初任者研修

最終更新日:2020年5月19日

2019年度初任者研修 公開授業

10月1日(火曜)~11月26日(火曜)初任者研修の公開授業が行われました。
新採用教員は、指導案の検討や授業、協議会を通して、自らの授業や子どもとのかかわり、学級経営等について、新たな気付きを得たり、よりよい授業や学級づくりのための考え方を学んだりすることができました。
また、新採用教員同士で学び合い、他教科の教員と高め合うことの意味を感じたり、指導教員や校内の教員に支えられながら取り組めることに対する感謝の気持ちを一層高めたりしていました。
そして、目の前の子どもたちのために自らの力を高め続けていきたいと決意を新たにしていました。

新採用教員の振り返り

【小学校教諭】
今回の研究授業をするに当たり、事前に協議したり、他の初任者の授業を見たりして、最初に考えていた授業とは大きく変更しました。子どもたちに寄り添った授業になるよう、深く考えました。このことを通して、どの教科でも、子どもたちの思考に沿った授業になっているのか、実態に合っているのか、考えることができるようになりました。
また、子どもたちがやりたいと思える課題の出し方について、学ぶことができました。越えることができそうなハードルを与えることで、意欲的に問題を解こうとする子どもたちの姿を見て、どの学習でも意欲的な子どもたちの姿を引き出したいと思いました。 

【中学校教諭】
指導案検討から何度も作り直し、長い時間をかけて今回の公開授業に挑み、現在の精一杯の授業ができたと思います。指導主事の先生や勤務校の理科の職員の方々と指導案を検討することによって授業のイメージも明確になりましたし、協議会では、校内指導教員、教科指導教員、初任者の方々から多くの意見やよかった点、改善点をいただき次の授業に生かしたいと強く思うようにまりました。
協議会で、生徒の発言が多く、話し合いもしっかりしている、よい雰囲気の中で授業ができていると多くの意見をいただきました。約半年間、生徒と一緒に作り上げてきた授業の様子が人に評価されたのが、とても嬉しかったです。授業に関しては、時間内にまとめまで進んだのはよかったのですが、実験方法の指示が不足していたと感じました。今後は、必ず言わなければならないことを丁寧にメモしていくようにしたいと思いました。 

【高等学校教諭】
他教科の先生方からの意見がすごく参考になると感じた一日でした。今回の公開授業後の協議会では、英語科・国語科の先生と行い、それぞれの視点での意見を聞くことができました。他教科とは、到達目標や手立てが大きく異なることもありますが、自分の教科でも活かせることがあると、今回感じることができました。グループワークの取り入れ方やその目的、思考時間の長さの設定など、どこを焦点化するかによって授業の計画が大きく変わっていくことを実感でき、公開授業以降の毎日の授業をどう組み立てるかを考える際に役立つと感じました。
また、自分自身の授業を客観的に見てもらうことで、良かった面も改善した方がよい面も自覚でき、無意識だった行動等を認識できたのは大きいと思いました。
よりよい授業づくりに向けて、今回の研修は一日を通して、とても充実していたと思います。 

【特別支援学校教諭】
本時の展開もそうですが、それ以上に単元の構成に悩みました。生活単元学習で公開授業を行いましたが、構想していく中で「生活単元学習とは何だろう」と思うようになりました。自分自身の勉強不足ではありますが、もう少し生活単元学習とは何か、という部分で消化してから授業構想に臨む必要があると感じました。ですが、たくさんの先生方にたくさんの時間をとっていただきながら、集中して自分なりにこだわって公開授業に臨むことができました。こんなにも、あたたかく有意義な時間は今までにはありませんでした。
また、同じ初任者とのファシリテーションでも、互いの授業から考えを深め、自分自身の今後に生かしていくことができそうです。指導教員の先生からも、ファシリテーションに入っていただくことで、自分たちでは気付くことができない新しい視点で話し合うこともできました。

2019年度初任者研修 体験研修

8月2日(金曜)、ゆいぽーと(新潟市芸術創造村・国際青少年センター)で体験研修が行われました。
・オリエンテーリング:西大畑公園の松林を中心に、クイズを解いたり写真の場所を探したりしながらポイントを回ってゴールを目指しました。
・野外炊事:かまどを使用して、カレーライスを作りました。
・にいがたアドベンチャー:グループの人間関係を向上させ、コミュニケーションや信頼関係強化を目的として、様々な課題解決プログラムを行いました。

