市報にいがた 令和8年4月5日 2860号 1面から3面
最終更新日:2026年4月5日
令和8年度 新潟市の予算
令和8年度の予算が決まりました。
予算の仕組みや使い道を、分かりやすく紹介します。
問い合わせ 財務課(電話:025-226-2201)
そもそも「予算」って何?
予算とは、市が1年間でどんな事業をし、サービスを提供するのか、そこにどれくらいのお金を使うのかを決めた計画です。
予算のお金はどこからやってくるの?どんなことに使われているの?
市の予算は、市民の皆さんから頂いた税金をはじめ、施設の利用料、国や県からの交付金、借入金など、さまざまな収入によって成り立っています。これらのお金は、子育てや福祉、教育、防災、道路整備など、私たちの暮らしに身近な分野に使われています。
歳入・歳出の内訳 単位:億円
新潟の明るい未来を切りひらく!
柔らかな春の日差しの中、令和8年度がスタートしました。
今年度の新潟市は、能登半島地震からの復旧・復興や物価高への対応を最優先課題とし、「活力あふれるまち」「若者や子育て世代に選ばれるまち」「持続可能なまち」の3つを柱に、人口減少や社会構造の変化に対応しながら、未来につながるまちづくりを進めていきます。
新潟駅万代広場の整備やアリーナを含めた白山エリアのスポーツ施設の検討を進めるほか、国際会議・イベントの開催をきっかけに市外から消費や投資を呼び込み、経済の活性化と拠点性の向上に取り組みます。また、若者や女性が挑戦できる環境をつくるとともに、希望する人が安心してこどもを産み育てられるよう、結婚から子育てまでの切れ目のない支援を充実させ、社会全体で将来を担うこどもたちの育成を進めます。併せて、災害に強いまちづくりや人手不足への対応、医療や福祉、公共交通といった生活に欠かせないサービスの維持・確保にも力を入れ、市民の皆さまと共に持続可能な地域づくりを進めていきます。
将来を担う世代が夢や希望を描けるまちを目指してまいります。
新潟市長
予算のポイントと主な取り組み 新潟の明るい未来を切りひらく!
令和8年度の一般会計の当初予算は、前年度と比べて158億円増の4,425億円となりました。
能登半島地震からの復旧・復興と、物価高への対応を最優先課題とし、安心・安全なまちづくりを進め、活力ある新潟市を実現する予算編成を行いました。予算のポイントと主な取り組みを紹介します。
一般会計の当初予算額の推移
ポイント1 最優先課題への対応
令和7年度から継続するものと併せて課題へ迅速に対応します。
課題1 能登半島地震からの復旧・復興
復旧・復興を着実に進め、災害に強い地域づくりを推進
- 道路や公共施設などの復旧
- 生活の再建支援
被災者の見守り支援や相談対応、液状化被害を受けた宅地などの復旧費用を支援 - 街区単位の液状化対策
課題2 物価高への対応
物価高騰の影響を受ける市民や事業者を支援
生活者への支援
- プレミアム率20パーセントのデジタル商品券発行(新規)
- 給食費の保護者負担の軽減(拡充)
小学校は、国の支援制度などを活用して令和8年度は保護者負担を求めない。中学校は令和7年度に引き続き据え置き。
事業者への支援
- 中小企業などの賃上げ環境整備(新規)
業務効率化・生産性向上のため、企業へ専門家を派遣しデジタル化を支援 - 農林水産業への支援(拡充)
農業の生産効率化のためスマート農機の導入を支援
ポイント2 暮らしを守り、未来につなぐ3つの柱
1 活力あふれるまち
拠点性を高めて地域経済の活力を創出します。また大規模な国際会議の開催などをきっかけに市外から訪れる人を増やして新潟経済の活性化につなげます。
拠点性の向上
- アリーナを含めた白山エリアのスポーツ施設の検討(新規)
- 新潟駅万代広場の整備
- 鳥屋野潟南部地区の道路整備
地域経済の活力創出
- ブランド力向上・魅力発信サポート(新規)
企業が自社や商品のイメージをブランディングし、発信する取り組みを支援 - 「にいがたふうど」でつなぐ地域経済循環の創出(新規)
風土や歴史から食の魅力を知ってもらい、食関連の消費拡大につなげる
交流人口の拡大
- 国際会議や大規模イベントの開催を通じた魅力発信(新規)
世界湿地都市ネットワーク市長会議、JCI(国際青年会議所)主催のASPAC(アスパック)新潟大会、東京ガールズコレクションなどの新潟開催 - 外国人向け案内表示の整備
- 「食」を活用した誘客の推進(拡充)
新潟ラーメンや新潟清酒などのプロモーションの実施 - にしかん・やひこ 遊・誘・湯めぐりプロジェクト(新規)
岩室温泉と弥彦温泉が連携し誘客キャンペーンを実施
2 若者や子育て世代に選ばれるまち
若者や女性が挑戦できる環境づくりを進めるとともに、結婚から子育てまでの切れ目ない支援と、将来を担うこどもたちの育成に取り組みます。
若者や女性が挑戦できる環境づくり
- リノベーションまちづくりの推進(拡充)
既存資源を活用したまちづくりの戦略を民間と構築 - 女性が活躍できる環境づくり(新規)
中小企業などを対象に、専門家や学生の声を聞く機会を創出
農業現場で女性が働きやすい環境整備費用の一部を助成
結婚から子育てまでの切れ目ない支援
- 多様な保育・子育て支援サービスの充実(拡充)
病児・病後児保育の予約システムの導入など
将来を担うこどもたちの育成
- こどもの居場所づくり(拡充)
出張児童館の実施地域と回数を拡大、児童館の新規設置 - 中学生のための地域クラブ活動支援(拡充)
中学生の地域クラブへの参加を支える環境づくりと運営支援
3 持続可能なまち
防災・減災を強化し、安心・安全なまちづくりを進めるとともに、人材確保やICT活用による効率化・生産性向上を支援し、持続可能な地域をつくります。
安心・安全なまちづくり
- 感震ブレーカー設置促進(新規)
障がい者などを対象に、地震を感知すると自動的にブレーカーを落とす感震ブレーカーの設置費用の一部を助成
人材の確保と生産性向上
- 農業の担い手確保体制の整備(拡充)
新規就農者を確保するため、相談体制の整備や情報発信を強化 - 介護テクノロジーの導入支援(新規)
介護事業所のICT機器などの導入費用を補助し、業務の効率化を支援
持続可能な地域づくり
- 区バス・住民バスなどの運行(拡充)
住民バスの新たな立ち上げなどを支援 - 生活交通の効率化(新規)
予約型乗合バスの社会実験を実施 - 公共施設の再編
ポイント3 新潟市の財政状況
財政状況を見る上で大切なのが「基金」と「市債」です。
基金は、将来に備えて積み立てているお金(貯金)で、市債は、将来にわたって使う施設の整備などのために借りるお金(借金)です。これらのバランスを見ながら、健全な財政運営を行っています。
基金現在高と市債残高の推移
緊急時などに使える基金現在高は、令和7年度末に約93億円になると見込んでいて、令和8年度予算では基金を取り崩すことなく予算編成を行うことができました。今後も一定水準の確保に努めます。臨時財政対策債を除く市債残高は、能登半島地震からの復旧・復興や学校の空調整備を予定していることなどから、74億円増加する見込みです。
貯金(年度末基金現在高)の推移
借金(年度末市債残高)の推移(一般会計)

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