新潟歴史年表

中世まで

近世

近代

現代

後期旧石器時代、新津丘陵に人々が石器を残す。

縄文時代前期、人々の生活の場が、越後平野の砂丘部に広がる。

越（高志）国が分割され、現市域の阿賀野川以北が越後国、以南が越中国の領域になる。

蒲原郡（後の中蒲原・西蒲原郡ほか）などが、越中国から越後国に編入される。

新津丘陵で鉄・須恵器の生産が始まり、角田山麓でも須恵器が生産される。的場・緒立遺跡でサケ漁が行われる。「沼垂城」が存在する（養老年間）。

蒲原津湊が『延喜式』に記される。

蒲原郡の郷名の日置・桜井・勇礼・青海・小伏、沼垂郡の郷名の足羽・賀地・沼垂が『和名抄』に記される。

豊田荘が「越後国留守所下文」に記される。

小国頼行（源頼政の弟）が弥彦荘内石瀬の天神堂山に城を築いたという伝承がある。

加地荘・青海荘が『吾妻鏡』に記される。

小国氏ほかの南朝方と、加地氏ほかの北朝方による、蒲原津の争奪戦が始まる。

金津保が「羽黒義成軍忠状」に記される。

南英謙宗が石瀬に種月寺を創立する。

「新潟」という地名が高野山清浄心院の「越後過去名簿」（過去帳・供養帳）に記される（新潟の初見）。

新発田重家が新潟津を占領し、上杉景勝との抗争が始まる。

上杉景勝が新潟・沼垂町を制圧する。翌年、新発田重家を滅ぼし越後を統一する。

上杉景勝が会津に移り、新潟市域の信濃川以西の大半が春日山城主堀秀治領、以東の大半が新発田藩主溝口秀勝領になる。

新潟市域の堀領が松平忠輝領になる。沢海領（新発田藩の支藩）ができる（1687年廃藩）。

松平忠輝領が細分され、その多くと新潟湊は堀直竒（長岡藩）領になる。

堀直竒が新潟町へ新町・材木町・洲崎町の町建てを命じる。真柄仁兵衛が柄目木（新津油田）の草水油の採掘権を新発田藩から得る。

新潟市域の堀直竒領が牧野忠成（長岡藩）領になる。

平野部の新田開発が飛躍的に進み、多くの新田村が成立する。

加茂屋堀が決壊し、阿賀野川が信濃川に合流する。

笹川家が村上藩味方組の大庄屋に任命される。

このころ、長岡藩が曽根に代官を置く。

小須戸の六斎市が始まる。

この年、岩室温泉の営業が公認されたと伝えられる。

幕府が沼垂町への回船（商船）の寄港を禁じ、新潟町が港の利権を独占する。

福島潟の干拓が始まる。

松ヶ崎堀割が造られる（翌年に決壊して、阿賀野川本流になる）。

このころ、新潟町の砂防工事、砂防植林が始まる。葛塚・酒屋・大野・新飯田・曽根・漆山・巻の六斎市が始まる。

新潟町で長岡藩の御用金賦課に対する一揆が起こり、涌井藤四郎ら町人が2か月間にわたって町政を掌握する。

新政府が新潟を開港する（明治元年11月19日が西暦1869年1月1日）。

新潟運上所（後の新潟税関）が開設される。亀田郷の農民が関屋に結集し、分水路を開削しようとする。

政府が水原県を廃して新潟県を設置し、新潟町に県庁を置く。三根山藩が長岡藩に救援米百俵を贈る。

廃藩置県により市域に新発田県・峰岡県（旧三根山藩）が置かれ、さらに府県統合により新潟県に統合される。

大河津分水工事の地元負担に反対する信濃川流域の農民が一揆を起こす。楠本正隆が新潟県令として着任し、開化政策を推し進める。

新潟遊園（後の白山公園）が開園する。

新潟町・沼垂町でコレラ騒動。郡区町村編制法が実施され、新潟区に新潟区役所、新津村に中蒲原郡役所、巻村に西蒲原郡役所が置かれる。

新潟町で町の半分が焼ける大火。

西堀通に新潟区役所（後の初代新潟市役所）庁舎が落成する。

市制・町村制が施行され、現市域に1市（新潟）・5町（沼垂・新津・白根・亀田・小須戸）・118村ができる。小倉幸光が初代新潟市長に就任する。伏見半七らが新潟―ウラジオストクとの直航貿易を行い、北洋漁業の発端となる。

