市報にいがた 令和7年11月16日 2851号 4面

最終更新日:2025年11月16日

冬に多い高齢者の事故 入浴中の事故・餅での窒息に注意

意識が無い、普段と様子が違うときは119番通報

 事故を予防し、発生したときは慌てず冷静に対処しましょう。また、万一に備え応急手当てを学びましょう。

問い合わせ 消防局救急課(電話:025-288-3260)

入浴中の事故(ヒートショック)

 急激な温度変化により血圧が変動することで起こる健康被害です。失神や心筋梗塞、脳卒中などを引き起こし、市内で毎年100人以上が亡くなっています。

どんな人がなりやすい?

  • 熱い湯や長湯が好きな人
  • 高血圧、糖尿病、不整脈などの持病がある人

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予防のポイント

  • 脱衣所を暖める
  • 風呂のふたを開けておく
  • 湯温は41℃以下にする
  • 食後、飲酒後、服薬後すぐの入浴は避ける
  • 入浴前に水分補給をする

※部屋を移動するときは上着を着る

応急手当て

  • 浴槽から引き上げて横に寝かせる。引き上げることができなければ、溺れないように身体を支えるか、浴槽の栓を抜く
  • 呼吸をしていないときは心肺蘇生法を行う

餅での窒息

どんな人がなりやすい?

  • 食事中むせることがある人
  • かむ力、のみ込む力が弱い

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予防のポイント

  • のみ込みやすい大きさにする
  • 食べるときはよくかむ

応急手当て

  1. 手の付け根で肩甲骨の間を強くたたく(背部叩打(こうだ)法)
  2. 後ろから持ち上げ、腹部を上方へ圧迫する(腹部突き上げ法)

※反応がなければ胸骨圧迫を行う

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1. 背部叩打法

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2. 腹部突き上げ法

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