆様におかれましては、本日もご多忙のところお集まりいただきまして、まことにありがとうございます。
 前回、第10回審議会におきましては、区名案の募集方法をお決めいただきました。その後、10月31日から11月21日までの3週間、区名案の募集を行ったところでございます。その結果、大変多くの応募が寄せられました。多くの方々に関心を持っていただき、そして応募していただいたということで、大変嬉しく思っております。
 詳しい応募の結果につきましては、既に事務局で資料にまとめて皆様にお送りしておりますので、ご覧になられたかと思います。
 本日からは、いよいよこの区名案の絞り込みについてご審議をいただくことになります。大変重要な山場にさしかかったと思います。皆様のご協力をお願い申し上げまして、ご挨拶といたします。
 よろしくお願いいたします。

司会

 ありがとうございました。
 それでは、この後の進行は会長にお願いいたします。

長谷川会長

 それでは、議事に入りたいと思います。
 まず、本日の次第と資料の確認を行いたいと思います。

事務局

 それでは、本日の次第と配布資料の確認をさせていただきます。
 本日の次第でございます。
 1、開会
 2、会長挨拶
 3、議事といたしまして、区名について
 4、その他
 5、閉会
でございます。
 引き続きまして、資料の確認をさせていただきます。
 資料1、区名案募集結果について(総括表)
 資料2、各区の区名案募集結果
 資料3、区名選出に関する意見要望等について
 資料4、区名に係る各種意見等について
 以上でございます。

長谷川会長

 ありがとうございました。
 それでは、審議に入ります。具体的な進め方として、まず、寄せられた区名について、資料に基づいて報告いたします。
 それから、皆様から意見をいただきたいと思っております。
 その後、これからどういうふうに審議を進めていくか、絞り込みを具体的に行っていくか、整理してまいりたいと思います。
 それではまず、寄せられました区名案につきまして事務局から報告していただきます。

事務局

 それでは、資料に基づきまして説明させていただきます。
 資料1をご覧ください。
 今回の区名案募集結果でございますが、まず総括表ということで全体の姿をご覧いただきたいと思います。
 応募の状況ですが、14,965通ということで記載させていただいておりますが、区名案募集期間中に応募いただきました総件数といたしましては16,490通ございました。
 ご承知のとおり、審議会では、1人1通という形で募集いたしましたので、そうした重複応募、あるいは区名案や意見等記載が全くないもの、そうしたものなどを除きまして、ここでは14,965通のご意見があったということで整理させていただきました。
 それぞれの内容ですが、応募者の属性といたしまして、今回は新潟市内に住んでいらっしゃる方、通勤者、通学者、団体ということでご意見をいただきました。それぞれの数でございます。
 それから、応募方法。募集専用箱を設けまして募集をしたり、あるいはファックス、Eメール、郵送でということで募集をさせていただいたわけでございますが、その応募方法別の集計でございます。
 次に、14,965通の年代別の応募状況でございます。
 また、居住区別ということで整理をさせていただきました。
 次のページをご覧いただけますでしょうか。それぞれの区ごとにお寄せいただいた区名案の応募数を記載させていただいております。その応募の中で、おおまかに上位5位内のものにつきまして表示し、それ以下のものにつきましてはその他ということで集計したものです。1区から8区までございます。
 次のページですが、そうした応募の中で、それぞれ各区にお住まいの方がどのような意見をお持ちかということで整理をさせていただきました。
 資料2をご覧ください。各区ごとに、どのような区名案をお寄せいただいたかということで整理をさせていただいたものでございます。この中では、区名案募集要領の時にご審議いただいたとおり、算用数字、アルファベット等を使った区名については、削除しております。便宜上、合計数が多いもの順に整理しております。
 1区ですと、候補としましては344種類の区名案が出てきました。また、各区の最後に、応募区名案に関する意見、それからその区名をつけた理由ということで記載があったものの整理をしております。
 2区は、候補としましては、398種類の区名案。
 3区は、候補としましては、240種類の区名案。
 4区は、候補としましては、361種類の区名案。
 5区は、候補としましては、299種類の区名案。
 6区は、候補としましては、395種類の区名案。
 7区は、候補としましては、417種類の区名案。
 8区は、候補としましては、409種類の区名案が出ております。
 資料3でございます。区名案募集にあたりまして、区名選出に関するご意見もお伺いしまして、それぞれ整理をさせていただいております。旧市町村名・方位について肯定的な意見、あるいは旧市町村名・方位について否定的な意見、あるいは選考方法に対する意見等々という形でまとめさせていただいております。それぞれ意見数が多いもの順に記載させていただいております。
 資料4でございます。今回の区名案の募集時だけでなく、区名についてはいろいろとご意見をお聞きしております。
 まず、新潟市議会の政令指定都市調査特別委員会で審議会の審議状況を報告しておりますが、その特別委員会より区名案についての意見をいただいております。
 また、今回は団体からも意見をお寄せいただきたいということでしたが、小須戸地区の地域審議会からいただきました。
 また、9月18日から11月13日にかけまして、市内16ヵ所で市長と語る会を開催した際に、区名案についての意見もいただきました。それについても整理いたしました。
 その他、新潟市の場合は、市長への手紙ということで公聴事業を行っているわけですが、その中で、区名についての意見もお寄せいただいております。そちらも整理いたしました。
 最後のページです。個人以外の、コミュニティ協議会や自治会からお寄せいただいた意見につきまして整理をさせていただきました。
 以上です。

