第377号(令和4年12月18日)1ページ目

最終更新日:2022年12月18日

GOOD!な農業の実践!
GAP(ギャップ) (良い農業の実践)の取り組みを紹介します〜

SDGs(エスディージーズ)(持続可能な開発目標)が国連サミットで採択されたことを受け、持続可能な社会の実現に向けた取り組みがさまざまな場所で実施されています。この、SDGsの「S」持続可能性(サステナビリティ)とは、「将来に渡って、機能を失わずに続けていくことができる」ということで、農業現場ではGAPの取り組みが該当します。
西蒲区においては、GAP認証取得農場が6つ(令和4年9月末時点)あり、GAPに積極的に取り組んでいます。
今後のさらなる普及が期待されています。

GAP(ギャップ)とは?

Good Agricultural Practice=“良い農業の実践”

■農産物の安全性確保
■環境保全
■従業員の労働安全
■人権保護
■農場の経営管理
これらを考えた農業を行い、持続性を確保する取り組みです。

西蒲区では、GAPに取り組む農業者を応援します

下記費用の補助金について、産業観光課 農業振興グループまで相談してください。
■GAP研修会への参加費用
■GAP指導員資格取得費用
■GAP認証更新に係る費用

GAPに取り組む農業法人を取材しました

巻地区 エンカレッジファーミング株式会社

所在地 西蒲区越前浜7634番地
従業員数 75人
主な栽培品目と面積
・ミニトマト(2ヘクタール)
・野菜苗  
・花苗 など
栽培しているミニトマトの写真

農場内のルールが確立され、作業がスムーズに進んでいます。
GAP担当 近藤さん
近藤さんの顔写真

GOOD!なポイント1 〜作業時のルールを掲示〜

収穫で使用するハサミは、使用後必ず消毒しています。
ハサミの取り扱いについて記載されている写真

GOOD!なポイント2 〜農薬散布時は指示書に記録〜

指示書を作成し、いつ、何の農薬を散布したのかを記録し、後追いできるよう工夫しています。
指示書の写真

GOOD!なポイント3 〜リスク表でリスクを見える化〜

生産工程にかかるリスクを見える化し、従業員と共有しています。
生産工程のリスクについて記載されている写真

西川地区 有限会社 そら野ファーム

所在地 西蒲区下山1318
従業員数 75人
主な栽培品目と面積
・米(73ヘクタール)  
・大豆(53ヘクタール)
・いちじく
・いちご など
生産しているお米の写真

整理整頓や在庫管理の意識向上につながりました。
GAP担当 竹田さん
竹田さんの顔写真

GOOD!なポイント1〜農薬は分けて管理〜

保管庫を分けて管理することで、万が一流出した場合でも、粉剤と液剤が混ざるリスクを防ぎます。

粉剤の写真
粉剤

液剤の写真
液剤

GOOD!なポイント2 〜農場独自のルールを作成〜

マニュアルに沿って、異物混入防止などについて、農場独自のルールを作成しています。また、作成後も毎年見直しを行っています。
異物・異品種混入防止ルールマニュアルの写真

GOOD!なポイント3 〜二次元コードでの在庫管理〜

二次元コードをアプリに読み込ませて在庫を管理しています。農薬の使用量もアプリで管理しており、これにより、発注する際の無駄が少なくなります。
アプリに読み込ませる二次元コードの写真 農薬の写真

西蒲区データ

人口 54,304人(−71) 世帯数 20,849世帯(−13) 男 26,327人(−42) 女 27,977人(−29)
注記:11月末現在の住民基本台帳。カッコは前月末比

目次へ

本文ここまで

サブナビゲーションここから

西蒲区役所だより

注目情報

    サブナビゲーションここまで