企業有林や緑地など「自然共生サイト」認定を目指しませんか?

最終更新日:2025年4月25日

令和4年12月に生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で、2030年までに世界の陸と海の30%以上を保全する「30by30(サーティバイサーティ)」と呼ばれる世界目標が採択され、国内でも「生物多様性国家戦略2023-2030」に盛り込まれています。
30by30の達成に向け、民間で所有する自然豊かな森林などを、国が認定する「自然共生サイト」へ登録し、生物多様性の保全区域を増やすことが期待されています。企業等で管理している自然を自然共生サイトへ認定し、国際的な目標達成へ貢献しませんか。
以下の活動を特定の区域において、継続して実施されていて、自然共生サイト認定に興味のある個人、企業、団体の皆様は、環境政策課まで情報をお寄せください。

  • 動物・植物の生息・生育状況を記録している。
  • 自然と触れ合うイベントを行っている(生き物観察会、自然保護活動、環境学習など)
  • 希少な動植物が生息・生育し、保護・管理している。(レッドリスト掲載種など

※上記に限らず、活動内容について、生物多様性の価値が認められれば認定の可能性はあります。詳細は以下の環境省パンフレットをご覧ください。

30by30目標を達成するためには

以下の(1)、(2)の合計を30%以上とすることが目標とされています。目標達成のためには、自然共生サイト認定数を増加させる必要があります。
(1)鳥獣保護区や国定公園など法令で生物多様性が守られる区域
※新潟市の場合:国鳥獣保護区(佐潟・福島潟)、新潟県鳥獣保護区(新潟角田、鳥屋野潟、秋葉、弥彦)、国定公園
(2)民間などの取り組みにより生物多様性が守られる区域(OECM)
※OECM:(1)以外で生物多様性保全に資する区域。自然共生サイト認定を通じて、国際データベースに登録される。

自然共生サイトとは

  • 事業者、民間団体・個人、自治体の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を環境省が「自然共生サイト」として認定しています。
  • 例として、企業の森、企業敷地内の緑地、自然観察の森、里地里山、都市内の公園、ゴルフ場などがあります。

じゅんさい池の認定についてのご紹介

令和6年後期に新潟市では「じゅんさい池」について、自然共生サイトの認定を得ました。主な評価ポイントは以下のとおりです。

  • 動植物の生育・生息状況を記録し、今後も継続する(じゅんさい池ガイドブックなど)
  • 生き物観察会などを開催している(市民参加型のナイトウォーク、フィールドワークなど)
  • ジュンサイなどの希少な植物が生育している

自然共生サイトの申請方法等

令和7年4月から、自然共生サイトを法制度化した新法・地域生物多様性増進法が施行されました。
申請受付は、受付期間である独立行政法人環境再生保全機構で行っております。また、申請方法のご案内や申請にあたっての事前相談も行っております。詳細は、以下のリンクからご覧ください。
申請の受付期間は通年です。審査期間は6~7か月程度です。

認定サイト一覧

これまでに認定された自然共生サイトを紹介しています。
新潟県内では、令和5年度後期に朝日城の森(長岡市)、令和6年度前期に雪国植物園(西陵の森)(長岡市)、令和6年度後期にじゅんさい池(新潟市)、ふれあいファーム三ケ村(十日町市)が認定されています。

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環境部 環境政策課

〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館2階)
電話:025-226-1363 FAX:025-222-7031

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