長谷川会長

 ありがとうございました。
 それでは、この資料についての質問がありましたら承りたいと思います。

樋口委員

 団体からの応募が53通になっているんですけれども、この内訳を教えてください。

事務局

 自治会、コミュニティ協議会、地域審議会、それから、例えば勉強の一環として、中学校のクラスで応募してきたというのがありました。そのような個人以外の方を団体ということで集計させていただきました。

柳澤委員

 前回の審議会では、教育委員会とも話し合って、学校にも周知する方法を考えておられたようですが、それらもこの中に入っていますか。

事務局

 入っております。ただ、募集要領で議論いただきましたけれども、年代区分が19歳以下ということでして、明確に、例えば小学生か中学生かというのははっきり分かりません。
 私どもも教育委員会を通じまして、小・中学校に、区名案の募集をしているのでぜひ応募いただきたいということでお願いしました。中には先ほど申し上げたとおり、中学校の勉強の一環として応募いただいた、そういったものもこの中に入っております。

長谷川会長

 学校の名前で来たものもあるのですか。

事務局

 はい、ありました。

与田委員

 印象で良いのですが、応募された方たちの中で、自分の住んでいる区名だけを書いた人と、全区の区名を書いた人と、どちらが多かったですか。見ていると、当該地区以外の数字がずっと多いものですから。自分の住んでいる1ヵ所だけを出した人と、全部書いた人の割合を教えていただけますか。

事務局

 住んでいる区がはっきりと分からないところもあるのですが、特定の支所の募集専用箱で、その区の区名案が多かったというのがありました。

与田委員

 1人の人が1つの区名を書いてくる方が多かったか、全部の区名を書いてくる方が多かったかというのはどうでしたか。

事務局

 1つの方が多かったです。

与田委員

 分かりました。

高橋委員

 事務局にお伺いしたいのですが、2区の区名案の中で亀田というもの、それから3区の中に新津というのがあるのですが、これは間違いなくそうなっていたのでしょうか。

事務局

 はい。間違いございません。

羽田委員

 通勤の方の応募が6.3%で出ていますが、これは市外からの通勤者のみの数でしょうか。

事務局

 基本的には、市内の住所で応募いただいた場合には、在住ということで整理しております。市外から通勤しているということでチェックをいただいたのは、通勤のところに入れております。

長谷川会長

 他にございませんか。
 それでは次に、各委員からご意見を伺いたいと思いますが、具体的に各区でどの区名が良いという直接的なご意見よりも、現段階では、この中からいかにして絞り込んでいくかということが大事なので、その方法についてのご意見をいただきたいと思っております。
 私の個人的な考えとしては、非常に複雑になっておりますので、この審議会で全部やるのではなくて、検討委員会のようなものを設置して、そこで進めなくてはいけないかなと思っております。その辺り、伺いたいと思います。
 基本的な考え方としては、この募集リーフレット裏側の左上に、区名についての基本的な考え方ということでうたってあるわけですけれども、これらの他にも気をつけなければいけない点等ございましたら、発言をお願いします。

与田委員

 ルールに関する話ですが、以前にも議題になっている、旧市町村名を使うか使わないか。これをやると大きな抵抗があるのであれば、例えば、今回まずご意見を聞いたわけですから、聞いたうちの中から上位いくつまでの中でもって議論を絞ってしまうとか。そういう形でやると、まずは意見の上位何番目までで絞ることによって、皆さんの意見は反映されたとなる。こういうふうに上位のある程度のくくりの中から選ぶような形の議論を進めるという手もあると思います。
 一つは旧市町村名を使うか使わないか。
 もう一つは皆さんの意見を反映するために、ある程度の中でもって絞ってやっていくかみたいなことが必要ではないかという感じがいたします。
 絞り方としては、そういうふうにやっていかないと決まらないのではないかなと思いますし、いわゆる住民の方々のご意見を反映するということで考えれば、ある程度の順位で区切って、その中でやる位のことをした方が良いと思います。

長谷川会長

 今おっしゃった上位というのは数の、ですか。

与田委員

 例えば、数の上位10番目まででやるとか。少ない数の中から挙げるというのは、件数も多いので非常に辛いかなと思います。

長谷川会長

 区名についても基本的な考え方が3つあるわけです。区の一体感の醸成というのが1つあります。親しみやすさというのが2つ目にありますし、3つ目には全市的な観点からの整合性というのがありますから、こういった基本的な考え方に合わせて具体的に考えていけば自然に、というような気もしますが。