受講者の感想

・野外炊事やアクティビティを通して、仲間とのコミュニケーションの大切さをあらためて学びました。失敗したときにフォローしてもらえるあたたかさや、成功をともに分かち合う喜びなどの大切さを実感しました。日々の活動や授業の中で、子どもたちに感じさせたいです。(小学校教諭)
・仲間と協力することで、想像以上の充実感や楽しさが残りました。中でも、ポジティブな声がけは、活動する中で非常に励みになったので、日ごろから子どもにポジティブな声がけを行っていきたいです。子どもの気持ちになって考えることができた1日でした。初心を忘れることなく、子ども目線で常に考えていける教師になりたいです。また、一緒に汗をかき、一緒に楽しみ、成長していきたいと思いました。(養護教諭)

2019年度初任者研修 授業参観

6月11日(火曜)と14日(金曜)、授業参観が行われました。市内8つの研修協力校で、校長先生の講話を聞き、先輩の授業の参観と協議を行いました。

受講者の感想

<校長講話から>
・校長先生のお話を聞いて、「授業で勝負できる教師でありたい!」と思いました。子どもたちに力を付けてあげられる教師になりたいです。そのために、子どもたちの目をしっかりと見ていきます。(中学校教諭)
<参観した授業から>
・先生と子どものやりとりから、指導案だけでは見えない先生の手立てや学級づくりを感じ、明日にでもまねしてみたいと思うことがたくさんありました。あらためて日々の子どもたちとのやりとりの積み重ねが大事だと思いました。また、実践を重ねていきたいと思います。(小学校教諭)
・経験豊富な先生の授業を参観し、流れや展開の仕方が改めて勉強になりました。今後の授業で1つでも多く取り入れて試すことで、授業の質を高めていきます。(高等学校教諭)
<協議会から>
・同期の仲間と授業について語り合うことは充実感があります。これからも意欲をもち続けるために、真剣に学び合っていきたいと思いました。(特別支援学校教諭)

初任者研修

新潟市の初任者研修は、大きく「校内における研修」と「校外における研修」に分けて行っています。 
「校内における研修」では、指導教員をはじめ、職場全体で初任者を大切に育てます。
「校外における研修」では、教育委員会の指導主事が講義や演習を通して、大切なことを分かり易く教えます。また、様々な研修を通して、同期の仲間との絆が生まれます。「楽しく力の付く初任者研修」です。

校外における初任者研修の主な内容

  • 学習指導研修(9日)
  • 特別支援教育研修(2日)
  • 生徒指導研修(2日)
  • 学級経営研修(小・中・特)(2日)
  • 高校教育概論(高)(2日)
  • 情報教育研修(1日)
  • 体験研修(1日)
  • 基礎的素養研修(2日)

1 学習指導研修
● 先輩教諭の優れた授業実践を参観し、授業の基礎・基本を学びます。
● 受講者同士で指導案を検討し、授業を参観し合い、批正し合う中で、互いの授業力に磨きをかけます。

2 生徒指導研修
● 新潟市の生徒指導における重点と現状を学びます。特に「いじめ」「不登校」について重点的に研修を深めます。
● 子どもと良好な人間関係を築くことができる教師になるために、グループ演習を通して、児童生徒理解やコミュニケーションの在り方を学びます。

3 特別支援教育研修
● インクルーシブ教育、ユニバーサルデザインの視点を取り入れた授業づくりを中心に、具体的な支援方法や配慮事項等の基本について、講義や演習を通して学びます。
 

この他、学級経営研修や基礎的素養研修などを通して、新潟市の教員として求められる「授業力」「組織マネジメント力」「人間力」を幅広く身に付けていきます。
吸収力の豊かな受講生は、どの講座にも積極的・意欲的に臨み、力を高めていきます。
あなたも、是非、新潟市の初任者研修で共に学び、教師としての夢を実現しましょう!

このページの作成担当

教育委員会 学校人事課

〒951-8554 新潟市中央区古町通7番町1010番地(古町ルフル4階)
電話:025-226-3239 FAX:025-226-0065

このページの作成担当にメールを送る

本文ここまで

サブナビゲーションここから

注目情報

    サブナビゲーションここまで