新鼻新田と大月（北区）で、動力排水機場が導入される。

日本石油会社が付属新潟鉄工所を設立する。

横田切れ、木津切れと呼ばれる大洪水が起こり、蒲原全域が被害を受ける。

北越鉄道（現信越線）の沼垂－一ノ木戸（三条市）間が開通する（1904年、新潟駅に延伸）。

火力発電の開始によって、新潟で初めて電灯がともる。

日本石油が新津油田で機械掘による採掘に成功し、新津油田が全盛期を迎える。

新潟県主導の市町村合併で、現市域が1市・6町（葛塚ほか）・61村になる。

越佐汽船会社が新潟―ウラジオストク航路を開設する。

新潟市で2度の大火（3月と9月）、初代萬代橋が焼失する。

2代目萬代橋が完成する。新潟県の北洋漁業家が露領沿海州水産組合新潟支部を結成する。

新潟医学専門学校開学。新潟市で上水道竣工、給水を開始する。

2代目市役所庁舎が完成する。

越後鉄道（現越後線）の白山－吉田間が開通する。

沼垂町と合併する。市内初の常設の活動写真館が開業。

亀田郷で大洪水が起こる（曽川切れ）。

新潟市で米騒動。

石山村馬越・鴉又の一部を編入する。

新潟市街自動車が新潟市内で路線バス営業を始める。大河津分水が通水する。

沢海の伊藤家の所有地が1346町歩（約1335ヘクタール）になる。

新潟都市計画区域が認可される。

新潟港の県営埠頭が完成する。木崎村の小作争議で、農民組合と警官隊が衝突する（久平橋事件）。

信濃川両岸の埋め立て工事が始まる。3代目萬代橋が完成。

市営新潟飛行場（現新潟空港）の使用が開始される。

昭和橋完成。上越線全線開通。ラジオ本放送開始（NHK新潟放送局）。

2代目市役所庁舎焼失、商工奨励館を仮庁舎にする。新潟電鉄（県庁前－燕）全線開通。阿賀野川改修工事が竣工。

新潟西海岸の海岸決壊が問題になる。日本海汽船の新潟―北朝鮮航路が政府命令航路に指定される。樋曽山隧道（矢川の放水路）が通水する。

新潟港が満州開拓移民の出発港に指定される。新潟市公会堂が完成する。

新潟鮮魚問屋が柳島に移転して新潟中央水産市場になる。

3代目市役所庁舎が完成、仮庁舎より移転する。

大形村・石山村・鳥屋野村と合併する。

5月、アメリカ軍の爆撃機による新潟港への機雷投下が始まり、港が封鎖される。新潟が原爆投下目標の一つとなる。8月、アメリカ軍の艦載機による空襲で多くの人が亡くなる。

新潟市に進駐したアメリカ軍が、市公会堂に師団司令部を置く。

七代伊藤文吉が財団法人史蹟文化振興会を設立、自邸を博物館とする（戦後初の私立博物館、昭和24年に「北方文化博物館」と名称変更）。

新潟交通が天然ガス井戸の掘削に成功し、以後ガス井戸の掘削が相次ぐ。

栗ノ木排水機場の運転が始まる。以後、新井郷川に大規模排水機場が作られる。

新潟大学が開学する。

弥彦・角田山周辺が佐渡弥彦国定公園に指定される。

會津八一、澤田敬義、荻野久作の各氏が新潟市名誉市民に推される。泰平橋完成。土地改良区が設立され、低湿地の土地改良事業が始まる。

新潟港の機雷掃海が終わり、港の安全宣言が出される。戦後初の外国船タンカーが入港する。

松ヶ崎浜村・坂井輪村・濁川村・南浜村と合併する。

新潟大火で市役所をはじめ、中心市街地の多くの建物が焼失。市街地の堀の埋め立てが本格化。

地盤沈下による浸水が起こる。白新線全線開通。

両川村・曽野木村・大江山村と合併する。

アメリカ軍が新潟飛行場を返還。新潟駅が移転し、現新潟駅が開業する。4代目市役所庁舎完成。テレビ本放送開始（NHK新潟放送局、ラジオ新潟）。

地盤沈下対策として天然ガスの採取規制が始まる。新潟港を出発港とする北朝鮮帰還者の帰還事業が始まる。

内野町と合併する。

中野小屋村・赤塚村と合併する。「新市町村建設促進法」による市町村合併が終わり、現市域が3市・5町・7村になる。

八千代橋が完成する。

新潟地区新産業都市計画が閣議決定（翌年、関係21市町村指定）。

船見下水処理場操業開始。国体に向けた整備のため、市街地の堀がすべて埋め立てられる。第19回国民体育大会（新潟国体）が開催される。新潟地震発生（マグニチュード7.5）。