斎藤委員

 前回同様、また検討委員会を作っていただきまして、その中でルールを決めていただいて、出てきた意見を皆さんで話し合えばスムーズにいくかと思います。

小田委員

 私も、当然検討委員会を設置せざるを得ないだろうという認識を持っております。今まで審議会で2回議論させていただきましたけれども、この結果を見て、なお迷いが生じてまいりました。
 と言いますのは、過去2回の審議会において、旧市町村名を使うか使わないかの議論をやらせていただき、反対の意見と賛成の意見が拮抗しておりました。
 ところが、区名案募集をしまして、ふたを開けてみますと、旧新潟市を除く区で、区役所の設置予定となっている旧市町村名が1位にノミネートされました。そして、もう一つ驚いたことに、当該地区住民のおよそ10倍、場合によっては約40倍の格差で当該地区以外の人が、区役所の設置予定となっている旧市町村名、6区は白根、8区は巻、5区は少し特異ではありますが新津、ということで応募されております。
 また旧新潟市については、審議会において、なるべく中央とか東西南北は避けた方が良いという意見が沢山出ておりましたけれども、これもふたを開けてみますと中央、東、西が上位にノミネートされている。
 約15,000通の意見を無碍にするわけには当然いかないはずですから、投票結果の順位数はある程度重要視していかなければならないだろうと思います。選考するにあたって、上位何点というものも重要なポイントとして、作業にかかっていく必要があろうかと思います。

長谷川会長

 数も参考にすべきであるということですね。

北沢委員

 私は、多い数から挙げるのが良いと思います。というのは、前回の会議資料で千葉市、静岡市、さいたま市の資料を見ますとそういうようにやっております。
 多い方から5個なり6個、機械的に選んでいるところもありますし、その中から東西南北等を抜いているところもありましたけれど、原則的には多い数から選んでおります。
 ただ、多いのから機械的に挙げるということには私も異論もありますし、皆さんも異論があるので、候補数を例えば5個なら、そのうちの3個は一番数が多いところから取る。残りの2個は検討委員会や皆さんの意見で追加する。
 最終的には、住民の方が旧市町村名でも良いという意見であればそういうところに投票するだろうし、新しい未来型の方が良ければそういうところを選ぶと。最終的な判断は、住民の方から選んでもらうのが良いのではないかということで、まずは、今まで挙がった数の多いものから3候補を選んだ方が良いと思います。
 ただそういうふうにやると、例えば6区ですが、「中ノ口」が上位に挙がっていますけれども、これは住民の方がおりませんので、こういうのは削るというようなことで、多少修正を加えた3候補にすれば良いのではないかと考えております。

長谷川会長

 ありがとうございます。ただ、「中ノ口」は川からきているのですね。

北沢委員

 中之口は8区ですよね。資料ですと、6区の上位に「中ノ口」が出ているんです。当該区居住者はゼロなので、こういうのは抜かした方が良い。このような細かいところは調整してということになりますね。

深川委員

 7区と8区で、「西」というのと「西川」というのとだぶっているのがあります。前にも申し上げたのですが、西川というのは大河津分水から平島へ出る川のことです。これも調整する必要があると思います。

長谷川会長

 この点も大事ですね。

金城委員

 資料1で、ご意見をいただいた数なのですが、人口81万に対して少ないですね。全部の約15,000通の中で、5区新津からの約1万票をとってしまうと少ないというのがまずあります。それと、年代別ですが、ほとんどが50代以上の方々。半分以上を占めているのですね。
 そういうことからして、確かに出てきた意見は非常に重要視すべきなのですが、全体からみますと少し細いなというのが私の印象でございます。
 従いまして、検討委員会を設けまして、もっと具体的に当審議会の意見を検討して決めねばだめでしょう。
 ほとんど旧市町村名で決まりのような印象にも見受けられますが、そういう中、審議会の存在価値を考えれば、応募の意見は深く参考にしながら、だけどそんなに重要視しなくても良いのではないか。そういう感じがいたします。
 先ほど与田委員のおっしゃいました旧市町村名を入れるか入れないか等は非常に大きな検討事項であると思いますので、検討委員会をぜひ設置していただいて、もっと深く掘り下げていただければと思います。

長谷川会長

 ありがとうございました。

原山委員

 まず質問ですが、この募集結果は住民の方々に全部公表されるのかどうか。今後、市報等で、例えば上位何位までということではなくて、全ての区名案が公表されるのでしょうか。

長谷川会長

 この会議は公開でやっていますから、資料は全部オープンになっているわけです。積極的に市民に知らせるかどうかということですね。その辺りでご意見がありましたらどうぞ。

原山委員

 それが公表されるということであれば、この集計された数字というものが各区の住民の皆さんの民意ということになると思いますので、先ほどからお話があります旧市町村名を使うか使わないかという部分に関しましては、この結果が全てということで、使わないという断言はできないと思います。
 あと、検討委員会を立ち上げてという話も先ほどから出ておりますが、その検討委員会を立ち上げてというのは、私も当然全市的な観点で区名を選定していくという中で必要なことと思うんですが、区割りの時にあったような検討委員会の人選ではなく、この審議会の中の委員ということに限定するわけではありませんが、各区から1人でも代表者を入れていただきたいと思います。
 その辺りに関しましては、各地区の地域審議会がありますので、そちらにお声がけをした中で人選をしていただいて、そういう方も検討委員に入れていただき検討してもらうのが一番良いのではないかと思います。

