市報にいがた 令和7年12月21日 2853号 5面
最終更新日:2025年12月21日
連載 いきいきシニア(6)
地域とつながり、生き生きと活動するシニアを紹介します。
今回は、秋葉区金津地区で防災士として活躍する齊藤憲作さん(75歳)です。
防災士のほか、地域教育コーディネーターとしても活動する齊藤さん。
「こどもたちとの交流が、私の元気の源です」
心の声に背中を押されて
長年地域の安全や暮らしを支える仕事をしてきた齊藤さん。2011年の定年退職後、東日本大震災の様子をテレビで見て「自分にできることはないか」と考え、地元の秋葉区金津地区で地域の安心・安全を守る活動を始めました。2018年には防災士の資格を取得し、防災訓練や出前講座に積極的に取り組んでいます。
災害時に必要な簡易トイレの組み立てを実演する齊藤さん
自分を大切に、日々精進
「人の命に関わることだから、いいかげんなことは言えない」と日々学び、家の中の危険や日常の備えの大切さを地域住民に伝え続ける齊藤さん。毎年開催する防災訓練は約200人もの地域の人が参加しています。顔の見える関係が協力意識を高め、地域の安心につながっていると感じています。
齊藤さんは「自分が健康でいることが活動の基本。無理なく続けられる範囲で、できることを精一杯地域のためにやっていきたい」と笑顔で語ってくれました。
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