アメリカ・ガルベストン、ソ連（現ロシア）・ハバロフスク両市と姉妹都市宣言を行う。阿賀野川流域で有機水銀中毒（新潟水俣病）が発生したと発表される。

鎧潟の干陸式が挙行される。

新潟港が特定重要港湾に指定される。県民会館完成。

親松排水機場が運転を開始する。

大規模郊外団地の県営早通団地（北区）の入居が始まる。旧新潟税関庁舎が国の重要文化財に指定される。新潟東港が開港する。

米の生産調整（減反）が始まる。翌年、福島潟の干陸式が挙行される。

新潟市公害防止条例が施行される。「ジュリアナ号」が座礁し、大量の原油が流出する。

関屋分水路通水。

新潟空港初の国際定期航空路、新潟－ハバロフスク線開設。新潟市民病院開院。新潟バイパス・亀田バイパスが開通する。万代シティバスセンタービル・ダイエー新潟店開店。

西堀ローサ・西堀地下駐車場開業。福島潟干拓地で、稲の作付けを要求する農民が強行作付を行う。

北陸自動車道・新潟－長岡間が開通する（1988、米原まで開通する）。

中国ハルビン市と友好都市宣言を行う。

中部下水処理場・信濃川下流流域下水道新潟浄化センターが運転を開始。

万代島のフェリー基地が完成する。

上越新幹線・新潟－大宮間が開通する（1985上野まで、1991東京まで開通する）。

県庁が新光町に移転する。関越自動車道が全線開通する。千歳大橋が開通する。

鳥屋野潟公園が開園する。第1回日本海夕日コンサートが開催される。

昭和大橋とJR越後線鉄橋間の信濃川左岸にやすらぎ堤ができる。

第9回アジア卓球選手権大会が開催される。

新潟市制100周年、「市民憲章」「市の木（柳）」「市の花（チューリップ）」を制定。5代目市役所庁舎（現在の本庁舎）が完成する。

新潟市水族館マリンピア日本海開館。

NEXT21が開館、新潟市民プラザがオープンする。平成大橋が完成する。

磐越自動車道・新潟－安田間が開通する（1997、全線開通）。

新潟港が中核国際港湾に位置づけられる。

中核市に移行する。佐潟がラムサール条約の登録湿地に認定される。新潟空港2500m滑走路が完成。

新潟市民芸術文化会館（りゅーとぴあ）が開館する。

黒埼町と合併する。新潟スタジアム（ビッグスワン）が完成。

柳都大橋・新潟みなとトンネル同時開通。2002FIFAワールドカップTM開催（ビッグスワンで試合）。

朱鷺メッセがオープンする。東北電力が巻原子力発電所の建設を断念する。

新潟市歴史博物館（みなとぴあ）開館。新潟県中越地震が発生する。

新津市、白根市、豊栄市、小須戸町、横越町、亀田町、岩室村、西川町、味方村、潟東村、月潟村、中之口村、巻町と合併する。

市役所白山浦庁舎が開庁する。

政令指定都市に移行し、北・東・中央・江南・秋葉・南・西・西蒲の8区役所が開所する。北京事務所開設（自治体単独では全国初）。新潟県中越沖地震が発生する。中央図書館（ほんぽーと）開館、新市民病院開院。

G8労働大臣会合が市内で開催される。

市総合保健医療センターが開設される。フランス・ナント市と姉妹都市提携する。第1回水と土の芸術祭・第64回国民体育大会（トキめき新潟国体）・第9回全国障害者スポーツ大会（トキめき新潟大会）が開催される。

第1回ラ・フォル・ジュルネ新潟『熱狂の日』音楽祭が開催される。APEC（アジア太平洋経済協力）食料安全保障担当大臣会合が市内で開催される。

東日本大震災が発生する。新潟・福島豪雨で市内で浸水被害が発生する。東区役所新庁舎・食育花育センターがオープンする。新潟港が国際拠点港湾となる。日本海横断航路（新潟－ザルビノ間）が開設される。