事務局

 この審議会の際にお出ししている資料、それから会議録につきましては新潟市のホームページに全部記載してございます。ですから、基本的に本日お配りした資料につきましても、全てホームページに掲載させていただきます。
 また、この資料につきましては、市役所本庁舎においでいただければ、いつでもご覧いただけるようにしたいと考えておりますし、また支所、地区事務所にも送って、ご希望の方がいれば閲覧できるようにしたいと考えております。
 また、先ほど検討委員会のメンバーの関係でご意見がございましたが、実はこの審議会の設置につきましては条例で決まっておりまして、検討委員会につきましては、「検討委員会の委員は、審議会の委員のうちから会長が指名する。」ということで、外部の方をお入れすることはできないことになっております。

原山委員

 条例で定められているということでありましたら、この審議会の委員には、何区から誰々ということで入っている方もおられます。ぜひそういう方を入れていただきたい。

長谷川会長

 以前の区割りの時の検討委員会は、むしろ各地区の方は入れないで、一般的な立場の方に入っていただきました。今度の区名の時は各区から代表を入れた方が良いという理由をご説明いただけませんか。

原山委員

 私は5区選出の委員でございますので、5区に関しての話になってしまいますが、やはり地域事情というのが各区によって違っていると思います。当然この委員会の中では全市的な観点からということで、検討なり議論を進めていかなければいけないというのは十分承知の上でお話をさせていただくのですけれども、5区の場合は今回の集計結果を見ていただいて分かりますように、旧市町村名にこだわった結果が表れており、単純にいえば新津と小須戸で非常に激しい争いが行われているというのが現況でございます。旧市町村の人口の少ない地域におかれましては、このような募集であれば負けるのが当然で、組織票として集めた数字が今回の数字ということは皆さんご承知だとは思うのですけれども、そういった意味で地域の委員を検討委員会に入れていただきたいというのは、その地域の中の各市町村の地域審議会同士の話等を十分理解した上で、検討委員会の中で発言できるということからなのです。

長谷川会長

 分かりました。

伊藤委員

 5区の方で非常に強い意見が出ているわけですけれども、約15,000の通数の中で9,700も5区が占めている。組織票が入っていると考えて良いのではないかと思うのですが、やはり区名を決めるにあたっての3つの条件、それを満たす方向で意見を調整すべきではないかと思っています。

柳澤委員

 居住区別の応募状況を見ますと、全体の3分の2近くが5区に集中しているんですね。これは、合併された市町村が、我が田に水を引くという形が多かったのではないかという気がするんです。ですから、この投票数云々ということになりますと、非常に問題が出てくるのではないか。
 それから、各区の区名案の状況ということで、上位5以下のものはその他でくくってあるということなんですが、その他の合計で約4割以上を占めているのが、2区と7区ですね。これは、どういう名前をつけて良いのか分からないのではというのが私の意見です。
 それから、区名案の中身を見てみますと、例えば7区の場合、上位になっている区名案は、7区に居住している人からはわずかしか来ていない。「西」という意見を出した人が居住者で約200名、当該以外の人が約800名。それで1,000票近くになっているのですね。
 ですから、こういうことでは居住区民を主体にして絞り込みをするのか、あるいは総数で絞り込みをするか、こういうことも問題になるのではないかと思います。
 意見数だけで絞り込みをすることは、非常に大きな問題かと思う。私は、そういう意見というのを十分参酌した中で、審議会で最終決定というのが必要ではないかと思います。

長谷川会長

 この応募数の扱いについては、既に募集の時に述べているわけであります。参考とするけれども、必ずしも多いものが採用されるわけではありませんということでしたね。

小林委員

 私の意見はやはり検討委員会で、3つの原則に基づいて眺めていただくという手続きはどうしても必要だと思うんです。
 例えば、過去に蒲原という広い地域があって、歴史的明示として私は有意義だと思っているんですけれども、蒲原をめぐって東西南北という位置関係を見た時に、これは統一しないことには東西南北のつけようがない。そういうこともあったりするんです。
 そういうことでの整合性の問題というのは、非常に重要なことだろうと思うんです。
 また今までの議論でいえば、旧市町村名を採用した場合には、そこの地区の方々は納得がいくと思うんですけれども、それ以外の方の同意が得られるのかという問題をはらむんですね。やはり、納得のいくところを第一の基準で考える必要があると思うんです。
 それから、3つの原則は私どもで知恵を出して作ったものです。それを基に数点を選んで意向調査にかける。
 数点選ぶまでの手順のことを言うと、検討委員会でご議論いただく時には、数点より少し上回る数のものを準備していただいたら論議が次の段階でやりやすいのではないかと思います。

長谷川会長

 非常に重要なポイントですね。

樋口委員

 今の小林委員がおっしゃったようなことを私も考えていまして、前回この募集要領の話をしている時に、熊谷委員は私たち審議会委員のセンスでということをおっしゃっていたことがすごく印象に残っていまして、このたび資料をいただいた時に、区名案を全部声に出して読んでみました。
 その中で、私が良いなと思った区名案にはチェックをつけました。そんなことから考えると、確かに住民の意見の多さは大事にしなければならないんですけれども、それと合わせて私たち審議会委員のセンスでもって、これは良いんじゃないか、この区にふさわしいんじゃないかというようなものをいくつか入れて、検討委員会に諮っていただくというのはいかがでしょうか。

