鉄道の歴史と新津鉄道資料館のあゆみ

最終更新日:2014年6月26日

1910年代まで

鉄道の要衝に成長する新津
西暦 年号 出来事
1868 明治元年

新潟開港(明治元年11月19日が西暦1869年1月1日)。

1872 明治5年

10月14日(旧暦9月12日)、新橋-横浜間で日本最初の鉄道開業。

1874 明治7年 10月、金津村の中野貫一、手掘りによる出油に成功。
1879 明治12年 新津村に中蒲原郡役所設置。

1889

明治22年

新潟市市制施行、新津町町制施行。

1893 明治26年 新津油田で上総掘りによる出油に成功。
1897 明治30年

11月20日、北越鉄道(現・信越本線)沼垂-一ノ木戸(東三条)間開通。
新津駅開業。

1899 明治32年

北越鉄道沼垂-直江津間全通。
(途中宿泊のため、新潟から上野へはその日のうちに到着できなかった。)
日本石油、新津油田で機械掘りによる採掘に成功。

1904 明治37年

5月3日、北越鉄道新潟-沼垂間開通。新潟駅開業。
新津油田が日本国内最大の油田となる。

1905 明治38年

北越鉄道・国有鉄道・日本鉄道の三社協定による直通列車運転。
(新潟-上野間:上り17時間20分、下り16時間50分)

1906 明治39年 3月31日、鉄道国有法公布。
1907 明治40年 8月、北越鉄道国有化、信越線の一部となる。
1910 明治43年

10月25日、岩越線(現・磐越西線)新津-馬下間開通。

1912 大正元年

8月25日、越後鉄道(現・越後線)白山-吉田間開通。
9月2日、新発田線(現・羽越本線)新津-新発田間開通。

1913 大正2年

4月20日、越後鉄道白山-柏崎間全通。
10月1日、新津機関庫(現・JR東日本新津運輸区)設置。

1914 大正3年

11月1日、岩越線新津-郡山間全通。
(新潟-郡山-上野間:上り13時間45分、下り12時間47分)

1917 大正6年 10月、岩越線、磐越西線と改称。

建設間もない新津機関庫

1920年代から1960年代まで

広がる鉄道網と新津
西暦 年号 出来事

1923

大正12年

10月20日、蒲原鉄道五泉-村松間開通。

1924

大正13年

7月31日、羽越本線新津-秋田間全通。

1927

昭和2年

10月、越後鉄道国有化、越後線・弥彦線となる。

1928

昭和3年

7月15日、新津駅、先代の駅舎に改築。

1930 昭和5年

10月20日、蒲原鉄道五泉-加茂間全通。

1931 昭和6年

9月、上越線全通。
(新潟-清水トンネル-上野間:上り12時間47分、下り12時間5分)

1933 昭和8年

4月1日、新潟電鉄(新潟交通電車線)東関屋-白根間開通。
(7月28日、県庁前-東関屋間開通。8月15日、白根-燕間開通により全通)

1936 昭和11年 9月、鉄道省新潟鉄道局開局(新潟市)。
1937 昭和12年

3月、鉄道診療所(後の新潟鉄道病院)開所(新潟市)。
7月、新潟鉄道教習所(後の新潟鉄道学園)設置(新潟市)。

1941 昭和16年

1月16日、新潟鉄道局新津工場開業。

1943 昭和18年

11月、関屋-新潟間開通、信越本線の貨物支線として利用。

1945 昭和20年

決戦ダイヤ。(新潟-上野間:上り9時間43分、下り9時間24分)

1949 昭和24年 6月1日、日本国有鉄道法施行、日本国有鉄道(JNR)設立。
1951 昭和26年

1月1日、 新津市市制施行。
12月15日、白山駅、現在地に移転。

1952 昭和27年

10月、上越線急行「越路」運転開始。(新潟-上野間:6時間)
12月23日、白新線葛塚(豊栄)-新発田間開通。

1956 昭和31年

4月15日、白新線新潟-新発田間全通。
11月、上越線急行「佐渡」運転開始。

1958

昭和33年

4月、新潟駅、現在地に移転。
5月、新潟鉄道病院新津分室設置。

1962 昭和37年

6月10日、信越本線長岡-新潟間の電化完成。上越線初の特急「とき」運転開始。
(新潟-上野間:4時間40分)

1964

昭和39年

6月16日、新潟地震で鉄道施設の多くが被災。

1966

昭和41年

8月、新潟鉄道学園、新潟市から新津市西金沢に移転。

1968

昭和43年

特急「とき」最高時速120キロ運転。(新潟-上野間:4時間)

1969

昭和44年

10月12日、SL「C57-180」、新津第一小学校校庭で静態保存。

特急ときのヘッドマーク

1970年代から

高速交通時代の到来と鉄道資料館の誕生
西暦 年号 出来事

1972

昭和47年

10月、羽越本線・白新線の電化完成。新潟県内の蒸気機関車が姿を消す。
10月16日、SL「C57-19」、鳥屋野交通公園で静態保存。

1978

昭和53年

北陸自動車道新潟-長岡間開通(1988年、米原まで開通)。

1982

昭和57年

3月、新潟鉄道病院新津分室廃止。
11月15日、上越新幹線、新潟-大宮間開通。(新潟-上野間:1時間45分)

1983 昭和58年

10月14日、新津市鉄道資料館開館(旧新潟鉄道病院新津分室を利用)。

1985 昭和60年

3月14日、上越新幹線、大宮-上野間開通。(新潟-上野間:1時間43分)
10月、関越自動車道全線開通。

1987 昭和62年

4月、国鉄分割民営化。JR東日本発足。新潟鉄道学園廃止。

1991 平成3年

6月20日、上越新幹線、新潟-東京間全通。(新潟-東京間:1時間40分)

1994 平成6年

6月、JR東日本新津車両製作所、操業開始。
7月、磐越自動車道新潟-安田間開通(1997年、全線開通)。

1997 平成9年

4月、新津市が旧新潟鉄道学園を購入、新津地域学園開園。

1998 平成10年

3月6日、SL「C57-180」、復元セレモニー(翌週、復元修理のためJR大宮工場へ搬出)。
4月1日、新津市鉄道資料館、新津地域学園内に移転。

1999 平成11年

4月4日、新潟交通電車線廃止。
4月29日、磐越西線SLばんえつ物語号、定期運行開始(SL「C57-180」)。
10月3日、蒲原鉄道廃止。

2003 平成15年

12月6日、新津駅、現在の駅舎に改築。

2005 平成17年

3月21日、新津市と新潟市が合併。新潟市新津鉄道資料館と改称。

2013 平成25年

3月、新潟市新津鉄道資料館活性化基本計画策定。
5月、200系新幹線先頭車両を輸送。6月、SL「C57-19」を輸送。

2014 平成26年

4月1日、JR東日本新津車両製作所、経営統合により「株式会社総合車両製作所新津事業所」となる。
4月19日、新津鉄道資料館プレオープン(1階部分のみ)。
7月19日、新津鉄道資料館グランドオープン。

参考文献

  • 『新・新潟歴史双書5 鉄道と新潟』(新潟市、2010年)
  • 『新・新潟歴史双書3 石油王国・新潟』(新潟市、2008年)

問い合わせ先

新潟市新津鉄道資料館

〒956-0816 新潟市秋葉区新津東町2丁目5番6号(新津地域学園内)
電話:0250-24-5700 FAX:0250-25-7808 電子メールアドレス:railwaymuseum@city.niigata.lg.jp

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文化財、歴史文化施設に関すること 電話:025-226-2575 FAX:025-226-0013
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