熊谷委員

 この間、選定の方式を議論した時に、はっきり覚えているんですけれども、2段階方式にしましょうと申し上げたのは私です。その第1段階になる今回の区名案募集は、1票でも100票でもセンスの悪い100票は落とす。センスの良い1票は選ぶ。そういう思想ではなかったかなと思っております。
 従いまして、確かに数が沢山あって、住民の方がそういうご意向だというのは分かりますけれども、それは参考にしながらも、第一義的に考えるものは樋口委員がおっしゃったような、これはこの地域をぱっとイメージできる良い名前だねというものを選んでいく作業。それが我々に付託されている使命ではないのかなと思っております。
 だけどそういう意味でこの間がっかりしたのが、報道に出ていたのですが、町内会等で回覧板を回して、特定の区名案を書いて沢山提出してきた組織票がある。基準の本来の意味はそうではないのだけれどと、ものすごくがっかりした覚えがございます。それが、今日の結果になって表れており、この異様な数字は、我々の選考ステップの趣旨から離れているなと思っています。
 これはケースバイケースで、これから議論すべきでしょうけれども、ファーストインプレッションで思うには、旧市町村名というのは不適だと思っております。
 先ほど検討委員に区の代表を入れてほしいというお話でしたけれども、区のご意向はこの募集で分かったわけですから、これ以上、区の代表がこの名前を入れろというような話になれば、まとまらないと思っております。もう少し客観的な視点で見られる人間が集まって、先ほど樋口委員がおっしゃったように、自分の持っているセンスでこれは非常に適切だというようなものを話し合って決めていくという選考方法が最も良いのではないかと思っております。そんな感じでやるべきではないのか。最初に話した選考方法というのはそんなことだったと思います。
 それから、今、小林委員がおっしゃったように、検討委員会で、例えば目標は1区について3つとか4つの案と決めた場合に、最後は審議会で選んでいただくということで、検討委員会では例えばプラス2案位多くを選んで提示するという形で選ぶという手もあるかなと思います。
 いずれにしても、数も参考になるかと思いますけれども、数で決めるというのは最初の議論に反すると思います。

原山委員

 今のお話では、例えば5区に関しての集計結果は組織票だ、審議会の方向性からかけ離れているのではないかということでございました。
 ですから、あえてこれは各地区の意向だとは言えないのではないかと思います。先ほど、この数字が各地区の意向だというご意見がございましたけれども、それは全く別の話です。
 人口の多いところで組織を作ればこれなりの数字が出てくるわけですので、その地域審議会の本当の事情というのはこの数字だけを見ても当然わからないわけであります。その辺りの事情を考慮した上で、検討委員の中にぜひ区の所属された委員を入れて、発言できるようにしていただきたいということです。もう一度説明させていただきました。

長谷川会長

 原山委員のおっしゃるには、地区の方で特に若手の方々が今真剣に討論されているということでありますから、そういう事情はこれから検討委員会を作るにせよ、そこで十分に考慮に入れさせていただきたいと思います。
 それには何もその区から代表を選んで参加していただかなくても、いろんな形で意見を聴取することはできると思いますから、その辺りは柔軟に理解させていただきたいと思います。いかがでしょう。現在も議論は続いているわけですね。

原山委員

 若手だけではなくて、当然地域で上の年代の方たちでもやっております。ですから今会長がおっしゃられたようなことであれば、その委員をぜひ入れていただきたいということにはこだわりませんけれども、ぜひとも全ての団体の考え方等というものを考慮していただきたいという強いお願いでございますので、よろしくお願いいたします。

長谷川会長

 この結果を見て、委員はいろいろご判断なさっているわけですが、旧市町村名を避けるべきだというのは、原山委員の属していらっしゃるところをモデルとして議論になっていますね。その地区のある特定の地域だけの意見であって、その区の中の別の地域と鋭く対立しているようだったら、これはとても採用できないというのは、一つの考え方としてあると思います。
 しかし、もし話し合いがついて、それが良いものであると全員の意見が一致すれば話は変わってくるわけで、しかし、その時でも区の名前がそれになるかどうかというのは、全市的な観点から考えないといけないわけですから、その辺りも十分考慮いただいた上で、これから検討委員会を作る方向で進めたいと思うんです。
 改めてお諮りいたします。

小田委員

 前回の会議で、地域審議会にどうアプローチするかが話題になりました。その時、私自身も地域審議会は地域審議会なりに独自の議論もされるでしょうし、特段この審議会から手立てを講じる必要はないだろうという意見を述べたと記憶しております。
 13審議会のうち、正式に私ども審議会へ文書で要請があったのは1つでございました。もちろん、今議論になっている5区の中ではだいぶ動きがあったと聞いておりますけれども、この状況を見ますと他の11審議会は、募集の基本原則、それから私ども審議会委員のセンスというものをきちんと理解してくださったものだと思っておりますし、自由な意見をいただきたいと誘いかけはしたはずでありますけれども、11の地域審議会の中では統一の見解は持つに至らなかったようであります。
 それは、私どもに期待をしているということが明白になったものと思っておりますので、特段区にこだわりすぎる方が、長期的な面、あるいは今後の面、そして先回2回にわたって議論した私どものこの審議会に課せられた役割からすると、少し別な道に動いてしまう恐れもあろうかと思います。むしろ検討委員は、より広範な目で、より全市的な目で判断できるように編成をすべきだろうと思っております。

小山委員

 検討委員会を設けることには確かに賛成ですが、その場合は、この審議会で禁忌事項といいますか、これは使わないでほしいとかという大雑把なものを決めてから、検討委員会に任せるべきと思います。
 それから、新潟市はこれからどんどん発展していくわけですけれども、今回の応募で若い世代の約40代以下の人は40数%と出ている。あとは、今までの新潟市を背負ってきた高齢者が40数%。できれば若い世代の、これから新潟市を背負っていく世代の意見も入れながら、高齢者と若い世代の意見をどう調和していくかということを十分論議していかなければならないと思います。

羽田委員

 小山委員がおっしゃったとおりです。うちの地域審議会では、市長が常々日本海側の政令指定都市として新しく出発するんだとおっしゃっていることから、それであれば旧市町村名を使わないで新しい名前で新しく出発したらどうかという若い人の意見がございました。

阿部委員

 私も5区でございますが、5区の場合は投票した皆さんそれぞれが、その地区の歴史と伝統のある名前ということで、新津という地名に対して非常に愛着を持っているわけでございます。
 地区の皆さんがそういうふうに要望しているのを、ここで無視することはいかがなものかなと思いますし、また、両地区の地域審議会もそれぞれ接触をしているようでございますので、先ほど会長さんがおっしゃったように両方が合意し、両地域で意見がまとまればそれで良いのではないかと思います。旧市町村名を検討委員会の中で最初から没ということはしないようにしていただきたく要望いたします。

与田委員

 原山委員に伺いたいのですが、新津という名前を残したいというのがまず第一ですね。

原山委員

 個人的にという意味ではないです。旧新津市民に限っては、新津区という名前にしたいという強い要望です。

与田委員

 新津市はいつ合併して新津市になったのですか。

原山委員

 昭和14年。

与田委員

 その前は新津でないところもあったんですよね。

原山委員

 もちろんありました。

与田委員

 区名って、個人的には記号だと思っているんです。
 例えば、東京で赤坂がありますね。赤坂って、誰も港区とは言わないですね。そこで、新津も区名でなければいけないのかなと思うのです。新津という市の中には、元々は新津でない所ももちろんあった。新津本町では名前が残りますね。だから、新津何々と、新津という名前は残るはずなので、区でなければならないという理由は何かあるのですか。

原山委員

 私も勉強不足なんですけれども、例えば、今は新潟市新津本町です。でも政令指定都市に移行して、何々区という名称が決まったとしますよね。そうしたら新津本町というのは本町になるのですよね。

与田委員

 新津本町のままだと思います。

原山委員

 新津本町ですか。

与田委員

 はい。
 私が言いたいのは、区名でなければいけないのかということなんです。今の例で申しましたように、赤坂は港区なんですよ。でも、誰も港区なんて言いませんね。私は、もし地名を残したいという議論なのであれば、区にこだわることはないだろうという気が個人的にはしているんです。住民の皆さんのお考えがどうかというのと、さっき申し上げたように、合併して新津市になる前、隣に村があったわけで、この人たちも新津という名前にこだわっているのかなというのがある。この辺りのところ、お住みになっている方の印象をお聞きしたい。

原山委員

 新津市民の方々で、例えば金津地区とか小合地区とかは、当初は村で、新津市に後から合併した。荻川もそうです。でも通称で言えば、市民の皆さんは金津、小合、荻川とか言っています。そういう感覚でいけば、その辺り、新津という名前がなくなることに高齢者の方たちは抵抗がないと思うんです。ただ、その時代を知らない世代には抵抗がある。

与田委員

 その時代を知らない人たちにとっても、新津という名前は今の新津本町地区には残るわけですね。それを考えると、どうして区にこだわるのかなというのが非常に疑問で、特に私は新潟市に住んでいてイメージがわかないものですから。私は旧関屋村にいるんですけれど、あそこは他に団九郎とかいろいろな地域があるのですが、まとめて新潟市関屋になっているんですね。
 ですから、区になっても何々区新津何々になるはずで、その名前がなくなることはないと思うんです。そこで、なぜ区にこだわるのかというのが分からなかったものですから、質問させていただきました。

原山委員

 今の与田委員のお話で、私も深く考えたんですけれども、我々の地区で今議論されていることというのは、当然、新津本町は残らないだろうということなのです。5区の話ばかりで申し訳ないんですけど、小須戸は旧小須戸、いわゆる小須戸の本町と言われているところは小須戸という地番ですよね。ですから、小須戸は小須戸区でなくても名前は残るだろう。でも、新津は大字新津のほんの一部分の地域しか残らないのではないかということで議論になっているんです。

与田委員

 新津駅は残りますよ。

原山委員

 そういうことであれば、今の話が地区の中で進めていけるかなと、私自身は思っています。

与田委員

 ぜひ商工会議所青年部として、そういう運動もしていただきたいと個人的に思うわけです。

原山委員

 ありがとうございます。

長谷川会長

 ありがとうございました。大事な問題で、新津市というのは取れますが、町名は全部残るということですね。

柳澤委員

 私は検討委員会で論議して一定の線を出していただきたいと思うわけです。事務局でそれぞれの区における名称を全部挙げて、最後にその区の意見と理由というのを載せていただきました。その名前をつけた理由というものを、ある程度検討委員会の中で参酌して、票だけにとらわれないということで、地区の住民の考えている名前というものをある程度見てほしいと思うんです。
 例えば、今話に出ている5区の場合も、理由の3番目に、「秋葉山にちなんで」とある。そういうようなことも考えた中で区名を検討されたら、市民の意見からかけ離れたものにならないんじゃないかというような気がいたします。そういうことで、検討委員会で論議をしていただいた方が良いと思います。

長谷川会長

 ありがとうございました。
 それでは、江村副会長から意見があるそうですのでお願いします。

江村副会長

 いろいろと具体的なご意見を伺いましたけれども、そもそも区名案を募集するという前提は、熊谷委員がおっしゃいましたように、あまり条件をつけずに自由に出していただく。そういう趣旨で言えば、100票来ようと1票来ようと市民の意向は同じウエイトであります。まず、その点は確認しておきたいと思います。
 それから、お出しいただいた中身を見ますと、大きく分けて2つの流れがございます。1つは歴史的な経緯を重視する流れ。もう1つは将来重視の未来志向の流れ。この2つ。いろいろありますが、大きく分けるとそうなります。
 区名というのは、極めて大事な問題で関心が深かったのはありがたい話なんですが、前回も申し上げましたように、新潟市の場合は他の政令指定都市と違う大きな前提要件がございます。これは、合併した市町村が今までになく沢山ある。14市町村が一緒になったということは、今までで初めてのケースであります。
 従いまして、皆さんがおっしゃいましたように、選定の基本的な考え方というのを前回お出ししましたが、この考え方を一番大前提にして考えていかなければならない。
 1つ目は、「政令指定都市としての新しいまちづくりにふさわしく、区の一体感の醸成が図られるもの。」こう言っております。これは、区内の一体感の醸成と言い換えてもよろしいかと思います。
 つまり、いかに多数のご意見であろうと、その地域内に大きな反対意見がある場合は、これは考えなければならない。
 2つ目、「区名は、親しみやすく、愛着が持てるものとする。」これは、内外共にそういうことだと思います。
 3つ目、「全市的観点から整合性を考慮したものとする。」と言っております。これは、最後の調整の時にやらなければいけませんね。
 そういう前提から考えていかなければならないわけですが、これから具体的な検討を進めるにあたりましては、選定の基本的な考え方がこれでよろしいのかどうか。さらに付け加える必要があるのか。つまり、ある程度大きな主張を捨てても良いのかという点について、皆さんからこの場でご意見をいただければと思います。
 よろしくお願いいたします。

長谷川会長

 それでは、検討委員会を設置するということを、まずご承認いただきたいと思うのでありますけれどもいかがでしょうか。
・異議なし・

長谷川会長

 ありがとうございました。
 それでは、検討委員会を新たに設置するという考えもあるかもしれませんけれども、区割りの時に既に検討委員会を設置しております。非常に慎重に、深く審議していただいたという経験もございますし、そういったことを踏まえて、前回お願いした検討委員に再度お願いするということでいかがでしょうか。
―異議なし―

長谷川会長

 ありがとうございます。
 確かに検討委員に地区を代表するような方は入っておりません。しかし、全市的な立場からご検討いただくには非常に良いメンバーになっていると私は思います。
 それから、先ほど原山委員からご指摘がありましたように、現在各地区いろいろなレベルでの検討がされているということで、随時、検討委員会で地域審議会等の意見を聞いていただくというようなことを入れまして、そういうことも含めて以前の検討委員会に再度お願いするということにさせていただきたいと思います。いかがでしょうか。
・異議なし・

長谷川会長

 ありがとうございます。
 なお、検討委員でもありました坂上委員の代わりとして、今後は蚊爪委員にお願いしたいと思いますが、これも合わせてご承認をいただきたいと思います。
・異議なし・

長谷川会長

 それでは、副会長に再度検討委員長をお願いするということになりますけれども、よろしくお願いいたします。
 ただいま副会長からご指摘がありました問題、検討委員会で検討の基礎とする原則をどうしたら良いのか。基本的には、募集をした時の区名についての基本的な考え方を原則としてよろしいかどうかということですね。これは大前提だと思いますけれども、他に付け加えることがあるのか。それとも、これは必要ないのかという議論をお願いしたいと思います。

江村副会長

 原山委員にお伺いしたいのですが、原山委員の属される区の場合は、地域審議会というのは旧新津市と旧小須戸町と両方ありますね。

原山委員

 そうです。各地区に設置されています。

江村副会長

 そのお互いの地域審議会同士の連携といいますか、協議、意見交換の場というのはあるのですか。

原山委員

 私個人の立場での話になりますがよろしいですか。

江村副会長

 どうぞお願いします。

原山委員

 私は新津商工会議所青年部の会長という立場で、出席させていただいております。5区にある両地区の地域審議会には、それぞれ新津商工会議所会頭、小須戸商工会議所会頭が属しております。委員長は全く別で、旧新津市長、旧小須戸町長でございますけれども、その中で意見が割れているのが一番初めの発端なのです。
 両地区の商工会議所には、商工会議所の子である青年部という組織があるんです。私が所属しているのは、新津商工会議所青年部ですが、小須戸の青年部とはこの新潟市の市町村合併を踏まえて2年前位から交流を行っているんです。
 その話の流れの中で、当然区になっても隣町ということで、お互いに共同歩調をとって、5区を発展させるために頑張りましょうということで決意表明いたしまして、今も同じ気持ちでやっています。その中で、両地域審議会、両商工会議所で話し合いをしていただけませんかというふうに話を進めていたんです。
 それは、この行政区画審議会の意向調査の時期にあたる段階までに、ぜひとも同じテーブルについて話し合いを進めていただけませんかということで、我々は子どもの立場で話をさせていただいていたのですが、我々は、当然親があっての子の組織ですから、親がノーと言えばそれはできず、親同士が同じテーブルについてくれないというのが現状なのです。

江村副会長

 もう一つお伺いしたいのですが、5区のご意見の中に、新津区にしてほしい、合併時の約束というのが多くあったのですが、これは何を意味するのですか。

原山委員

 新津では、合併賛成、反対の問題が大きく取り沙汰された時がありました。その時のアンケート結果は反対というのが大多数だったわけです。そこで、住民投票が行われたのですが、その時に、私ら商工会議所も運動に携わり、商工会議所が筆頭になりましてまちづくり協議会というものを発足いたしました。そのまちづくり協議会の中で、合併推進運動を行ったんです。
 その時に、新津という名前は残すと、いわゆる公約的な文書にして運動したんです。それをその時の市長も同じ発言で選挙活動をしたのです。その後の市議会議員たちも同じようなことを言った。ただ、私からすれば別に新津区を残すと言ったのではなくて、この新津はきちんと残しますよと言ったと受け取っています。
 ただ、それを市民の皆さんが誤解しているというのが正直なところで、ですからその辺りも我々で地元に帰り、十分に理解していただけるよう活動しているつもりです。ただ、各地区で上の年代の方々がそういう活動をして、組織票で新津と書いてくださいというような形ですから、こういう結果になったということです。

江村副会長

 大変よく分かりました。

阿部委員

 今の原山委員の話の追加でございますが、江村副会長がおっしゃったように、確かに新津、当時の湯田市長と当時の小須戸の佐藤町長が、合併の時に新津でひとつ進んでいこうということで握手をしたという経緯があるわけです。
 ところが、途中で合併が頓挫してしまい、話が行き詰ってしまった。今、賢明に修復している最中でございますし、また、前小須戸町長と前新津市長とで話し合いをしているようでございますけれども、全体から見ると新津でというニュアンスは持っているようでございます。

長谷川会長

 ありがとうございました。
 それでは、検討委員会の要望、何か他にございましたら伺いたいと思いますが、よろしいですか。
 では、今後のスケジュールですが、12月中に区名意向投票を実施したいと予定として考えていたわけですが、それにとらわれずに検討委員会でしっかりと検討していただきたいと思っております。
 それでは、検討委員会で一応の案が取りまとめられた段階で、またこの本会議は開催させていただくということにさせていただきます。いずれご案内をさせていただきます。
 これまでの予定では、12月の半ば頃までに検討していただければと思っていたのですが、なかなかそう簡単ではなさそうな面もありますね。

金城委員

 私が忘れたのかどうか、例えば検討委員会で3つか4つの候補名を絞ることになるのだろうと思いますが、そのフィードバックは、例えば4区であれば、絞り込んだものを4区の住民に返すと、こういうことで考えてよろしいですね。全市民に返すのではなくて。

長谷川会長

 その方法については、これからまた相談させていただきたいと思います。

江村副会長

 意向調査は年明け頃までに、なるべく早くお願いできるようにしたいと思っています。その前に、この審議会で皆さんのお知恵を借りますが、その際、意向調査をどういうふうにやるかにつきましてもご相談したいと思っています。
 全市的な視点からの総合性というのがありますので、その地区だけにお願いした方が良いのか、それとも全市にお願いした方が良いのか、これも十分私どもで素案を作りまして、皆さんのご意見を伺いたいと思います。

金城委員

 その地域に返すべきだという考えでありますので、よろしくお願いします。

江村副会長

 ご意見を伺っておきます。

長谷川会長

 他にございませんでしょうか。
 年明けに意向調査を行うということであれば、12月の中旬から下旬にかけてまとめあげるということになろうかと思います。
 それでは、第11回行政区画審議会を閉会とさせていただきます。ご協力ありがとうございました。

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